さあ、頭部です。
頭部を最後に持ってきたのには理由があります。
頭部を最初に作ってしまうと、そこで「もういいや」という感じになってしまい、最後までモデリングできなかったりするからです。
それほど、作りこんでしまいたくなるパーツですし、ロボットのモデリングに対する情熱の40%くらいは頭部に集約されているんじゃないでしょうか。
(のこりは30%が胴体、腕と脚が10%ずつ、仕上げに10%くらいかな...個人的には)
まあ、今回は初心者向けということで、ギャラリーに飾ってあるオリジナルメカの頭部を作ってみます。
系統としてはリアルロボット系で、しかもザコキャラ風ですが、結構簡単なパーツで味のある頭部に仕上がっていると思うんですが。
中心部に直方体を大小1個ずつ。
左右に板状の直方体を1組。
片側をふさいだ円筒1個。これは腕のときと同様、コピーして利用しましょう。
これでパーツは全部です。
両サイドの直方体は、横から見て台形に、そして外側の面が小さくなるように形状を整えます。
色は本体に合わせてブルーとグレーに塗ります。
大きい直方体と小さい直方体は、下図のような大きさに調整し、グレーに塗っておきます。
直方体の大きさとのバランスをとりながら円筒の大きさを調整します。
レンズ部分はグリーンに、他はグレーに塗ります。
これに両サイドの直方体を組み合わせて出来上がりとなります。
それでは、これを全身に持っていき、大きさを調整しましょう。
これで、ベースとなるロボットの組立が終わりましたが、どんなもんでしょう?
「これじゃぁ箱を組み上げただけじゃん」とか、「おれはスーパーロボット系じゃないとイヤ」とかいろいろあるかもしれません。
でも、まあ、組立の基本的な手順は変わりません。
箱や円筒、球を組み合わせ、形状、大きさ、バランスを整えるだけで結構かっこいいメカはできます。
あとはかっこよく見せるためのポーズの付け方ですが、それは次回の講義で解説します。
では、また。