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02/19

日本の車窓から
唐突にも先週の終わりに、新しい仕事の打ち合わせで沼津へ出張することになった。

沼津といえば富士山の麓である。ということはカメラを持っていかない手はないっ!(爆) とはいえ、今回はわたしの課長も一緒なので、あまりおおっぴらに写真を撮るわけにも いかないので、自分の手持ちのカメラ中、もっともコンパクトであるC-1400XLをカバンに 入れておく。
東海道新幹線・登り 不覚にも家を出た直後、PLフィルターを装着し忘れていたことに気付き、ちょっと後悔 しつつも始発の"のぞみ"に乗って、名古屋まで行き、そこから"こだま"で三島へと向かう。

正直いって、今回富士山がまともに撮れるとは思っていなかった。と、いうのは、私の 経験則では、富士山に雲のかかっていない状態というのは、だいたい10:00までで、それ 以降になると、平野部の単独峰ゆえの気象現象なのか、まわりが雲一つなくても富士山 だけが曇って隠れてしまうのである。(その昔、私は御殿場で4ヶ月生活していた事がある。) 今回は三島に到着するのが10:44だから、ちょっと難しいと考えていたのである。

が、いざ富士川鉄橋まで来てみると、文字通りの日本晴れ・雪化粧した富士山がきれいに 見える。正に"これわっ!"ってなもので、C-1400XLの連写性能を活かして、ばしゃばしゃ 撮る・撮るっ・撮るっっ!!


が、新幹線の車窓から撮る悲しさ、やれ電柱が写っただのガラスの写り込みだのといった 要因で思った以上に歩留まりは悪かった。しかも、E-10,AE-1の導入以降、事実上休眠して いたC-1400XLである。ワンタッチフォーカスを使えば良いことをすっかり忘れていた為に ピントの甘い写真まで出す始末・・・(^_^;

東海道新幹線・下り そんなわけで、行きがけに思わぬ収穫を手にした私だったが、帰りの"こだま"からふと 富士山を見ると、まだ雲がそんなにかかっていない。これは珍しい。またしても撮影 出来るって事で、またしても連写である。(もう、いなかもん丸出し)

ただ、こんなチャンスは滅多にないだけに、PLフィルターを忘れたのはいたかった。 これさえあれば窓ガラスの写り込みを消したり、もっと色調をコントロール出来たのに・・・



02/17

再び雪山へ!
もう、2月も中旬を過ぎたというのに、相変わらず雪山の虜になっている 私は、改めて雪山に挑戦すべくyokoさんと共に夜明け前から中国山地を 目指す。

今回は、前回の撮影での失敗に懲りて、対雪山用の装備を大幅に強化した上での リターンマッチである。車の点検・整備を行い、スタック対策の金属チェーン(後輪用) に折り畳みのシャベルを積み込み、前回程度の積雪なら充分に単独で突破可能なだけ の装備に加え、撮影機材もAE-1・E-10の2本立て。勿論フィルムもちゃんと 忘れずに持ってきている。(笑)

折からの寒波のおかげで、前日から雪が降り積もっており、新雪を 狙うことが出来る。これまでの撮影会では軒並み曇りや雨ばっかりで、撮影 に行くというより、笑い話のネタを作りに行っているみたいな感じであったが、 今回は違うっ!! と強い確信があった。

が、私の行くところ、そうそううまい話が転がっているはずもなく、今回は 前にもまして雪が深い。私の家から10kmも山へ入ると、路面は凍結、うっすらと 雪が積もり、ガードレールに突っ込んだ車がいたりして、なかなか速度を上げる 事が出来ない。しかも、今回は雪が深い所へ入ることを考え、チェーンを前後輪 共に巻いたのはよいが、これがネックになってしまった。

背後が白いのに、どーやったら川霧が撮れるのだろーか? そうでなくても、4輪全てにチェーンを巻くのに時間がかかってしまって日の出 までに撮影ポイントへ到達できなかっただけならともかく、今回初めて使用する 金属チェーンは、締め付けの力が弱かったのか、時速20kmを越えたあたりから タイヤハウス内をたたいてしまい、おかげでタイヤハウスの淵を引き裂いてしまった。 これを両方ともやってしまったのだからたまらない。確実に修理代10万円コース になってしまった。(ToT)

そこまでしてやって来た樽床ダム入り口は、ものの見事積雪1m強・とてもではないが 歩いても入れる状況ではなかった・・・ので、使いものにならない後輪チェーンを外し、 気を取り直して芸北高原一帯を車で走り回る。と、雪の積もった田圃の先に川霧が 立ちこめているのを発見! 早速車を停め、あわててカメラを取り出したが・・・ 悠長にフィルターやらなんやらをセットしている間に霧が晴れてしまった。風景写真 もシャッターチャンスが重要なのねと実感しつつ、何枚か撮影して次の場所へ・・・


芸北高原 しばらく走っていると、今度は中判カメラに望遠レンズをつけて雪景色を 撮っているおっちゃんを発見。我々も早速真似してみる。(笑)で、今回初めて AE-1で露出補正を必要とするシチュエーションに出くわした訳だが、よく 考えてみると、最近のカメラのようなプログラムモードがあるわけでもなく、 露出補正ボタンなんて全く存在しない。あるのは逆光補正用ボタン(絞りが2段 絞られる。)のみである。結局露出計の指示値を頼りにマニュアル撮影となる。


王泊ダム近辺 さらに車は王泊ダムへと向かう。ここはいつもスキーで通うルートなので、 渓谷と結氷したダム湖とか見所も多い事は知っていたが、いつもはスキーに 行くために通っていることもあり、車を停めて撮影したことはなかった。 それにしても、今回は前日降った雪のおかげで、木々も真っ白になっているし、 放射冷却なのか、気温も早朝は-10度あたりまで下がっていたおかげで ダイヤモンドダストを見ることは出来たし、毎年雪山は見てきているが、ここまで きれいだったことはそんなにない・・・

が、ダイヤモンドダストまでねらえるとは考えてなかったものだから、どうやって 撮ったら良いのかわからない。(笑) また、路上駐車なのであまり長居も出来ず、 ほどほどで切り上げて、次は三段峡へと向かう。


三段峡入口付近 ここもすごい雪のおかげで、ほとんど中には入る事が出来ないとの事ではあったが、 そんなときのための秘密兵器・折り畳みシャベルを腰のベルトに付け、カメラ2台 三脚1本・交換レンズを持って三段峡へ分け入る。目指すは姉妹滝である。

いろいろ苦労しながら、撮影ポイントまでたどり着いたまではよいが、この時既に 時刻は11:00を過ぎていた・・・ 気温が極端に高かったわけではないが、晴天だったことも あり、日が照ってくることで木々に積もった雪が落ちてくることを計算していなかった 訳ではないが、深い谷間の中での事である。想像以上にバラバラ降ってくる。

おかげでカメラに落ちてくる雪を払い落とす方が忙しく、落ち着いて撮っている 余裕がない。せっかく苦労して足場まで作って撮影したというのに、結果はいまいち であった。

その後、内黒峠など、車で見て回ることの出来るビューポイントをまわった後、 さすがに早朝04:00から動きっぱなしだったこともあって疲れてしまい、 引き上げたのであった。

総じて、なかなか条件に恵まれた撮影会であったが、最初のチェーン騒動だけは ちょっといたいものがあった。あと、前日に購入したAE-1用のズームレンズであるが、 雪を撮るときは、被写体にコントラストがない為かピントが合わず、使えないことも 判明したのであった。(笑)



02/16

AE-1近代化計画発動!
明日は前回失敗した雪山撮影のリターンマッチということで、山籠もりする 予定になっている私は、そのための準備ということで、市内のカメラ屋へと 足を延ばす。

今回の撮影では、久しぶりに復活したAE-1をメインにして撮影することにして いるのだが、そのためには、現在保有している50mm,135mmの単焦点レンズ2本と ×2テレコンのみでは心許ないので、広角系のズームを導入して、ラインナップを 補強する必要があった。

COSINA AF Zoom 28〜70mm F3.5〜4.8 その購入候補として以前から目を付けていたのは、COSINAの AF Zoom 28〜70mm F3.5〜4.8 である。なんといっても"AutoFocus"という響きがなんとも現代的で良いではありませんか!(笑) ちょうど28mm〜70mmという画角も広角寄りだし、テレ端は50mmと135mmの中間に位置している のも私の要求通りである。一応、レンズの状態も良さそうなので、そのままお買いあげして しまった。

早速帰宅後、AE-1に取り付けAFの動作を試してみる。さすがにE-10ほど素早い反応ではないが、 まずまずの早さで合焦してくれる。ときたま、合焦したことを示すアラームが鳴らないので どうしたのかと思っていたら、ワンテンポ遅れてピントが動き、合焦するといったまごつきも 見られるが、家の中での使用ではほぼ問題ないレベルである。

ただ、完全にAFでの使用を前提にしているためか、MFでの使用感はすこぶる悪い。(^_^; フォーカスリングに手をかける場所がほとんどないのである。このあたりがどの程度 マイナスに働くかはまだわからない。果たして明日の撮影ではどうなる事やら・・・

しかし、後はワインダーを付ければ、AF,AE,自動巻き上げと、現代のカメラが持つ機能を 一通り揃えることが出来る♪(爆)



02/14

カメラおたくにバレンタインはあるか?
本日は、急遽(と言うほどでもないが)姫路へと出張に出かける。 世間はバレンタインデーなんて浮かれているが、彼女のいないサラリーマンの私には 縁のない話である。(;_;)

とりあえず、一通りの作業を終えて夕方17:00頃に姫路駅まで たどり着いた私は、その足で姫路城まで行ってみる。

姫路城の夕暮れ これまで仕事では何回となく姫路まで来ていて、新幹線の車窓からは 何度となく見ている姫路城ではあるが、悲しいかないつも帰路に就く時間が 遅かったりして、間近に姫路城を見たのは昨年10月が最初だったりする。

そのときは夜だったが、今回はぎりぎり日没に間に合うことが出来たものの、 城内まで入ることは出来ないので、外回りをぐるっと半周しながら、夕暮れ 間近の姫路城を見てまわる。もう少し早かったら城内も見ることが出来たの だが、まぁ、出張帰りなので贅沢は言えない。今は小天守を修復中なので、 修理が終わった頃にドライブしに来なくてはと思う。


姫路市立美術館 ついでに、姫路城に隣接する姫路市立美術館の建物も見てきたが、これも 赤煉瓦がいい感じを出していて、結構お気に入りである。今日はまだ水曜日で 明日が仕事なので、夜を待たずに帰宅したが、ここは夜になると暖色系の 明かりでライトアップされるので、これがまたいい感じを出している。

私は地元の人間ではないので、よくわからないのであるが、この建物って 古い由緒あるものなのだろうか?



02/11

優雅にクルーズ?
今日はなぜか夜から結婚式の二次会におよばれした私は、なぜか朝から ばたばたしていた。

と、いうのが、なぜだか不明なのだが、二次会にも関わらず、出し物を 用意する羽目になってしまった私は、その出し物に使用するCDのミキシングと マスタリングで泥沼にはまっていたのである。

最近ビデオ編集から遠ざかっていたので、この手の編集ツールのノウハウが 失われていたのである。(^_^; 技術は連続性が途切れるとそこで終わってしまうと いう話があるが、まさにそれだなぁ〜なんて実感しつつ、必死になって作り上げる。

で、ばたばたしながらも何とか夕方には準備も終わり、いざ広島港へ!
クルーズ客船 銀河 ちなみに、今回は新鋭E-10に加え、船内での動揺対策として、いつも結婚式で 使用する小さい三脚ではなく、普段の撮影で使用している大きい三脚を準備 している。おかげで重装備であることこの上なし。もはや何をしに行っているのか 自分でも解らなくなっている。(笑)

もっとも、結婚式とかを撮るときは、思いっ切り重装備にして、周辺を圧倒して おいた方が写真を撮りやすいという話もあるが・・・(爆)

が、のっけからホワイトバランスの設定を間違えていたり、カメラ本体のバッテリーが 切れてみたり、妙にばたばたである。やはり、会社の同僚の結婚式とかいった 場合と異なり、まわりに知らない人間が多い上、結婚する友人とも8年ぶりの再会 なので、なかなかテンポがつかみきれない。こうゆうのもなかなか大変である。

でも、船上の結婚式というのも、結構雰囲気悪くないし、私がよく撮影している 厳島神社と海田大橋を船上から眺めたりと趣向も凝っていて、なかなかのもので あった。これでもうちょっと寒くなければねぇ〜(^_^;



02/03

そういえば、初のナイター
例年と比較すると、比較的仕事量が少ないはずなのに、それでも以外と 忙しく走り回っている私だが、今回は日中に時間が取れなかったので ナイタースキーなるものに行ってくる。

ゲレンデのライトアップ いつもならちょうど帰路に就く時間、ふらふらと広島市内を出た私と 私の師匠は、"なんか不思議な感覚ですなぁ〜"なんて話をしながら一路 県北へと・・・ 考えてみたら、これまで10年近くスキーを続けていながら、 まだナイターを滑った事がほとんどないと言って良かった。

せいぜい過去に大雪でスキー場にたどり着くのが遅くなったので、昼から滑り 初めて、そのまま日没後しばらく滑ったことがあった程度なので、最初からナイター 狙いというのは本当に初めてだったりする。

そんなわけで、(どんなわけ?)初のナイターなので、何か楽しいものが 撮れないかなぁ〜 と背中にはちゃんとE-10を背負って滑走開始したが、 のぉ〜 雪が堅いっ!!! 日中、広島市内は晴れというか薄曇りの天気 だったので、恐らくスキー場はシャーベット状の雪になっていたので あろうが、これが夜になるとあっという間に堅くなってしまうのか、雪面 は思いっ切り凍結してガリガリである。

幸いにして、日中とは違い人が少ないので、コース取りで苦労することは ないものの、スピードが殺せないものだから背中に精密機器を背負っている 私としては絶対にこける訳にもいかず、戦々恐々ものである。

しかも、今の私は2週間前に恐羅漢でこけたときの足の痛みが少し残って いる・・・

でも、2時間滑っていると、ようやく体も柔らかくなり、カメラを出して みようかという余裕も出てきて、何カットか撮影。


月光に照らされて 撮影しようと思って、改めて周辺を見ると、ナイター照明と月明かり、そして 雪による光の反射のおかげで結構明るく、隣の山の稜線まではっきりと見える。 試しに高感度モードにして長時間シャッターをかけてやると、ものの見事に 遠くの風景まで撮ることが出来たのはちょっと感動である。

今度機会があれば、この光を利用して山間部での夜景なるものに挑戦しなくては なんて思う今日この頃である。





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