皇帝の正しくないチェス

皇帝多面指し報告書


 みなさんこんにちは!
 あまぐりこと申します♪Yahoo Chessにはamagligoricまたはnimzo_gandhi_09というHNで出入りしております♪

 今回は過ぐる2月9日に催された「子供チェスイベント」の模様をリポートさせて頂くという大役を仰せつかりました^^;(滝汗)
 hiyagon先生の素晴らしい名文とは比べるのも愚かしいような駄文ではございますが、よろしくお付き合いくださいませ^^;

 皇帝陛下にはYahoo Chessでお見知り置きをいただき、昨年末(2001年末)東海オープンを観戦させて頂いた際に、念願かなって拝謁を賜るの栄に浴しました。その時は皇帝陛下が集団遅刻の渦に巻き込まれ(hiyagon先生が首謀者という噂が…)なによりもハードな対局の合い間ということで、ゆっくりとお話しをすることもできませんでした。しかしながら皇帝陛下の誠実で実直なお人柄は深く心に残りました♪

 わたくしが会場に入ったのはイベント開始予定時間の1時を少し過ぎた頃でした。早速会場内を覗いてみると…。

 おお!いましたいました!皇帝陛下!真っ赤なパーカーが男の色気を醸し出しています!なんと名古屋チェスクラブのF氏と熱戦の真っ最中です!マジです!真剣勝負です!この時の皇帝陛下の対局中の写真があるんですけど、まさしく勝負師の顔です!うぅぅぅ〜、、、カッコイイ♪

少し離れたテーブルでは、私が師と敬う某青森氏(所要あって青森から大阪の実家へ車で帰郷の途中だとかや…お疲れ様です)と、K嬢(モデルさんばりにすら〜っとした、南野陽子似の美人がお喋りしながらゲームしてます。いいですねえ♪地元EBSの方々が打ち合わせを兼ねて談笑してらっしゃいます。いいですねえ♪

 ふと、皇帝陛下とF氏のゲームの盤面を見てみますと、白番の皇帝陛下がショートキャスしたキングの前のポーンをぐいぐいと突き出して今まさにF氏のキングに襲い掛かかろうとしている、という局面でした。丁々発止のやりとりが続きましたが、イベント開始の為に指し掛けで終了となりました^^;
 しかしながら、うぅぅぅ〜む、レベル高いっす!

 さてさて!
 いよいよメインイベント、皇帝陛下とF氏の指導多面指しです!
 参加したのはEBSの皆さん、そして地元の子供たちです。まことに僭越ながら、わたくしあまぐりこも指導していただきました♪

 この際ですから僭越ついでに棋譜をちょっと紹介させていただきますね^^;(滝汗)

[White:"anon_emperor"]
[Black:"amagligoric"]
[Date:2001.2.9]
             
1 e4 c5
2 Nc3 Nc6
3 f4 e6
4 Nf3 Nge7
5 Bc4 d6
6 0-0 a6
7 a3 b5
8 Ba2 g6
9 d3 Bg7
10 Qe1 Bb7
11 f5 0-0?
12Qh4exf5(図−1)
図−1
【図−1】

 …なんだか見覚えのある局面だじょ!これってもしかして…と思い着手の為にやってきた皇帝陛下におそるおそる伺います。

わたくし:あのぉぉぉ、、、これってなんか皇帝さんのHPに出てたような気がするんですけどぉぉぉ…。
皇帝陛下:おお!よく覚えてらっしゃいますね〜。
わたくし:確か、こっちがヤバいって書いてあったような…。
皇帝陛下:そうそう!やばいよん、これは♪
わたくし:がーん!

 以下の進行は、

                 
13 Bh6 Nc8
14 Ng5 Bd4+
15 Kh1 Re8
16 Bxf7+ Kh8
17 Bf8 h5
18 Bxg6 Rxf8
19 Qxh5+ Kg7
20 Qh7+ Kf6
21Rxf5(最終図)
最終図
【最終図】

 さすがは皇帝陛下!ご指導ありがとうございましたっ!

 「俺、多面指しなんて、初めてだよぉぉぉ、絶対ポカやっちゃいそうだよぉぉぉ」
 な〜んて皇帝陛下は仰ってましたが、いざ始まってしまえばそれはそれ、というものですね。真剣な中にも、楽しく、優しく同時対局を進めてらっしゃいます。前出の棋譜をご覧いただけば分かるかと思いますが、強い人はどんなにハンディキャップのある状況でも、やっぱり強いんですね。もちろん、EBSの皆さんも子供たちも真剣です。

 「えっとぉ、あ、ナイトを動かされたんですね、はい」
 「う〜む、なるほどぉ〜、これはいい手ですねぇ〜」
 「その手は少し…ビショップを逃げられていたら私が困ってたと思いますが…」
 ただ、皇帝陛下が1手指す間にF氏は5手くらい指していたことを付け加えておきましょう^^;(笑)

 対局の合い間に子供たちが次々と対局場に入ってきます。ほとんどの子供たちはチェスを知りません。というわけで某青森氏が出動です。
 「この駒はキング、将棋の王様と一緒やね、わかるね?」
 「この駒はクイーン、将棋の飛車と角をあわせた駒やな、わかるかな?」
 某青森氏の名調子が続くうちに事件は起こりました…。

子供:「ねーねー、おじさーん♪
某青森氏:「おじさん言うなぁぁぁっ!」

 …仕事で行った出先の女子中学生におじさん呼ばわりされ、その中学生にたっぷりとお仕置きを加えたという逸話を持つ氏の雷喝に会場は一瞬静寂に、もとい、笑いに包まれました^^;(汗)

 ちなみに、K嬢には特に何もしつけなくても、ちゃんと「おねえさん♪」って言ってたそうな。近頃の子供はしたたかです。もとい、見る目が確かです^^;(滝汗)

 そんな子供たちにわたくしも接する機会がありました。相手は小学4、5年くらいとおぼしき女の子3人組です。彼女たちの一人は将棋を知っており、残りの二人は何も知らない、とのことでした。こんな時はいきなり実戦をやるよりもK+Q対KとかK+R対K、といったような単純化した局面で興味を持ってもらうのが大切ですよ、という皇帝陛下のアドバイスの通り、K+Qでのメイティングから入ります。
 お見事!できました!で、次はK+Rですが、これが何度やってもできないんです、はひ^^;どうしてもスティルメイトになっちゃうんです。私の乏しいボキャブラリーではどうしてもチェックメイトとスティルメイトの違いを彼女が分かるように説明することが出来なくて、困りました^^;月並みな言い方なんですけど、人に教える事って自分で覚える事よりも難しいんですね。そもそもわたくし自身がチェスについて全く理解してないですし(汗)身をもって実感しました。

 予定時間の4時までの一時はあっという間に過ぎ去りました。お歳を召されてもなお一層若々しいEBSの皆さん、そして子供たちの無邪気な明るさが私たちの心を癒してくれた、そんな感じの一日でした♪

 対局場となった4階の会議室を後にした私たちは、最上階のロビーへと向かいました。そして、素晴らしい景色を眺めながら優雅にお茶を…となるわけはなく、お約束のブリッツ大会となった次第でございました^^;
 それにしても、Fさん、強いですね^^;ですが、それにもましてF氏のぼやきは最高です(笑)もしかしてOTBブリッツの必勝法はこの幻惑術なのかも知れない、などと思ったりしました^^;

 さて、ここまで書き進めてふと気がついたのですが、肝心の皇帝陛下のネタが掴めなかったのが大変に残念です(笑)だって、皇帝陛下、しらふなんだもーん;;

 今度お酒でもご一緒しませんか?(笑)