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キャラクター

剣陣営

マスター
衛宮士郎

本編の主人公。

10年前の大火災の生存者。

命を救ってくれ、養父となった衛宮切嗣に憧れ、彼から魔術を学んだ半人前の魔術師。
サーヴァント同士の戦いを目撃し、口封じとして一旦殺され(凛により蘇生)、さらに今度こそ殺されかけたところで、剣の騎士セイバーを召喚する。

一般的な評価は底抜けのお人よし。
他者に利用されることも多いが『良かった、病気の子は居なかったんだ』を地で行く人間で、当人は気にしていない。

基本的な魔術すら成功率の低い出来損ないの魔術師であったが、その本分は投影魔術にあり――ルートによっては固有結界にまで至る。

ストーリーが進むにつれ語られるが、自分の命を勘定せず、ひたすらに他者を優先する偽善者というのも生ぬるい善を行わなければならないという強迫観念に駆られた異常者。

魔術師としては、切嗣が五年で他界したこともあり初歩の段階に留まっている。
(ZeroのCDにて、魔術師となることを望まない切嗣がわざと教えなかった描写がある)


あまりに特異な魔術特性の為、アーチャーの示唆がなければ、凛もしばらくその本質に気付けなかったようだが、じゃあ、本来の彼はどうやって鍛えたのだろう。
鶏と卵な気がする。

空の境界で、橙子さんが話していた、血を重ねた優秀な魔術師には辿りつけない、一代限りの変異ってタイプなんでしょうね、多分。

正直セイバールートでは、ちょくちょくウザいと思いましたが、偽善者とかいうレベルじゃないし、地の文だと結構ドライだったり(慎二相手取ったときとか)、それほど嫌いではないです。

ただ、二次創作に多い、ハーレムを築き、異様に鈍感で、突発性難聴を発症し、なんでさを連発する、全ルートの能力が使えるチート士郎君はどうかと思う。




セイバー
一番目ルートヒロイン。

剣の騎士。真名 アルトリア・ペンドラゴン いわゆる イギリスのアーサー王。
※ちなみにアーサー王というか、当時の人には苗字がないらしいですね。
イギリス系のサイトの人がFateのせいで、しょっちゅう聞かれるらしく疲れていた。

最優とされるセイバークラスの中でも、かなり強力な英霊なのだが、士郎との契約がアクシデント的であったがゆえパスが完全ではなく、魔力の供給不十分なため、本領を発揮できていない。

金髪・小柄・ひんぬうの美少女だが、戦闘能力は凄まじいことになっているのだが、その辺、士郎はどうも認識しないので、面倒なことになる。

元エロゲに言っても仕方ないが、見た目から強そうなイスカ(四次のライダー)辺り召喚していた方が、上手く行ってたのでは。

最初のエクスカリバー発動時、士郎が『剣を隠す訳だ。一目見れば、担い手の英雄が誰か丸分かり〜』っぽいこと言いますが、私は寡聞にして知らんかったです。

エクスカリバーはRPGやってりゃ出てきますし、アーサー王も名前くらいは知ってましたが、等号で結ばれてなかったです。

結構、騎士道まっしぐらな子なので、搦め手嫌うし、正攻法でいくと力負けするしどうしろっちゅうねんとか言われているとこもありますが、バーサーカーと金ぴかが特例なだけで、普通に強力な子なのですよ。

凛ルートで、凛と再契約した際の本領発揮っぷりは凄いんだから。

弓陣営
マスター
遠坂凛

二番目ルートヒロイン。

表の顔は、士郎と同学年で、学園中の憧れの的。容姿端麗のお嬢様。

舞台 冬木の魔術的な若き管理者で、代を重ねた由緒正しい魔術師。
属性:五大元素(先天性。通常の魔術師は一つ、二つあると優秀)の正真正銘の天才で魔力も豊富、かつ、努力も怠らない高い実力を誇る魔術師なのだが、ここぞというところで失敗するうっかり属性も持つ。

魔術師であろうと冷酷に振舞おうとしてはいるが、そもそもほぼ無関係の士郎を、これからの戦争で切り札となりうる宝石を使ってまで、蘇生レベルで助けてしまうくらいには甘いところがある。

通常時、宝石に魔力を貯蔵し、有事にそれから引き出すことで、少ないタイムラグで多大な魔力を発動できる宝石魔術の使い手。

宝石は(魔術的には)一回限りの使い捨ての為、必然的にお金が必要で、結構がめつい。

一貫して割と味方的立場であってくれ、それゆえ出番も多い子である。


人間としては非常に高い実力、なのにドジる。接近戦もある程度OK。料理も上手。ツインテ ニーソ ツンデレ。
属性過多だろうと思わなくもないですが、好きです。

命張ってる(彼女のデッドエンドも結構ある)から、あまり強気にもイラっとこない。

セイバールートで血塗れでもう眠るって言って、カクッと崩れたときは、死んじゃったのかと思いました。

トゥルーでもグッドでも、彼女との未来は、楽しくやってけそうで良いなと思います。



アーチャー

弓の騎士。真名 エミヤ シロウ。

サーヴァントシステムとは、あらゆる時代から英霊を召喚する。
それは未来であることも。。。

ということで、セイバールートに似た展開を通り、走り続けた衛宮士郎その人です。

弓兵であり剣士でもあり、そして、本質は魔術師。
魔術のある種の極み 固有結界を使いこなす。

凛のイレギュラー召喚により、記憶に混濁があるという話は、最初は本当かもしれませんが、途中からは普通に思い出しているそうで。

自分の本懐を遂げようとするのは、自分が抜けても凛が勝てる目があるルートのみという気遣いの人。

凄まじい戦闘能力になったことも、料理関連の腕も、成長ということで理解はできますが、あの皮肉屋で気障なところは、どの辺で突然変異したのか。
ところで高2時点(※但しゲームの登場人物は、全員18歳以上です)では、背低めなのに、あんなに伸びたっての凄いよな。

この人、自分だからこそ八つ当たりしてますよね。
ここまで至っても、自己保身機能が壊れたままというか。

普通に頼りになるままであるセイバー・桜ルートの方が、好きなことは好きかも。
彼は凛ルートクリアしてこそだと思うし、最後の笑顔は素晴らしいとも思いますが、正直、ルート最中は、やっぱ君もメンドイな――と思ってました。


狂陣営

マスター
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン

幻ルートヒロイン。
見事な冷酷無邪気ロリなので、イリヤルートが削除されなければ、どんな話だったのでしょうかねェ。

聖杯戦争の為に調整された最強のマスターで、凶戦士を御しきる、今回の聖杯戦争では、単純火力ではブッチギリの性能を誇るコンビ。
※今までのバーサーカーのマスターは全て、従者を制御しきれず自滅してきた。

ロリ外見に反し、本来攻略ルートがあったことからも分かるように19歳。

厳密には人間ではなく、錬金術を得意とするアインツベルン家特製のホムンクルスを母、前回戦争の傭兵的魔術師として雇われた士郎の養父:切嗣を父とする。
母親の胎内時から、様々な調整を受けていて、ホムンクルス寄り。
聖杯戦争に合わせて造られているので、余命が少ないと思われる描写がチラホラある。
攻略ルートでなら、人生延長できたのかなぁ……。

当主に、『父親は裏切り、妻とお前を捨てて、他の子供を拾って、幸せに暮らした』と吹き込まれてきたので、普通に、士郎および切嗣を恨んでいる。

私は冷酷無邪気ロリ、あまり好きじゃないので、セイバールートではあんまりでしたが、桜ルートで、彼女はロリっていうかむしろ姉の要素が全面に出て、好きになりました。

桜ルートにて、切嗣と同じ生き方を選ぶバッド(アナザー?)EDがありますが、その後のタイガー道場での彼女の『…………(繰り返し)……ばか』という一言は、キますな。



バーサーカー

狂戦士。真名 ヘラクレス。

ギリシャの大英雄。知名度・実力ともにぶっちぎりの最強クラス。
本人スキルとして、12個分の命を持ち、一定威力以下の攻撃を無効化し、更には、一度『殺された』攻撃は、通じなくなるという、反則英霊。

その格ゆえにキャスター以外、全適正を持つチート級実力者の彼を、なんで狂枠で喚んだかアインツベルン。

本来、弱い英霊を、狂化させることで、パラメータを底上げするというクラスであり、じゃあ元から強いのやったら最強じゃね? という発想にて行われたようですが。

一般的RPGの呪文 バーサークの効果などでも察せるように、攻撃力は上がりますが、バカになります。具体的には、技術が消えます。(四次狂は、本人の所持スキルにより、技術が残ってますが)

強さ議論などにより、多分、弓枠が最強、次が剣枠らしいです。

ただ、それでもギルは厳しい(天の鎖が天敵すぎる)けれど、セイバー&士郎のらぶらぶカリバーンは避けられたんじゃないかというお話。


彼は大ボスの風格のセイバールートは勿論、他ルートでもイリヤを護るその姿は格好良いですよな。

絵が描ける人だったら、大弓を引き絞る、アーチャー版とか描いてみたいもんですよ。
……私美術部だったのに、なんで人物描けないんだろう。

魔陣営

マスター
葛木宗一郎

学園の教師。
冒頭意味ありげに出てきたのに、その後何もないのかと思ってたら、ほぼ凛ルートだけが出番でした。

魔術師ではなく、行き倒れていたキャスターを助け、彼女に頼まれるたから力を貸すことになった『一般人』。
魔術回路も持っていない。

ただ、型月世界の通りすがりなので、ごく自然に元暗殺者。
月姫世界の七夜さん系の設定。
当時は没状態だった『魔法使いの夜』の主人公くんのリサイクルだったそうで。

蛇のような変則的な軌道を描く暗殺術の使い手で、キャスターの魔術による強化により、奇襲であり、『初見』であれば、サーヴァントと白兵戦で渡り合える。

強化なし状態で、言峰と殴り合いをしていただきたい逸材。

聖杯に望むことなどなく、ただキャスターの願いを叶える為に協力していた、なんとも哀しい賢者の贈り物夫婦。
当初はキャスターのルートもあったという話ですが、もう葛木さんちはすっかり夫妻だなと思うのです。特にホロウ。

凛ルートの哀しい最期を見たあとだと、桜ルートのセイバーの頓珍漢な詰問(セイバー主観では当然なんですが)が辛い……。




キャスター

魔術師。真名 メディア。

バーサーカー・ライダーが超有名なギリシャ神話の人々ですが、それらと比べるとちょっとマイナーな御方。私は小・中学生のときギリシャ神話大好きだった(基本やなぁ)ので、なんとなく記憶にありますが、普通、彼女はイアソンのおまけですからねぇ。

神話では、超悪女だと思ってましたが、確かに彼女視点なら、可哀相な人だ。


多くのサーヴァントが対魔力を持ち、接近戦が(基本)できないキャスターのクラスは、通常最弱とされる。
それゆえ彼女は、神殿を構え、人々から生命力を集め、門番として自らサーヴァントを召喚し、万全の待ちの姿勢を固めていたのですが……。

キャスターとしては、非常に強キャラな彼女ですが、三大騎士(最終決戦に絡みやすい優秀な剣・槍・弓クラス)は対魔力を持ち、おまけに今回はライダーさんまで強力な対魔力を持つという、酷い無理ゲーだ。

本来の正規マスターは、召喚したのがキャスターだった時点で、やる気なくしたろくでもない奴だったので、へいへい言うこと聞いて、上手く令呪を使わせ、殺っちゃったそうです。

ライダー適正もあるそうですが、今回のアホみたいに強者が揃った戦争では、それでも厳しい模様。

柳桐寺前で、葛木先生に拾われてから消滅するまでの間、全サーヴァント中、最も幸せだったと信じたい。
しかしセーバールート、凛ルートと、続けて多数の宝具に貫かれて逝くのは酷い話だ……。


まあ、殺してはいないですが、多数の街の人から生命力吸ったり、選択肢によっては、一成自殺させたり、結構酷いことしてますが、かなり好きです。



アサシン

暗殺者。真名 なし(佐々木小次郎)

キャスターのルール違反により、強引に召喚されたサーヴァント。
長刀を携えた、侍姿の長髪の青年。

正規英霊ではなく、『剣豪:佐々木小次郎』たりえる能力と得物を持った無名の亡霊。

宝具を持たず、魔法の領域にまで昇華した剣技のみで他のサーヴァントと渡り合う化け物。


技能としては一番異常。

宝具を持たないという致命的欠点と、山門から離れることが出来ないという縛りを併せ持つので、ある程度離れて高威力攻撃ぶっぱなせば対応できないのでしょうが。

本人そのものの能力が、剣の腕ではセーバーを、速度ではライダー・ランサーを凌ぐなんじゃそりゃなお人。

出番少ないですが、飄々としてて、キャスターの女狐部分と相反する純情っぷりを愛でる余裕もちで、人間的にドでかい人で好きです。

英雄とは程遠い、柵なんかも有さない気軽な身だからこその余裕ってのもあるんでしょうが。
他の英霊たちは苦悩してたりするので、余計に彼の召喚を楽しんでいる感じに救われるというか。

本来、ロン毛スカシキャラは、苦手なんですけどね。珍しい。

間桐家

マスター
間桐 慎二。

中学からの友人で同級生。弓道部副部長。
プライドが異常に高く、部の後輩をイジメで辞めさせるなど、問題行動も多い。

御三家 間桐の後継者でライダーのマスター。
間桐家は日本と水が合わず、代を重ねるごとに魔術師として衰退し、彼の代では、とうとう魔術回路を持たずに生まれるところまでいってしまった。

魔術師の家系であるという特権意識と、自身は生まれたときから資格喪失している(魔術回路は生まれつき。鍛えられるものではない)という劣等感で歪んでしまった。


才能も実力も覚悟もない、プライドだけが肥大したヘタレわかめ。
ボイス神谷浩史の無駄遣い。……当時、まだそんなに有名じゃなかったのだろうか。

それなりに士郎を友人として認め、彼を良いように使った人間を裏で制裁してたりする――という設定だそうですが、プレイしてる限り、ただのうんこ野郎なので、どうにも。

彼にも事情があったんだよというのは、桜ルートで語られますが、だからって妹を虐待して、あげく強姦(当然PC版のみの描写)する必要はなかろうよ。

桜を前作でいうところの琥珀さんポジションにしたかったのかもしれませんが、ヤらないと正気と寿命が削れていくまっきーパパや四季に比べて、必然性は薄いですしね。

私は四季は結構好きですが、こやつはどうも苦手。



間桐桜。
三番目ルートヒロイン。

間桐慎二の妹。
学園の1年後輩で(※但し18歳以上)、控えめで大人しい、妹のような存在。弓道部所属。
魔術は一子相伝の為、彼女は魔術に関わらない一般人。

という設定なのが、セイバー・凛ルート。


実際は、ライダーを召喚したのは彼女で、間桐の名目上の後継者。
凛の実妹で、彼女と遜色ない才を持ち、優秀な『母体』として、間桐の養子として迎えられた。

虚数という珍しい魔術属性を持ち、魔力も優れた彼女は、強力な魔術師の家系の庇護がなければ、魔術師たちの研究対象となり、待っているのはホルマリン漬けの標本。
なら二人生むなという話だが、第一子に才能があるとは限らないので、スペア的に複数生むのは、魔術師的には普通。

凡才でありながら、努力によって一流の魔術師となった遠坂時臣(凛パパ)は、子供二人ともが類稀な天才として生まれるとは予想外だった模様。

複数才能があるのなら、選ばなかった者を、加工して魔術アイテムにでもして、後継者に渡すくらいが一般的な魔術師であるのだか、『魔術師としては』破格に人格者であった時臣は、桜の幸せと命を願い、魔術師として生きていけるよう、『後継者のいない』同盟相手である間桐家に養子に出した。

問題は、真の当主 間桐臓硯は、彼女に魔術を教える気などなく、次代の間桐を産むための胎盤として扱ったこと。
合わぬ魔術属性を変えるため蟲による過酷な調整、繰り返し『お前は父に捨てられた。父は姉を選んだ』と囁かれ続けた彼女は、すっかりレイプ目の幼女に。

慎二は、最初は遠坂の家に捨てられた(と思っていた)彼女に、同情心から優しかったが、後継の座を奪われたと知ってからは、暴力→陵辱のコンボ。


正直、蟲だけで良かったんじゃないかな。
そうすればプレイヤーの紳士諸君は、蟲はノカーン。桜は処女。と思い込めただろうに。

比較的人気が低いのは、『済』だからだけではなく、彼女ルートだと結構な大量虐殺してしまうのも痛いとこではないかと。しかも一般人。

しかし、私ははっちゃけてからの彼女の方が好きですよ。

前2ルートで、女の子が士郎と同居すると知って、無茶苦茶不満そうにしながら、『先輩が良いなら……』って、声に出してうざッと呟きましたね。

このルートでも弁当作ってくれた日、それを屋上で凛と士郎に食べられてしまった時の『ちゃんと約束してたわけじゃないですし……』って。

控えめで我慢強いなら態度に出すな。
態度に出すなら、ちゃんと言え。

と思ってしまうのです。『本来の彼女』には。



間桐臓硯

本名マキリ・ゾォルケン→間桐 ぞうけん→まとう ぞうけん。

五百年生き続けるマキリの真の当主。
蟲を操り、定期的に人の肉を喰らわせた蟲たちで自分の体を形成している擬似的な不死持ち。

聖杯戦争を創始した当事者の1人の為、聖杯の異常を早くから察し、基本傍観を決め込んでいる(桜ルート以外)

桜ルートでは、アサシン(小次郎)の体を媒体に真アサシンを召喚し、暗躍する。


若返りイラストがチラホラありますが、基本、慎二を眼光鋭くした紫髪のイケメンさん。
長く生き過ぎて魂から腐敗し、当初の目的を忘れてしまった傍迷惑な御方。
桜と慎二も、可愛い孫と思ってるのも本当ってのが怖いよな。
あれだけ色々しといて。

この人が、桜の才能を、ちゃんと魔術師として教育して活かしてあげれば、何の問題もなかったのではないだろうか。
桜が優れた蟲使いになってしまうけども。

しかし宝石魔術・錬金術・蟲って、御三家の中でぶっちぎりに学びたくないよな。この家。



ライダー

騎兵。真名 メデューサ。

紫の艶やかな長髪に、漆黒のボディコンシャスな衣装を纏った妖艶な女性英霊。
機動力に優れ、結界内の人間を溶解し糧とする『鮮血神殿』、幻想種さえ乗りこなす『騎兵の手綱』、自己への封印『暗黒神殿』と、強力な複数の宝具を有する。

魔力のない慎二に足を引っ張られまくり、それほど強くないイメージのまま前2ルートでは退場する彼女ですが、本来は神性さえ有する堕とされし神で、魔術系も最高位の魔眼――石化能力――まで持つ、非常に強力な英霊。

間桐家というかおじいちゃんは、戦争、結構投げ気味な割に、前回といい引きが良い。
全力で当たってるのに、3回連続裏目に出てるアインツベルンは、見習うべき。

美しい外見に、意外にもドジっ子で控えめな所が、桜ルートで明かされる桜ルートの真ヒロイン1(その2はイリヤ)

身長を気にするという設定の割に172cm。
外国人女性でかつ長身っていったら、190cm近いだろう。
この辺の設定に、どうにも美少女ゲームを感じる。(セイバー・キャスターも背低い)
そんなに自分よりデカい女は嫌か。

他サイズも、ごーじゃすぼでぃ設定なのだから、もっと思い切っても良いと思う。



真アサシン

暗殺者。真名 ハサン・サッバーハ。

アサシンという言葉の語源となったとされる人物で、本来、聖杯戦争の『アサシン』には、歴代の彼らのうち誰かが召喚される。

イレギュラーで召喚されていたアサシン(小次郎)の身体を媒体に、間桐臓硯によって召喚される。

アサシンは、直接的な戦闘能力は他の英霊に劣り、気配遮断スキルにて不意打つのが基本。
ランサー戦も普通に負けていたけど、ランサーの縛り(初見の敵は殺してはいけない)と不意打ち宝具により、彼を倒す。

投擲メインの暗殺者というと、凄い好きな要素なのですが、いかんせん地味すぎて印象が……。
型月は、投擲というと代行者のイメージが強いですからねェ。

教会組

マスター
言峰綺礼

超常現象の隠匿・脱落者の保護など、聖杯戦争の円滑な進行のために、教会から派遣された監督者。
凛の兄弟子かつ後見人で、治癒魔術に優れた魔術師であり、黒鍵と呼ばれる投擲剣・洗礼詠唱等の嘗て代行者であった経験と技術、我流にて殺人拳にまで高めた八極拳など、人間としては極めて高い戦闘力を有する。


第四次聖杯戦争時のアーチャーを、孤児たちの生命力を糧として現界させ続け、第五次に参加予定であった旧知の魔術師を騙しランサーを強奪し、二体のサーヴァントを抱え、監督役の立場を利用し暗躍する。


そもそものコンセプトが『一目で分かる黒幕』だという話があり、ボイスがジョージィ中田であることも併せて、とても分かりやすい。

他人の不幸でメシがウマいの酷い版の人。
若い頃(Fate/zero)は、そんな嗜好をうっすらと自覚しつつ、許されるはずのない悪だと苦悩していた。
本編では、とうに自覚しているので、非常にはっちゃけ、人生満喫中。

この作品で一番好きなキャラ。
ビジュアルは若い頃の方が好きですが、歪みっぷりが清々しくさえあります。

イリヤを抱えながらアインツベルンの森を疾走し、アサシンと渡り合う彼は、超かっけぇ。
黒鍵構えた代行者は、絵になりすぎ。
PSP版の桜ルートOPは呆然と眺めていた。血塗れ笑顔が非常に愉しそう。

ちなみに四次で敵対した衛宮切嗣への感情は、十年間で拗らせまくった模様。

士郎相手に語った衛宮切嗣の話とか、なんだか凄い。ヤンデレみたいになってる。



ランサー

槍兵の英霊。真名 クー・フーリン。
アイルランドの英雄。

凛・士郎ともに最初に遭遇する敵サーヴァントであり、目撃者であるまだ無関係な士郎を、一度殺害する。


作中にて、知名度補正の例として『日本では超マイナー』を連呼されてた気の毒なお人。

メガテンでの皆勤賞(数少ない見た目人間の悪魔で人気)ゆえに、私は普通に知っていましたが、そんなに知名度低いのだろうか。
とりあえず宝具ゲイボルグは有名ではないかと思うのですが。

全サーヴァント中でもトップクラスの素早さ、対人において非常に強力かつ効率の良い宝具を持ち、キャスターとして召喚可能なほどの魔術の腕、優秀な耐魔力等と、様々な優れた点を持ち、それゆえにかませ的な扱いになりやすい安定の幸運E。

全力で強者と戦いたいという、マスターが言峰以外であれば誰であっても(慎二ですら結果的には)叶えられたであろう願いは、言峰の『斥候に徹しろ』という命令により、基本叶わないまま、散ることになる悲劇の人。

一貫して敵の立場でありながら協力してくれたり、気さくで、かつ男気あふれる性格であることから、彼も男性キャラとしては、非常に人気がある。

CMでの『イケメンじゃない方のランサー』(四次のランサーは公式に美貌)呼ばわりに、吹き出したことは秘密。
多分、彼も本当は美形設定のはず。



四次アーチャー

真名 ギルガメッシュ。

第四次聖杯戦争のアーチャークラスとして召喚され、終盤に受肉し、以降十年間、言峰から魔力供給を受けて現界し続けている。

金髪・赤眼の半神。メソポタミアの英雄王。

あらゆる宝具の原型を、財宝として有するチート英霊。
単純な攻撃力自体凄まじいが、他の英霊の弱点を幾らでも突けるのが、また反則。

かろうじて士郎・アーチャーは天敵になれるのだが、彼が最初から至宝エアを使えば詰む(対界宝具VS固有結界では世界が負ける)らしいので、本来油断しなければ、無敵。

でも、ストーリー的に話にならないので、油断する。慢心王。

彼自体は好きですが、ホロウの『子供には優しい』設定はどうなのだろう。
子供は護る優しく苛烈な王にしたい人は、目を背けてますが、この人十年間孤児たちの生体エネルギー喰ってますよね。


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