<< 2001/03 >>
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31


03/27

衝動買い
この日は同じ広島市でも、ほぼ中心地に存在する本社へ新しいシステムの 説明会を受講しに行く。

説明会そのものは何事もなく?って、いろいろあったのだが、つき合いきれなく なって適当なところで引き上げたのだが、その帰り、一応お仕事の時間帯を 過ぎていることもあり、職場に戻る前に、そっち系の方には"祖父地図"と呼ばれて いるお店へ行ってみる。

話は横道へそれるが、私が使用しているメイン機のPCはPCマニアにしては割と おとなしめで、CPUはPenII 266MHz(333MHzに換装),メモリが224MB,HDDは15GBしか ないが、インターフェースが充実(UltraWideSCSI,IEEE1394,アナログビデオキャプチャ, ETHERNET)している事と最近の主な用途が画像の管理とHPの作成なので、充分過ぎる ほどのスペックがある。

が、そうはいってもいずれ更新することを視野に入れておかないといけないので、 情報収集をしておこうというのと、近い内に購入を予定しているフィルムスキャナ の市場調査をしておきたかったのである。
MINOLTA Dimage Scan Dual
で、新品の値段を一通り見て、まぁ〜 こんなもんか・・・と思いつつ中古品コーナー に行ってみると、何を思ったか、何故かこんな所に中古のフィルムスキャナが 置いてある。決して値段的に安かったわけではないのだが、程度は悪くない。

元来デジカメをメインに活動している私としては、それほど使用頻度の多いもの ではないので、そこまで出費したくはないが、そうはいっても、撮影会の度に 必ずフィルムを2本以上消費しており、しかもリバーサルを利用している関係上、 プリントを全く行っていないので、撮った写真を見る手段がルーペぐらいしかない・・・ ついでにいえば、出来ればWeb上に公開したい・・・

そんなわけで、必要ではあるが、そこまで資金をかけたくないわたくしめとしては 2400DPIクラスのエントリーモデルである本機はちょうど良い感じであった。が、 まぁ・とりあえず財布の中身と相談しなくてはと思い直して職場に帰った。

しかし、ここに写真が掲載されているということは、オチははっきりしているわけ で、つまり結局購入しちゃったというわけである。(笑)

何のことはない、帰社後、事務処理をしながらいろいろ考えるに、何とか資金繰りの 目処は立つなと判断した結果、会社帰りに再度祖父地図に立ち寄りそのままお買い上げ してしまったのであった・・・確かに必要なものではあったが、いいんだろーか?



03/24

災害は忘れた頃にやって来るもの・・・ らしい
この日は土曜日・私はお休みだったので、前日の晩から突貫工事で 4/1に向けた新コンテンツの作成を行っており、ちょうど昼に一寝入り した後、再度記事を書こうと思ってキーボードに向かって文章を考え 始めていた時の事だった。

いきなりピッチの大きな揺れが始まったので、最初はすわったまんま、 じき収まるだろうなんて構えていたら、急にピッチが小さい激しい 揺れがに変わり、本棚の上にあったA3対応のインクジェットプリンタは 落下するわ、本棚改造パソコンデスクの上にあったディスプレイは落ち そうになるわ、本棚の上にあった小物入れやパソコンソフトはバラバラ 降ってくるわ・・・ もう、しっちゃかめっちゃかである・・・(^_^;

今住んでいるマンションは一応現在最新の耐震基準をクリアしている 建物で、しかも14階だから、最悪でもこの部屋がつぶれるとは思わなかった が、その高さ故に揺れ方は尋常ではない。昔、このマンションに入居した 頃は、震度0の地震でも体感することが出来たほどである。(今は慣れたせいか、 あまり感じないが・・・)おかげで、足下は散らかった本とパソコンソフトと 雑貨類で歩くことも出来ない。

30秒ぐらい経過して、ようやく地震も収まり、とりあえず廊下に出られる 程度に片づけを行った後、リビングへ出てみると、ちょうど夕飯に備えて 仕掛けておいた炊飯器をおいていた台はこけ、電子レンジに炊飯器は 落下しているわ、食器棚のスライド扉がわずかに空いていた隙間から、 食器が飛び出して、足下は割れたコップや皿が散乱し、25インチのテレビ はテレビ台から転がり落ちているといった感じで、かなり景気良くやられて しまった。

たまたまこの時は珍しいことに、一家全員在宅だったので、家族総出で 片づけて、地震速報を見ていると、テレビの画面の中心部は妙に赤身がかって、 画面端の方は緑になっている。最初は中国地方の地図が出ていたので、てっきり 震度の強弱を色で表現しているのかと思ったが、アナウンサーが出てくると、 アナウンサーの顔が赤い??? って、これってひょっとしたら帯磁? 地磁気がある中で、鉄に強い衝撃を与えると帯磁するということは知っているが、 まさかテレビに強い衝撃を与えると帯磁するとは思ってもみなかったし、 偏向ヨークか何かがおかしくなったのか? なんて思いつつ電源をOFF/ONして みたが、一向に治る気配がない。(トリニトロン管を使ったテレビは地磁気に 弱いため、たいていの場合、電源ON時に消磁回路が働く筈である。)で、どうやら お亡くなりになったなぁ〜 と、家族一同で嘆く・・・

その後、PCの方も電源を入れたままの状態で地震に遭っており、しかも 外付けのHDは縦置きしていたので、電源をONしたまま転倒してしまったものだから、 正直冷や冷やしながらスキャンディスクをかけたところ、無傷であることが 判明し、こちらは一安心である。

で、早速みんなの状況が知りたくなって、メールを作成し送信しようと してみたものの・・・ 回線パンクを防ぐため、電話局が制限をかけてしまったため 全然電話がかけられない。しばらくして何回か試してみると、電話はかかる 様になったものの、今度はアクセスポイントが繋がらない。仕方ないので、 PHSからモバイルでアクセスを試みてもダメ・県外のアクセスポイントにかけて みると、何故かパスワード認証がかからず、これまたダメといった具合で、 まともに回線が復旧したのは22時を過ぎたあたりからであった。

いつぞやの阪神大震災の時だったか、インターネットは災害に強いなんて 事がもてはやされたものだが、何のことはない、如何にインターネットそのもの が災害に強くとも、肝心のプロバイダまで接続できなくては、少なくとも 被災地サイドから情報発信をしたくとも出来ないわけで、なんの意味も ないということを、身をもって知らされたのであった。

どーでもよいが、もう少し部屋の耐震対策を検討しておかなくては・・・(^_^;


03/22

もうじきHP開設1周年♪
である。1年前のこのころは、一応Webサーバにアップしていたものの、 まだ評価・テスト段階で身内にしか公開していなかったのだが、そのころから 比べると、かなりコンテンツも充実したなぁ〜なんて思う今日この頃だが せっかく1周年なのだから、何か新しい企画を起こしたいなぁ〜なんて つい欲目が出てくる。

そこで、過去の写真をひっくり返しながら、おもしろいことが出来ないかと 悩むのだが、これがなかなか・・・ よくよく考えてみたら、最近全然新しい コンテンツとか作ってない。(^_^;

こんな事ではいかん。マンネリ化してしまうではないかとあわて始める 今日この頃であった。

ちなみに、3/20にAE-1で撮影したフィルムはその日のうちに現像に出して おいたので、取りに行ってきたのだが、何故か水鳥を撮影したフィルムは 全く感光していなかった・・・なんかおかしいことしたかなぁ〜???


03/20

春といえば・・・
今日は元々仕事の予定はなかったのだが、前日仕事が完全に処理できなかったため、 朝のうち少しだけ出勤して後始末を終えた後、ふらっとドライブ・・・と言うほどでもないが、 近所の川の河口へ行く。

水鳥(でじたるず〜む) 何故に河口というと、たまたまBBSをまわっている時に、バードウォッチングの お話が出たので、AE-1の中に残っているフィルムを使い切るのにちょうど良いなと 思っていたのである。

で、AE-1に135mmの望遠と×2のテレコンを装着し、必殺のワインダー(笑)を装着し、 狙うは水鳥の離水シーンであるが・・・ 銀塩では結果が直ぐに見えるわけでなく、しかも あまりのフィルムを使い切る目的だったので、あっという間にフィルムも残り0枚で アウトになる。

残りはデジカメでと思いE-10に切り替えるが、今度はめいっぱいテレ端にしても140mm では、とてもとても引き寄せて写すことが出来ない。ので、あっさり断念して 広島西飛行場へと移動する。

テイク・オフ ちょうど運良くこの春から就航したジェット機が空港ターミナル近辺におり、離陸しそうな 気配だったので、滑走路縁を歩きつつ撮影ポイントを探す。狙うは離陸時の瞬間を流し撮り なのだが、どこで離陸速度に到達するかよくわからない。まぁ、コミューターだから滑走路を 使い切って離陸するなんて事は考えられないので、滑走路のほぼ中央近いところに陣取って いたのだが・・・ 残念ながらあと200m沖合が離陸するポイントだったようだ。私の目の前を通過 したときはしっかり車輪が滑走路についていた。(笑)

飛行機の場合、そのときの対気速度やペイロードによって離陸する場所が変わるはず なので一概にはいえないが、少なくとも次回はもうちょっといい場所から撮影できそうな 雰囲気である。なんか新しい撮影の楽しみが出来たなと一人喜ぶ私であった。



03/15

レトロを求めて・・・
今日は今年に入って2回目の東京出張である。しかも研修出張で2泊なので、 少しだけ時間にゆとりがあった。(と言えるかどうかは、はなはだ謎だが)
そんなわけで、今回もE-10と三脚はしっかりカバンの中に入っている。
ただ、今回は上司が一緒にお供している上に、宿泊地は三鷹・電車で都心まで40分は かかる。おまけに東京に来る前に名古屋で仕事をしていたのだが、これが結構ハード だったで、体力的にあまり余力もなく、正直言って撮りに行こうかどうしようか、 かなりためらったのであるが、結局、研修が終わって上司と一緒に食事をしながら ビールをあおったのが良かったらしい。(笑)勢いがついてしまった私は、結局 電車に乗って一路銀座へ・・・

勝鬨橋 今回は、去る11月にあった出張の時に取り損ねてしまった銀座・勝鬨橋・東京タワー の3点を目標に選定したが、銀座・勝鬨橋は方向が同じなので同時攻略可能でも、 残る東京タワーはさすがに方向が違いすぎるので今回は断念する。

そして、まずは銀座・狙うは和光(旧・服部時計店)である。ちょうど到着したのが 21:45、ライトアップに見とれながら、三脚を立て、カメラをセットしてしばらく しているとあっという間に22:00になり、ライトアップが終わってしまう。(T^T)

仕方がないので、もう一ヶ所の撮影予定地、勝鬨橋へと足を延ばすが・・・こちらは 橋の上の照明があるので、ある程度の明るさがあるものの、本来跳ね橋部分が ライトアップされていると思われるのだが、時間が遅すぎてこれまたアウトで ある。しかも、風が強すぎて小型の三脚ではぶれるぶれる・・・

これなら最初から東京タワー狙いの方が良かったかなぁ〜 などと思いつつ、 三鷹まで帰るのであった。



03/09

1/13の雪辱戦
出張3日目、予定より幾分遅くなったがは無事にお仕事完了で帰路に就く。

何の気なしに大村から門司まで2時間強かけて走り抜け、ちょうど21:00頃に 関門橋についたので、ここらで一休みと言うことでめかりPAに入る。この時、 もしかしたら関門橋がライトアップされているかも知れないという期待と共に・・・

関門橋ライトアップ 元々、今年最初の撮影会であった1/13の門司港レトロ地区イルミネーション撮影の 締めくくりは、この橋のライトアップを狙うつもりだったのだが、そのときは 時間の関係で間に合わず、結局失敗に終わっていたのであるが、今回は幸運にも ライトアップの時間に間に合っただけではなく、ロケーション的にも全然問題ない。 早速E-10を取り出し、撮る・撮るっ!・撮るっっ!! どちらにしても撮影開始が 21:00を過ぎているので、そんなに時間的な余裕はないので、とにかく撮りまくり である。

今回はE-10の弱点の一つ、広角側での樽型歪みを計算にいれ、歪んだ状態でも 橋脚がきっちり上にそびえ立っている様に見えるよう配慮して構図を決める。 が、夜景撮影ではフレームの境界が見えにくい為、これがなかなか難しい・・・

一通りの撮影を終わって再生してみるとやっぱり変に橋脚がねじれているように 見える。橋の場合、橋脚間の距離が大きいので特に収差が目立つのである。 これをどうやって克服するか、今後の課題だなぁ〜と思う。



03/08

長崎の鐘で歌われているのは?
出張2日目は長崎県・大村市である。前回ここに来たときはC-1400XL であったが、今回はE-10を抱えてやって来た。思えばE-10購入の軍資金は ここの出張で稼いだものだもんなぁ〜

朝から移動を始め、昼から客先に入って作業を行って仕事が終わったのが18:00頃、 こちらもずっと雪が止まないコンディションだが、時間があるので思い切って 長崎まで足を延ばす。狙うは大浦天主堂・グラバー邸・出島・眼鏡橋である。

雪の舞う大浦天主堂 前回の名古屋ではないが、長崎はもっと土地勘がない。なにせ全く初めての 場所である。ただ、長崎の場合、前回大村に出張した際購入した地図を熟読 して頭にたたき込んでいるので、名古屋の時ほどてきとーという訳ではない。

そんなわけで今回はそれほどトラブルもなくたどり着いたグラバー邸であったが、 ここも名古屋城と同じく、夜間は立ち入ることが出来ず、外から見えるだけでは いまいち・・・ なので、そのすこし下にある大浦天主堂へと・・・

広島に住む私にとって長崎というと、大浦天主堂よりも原爆で崩壊した 浦上天主堂の方が先に思い浮かんでしまい、大浦天主堂とよく混同してしまう のだが、まさか1864年に建立されたものとは思ってもいなかった。 地形的な要因やある程度距離があるせいかも知れないが、よくもまぁ壊れずに 残っているものである。

ただ、ここも時間の制約で正面からしか撮影することが出来ないのが つらい・・・

出島 続いては出島へ向かう。ここは以前N○Kで特集を組んでいたのをたまたま 見ていたこともあり、昔の出島を復元しつつあるということで、どんなものか 見てみたかったのだが、ここはライトアップが施してあって、なかなかいい感じ ある。早速いろいろな建物を撮影して歩く。

雪の舞う中かけずりまわりながらいろいろ撮影している内に、気がつけば21:00を まわってしまい、まだ大村まで戻らなくてはならないことを考えるとそろそろ 帰らないとならないので、眼鏡橋には手が届かなかったのが惜しまれるが、 ちょうどこの3月まで、日蘭友好400年のイベントをやっていた為か イルミネーションも多く、撮影のしがいがある街であった。

それにしても、もうちょっと落ち着いて撮影したいなぁ〜


03/07

怒濤の出張攻勢 第1日目
今日から出張の嵐・まずは島根県横田町へ日帰り出張・次は長崎県大村市へ 1泊以上・休みを挟んで名古屋へ1泊二日の業務応援・さらに東京へ2泊2日 の研修と来たものだ・・・

さて、その初日は島根県は横田町・1.8Lベースの車体に1.6Lのエンジンを積んだ 非力な社用車を駆り、途中でスキー場の横を通り抜け一路横田町へ向かう。
吹雪の中の三井野大橋 今回は打ち合わせということで、場合によっては調査のために現場の写真を 撮ることになるという名目の元、正々堂々とE-10を持ってきている。(笑) が、幸か不幸か使うこともなく打ち合わせも無事終わり、帰路に就く。

今日は黄砂が激しい所へ持ってきて、途中・スキー場のある三井野原あたりで 吹雪はじめたので、フロントガラスが直ぐに汚れてしまい、運転していると 目が疲れてしまった。そんなわけで帰りに道の駅によって休憩をとる。

ついでにここの名物・奥出雲おろちループにかかる三井野大橋を撮影。 たしかここは日本で最も大きな2重ループとなっており、この三井野大橋を はじめ、高架橋とトンネルで山間をぐるぐるまわりながら一気に高低差200mを 駆け下りる巨大なループで、雪が積もると坂の傾斜もきつく、カーブが連続 するだけに非常に恐ろしいところである。(しかもループの頂上はスキー場である。)

ただ、このあたりは横田和牛の産地でお肉はおいしいし、 名物の出雲そばもなかなかよろしいし、おろちループをはじめ、この近辺の 渓谷美は新緑・紅葉・雪景色と実にいいところである。いずれは撮影会&グルメ ツアーの企画を立てたいと思っている今日この頃


03/01

尾張名古屋は城で・・・
どうも今年は予期せぬ出張が多い年である。今回も本来は予定されていなかった出張が 飛び入りで入ってきて、前日より名古屋に居座っている。

まぁ、幸いにして仕事そのものは比較的平穏に終わり、名古屋の支店で事務処理を 済ませた私は名古屋駅まで帰ってきたところ、ちょうど"のぞみ"が出発した直後 だったようである。まだ切符を購入していなかった私は悩んだ。

さて、次の"のぞみ"が出るのはあと1時間後である。1時間では何もできないから 名古屋駅の中をうろうろする程度である。それならいっそ何本か遅らせたら名古屋 市内を歩き回れるのではなかろーか? でも・明日も仕事だし・・・

セントラルパーク テレビ塔 が、私のカバンの中にはしっかり銀塩一眼レフAE-1がワインダー・AFズーム・50mmレンズ レリーズ・卓上三脚とフルセット揃っているわけで・・・ 結局写真の誘惑に負けて 3時間ほど名古屋にとどまることにした。最終目的地は名古屋城である。

しかし、何せ私は名古屋には何度も来たことがあれど、いつも同じ所にしか行ったことが ないため、名古屋の中心部についてはまるっきり土地勘がなかった。ここに私の蹉跌が あった。

名古屋駅に来る前、会社で壁に貼ってあった名古屋市内の地図を漠然と眺めながら、 名古屋駅を出てまっすぐ行けばとりあえずテレビ塔まで行けて、そこから西に向かって 適当に行けば官庁街があって、その先に名古屋城があるっ♪ って実におーざっぱな 位置関係だけを把握して出発した私には距離の感覚が欠落していた・・・

さすがに実際に町中を歩くのにその程度の感覚では心許ないので、とりあえず 間違えようがないセントラルパークに向かいつつ、途中のコンビニで地図を買った 私は程なくセントラルパークに到着し、そこでテレビ塔を撮影・・・ が、やはり 卓上三脚では撮影条件の制約が厳しく、四苦八苦しながら数カット撮影し、本命の 名古屋城へ・・・

名古屋城 が、何も考えずに出張用の荷物を総て抱えた状態(宿泊セットに書類の束に ノートパソコンとカメラ一式)で、しかもセントラルパーク経由で名古屋城まで 歩くとかなりの距離になる。途中からほとんど行軍の訓練状態である。しかし、 びんぼー人故の悲しさでここまで歩いたのなら今更タクシーを使う気になれず、 東京で地下鉄を使って迷った苦い思いでのため、地下鉄を利用する気にもなれず、 結局名古屋城三の丸に到着したが、門は閉ざされており中に入ることが出来ない。

仕方ないので、適当なビューポイントがないかと、本丸に最も近い搦め手側へと まわる。名古屋の地理には疎い癖に、名古屋城の搦め手がどこにあるかはだいたい 知っているのが、いかにもおたくである。(笑)しかし、広大な名古屋城の、しかも 大手側から搦め手側はちょうど反対側である。さらに移動距離が伸びる伸びる・・・

ようやく搦め手側にたどり着くと予想通り天守までの視界が開けたが、さすがは 名古屋城・それでもかなりの距離である。広角系のレンズしかないところへもって きて、この暗さで手持ち撮影では望遠レンズなんてとても使えない。仕方ないので、 一番明るい50mm F1.4で絞りを解放しても露出計はアンダーに振り切ったまんま・・・ 全然役に立たない。仕方ないので、カメラにレリーズだけ取り付け、カメラは木や ガードレールに固定し、勘を頼りにバルブ撮影する。

こんな時、E-10の実力の高さというか、20年以上の技術の差を感じる。
E-10が"デジタル"であるというのは別として、そのAE性能には雲泥の差が あると実感せずにいられないのであった。

それにしても足が痛い・・・(^_^;





戻る
前画面 Home 次画面
続き