広島県立広島商業高等学校
(広島県広島市中区)
うんちく
広島県立広島商業高等学校は1934(昭和9)年、広島県営繕課による設計で建てられました。
広商といえば、甲子園でも常連校のひとつなので、ご存じの方も多いと思います。
先に掲載している
広島大学 理学部校舎
とは異なり、今もって現役ばりばりの校舎で
外から見る限り非常に状態は良いです。また、広島市内の建物といえば・・・毎度の事とは
いえ、原爆の話が出てくる筈なのですが、何故かここに限ってはあまり表だって
被災状況などの資料を入手することが出来ませんでした。距離的には
江波山気象博物館
より爆心地に近いはずなのですが・・・
デザイン的には大正期から流行始めたドイツのゼツェッション形式の影響を受けており、
普通に見られる現代の学校とは全く異なる重厚な趣を醸し出しています。
話は全然変わりますが、今回の資料集めに際して、広島県立広島商業高等学校のサイトにも
おじゃましてみたのですが、学校の沿革は書かれていても、建物に関する記述は一切
ありませんでした。せっかく歴史がある校舎だけに、それをアピールしていないというのは、
もったいない事だと思ったのは私だけでしょうか?
もっとも、今時の学校は空調完備とか当たり前のご時世ですし、学校PRのネタとしては
かえって旧式設備ということでマイナスイメージになりかねないのかも知れませんが・・・(^_^;
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