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真っ二つに割れてしまったチェロの修復 2.  July 09 HOME

表板の大きな割れが修復できれば、あとはもう、問題はありません。

   ◇ 本体全体の剥がれや割れの修復   

側板エンド側・左右両方の割れを接合し。パッチも同時に接着。


各所のライニングの浮き、剥がれを接着。
上の写真ではしっかりと付いているようなエンド・ブロックも、簡単に剥がれ
付け直したり、あちこち、補強しています。
   ◇ エンドブロックの接着  

エンドブロックは、いちばん加重のかかる部位、その分しっかりと接合。

◇ 割れ・修復済みの表板をボディに接合

ヴァイオリンやヴィオラと違い、大きい分、片側ずつ貼りました。

要所要所はスプール・クランプで正しい定位置に仮固定して接着。

汚れをメタノールで拭き取り、キズだらけのボディ全体を
細かな水研ぎペーパーで研磨。

きれいな下地にしてからでないと、オーバーニスの仕上げに影響します。

オーバーニスは薄く、三度ずつ塗りましたからすっかりきれいに・・・。 あとは、駒や魂柱など、フィッティングで完成です。

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