2、訪問地
【第1回】2003/12/06
初めてのソウル(京福宮、民俗博物館、「南大門」界隈)
【第2回】2003/12/07
ソウルの中心「明洞」界隈、京廟、宗昌、聖徳宮、昌徳宮
【第3回】2003/12/08
雪のソウルと金浦空港の歓迎振り
3、プロローグ
今日は旅行最終日でホテルでゆっくりして、迎えのバスで金浦空港に向かうだけである。しかし、旅行ツアーには土産店に立寄るのが計画されておりキムチと海苔の店に連れて行かれた。全く買う気が無かったが、韓国チョコレートと韓国飴を買った。このように買う気が全く無くても多少は買うのだから、旅行社の思惑通りになったことになる。
4、旅行のハイライト
項 | 見 学 先 | 説 明 |
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1 | 雪のソウル | 最後の日は予期せずして雪、雪のソウルを見られた。 |
2 | キムチ・海苔の店 | 旅行社の策略通りの定番土産店。 |
3 | 歓迎の金浦空港 | 金浦⇔羽田 直行便開設を大々的に祝う。 |
5、同行者
妻、長女、次女
6、旅程
日 程 [3日目]
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Hotel Hilton Seoul
散策・出発 8:00〜11:37
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Bus |
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⇒
Bus |
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⇒
Air |
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⇒
monorail |
キムチ店 |
金浦空港
店内散策 |
羽田空港
帰国 |
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12:05〜40
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13:00〜15:00
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16:35〜17:20
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浜松町駅
<乗換え |
⇒
JR |
東京駅
乗換え |
⇒
JR |
豊田駅
到着 |
⇒
Taxi |
帰宅
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17:40〜45
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18:05〜18:10
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19:00〜05
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19:10
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[第3日目] 12/8
(1)ホテルHILTONの朝
朝起きて窓の外を見ると雪がちらつきホテルHILTONの庭は一面の雪で覆われていた。よく見るとホテルマンが顧客の通る場所の雪掻きをしていた。
窓から見るソウル市街はどんよりと暗く雪が舞っていた。35年前冬のロシア(旧ソ連)で見たホテルからの風景に似ていた。いかにも寒そう(−10℃以下だろう)で薄暗く重苦しい北国独特のムードである。
のんびり窓外を見ていると正面の通りの向い側に「忍」(しのぶ)という日本名のクラブがあった。CLUB SHINOBU と英文字でも書いてあるから日本の店に違いない。というよりも「日本人客を当てにした店」といった方が正しいのかもしれない。「経営者は韓国人という事もあり得るし」などとどうでも良いことを一人で考えているのもゆとりの時間を過ごすには十分だ。
ホテル前の道路を走る自動車を見ていても飽きない。韓国に来て気づいたことでもあるのだが、韓国の自動車はかなり普及していて日本と余り変わらない感じがするが、トラック類の普及が大変遅れている。日本では当たり前の小型トラック、中型トラックは殆ど見ることが無く、小型バイクが牽引したリヤカーや小さな三輪トラックが中心なのだ。ホテルから見ている間でもそのような三輪トラックが何台か通過した。
雪のホテルHILTONとソウル市街 | 庭を雪掻きする人 | クラブ「忍」 |
(2)ホテルでくつろぐ
出発までは時間があるのでホテルでくつろぐことにした。部屋にあるテレビはケーブル・テレビらしく十数チャンネルがあり韓国語の放送のほか、米CNN、英BBC、日NHK・BSが見られ時間つぶしには十分であった。NHK・BSでは俳優「米倉斉加年」の「ボローニア・絵本にたくす思い」を放映していた。 外は寒そうなので外出はしないでホテル内の散策をすることにしたが、これもまた結構楽しい。ブランド品の店では買うつもりは無いが自らの「眼力の育成」のため見て廻っが、客が少なく店員がすぐに近づいてくるので興醒めした。絵画や郷土品の店は店員も親切で娘達は何か気に入ったものを買っていた。私は「ほのぼのした絵画」等を見て過ごした。 一通り見てロビーに下りてくるとルフトハンザ・ドイツ航空(LH)のPRコーナーがありそこにあったファーストクラス用座席(見本)の説明を受けた。フライトアテンダント(スチュアーデス)が親切にリモコンの使い方などを説明してくれた。スチュアーデスは我々との会話は英語を使うが、本部との連絡にはドイツ語を使う韓国人であった。9月に我々家族はLHでミュンヘンに行った事など少しの会話をし、最後に「ダンケシェーン」とドイツ語のお礼を言ってその場を離れた。 |
NHK・BS を楽しむ | 中央ホールのクリスマス飾 | ほのぼのした絵画 | LHのスチュアーデスの説明 |
(3)バスの迎えでキムチと海苔の店
ホテルに観光バスが迎えに来てくれた。時間までにワンペアが来ないのでガイドさんが確認するとまだ寝ていてこの二人はタクシーで空港に行くとの事、団体では必ずこのような他人迷惑の人がいるものだ。 バスは少々遅れて動き出した。外観と内装は日本のバスと殆ど変わらないがクッションが悪くガタガタ揺れる。ハンドルはパワーステアリングではないし、ギアもロングストロークの昔の技術だ。これを見る限りバス製造技術も20年以上遅れている感じがした。
土産店に立寄るのはこの旅行パックの一環になっており「キムチと海苔の店」に連れて行かれた。店に入ると木製の長い椅子に順番に座らされて次々と各種のキムチが回されてくる。回転寿司ならぬ回覧式キムチなのだ。最後に特製海苔の見本という具合だが、海苔は高価なので試食はさせない。我々家族は元々買うつもりが無いので中座して店の隅にある土産売り場に行った。そこでも日本語で「いい海苔があるよ」などとしつこく着きまとうのには閉口した。結局、ここで韓国チョコレートと韓国飴を買ったのだが、結果として旅行エージェントの策略に嵌ってしまった。(大したものではないが空港店の方が開通記念20%割引セール中で安かった)
(4)金浦空港
金浦空港の出発ロビーには2003年11月30日に「金浦⇔羽田」間が開通した事を祝う垂幕が幾つもあり、韓国の歓迎振りが伺えた。(我々は開通後7日目に来た客である)
出発ロビー前にある免税店は広大でブランド品を初めとする高級土産店が並んでいた。平日という事もあるが旅行客が殆ど無く店員が気の毒なくらいであった。それに比し、羽田の出発ロビーは全く何も無い田舎の駅のようであった。
一旦、チェックインしてしまってから、垂幕の写真を撮り損ねたので入口ぎりぎりで写真を撮っていたら、(お互い言葉が通じないので)「どうぞ一旦出てゆっくり撮ってください」と手招きで勧めてくれた。お陰で正面からの垂幕の写真が撮れた。「祝」の大きな垂幕を挟んで4航空会社の垂幕が左から全日空、アシアナ航空、大韓航空、日本航空の順に並んでいた。
ANA アシアナ 祝賀幕 大韓 JAL | 「金浦⇔羽田」線・開設祝賀幕 | 広大な免税店 |
(5)帰国
チェックイン後、飛行機は予定通り離陸した。あっという間に韓国の地を離れて日本海上空に達してしまった。機内サービスが始まり先ずビール、その後、赤ワイン、白ワインを短い時間にもかかわらず快くサービスしてくれた。やはりJALはいい。(9月ドイツ旅行の帰りではLHの日本人スチュアーデスの態度の悪さには閉口した。35年前のアエロフロート・ロシア航空のサービスといい勝負だ)
機は東京に近づいた。房総沖から西に入り東京湾アクアラインが見え、左旋回するとレインボーブリッジが見えた。在職中に幾度となく見た東京の夕闇風景だ。東京に帰ってきたという気分になった。無事着陸して機は国際空港ロビーに向かう。途中、赤いネオン灯でTOKYO<と書いた建物が小さく貧弱に見えた。通関後、例のシャトルバスに乗るともう夕闇で「東京国際空港羽田の夜景」は素晴らしかった。
搭乗予定のJAL・B767 手前の白い部分はは雪 |
翼下はレインボーブリッジ |
TOKYO国際空港は貧弱 |
東京国際空港羽田の夜景 |
「初めての韓国(ソウル)の旅」第三日目はゆとりある時間をのんびり過ごし、韓国ソウルの思い出を乗せて日本に向けて飛び立った。
これで「私の初めての韓国(ソウル)」の報告をを終了する。
【韓国旅行で知ったこと】
今回の韓国旅行で知ったことは「韓国はやはり一番近い隣国」ということであった。なにしろ、韓国語は日本語に良く似ており、文法は殆ど同じなので言葉を置き換えればほぼ翻訳できる位似ていることを発見した。その中でも「面白い」と思った事は、日本語の疑問文は「〜〜〜か」というが、その表現が韓国語も全く同じなのだ。例えば、「ありますか」は「イッスムニカ」という具合だ。
また単語も漢字から来ているものは本当によく似ている。幾つかの例をあげると、
漢字 | 日本語読み | 韓国語読み |
---|---|---|
韓国 | カンコク | ハングク |
関税申告書 | カンゼイシンコクショ | グアンゼシンコソ |
免税 | メンゼイ | ミョンゼ |
税関 | ゼイカン | ゼグゥン |
市内 | シナイ | シネ |
会計 | カイケイ | ケイサン(計算) |
浴室 | ヨクシツ | ヨクシル |
韓国語の外国語(英語)読みは日本語よりも英語読みに近いような気がする。
韓国語にはディ(di)ドゥ(du)ティ(ti)トゥ(tu)やム(muではなくm)等、日本語の発音に無い音が沢山あるので英語の原音に近い表現が出来るのだと思う。
英語 | 日本語読み | 韓国語読み |
---|---|---|
shampoo | シャンプー | シャムプ |
rinse | リンス | リンス |
twin room | ツインルーム | トゥインルーム |
bed | ベッド | ベッドゥ |
restaurant | レストラン | レストラン |
taxi | タクシー | テクシ |
「ありがとう」は、「カムサ(感謝)ハムニダ」で Thanks そのもの。
この話は別のメニュー【私の雑学】⇒【「ありがとう」とはどういうこと】をご覧下さい。←<クリックして下さい>
以上、日本語と殆ど同じ韓国語に大変興味を持った旅となった。