遠野志貴 |
本編の主人公。
幼い頃事故にて死に瀕し、そこから回復した経験からか、回復後、人や建物等に奇妙な黒い線が見えるようになる。
なぞるだけで容易くモノを解体してしまう『モノの壊れやすい線』を視るようになってしまった彼は、偶然出会った女性にその眼を封じる眼鏡をもらい、力を抑制するようになった。
事故の後遺症か、『眼』の影響か、重度の貧血を抱える身となってしまった為、当主であった父から嫡男失格の烙印を押され、勘当同然に、遠野の分家筋である有間の家に預けられた。
厳格な父との折り合いは良くなかった上、有間の人々は優しかったため、それなりに平穏な日々を過ごしていた。
当主を継いだ妹により、本家に呼び戻されたことを契機に、怪異に巻き込まれる。
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アルク |
本名アルクェイド・ブリュンスタッド。
おそらくメインヒロインである金髪、赤い瞳の美女。
街で出会い、殺人衝動に我を忘れた志貴に、十七分割されて殺されるという嫌な馴れ初めを持つ。
『志貴』
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シエル |
茶道部に属する一年上の先輩。
眼鏡の似合う、穏やかそうな美人。
無類のカレー好きで、カレーに関しては別腹らしい。
『遠野くん』
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遠野 秋葉 |
八年間離れて暮らしていた、一つ年下の妹。
牢獄のような屋敷に置き去りにしてきたことに、志貴は心を痛めていた。
大人しく泣き虫であったが、父の教育の成果か、立派な『当主』として育っていた。
礼儀作法にうるさく、キツイ性格へと。
『兄さん』
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翡翠 |
志貴付きの使用人。
父の死を機に、親族と使用人の大部分を追い出した秋葉が、唯一残した姉妹の妹の方。
主に掃除等を担当(琥珀の掃除の腕が破壊的な為)する。
感情表現が苦手なのか、表情に乏しく大人しい。
男性恐怖症らしく、志貴に触ることができない。
『志貴様』
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琥珀 |
秋葉付きの使用人。
主に料理を担当(翡翠の料理の腕が致命的な為)。
いつもにこにこと笑っている少女。
『志貴さん』
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弓塚 さつき |
志貴の同級生。
クラスのアイドル的な存在。
志貴は覚えていなかったが、実は中学からの同級生。
『志貴くん/遠野くん』
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乾 有彦 |
小学生の頃からの腐れ縁の悪友。
オレンジの髪にピアスと、目立つ外観の割に、趣味がツアー旅行(平日の安いパックにて)であったり、家事を担当していたりと、奥の深い男。
両親を喪っており、姉と二人暮し。
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