岡山城
(岡山県岡山市)
うんちく
岡山城は元々永禄年間(1558〜69)に金光宗高により築かれていた石山城を元に、宇喜多直家・秀家が改修
を行い、1597年より岡山城と呼ばれるようになったものです。見ての通り天守は黒い下見板張りをもつその姿から
別名、烏城・金烏城と呼ばれます。
この城の天守はかなり特徴が多く、黒い下見板張りの外にも、安土城を模して作られた不等辺五角形をした
構造や、安土桃山期の城にしては居住性が良いなどなど・・・ 独特のものなのですが、惜しむらく1945年の
空襲で消失してしまいました。ただし、月見櫓だけは焼失を免れ、現在は重要文化財に指定されています。
現在の天守は1966年、岡山大学に残っていた図面を元に復元したものです。
撮影ポイント
岡山城は築城400年にあたる1996年に外装を一新しており、黒い外観に白い壁と金の鯱が独特のコントラストを
出しており、非常にきれいな状態です。また、不等辺五角形という特徴ある形のせいもあって、見る角度により
全く異なった姿を見せてくれます。
是非、歩き回っていろいろな角度から撮影してみることをおすすめします。
岡山城天守 本段から見た天守は(地図上ポイント@)石垣が無いので城の一層目と同じ高さから城を見ることに
なります。ここは大きく分けて。向かって右側から庭園の緑と組み合わせて撮影するか、左側に移って、
安定感のある城を撮影するか、2通りがあると思われます。
つぎは、旭川側に降りて(撮影ポイントA)石垣の上にそびえる城をあおりのアングルで撮影すると、
本段からのアングルとは打って変わって城の高さを強調することが出来ます。
また、夜間はライトアップされており、夜景撮影も可能ですが、ここの城はライトアップに使用している
光源が水銀灯であるため、ホワイトバランスの調整に注意が必要です。デイライト固定(5500KB)では
緑カブリしてしまいます。
ちなみに、私のC-1400XLではオートWBが一番自然な感じになっています。
あと、旭川にかかる月見橋(撮影ポイントB)から撮影すると、旭川を絡めたカットを撮ることが出来ます。
それから、現存する月見櫓は月見橋の岡山城側にあるのですが、ここは周辺に木が茂っており以外と撮りにくい
ものがあります。
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