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陽の章 後書き

第壱話『転校生』第弐話『怪異』第参話『妖刀』
第四話『鴉』第伍話『夢妖』第六話『友』
第七話『恋唄』第八話『邪神街』第九話『鬼道』
第拾話『変生 前編』第拾壱話『変生 後編』第拾弐話『魔人』
第拾参話『外法都市』『陰編』後書き第零話『龍之刻』

記録帖は、2周目のリプレイがベースとなっているので、龍麻は色々知っている上に、やたらと強いです。
なにしろ、LV99、全ステータスMAXなもので。
まあ、話的には、拾参話の記憶継承で、この状態になったということでよろしく。

で、なぜか九角がよく出ていますが、2周目では、どうもヤツの可哀相さが気になってしまって、こういう話になりました。

1周目では、なんとも思わなかったんですけどねぇ。
利用されてるってのが、可哀相で……

更に、外法帖をプレイした現在では、鬼道衆自体が好きなので、本気で陽が辛い。
彼らは望んでなかったのになぁ……。

出典

第七話
・ジェンナー(天然痘)と子供の話
大沢在昌さんの、コールドボディ・ウォームハート だったと思います。

一度死んで、実験体として、蘇らせられた主人公が、『人類の未来のために』
研究させろと力説する医学者に対して言った台詞

衣更着
・緋勇龍麻
『人の想いのカタチなんか、その人の自由でしょう』
もうジャンプを買っていない頃の話なので、よく覚えていませんが、
戦闘モノで、このような意味のを読んだような気がします。
研究室に転がっているものを読んだだけなので、相当記憶が怪しいです。
るろうに剣心あたりだったか…

第拾参話
・裏密ミサ
『アカシックレコード』
ちゃんとは調べていません。(ネットでざっと調べただけ)
ただ、他でも聞いた事があるので、こーいう概念があるんですよね?
はじめて知ったのは、菊地秀行さんの魔剣街です。

・龍斗が使った特異点
こんな名前ではないんですが、『コータローまかりとおる』や『男塾』、
あと、鉄拳(ゲーム)で吉光がやってたりします。
ま、医学的に考えて、こんなところないんでしょうけど。

・緋勇龍麻
『いざ友よ、ただ飲まんかな、唄わんかな』
坂口安吾が友人に宛てた弔辞
だという事を、……天声人語で読みました

あまりのピッタリさに感動し、今のラストがサラっと浮かびました。
元の第拾参話は、龍麻編が、酒を地面に空けるとこ、葵編は
病院で龍麻の感情を受け取って、悲しむところで終わる予定でした。

以下は、中高生の頃、乱読していたライトノベルに出てきた言葉だと思います。
具体的に、何だったかは、忘れてしまいましたが……

第拾話・第拾参話
・天戒
『鬼ヶ島の鬼は、静かに暮らしたかったと思わんか』

第拾話
・天野 絵莉
『頭は下げても減るもんじゃない。笑顔に元手はかからない』

本来は お世辞に元手はかからない だったような気がします。(不確か)

百代
・九角 天童
【皓】でも――
なにかの敵キャラの名前で、白を表す言葉だと書かれていたような気が。
(今回、ちゃんと辞書で調べなおしたら、あっていました)


本編
拾参話
な……長かった。ゲームを再プレイしていない状態で、夢の事とかを大体書き終わってから、プレイしたら覚えてもいなかったイベントがちらちらと……。

更に、この時点の龍麻は、Lv99なのでまともな闘いになりません。
わざわざ、グラフィックONにして、乱れ緋牡丹を喰らってみようとしたら、各務で躱しちゃうし(実話)。
3回目にして、やっと当たりました。ごめん、天童。

しかし、この話『外法帖は、前世ではなく先祖の話』という公式設定を知らなければ、前世だと誤解してもおかしくないと思いますよ。
葵が、藍や京梧や醍醐の映像を、頭に浮かべてるし。
第拾弐話
ま……猫メフィは、本当に奴だってことで……。
多分、普通の猫は鬼を一撃で倒さないでしょうし。
これも、書けたら書く予定の『大学生編』に繋がります。

ちなみに、龍麻がジルに言った『だまれ、ゲス』は、妹のドイツ語の本に、本当に載っていました。――喧嘩になっても仕方がないという注釈付きで。
……じゃあ、載せんなよ。
第拾壱話
醍醐と小蒔はメインキャラだよなぁと、つくづく思えるお話。
外法の醍醐と桜井は、どうしちゃったんでしょうね。あの影の薄さは。

あの魂抜かれている醍醐のグラフィックは、ずっと目を閉じているものだと思っていたので、ある時、白目を剥いているのだと気付いてびびりました。
あんな男にキスのできた、小蒔の愛に乾杯。
第拾話
他者視点を、雛乃にするか小蒔にするか、佐久間かで悩んで、
どれも書けなかったので、いきなり三人称になってます。

それにしても小蒔は、よく攫われるなぁ。
まさか、続編であんなに存在感が薄くなるとは、この頃は思いませんでしたよ。
第九話
アラン視点が、どんなに頑張っても書けず、エリに逃げました。
アランを書ける人って、素晴らしいと思います、マジ。

アランは、いいキャラだとは思うんですがね。
……先祖はハンサムだけど、個性または存在感が無いよな。
第八話
この話は如月視点を先に書いてしまったので、龍麻視点の方が詳しくないという妙な構成になっています。申し訳ない。

それにしても、プレイしたときは如月の役立たずッぷりに驚きました。お前が一人で行って、何をするつもりだったんだ?と、真顔で聞いてみたくなりましたね。全く。
水岐くんは、アイテムをくれたので良い人だと思いましたよ。ただ、世界を海に沈めるのは勘弁。海水に弱いので。
第七話
紗夜が、起き上がっていませんが、個人的にあれはヘンだと思ったので。
あの目を閉じた所で、本当に死んでしまったことになっています。

この話は、あとで弐拾壱話でリンクするということを忘れていて、メモをさっさと捨ててしまい、失敗しました。あれをとっておけば、後で少し楽だったのに。
第六話
なんか醍醐は友人に恵まれないなぁ。
尤も凶津は佐久間に比べれば、ずっと醍醐と友達だったと思いますが。

あんなになっても、執着はしていたみたいですし。
そういや初の殺された悪役(除・莎草)ですね、合掌。
……凶津って、石にはしていたけれど、人殺していないんじゃ。
殺しまくってた唐栖や、結果的に衰弱死させてた嵯峨野は無事なのにねぇ。
第伍話
藤咲さんが結構好き。
サバサバしつつ優しいというのが好みというか。

個人的に、この事件自体は放って置いても良かったような気もします。
唐栖の『自然を汚す人間』という漠然とした罪ではなく、彼らは明確に嵯峨野を苛めていたのだし。
嵯峨野のまずかったところは、関係のない葵を巻き込んだ事くらいなのでは?と思ってしまいます。

私は、嫌いな人間とは、上辺オンリーで付き合い、可能な限り接触を持たないようにしている為、敢えて、関わり苛める人間の気持ちというのが、よく理解できないので、余計にそう思います。
第四話
これはちゃんとプレイしたはずなのに、どうしてこんなにも短いのでしょうか。
不思議だ。
しかし、唐栖さんのビジュアルはやりすぎだと思う今日この頃。
あれを夏に見かけたら、多分小さく吹き出してから、目を逸らします。
弐拾壱話の平和な世界では、街中で鴉を肩に乗せた彼のことを、どうして誰も突っ込まないんでしょうか。

唐栖くんは、人を殺しまくったわりには、無事で済んでよかったですのう。
第参話
この話から、『夢』で色々見るようになっています。
アカシックレコードっちゅう事で(1stプレイの記憶とも言う)

また、いきなり、他者視点を誰にするかで詰まった話でもあります。
小蒔や葵かとも考えたのですが、彼女らでは、龍麻とそんなに視点が離れないので、
犬先生にしてしまいました。おかげで、奴まで出てしまいました。

ところで、鳴瀧は、龍麻を何となく『りゅう』と呼んでいます。
昔……から。
第弐話
攻略本見て、話を思い出しながら書いたので、やはり短いです。ごめんね醍醐。
それにしても、醍醐が低確率で小蒔のガムを落とすのは笑えます。
どんな状況でもらったんだか。
第壱話
ちゃんとプレイいていないため、やたらと短い話になってしまいました。
まぁ、壱話は導入ですしと言い訳してみたり。

ちなみに京一視点の話は、はじめに書いた話は、ナチュラルに某有名サイトさんのパクリになっていました。
別に(つーか当たり前ですが)そんな意図は無く、書き上げてチェック時に、なんか読んだことあるな―――と既視感を覚えて、見に行ったところ、冒頭と最後が、言葉さえ違えど同じ内容でした。

必死に直したのですが、まだなんか似てる気もしますが、これが精一杯です。
第零話
朧―――龍之刻をプレイするまで、転校前にこんな事件が起きてそうと、漠然と考えていたのが、第零話です。
その敵や友人を莎草や比嘉・さとみに無理矢理置き換えたので、こんなにオリジナルです。さとみと緋勇たち学校が違うし……
一体どこで見初めたんだ、莎草?

姓が角倉なのは、養父の家は、九角の家系だって事で。
ちなみに養父は菩薩眼『迦代』さんの実兄です。『かどくら かよ』の語感が非常に悪い事は気にしてはいけません。

ここで苗字が違うという事を使っとかないと、後で困るのですよ。
鳴瀧さんとも、元から知り合いってことにしています。
古武道も、8〜9歳の間に習っていました。
(実は十八話の伏線――ってほどの事でもないけれど)

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