一 : 今回からこの講座は、DoGAのワンポイントテクニックが中心になります。
風 : うちのマスター、そんなに教えるほどテクニック持ってるんですか?
一 : ・・・・・・さ、始めるわよ。
一 : 今回作るのは、前回の続きのシーンね。
風 : はい。発進した後、編隊を組んで艦隊の中を飛行する主役機のカットです。
一 : ということは、戦艦とか空母とかをいくつか作らないとね。
風 : ・・・ワンポイントテクニックって言ってるわりに、講座の進め方が変わらないんですけど・・・
一 : ここからがワンポイントテクニックなの!パーツアセンブラ(物体を作る)で[data]-[mecha]-[l1_samp]を開いてみて。
風 : はい・・・いくつかフォルダが並んでますけど。
一 : そこに[spacship]ってフォルダがあるでしょ。それを開くと・・・
風 : あ、もうすでに戦艦とか空母とかいろいろある〜♪
一 : そう、これはDoGA-L1に最初からついてくるサンプル物体なの。
車とか戦闘機とかの物体のほかにレーザー光線や爆発なんかの特殊効果もあるから活用しましょうね。
風 : これをそのまんまっていうのも芸がないような・・・
一 : このサンプルを読み込んだ後、いろいろアレンジして別名で保存すればいいんじゃない?
風 : このカットですけど、編隊飛行している主役機の周りをカメラが回るっていうモーションにします。
一 : それじゃあ主役機、味方機をスタート位置に配置、大きさを合わせてから移動物体にして。そのあとターゲットも移動設定にして、カメラも移動物体ね。
風 : こんな軌道にしました!
一 : この図じゃ、ちょっと解りにくいかもしれないけど、直進する三機の周りをらせん状にカメラが回る軌道ね。
風 : はい。途中でカメラと機体がぶつからないような軌道にするのが大変でしたけど。
一 : でもこれだけじゃ、さみしいわよね?
風 : はい、もちろんこの周りに戦艦とか空母とかを配置しますよ〜!
一 : その配置方法だけど、効果的な配置をするための手順を説明するわね。
まず、時間を少しずつ進めていって、画面に大きなスペースができるようなポイントで止めます。
この空間に入るように戦艦や空母を配置していくの。
風 : えっと・・・戦艦だから戦闘機よりもかなり大きくて・・・拡大、拡大っと・・・
一 : ちょっと待って!
風 : はい?
一 : いくら戦艦だからって戦闘機と縮尺を合わせて大きくする必要はないわ。
そりゃ戦闘機より小さかったりすると変だけど、ほどほどに大きければいいの。
あとは見せ方次第でどうにでもなるのよ。
風 : 全部が全部、大きさをあわせる必要はないんですね・・・ふ〜む・・・
一 : プラモデルでディオラマを作るときなんかにも使う技法よ。3DCGアニメだと、動きがある分、ごまかしにくいけどね。
風 : それじゃ、こんな感じでいいかなぁ・・・
一 : ・・・って、結局、縮尺合わせてるじゃない!
★ サンプルは有効に使おう!
★ 縮尺は合わせなくても見せ方でスケール感を出そう!