瀬戸大橋
(岡山県倉敷市)
うんちく
本四架橋の1番手として、1987年に全通した瀬戸大橋は、全長12.3km、うち海上9.4kmの区間を6つの橋と4つの高架橋で
結んでいます。本州四国連絡道路3ルート中、ここだけが道路・鉄道の併用となっています。(元々鉄道連絡船が通って
いたせいもあるのでしょう。)
今でこそ橋そのものの大きさでは明石海峡大橋が圧倒的に大きかったり、世界初の3連吊り橋の来島海峡大橋が出来たり、
斜張橋でも多々羅大橋の方が大きかったりするため、個々の橋だけをみるとインパクトに欠けるきらいはありますが、
それでも一つの連続したルート上に吊り橋・斜張橋・トラス橋と、各種バリエーションが揃っているところはここしか
ありません。(どうせなら、ついでにどこかをアーチ橋にしてくれたら良かったのにと思うのは私だけでしょうか?)
それにしても、ここは出来てから時間がたってしまったせいか、観光地としてあんまり取り上げてもらえないようで、
なかなか資料が手に入らなくて苦労します。
撮影ポイント
瀬戸大橋は、なにせ海上部分の全長が9kmを越える超・巨大な被写体ですから、撮影ポイントもかなり広範に
なります。よって、今回の地図は、広範囲の地図と部分拡大図の2本立てです。
最初のポイントは、渋川海岸(地図上ポイント①)です。
ちょっと、瀬戸大橋から離れすぎているのが難点(直線距離にして約9km)ですが、反対に橋の全景を側面から
見るにはこのぐらいがちょうど良いのでは無いでしょうか?
ここの場合、瀬戸大橋もさることながら、海岸の砂浜と海が非常にきれいなので、海岸の情景とあわせて
撮りたいところです。(って、主題を絞り込めないと、かえって中途半端な写真になったりして・・・)
つぎに定番の鷲羽山(地図上ポイント②)ですが、ここに行く前に、下津井瀬戸大橋の真下あたりにいってみるのは
いかがでしょう? あおりのアングルで橋の長さ・大きさを強調するのにはもってこいの場所だと思います。
さて、瀬戸大橋といえば鷲羽山というくらい? 定番の場所だとは思いますが、標高が136mしか無いため瀬戸大橋
全体を鳥瞰するまでにはいたらず、以外と撮影しにくい感があります。
あと、ここからは遊覧船が出ているので、海上から撮影することもできます。(私は乗ったこと無いですが・・・)
最後は、実際に瀬戸大橋の中にある与島パーキングエリアです。ここは瀬戸大橋のほぼ中央にあり、島を縦断
する形で橋が通っております。岡山県側からだとどうしても遠くになるため撮りにくい備讃瀬戸大橋とかを間近に
撮ることが可能です。
備讃瀬戸大橋は吊り橋なので橋の両端には巨大なコンクリート製のアンカレイジがあるのですが、
橋の重量を支えているだけのことはあって、かなりの迫力ものです。これをあおりで狙ってみるのもおもしろそうです。
また、金を惜しまないのであれば観光船とかヘリとかいった乗り物を駆使していろいろな角度から撮影することが可能です。
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