VSJ 2010 日本バイオリン製作研究会・2010 秋の製作研究会と弦楽器フェアー HOME
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同郷の先輩会員・野田脩次翁の、たっての紹介でこの会に入会しました。
田舎で、細々と、趣味家としてやっていけばいいと思っていましたが、
ぜひ、中央へ出て、皆さんと一緒に学んで欲しいというのです。
それで、思い立って入会を決意した次第。
もともと、この会は日本弦楽器製作者協会から趣味家指向の仲間たちが集まって分離したものという。
そのホームページはこちら

今年も弦楽器フェアーが、この11月の第一日曜を入れて、5日(金)、6日(土)、7日(日)の三日間、
丸の内・北の丸公園にある科学技術館で開催されました。
そのイベントに合わせ、近くの九段下にある貸し会議室で製作研究会が開かれました。

◇ 小田急で東京へ 弦楽器フェアー
小田急線から見えた富士山。冠雪が見られました。 まるで、小学生時代の遠足の、前の日のようにこころ浮き浮き、それくらい、久々の東京行きでした

さいわいに、当市の裾野駅から新宿まで、小田急のロマンスカー「あさぎり」で直行です。

電車に乗っても、気持ちは、もう旅行者。

日頃は飽きるほど目にしている富士の山も、なぜか新鮮味があります。
その日に、弦楽器フェアーを見て、近くの九段会館ホテルに一泊。
事前に、ネットで予約しておいたのです。

翌日も、朝、テレビの天気予報で報じていましたが、一年でいちばんという小春日。お堀に映る初秋の景色もひときわでした。

ここは、九段から、重要文化財になっている「清水門」を通り、その近くに科学技術館があるのです。
お堀に映る武道館
弦楽器フェアーの会場風景 国内の製作者の作品から、弓からケース、付属品メーカーのブースや、ヨーロッパ・メーカーのブースも数多く出ていました。

また、ヴァイオリン族だけではなく、ギターやマンドリンの製作者の作品も見ることができます。
ブレッシアの名工、ガスパロ・ダ・サロの実物が、ある楽器店のブースに展示されていました。

このガスパロは、ジョバンニ・パオロ・マッジーニの師匠、ここ何年かマッジーニのレプリカなど、いろいろな意味で興味がある古い、ヴァイオリンの創世記タイプのモデルだけに、うれしい出逢いでした。
ガスパロ・ダ・サロ
いつも材料をいただいている、ヨーロッパのスロバキアに本社があるSVS.TONEWOOD社の社長、オンドレ・シマさんにお逢いすることもできました。

チェロ用の部材を2セット買ったばかりでしたから、シマさんも私のことはよく覚えていてくれました。

お上りさんモードで、東京店の方にシャッターを押していただきました。
◇ 日本バイオリン製作研究会 ・ 2010 秋の製作研究会 ・ 初参加
春の作品展示会のとき、視聴した会員の皆さんのアンケートによる上位作品が一同に並べられました。 製作研究会・会長、川原氏、開会の挨拶 
  音階程度でしたが、その出品作の音も出し、つくった人の製作ポリシーを聞きながらのディスカッション。
ベテランの皆さんの作品だけに、たいへん勉強になりました。
それぞれのポリシーは批判することなく、認め合いながらも、結構、熱い論議が交わされました。

それを司会者役の方が白板にまとめ、その要点を抜き書きして、それをもとにさらに突っ込んだ質疑応答でした。
皆さんが、それぞれ確固としたポリシーをもってつくっています。 論理型の人、ごくごく自然派の人、それはそれでどれもいい音を出していますから、本当に音づくりというのは難しいものですよね。

あらためて、自分の技術の稚拙さ、いい加減な仕上げに反省

来春の展示会を目指して、いざ、精進、精進!**
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