津山城址
(岡山県津山市)
うんちく
津山城は森忠政(本能寺の変で有名な森蘭丸の弟)が1603年から13年かけて築城した
平山城です。が、明治に入り天守をはじめとする建造物は取り壊されたため、現在は
石垣のみが残っています。
大阪の陣以降に築城された城にしては珍しく実戦重視の城で、天守には当時はやり
はじめていた装飾などもなく、実用一点張りであったようです。その雰囲気は石垣からも
伺い知ることが出来ます。
撮影ポイント
今回撮影に行ったのがよりにもよって、桜は全て散った後、葉桜になるにはまだ
早すぎるという非常に間の悪い時で、なかなか撮影ポイントというのが見いだ
せなかったのもありますが、この城の場合、構造物が現存していないため特定の
撮影ポイントが見つけにくいです。
また、平山城という立地(周辺に城より高い場所がない)と木が茂りすぎている事
もあり、城跡全体を納めるのも困難であると思われます。
残るは、石垣をいかにかっこよく撮るかということになると思いますが、個人的には
幅の広い石段が続く大手側より、入り組んだ構造をしている裏中門跡(撮影ポイント@)
や天守台から北西方面を撮る(撮影ポイントA)のがいい感じがします。
ちなみに、ここは桜・ツツジ・藤・モミジなどなど、いろいろな植物が植えてある
ので(櫓があったところにまで木を植えなくても良かろうにという気もするが・・・)
季節を選んで行くのがベストだと思われます。
あと、レトロ建築物が好きな方は、近所に津山郷土博物館(撮影ポイントB
元津山市役所 昭和9年竣工)と津山基督教図書館(撮影ポイントC 大正15年竣工)
などもあります。(今回は撮影し損ねてしまいました。)
それにしても、せっかく立派な石垣が残っている上に、城跡に入るのに金を取って
いるのだから、少しは櫓でも復元すればいいのにと思うのは私だけでしょうか?
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