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陰に入って、視点を二つにしたことを後悔しました。 正直な話、最初の頃は、三人称など書けなかったのです。 でも、主人公視点だけだと書けない部分が、魔人の展開には多くて困りました。 そこで、無い知恵を絞った結果、基本は、主人公+その話に出番が多い人物 の二つの視点で書くことにしました。 しか〜し、そのうち三人称の方が書きやすくなってしまい、ちと苦労しました。 大体、魔人一話分に二話書くのが、面倒くさかったです。 |
本編 |
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桜の杜 |
これが『学園』に関わる物語のラストと考えましたが、こういうのは嫌だという方は、このサイトの魔人学園は、弐拾参話で完結しているものだと考えてください。 ハッピーエンドは好きです。 バッドエンドは苦手です。 でも、皆が色々考えた末での、最良ではないかもしれないけど、不幸ではないというノーマルエンドも好きだったりします。 京一は、気付いてしまったけれど、それでも穢れないという結論に達しました。 最終的にこの展開にしようと思ったのは、結構前からでした。 ちなみに、前の彼のその後の話は、管理人は知っていますが、龍麻も龍斗も知らんでしょうから、ああいう話になっています。 |
痕 |
朧の外伝、痕に、なんとか龍麻を少しだけ突っ込んだ話です。 月姫やったせいか、どうにも来須さんの所属機関が埋葬機関みたいになってます。 再プレイして驚いたのは、来須さんの人格が覚えていたのと、かなり違うこと。 時を経るうちに、なんつうか、闇のイージスとか系の哀しみを背負った寡黙な復讐者だと勘違いしてましたが、台詞を見ていたら若い若い。テンション高い高い。 『アーハハハハッ。あっけねェなァ、おいッ。ちょっと気配を消しただけで、気づかねェとは、不死身の吸血鬼様も、不意打ちには、勝てねェか』 『こいつの首を審問会に持ち帰りゃ結構な報償金が出るぜ。アーハハハハ――ッ!』 『動くと、その巨乳(デカパイ)が片方吹き飛ぶ事になるぜ』 『まッ、という訳で、形勢逆転だ。どうする?《夜魔族(ミディアン)》の諸君』 誰ですか、アナタ?なんかあまりに印象と違ったので、書いてたものとくっつけるのに、ちょっと苦労しました。 ちなみに、殺されたのは、奥さんだけのようです。何故私は、妻と娘を殺されたのだと信じていたのでしょうか。→多分、うしおととらの金票(ひょう)さんと混同していた。 彼は彼で、相当好きですけどね。特に、犬神先生との背中合わせのグラフィックが好き。 ……この人との戦闘が、魔人の全戦闘の中で一番苦労した気がします。聖杯装備は詐欺だ。ノックバックを使った上に、クリティカルが出て、偶然に近い形で勝てたような気が。 |
弐拾参話 |
やっと一応の終了。足掛け二年半以上という恐ろしい結果となりました。 ま、番外編のストックはあるのですけれども。 ちなみに、再プレイして、ゲームでの弐拾参話の短さに驚きました。 (一周目は)戦闘が面倒な為か、そんな印象は少なかったのですけどね。 結局、カオスと黄龍とは会話がほぼないので、やたら短いようです。 対黄龍戦が、一周目は苦労した記憶があったのですが、あれは行動力が足りなくて、珠が近付いてくるのを待ちながらやっていた為のようです。行動力99の連中で、迎え撃っていたら、即終わりました。 外法ネタがチマチマ入っているのは、怒らないでいただけると幸いです。 私は、外法をやって鬼道衆が好きになったので、彼らにも参加してもらいたかったのです。魂だけでも。 『陰陽・神龍滅霊破陣』は、心情的に『神龍天昇脚』の上級バージョンなつもりで。 私は、たまに四神方陣する際に、ノリで全員変生させたりしてました。 (勿論剣風での話。全行動力の外法ではやってられません) その雰囲気で、つい。 元からシメは、双龍螺旋脚のバージョンアップ版でするつもりだったのですが、せっかく外法で似た感じの物があったので使いました。ちなみに、詠唱部分は、変生の時の台詞にするつもりでした。 柳生と蜻蛉の話は、書いているうちに捏造してました。 なんで彼女が、あんなに柳生に心酔しているのかは、未だ理解できてないのですけど。 今回他者視点が、全く考えつかず、単なる三人称になってしまいました。 柳生は途中でお亡くなりですし、カオスは自我無さそうな上に、途中で完全に人間ではなくなりますしねェ。 本来、同じ話を違う視点で書くのは、『Aがこう思っていた頃、実はBはこんなことを考えていた』という楽しみのためであり、片方を三人称にしてしまうのは反則ですよね。申し訳ありません。 |
第弐拾弐話 |
だから、どうしてこう長くなるのか……。 読んで下さってる方々、本当に申し訳ありません。 『愛してるわ』を先生に言わせたいのと、終わったあとに葵に来て欲しかったのとで、21−22話を2回プレイして、疲れてしまいました。途中で久しぶりにフリーズしたし。 そのせいで、『最後にひとつだけ』と『愛してるわ』が両方入っています。本来は、どっちか。 先生視点の最後の部分は、字を同色にするか悩んだのですが、随分経っていますので、そのままにしました。番外編:痕に続くってことで。 『それでいい。信じることと願うこと……、このふたつの想いは、人間が持つ、最も強い不思議な力だと、俺はおもう。』 『それでも所詮、闇の者は闇の者。俺とて、未だに血が騒ぐ夜もある。たとえば――――、こんな紅い月の夜には……な。』 この辺の犬神先生は、名台詞のオンパレードですな。 それにつられたのか、マリア先生視点はかなり浸ってます。紙印刷してのチェック時に、殺愛(ころしあいと読むのです……)とか、舞踏会とか、かなり悩んだのですが、冷静にならないほうが良いかと思いまして。 そういえば、雪乃と藤咲の仲がどーこうという話は、ウチではなく他のサイトさんに寄稿したもののことです。その話では、主人公は、当然そこのサイトさんのキャラがベースになってるので、感じは違いますが、元々は、自分の番外編用の話でした。 起きた出来事自体は同じものなので、良かったら、そちらもご覧ください。 有名なサイトさんなので、もしかしたらそれを読んだ方もいらっしゃるかもしれませんね。 ロフト荻原/暴走魔人学園/賜物之蔵/伍拾萬接触記念の天骨(藤間)という話です。 ウチの場合は、助けに入った龍麻が亜里沙を抱き上げて戻るときの会話でおしまいって感じでした。 それにしても、本当に最後のあたりの盛り上げは凄い。 最後の『あなたは、ひとりじゃない。(葵バージョン)』の台詞とともに、仲間の一枚絵が、バッバっと表示されるのは、かなり良いシーンです。何故に如月は招き猫の絵なのか――というのも、気になりますけど。 いや、ホント、素で仲間がいて良かったって思いましたから。 続編の仲間の存在感のうす(以下危険なので略) |
第弐拾壱話 |
すげーーッ。長さのあまり自分でも感動しました。 そう、あくまでの長さに。 ふと、やはりマリア先生とデートして盛り上げたいよな――と思ったのが運の尽き。 前編だけで30KB超えた時点でやべ……とは思っていましたが、それでも止まらない。 しかし、やはり剣風のクライマックスは熱いな。 犬神先生とマリア先生の言い争いや、『今だけは――全て忘れて』とか。 ……邪ってほとんど要らないんじゃないか?と思ってしまう某続編とは、ちと違う。 ちなみに、拾弐話で葵たちのところで残っているので、本当は先生とはデートできませんよ。朧のオカルト研使ったのです。 後編の弱気龍麻は、書いていて楽しかったです。 僕だってよ、僕!!あははははは――という感じ。 ただし佐久間タン等は許せなかったので、ボコっておきました。 なにしろあのボコられイベントが嫌で、比良坂の復活フラグを立てるのを止めようか悩んだくらいです。 比良坂さん復活の理屈は、いまだに理解できていないので、適当に作ってみました。 その辺はサラリと流して下さい。 |
第弐拾話 |
いや、拾九話なんて甘かった。ひたすら……説明が続く話でした。 壬生視点なみに説明をはしょろうかとも思ったのですが、一応リプレイもどき なので、それもちょっとねぇ……。 必要事項は残しておいたら、40KBになるし。前後編の方が良かったかもしれません。 ところで再プレイするまで、龍山と道心訪ねる日が続いているというのを忘れてまして、非常に困りました。 でも、番外編:雪見月はこの間でないと、流れ的におかしいし、壬生に色々任すことも入れたかったので、無理矢理一週間あけました。捻じ曲げて申し訳ない。 後半のムネッちも、変えてあります。だって……全パラメータMAXなのに、一切の回避不能はヒドイだろうと思って。 ちなみに本当の流れ: 1;対村雨戦→金曜日(ちょうど明日は土曜て台詞アリ) 2;ともちゃん家滅亡→土曜日(その『明日』) 3;龍山の説明→土曜日(上と同じ日。大変な一日だったとの台詞アリ) 4;道心の説明からバッサリやられるまで→日曜日(龍山に明日にでも道心を訪ねろと言われる) 記録帖内 3と4の間が、一週間開く。 その間に、図書館での説明と、雪見月の話が入るってことで、納得して下さい。 ……苦しいけど。 |
第拾九話 |
……説明多すぎ。核心に迫る辺りだから仕方ないのかもしれませんが。 あと、御門とかの微妙に特殊な話し方の人は、内心を書くのに困ります。 マリィとか劉は、いくらなんでもあのままじゃないと思うので、問題ないんですが。 結局悩んだ末に、基本的には普通の言葉にしました。 モロに心の声の部分だけが、『慇懃無礼ですます調』。 仲間になった時に、EDの名台詞(私には)を入れようかと思いましたが、 まだ早いだろうとの理性の声によって、止めておきました。 ちなみに、この話内の村雨・御門・芙蓉とのやりとりは、一応全て好感度UPではありますが、攻略本の『最良』の選択肢では無いものも多いです。 (肯定系・否定系さえも、あってないのもあります) よって、初期好感度によっては、ロストする恐れもあるので、 (私はミサちゃんの魔法によって、全員好感度MAX) この通りにしたらマズイと思いますよ。 |
第拾八話 |
恐怖の暴走話。52KBって…… 一応理由がありまして、以下にあげます。 1.第零話―龍の刻―をプレイしてしまうと、十八話において、主人公はある程度事態を把握していないと、おかしいと考えた。 (鳴瀧の話を聞いた上で、皆と一緒にパニックになるのでは、主人公はバカという事に) 2.壬生が、八剣如きに倒されかけるのが嫌だ。 3.そもそも、私の話内の壬生は、絶対に龍麻を庇わない。 (むしろ互いに、盾にし合う) こんなところです。 個人的には、『ウチの〜は』と語るのは、あまり好きではないのですが、 どうにも壬生に関しては、こういうヤツな気がしてしまったので。 気に障った方は、ごめんなさい。 しかも、この性格の壬生は、このあともちょくちょく出張ります。 重ね重ねお詫びを申し上げておきます。 ところで別話。 第参話で、鳴瀧が言っていた海外出張が、この時期です。 また、鳴瀧が龍麻の事を『りゅう』と呼んでいたため、壬生は少年時代に会った、気に食わない一対の存在の名を、『角倉 流』だと、信じていました。 ので、依頼書を見ただけでは、分からなかったということで。 ちなみに龍麻からの呼び名は『もみじ』壬生からは『りゅう』。これは今後も固定です。見難いので以降の話では漢字にしますけど。 あと、この『霧島くん、一撃でやられる』は、1stプレイの実話です。 確かに、MAPがコンクリートなので、壬生なら相当移動できるはずなんですけどね。 それでも、そこまで前に行かせた訳でもないのに、スタスタ一直線で近付いてきて、よりによって霧島くんを一撃で倒してしまったのは、相当笑えました。 霧島の防御力の低さ、ノックバック、もしかしたらクリティカル等、条件も色々重なったんでしょうけどね。 え?2周目ですか? 壬生の目の前に、龍麻を置いておきましたよ。ダメージ1でしたが。 |
第拾七話 |
日記にも書きましたが、か・関西弁めッ!! 変換が、訳分からなくなるよう…… 本当に、劉の台詞は、細かく変換しないと凄い事になるので、面倒でしたよ。 あとは、長くなるぞ症候群が発病。37KBは良くないと思うんですが、2話に分けるほどでもないし。できれば20KB、せめて30で抑えたいんですけどね。 劉視点は、マリィと同じく、内心は普通の言葉になってます。 多分、頭では中国語で考えていると思うので。 そういえば、9話のアラン視点挫折の理由は、それだったりします。 言葉が普通になっているアランが、3行ぐらいしかかけなかった。 |
第拾六話 |
途中で、なんだか外壁よじ登ったりしているのは、 敵が、あまりにも人質を有効に使ってくれないからです。 もう少し、悪役ならば脅すべきだと思いまして、あんな展開に。 折角の設定なので(龍麻の夢)、犬神先生のも突っ込んでしまいました。 あのくらいは、やりそうな人ですし。 さやか視点では、久しぶりに汚れのない龍麻を書いた気がしました。 というよりも、誰ですか? まあ京一とか醍醐も、初期はあのくらい誤解してましたしねぇ。 |
第拾伍話 |
天童視点:暗い……でも、こういう話しか浮かびませんでした。 外法帖が出たら、笑い話になってしまうかもしれませんが。 ちなみに、天童視点での死亡者三人は、ただのイメージです。 話し方も知らないんですが、鬼道衆側メンバーを見てて、死にそうだなと思ったのがこの三人だったので。ごめん、泰山・桔梗・風祭。 ところで、主人公視点のために、この話をプレイしていて、コスモの皆さんのシーンで、少し頭痛がしました。 彼らの台詞を書き取りながら『何やってんだ、私』と悩んでしまいましたよ。 |
第拾四話 |
魔人の話の中、一番嫌いなものなので、時間がかかりました。 ガキの感傷が暴走してしまう話だと、個人的には思ってます。 龍麻にも言わせてますが、住民達の反対はいいと思います。 自然は大切だし。 ただ、観光客が口出しする権利はないと思ったので。 この時点では、京一たちは龍麻の性格をある程度は勘付いています。 但し、あくまでも『優等生は演技、実は根性悪』くらいのレベルで。 倫理観念ナッシング、殺人さえもOKというのは、一部を除いて 隠しつづけますので。 |