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Fate/Zero 感想

1stシーズン

聖杯戦争少し前〜キャスター大怪獣襲来! 俺たちの戦いはこれからだ!! 編

割と少年漫画気味。

まあ、龍ちゃんとかキャスターとかキャスターとか、主人公の戦法とか、神父さまの暴力とかが、かなり外れていますが、一期はまだ……ね。

第一話の同時召喚がとても格好良いので、外された先生が可哀相。(CMでは混ざってましたが)

あと、言峰が、大変キレイな綺礼で、10年後を知っていると何か吹く。
そして幸せそうに仲の良いイリヤと切嗣の姿に哀しくなる。
(遠坂家も同じく)

聖杯問答が削られまくったので、ロ凛の回が要らんかったと言われたりしてますが、全体の尺から考えるとその通りだけど、1回30分なんだから仕方ないですよね。
CM前までロ凛で、後半〜次回全て問答とかキリ悪すぎるし。

しかしセイバーはモテモテでしたな。
狂・魔からはダメ執着を受け。
槍からは、普通に好感。

騎からは無理してて可哀相だろうと気の毒がられ、弓からはその無理してるところが可愛いんじゃないかと面白がられ。

アサシンだけでしたね。セイバーに興味ないサーヴァント。

しかし五次では基本仲良しだった主従が、四次は結構険悪。
初っ端から相性・好感度ぶっちぎりだった魔陣営と、信頼をぐんぐん築いていく騎陣営以外はどうも駄目気味。
いや、魔陣営の仲の良さは一般市民には大迷惑なんですがね。


前半シーンでは、ベタですが、聖杯問答、切嗣VS先生、言峰無双、王の軍勢の辺りが好きです。
あと、『アート』を壊されて嘆き悲しむ龍ちゃんと慰める旦那のシーン。
自分勝手すぎて凄い。声も素晴らしいと思う。

画質がどうこうってのは、私は分からない人なので、結構言われてた聖杯問答の回とかも、別に気にならなかったのですが、水銀ちゃんや車に映りこむ風景とかは、素直に凄いと思いました。

Blu-ray、追加シーンと相談室ぐらいしか見ないかと思ってましたが、結局、結構な大部分見直してました。

2ndシーズン

キャスター戦決着〜第四次聖杯戦争終結〜エピローグ(第五次プロローグ)

ほぼ、毎話、脱落者が出るジェットコースターっぷり。

後半もやや尺足りない感じもありまして、第一話が一時間だったんだから、最終話も一時間にすれば良かったのに。
切嗣過去編をきっちり二話分やってくれたのはありがたかったです。

切嗣対綺礼戦のスタート↓

『衛宮切嗣にとって、この戦いは――』(CV.力也)
『言峰綺礼にとって、この冬木の戦場は――』(CV.ジョージ)
『『すべて、いま目の前に立ちはだかるあの敵を討つためだけにあったのだ』』(ハモリ)

がなかったのは、真剣にどうかと思ったけどなー。


しかし、まぁ、みなさん大変な最期でした。

非道極まりないのに、お互い捜し物を見つけ、幸せに逝った魔陣営。

何も悪くなかった。
婚約者を本気で思いやっていた主も、ただ忠義だけを捧げたかった騎士も。
なのに全てを失って、絶望の中で死んだ槍陣営。

信頼していた弟子に裏切られ、事実をきちんと認識さえ出来なかったであろう魔術師。

拾い主の腕の中で、静かに逝った助手。

死は元から覚悟していたとはいえ、夫の宿敵の手に掛けられてしまった女性。

愛と忠義の狭間で苦しみ狂い、結局、主君をより苦しめてしまった騎士。

二度目の生を存分に楽しみ、また新たなる忠臣を得た王。

何一つ為せず、好きな人を傷付けてしまい、助けたかった少女にも理解されず、幸せな妄想の中で喰われていった魔術師。


たった一つだけ救えた命に、願いを託した魔術師殺し。


正から負まで様々でした。

放映中は、誰か死ぬたびに、軽くどんよりしてしまったものです。


好きなシーンは、エクスカリバー〜ジャンヌの笑顔、ナタリアさんの最期の微笑、舞弥さん最期のタメ口、征服王の最期全て、切嗣対綺礼戦と、こちらもベタです。


ナタリアさんの爆風を受けながらの口元だけの微かな笑みが、ああやっぱり――と察していたのか、直前まで暖かな会話を交わしながら殺せてしまう息子を哀れんでいたのか。
たった2話の登場だというのに、凄い哀しかった。


普段は付き従う影のようだった舞弥さんが、『泣いちゃダメ』と諭すシーンとか、ああいう理解している女性が大好き。
相手を――自分を――支える部品なんだと、舞弥さんも切嗣も考えていたけれど、壊れない為の暗示みたいなもので、結局分かり合えてたんだなという感じで。


征服王の最期は、もうギルからウェイバーも含めた三人による名シーンだと思います。
最初からエアを抜き、他者を『そなた』なんて呼ぶギルは、五次の彼からは想像もつかん。
イスカのこと、最初は雑種ごときとか通常営業だったのに本当に認めたんだなぁと実感。

でも、駆け出すイスカを見据えるギルの背に浮かぶバビロンの絶望感には泣きそう。

脅威から逃げず、王の最初で最後の命令を守ろうとするウェイバーも、(令呪使い切っていたとはいえ)敵マスターを見逃すギルも素晴らしい。


切嗣対綺礼戦は、二人にとって、あの瞬間こそが最盛期だというのがもう。
経験と技術とチート(アヴァロンと預託令呪)と。
使えるものは全て使って、人間止めちゃった闘いを繰り広げる彼らは見惚れる。

とりあえず聴剄〜四倍速で蹴りをいれてナイフ投げつつ距離をとる切嗣のシーンは、スロー再生して何をやってるのか把握しました。

アニメだけだと、お互い、殺したと確信し、殺されたと覚悟した瞬間に、泥が降ってくるアンリの無粋さが分からないのがやや残念でした。


0:00の瞬間、士郎から見た切嗣の泣き笑顔は、SNの時から好きだったので、感涙ものでした。
最後の希望を自分の手で壊し、それでも冬木の火災を避けられず、言峰見ても素通りするほどの茫然自失状態で彷徨っていた姿が辛かったので、あの表情はホントもう。


エピローグ
・やっぱり駄目元でも、切嗣はイリヤ奪還を何度も試していたというのは哀しい話。
・ウェイバーが、生意気小僧から本当に変わった。良かった。
・言峰のひとり『笑ってはいけない葬式』は、どうなんだ。アンタも変わっちゃったなぁ。
・『爺さんの夢は〜』の所で、主題歌の前奏が流れ、セイバーに光が差すラストが綺麗だった。
 四次ではセイバーは散々だったけど、これから報われると感じられる。


相談室

色々酷くて面白い。
イケメンのキャスターさんとか、ランサーの『イケてない主』発言とか、本編よりはるかにしゃべるバーサーカーとか。

そもそも、エラく長い。
おまけの範疇を飛び越えた素晴らしい出来だと、本気で思います。

TYPE-MOON Fesとかその他


当然、行けなかったので、Blu-rayによる感想ですが。

声優さん勢ぞろい。
これだけそうそうたる面子で、しかも殆どが揃ったのは、凄い話だなと。

私は、基本ゲーム・マンガ寄りのオタなので、声優さんはそれほど詳しくなく、顔は誰一人一致してませんでした。
で、声優さんはそういう仕事なのだから(特に男性)、声と容姿のイメージが違って、勝手に落胆するとかは良くないという印象があったのですが――速水奨さん、普通にオサレ格好良くないですか。
「……優雅だ」と呟いてしまいました。

小山さん・中田さん・大塚さん辺りも普通に格好良いオジサマだと思いましたが、速水さんは特にすごいなと。でかコサージュとサングラスは中々使いこなせん……。

中田さんはツイッターで、小山さんは刀語の最終話の後語り(公式ページにあった。小説における後書き的なのを声優さんがやってくれる)で、やたら面白かったので、期待してましたが、アナタ方すごいな。

あと山崎たくみさん(ケイネス先生)が、突っ込みよりだった。
私にとっては、デモンベインのドクター・ウェスト(徹底的なボケキャラ)のイメージが強いので、何か意外でした。

カーニバルファンタズムって、初めて見れて、面白かったんですが、志貴も士郎も、やっぱりああいう世界観だとハーレム系主人公になってしまうんですね。
各ルートの彼らは、ホント選んだヒロインを大事にしてたのになー。ちょっと悲しい。
まあノベルゲーム→平和時空となった場合の基本的な弊害ですけどね。


ライブは基本FateしかわからんかったのですがKalafinaさんたちは、皆さん声の高さが違うんで、揃うと圧巻だなぁと。過去編が良かったので、特に満天が好きです。



二次創作について。

……Fate/Zero 好き過ぎて二次創作が書けない。
プロットは書き出したんですけどねー。

なので、読もうと思って検索したのですが、キャラに男性が多いからか、フォモが多い。

フォモでもせめて本編に沿ってたり、転生しても記憶があって彼らである意味があれば良いんですが、王と踊り子とか奴隷だったり、花魁だったり、神だったり、吸血鬼だったり、人魚だったり、獣人だったり。

私には、『……ああ、うん』としか言いようがないのですが、結構見かけるので、需要もあるんでしょうねぇ。……わからん。

だってそれ彼らじゃないじゃん。
外見と名前が同じだけの別の人だよね。

……先生、本編に近い話が読みたいです。


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