筆影山
(広島県三原市)
うんちく
筆影山は三原市の南寄りに位置する標高268mの山で、沼田川河口に広がる
三原の市街地や因島大橋を見渡すことが出来ます。また、隣接する竜王山と
尾根を繋ぐ林道からは、尾道大橋・因島大橋・生口橋・多々羅大橋を眺める事が
出来ます。
本土側から上記四つの橋を全て渡って撮影するとなると、片道だけで\2,000-程度?
の出費を覚悟しないといけないのですが、ここで撮影するのはタダですから、
実にコストパフォーマンスが良いと思われます。(笑)
また、時期をうまく狙っていけば、因島大橋の上に昇る朝日を撮る事が可能だと
思われます。
撮影ポイント
筆影山山頂にある展望台までは直接車で乗り入れることが可能です。(詳細地図参照)
ただ、展望台よりは、それよりやや下った位置の方が木に視界をじゃまされず、
撮影しやすい場合があります。
また、筆影山はやや標高が低く、また位置的に三原市街地よりなので、三原市は
よく見えますが、尾道大橋の方はよく見えません。で、筆影山に隣接する
竜王山の方がよく見えます。が、尾道からは距離がありすぎるので、尾道の町並みや
尾道大橋を撮るのであれば素直に千光寺に行くことをお勧めします。(笑)
まず、筆影山山頂近辺(地図上ポイント①)は、今回ピックアップした場所の中で
最も因島大橋に近い場所であることから、因島大橋狙いで行くのが良いと思います。
また、三原の市街地(特に夜景)を狙うのも良さそうなのですが、三原方向は雑木林
がちょっとじゃまになるため、木々の切れ目を探す必要があります。
次に竜王山(地図上ポイント②)ですが、今回の撮影場所の中で最も高い場所になる
ので、遠くまで視界が開けます。大気の状態さえ良ければ四国も見えそうです。
ここからは、先に挙げた4つの橋全てを眺めることが出来ますが、尾道大橋は
距離がありすぎ、生口橋は因島と佐木島に隠されて、橋の主塔しか見えません。
ここでの撮影は、視界の広さを生かしたパノラマ撮影が良さそうです。
筆影山から幸崎町までを結ぶ林道(撮影ポイント③)は、普通車1台がぎりぎり
通過できる程度の幅しかなく、しかも一部未舗装道を含むため、アクセスには
問題ありですが、ここからなら多々羅大橋をなんの障害物無しに、しかも高い
視点から撮影することが出来ます。
ただ、今回ピックアップした場所全てに言えることですが、橋をメインに
撮影しようと思った場合、被写体までの距離が8~9kmはあるため、せめて200mm
以上のレンズは欲しいところです。
私が使用したレンズは140mmだったので、橋が小さすぎて、ここに掲載した
写真を見ただけでは、どこに橋が写っているのかわかんないという間抜けな
写真ばかりになってしまいました・・・(^_^;
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