2Rは初対決のSさん。何を隠そう、yahooチェスでもお馴染みのcarokanさんです。
最近は、HNの最後の「n」が増えているようですが・・・。
[Event "福岡選手権"]
[Site "早良区民センター"]
[Date "2004.04.11"]
[Round "2"]
[White "S.N"]
[Black "anon_emperor"]
[Result "1/2-1/2"]
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【図−1】 |
紆余曲折の末、たどり着いたのが図−1です。
私としてはルックは交換したい、ということで ... Re6とルックをあてました。
白はワンポーンダウンですから、e8のルックを逃げるわけですが、黒のe6のルックが好位置です。
・e5のパスポーンを後ろから支えている。
・c6とg6のポーンを横から守っている。
・このルックの弱点となるf5とd5のマスは、ポーンが守っている。
いるか師匠は、この図−1前後を見ていた時に、「お、皇帝なかなかやるな。簡単に勝ちじゃないか」と思ったそうです。
実戦では図−1の後、Rf8+ Kg5と進みましたが(e5とg6のポーンを利用しつつ、g4ポーンを取りにいく。いずれにせよ、キングサイドのポーンで勝負)、白からa2-a4と反撃され、ドローになってしまいました。
よって、いるか師匠の考えは、「キングサイドはそのまま膠着させ、Rf8+ Ke7として、キングはクイーンサイドのポーンを取りにいって勝ち」というものでした。
実は、話はそう簡単に終わらず、黒のキングがクイーンサイドへ移動すると、白から g5として、Rf6!とする手があるのです(... Rxf6ならgxf6、ルックが逃げればRxg6)。いずれにせよ、図−1はドローだったようです。
ゲーム後には、
いるか師匠:「おっ、終わったか。結果は?」
皇帝:「ドローですよ、ドロー」
いるか師匠:「えー!?なんでだよ!」
皇帝:「僕が弱いから!」
いるか師匠:「そんなことは、わかっているけどさぁ」
と、師弟漫才を繰り広げて周囲を爆笑させましたが、いずれにせよ好ゲームでした。
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