2005年7月28日(木)晴 以前ご紹介した”「阿吽の呼吸」の不思議”以来、懇意にさせていただいている書の先生が、このたび絵画の先生とお二人で「ふたり展」を開き、その招待を受けたので鑑賞してまいりました。
東京銀座には画廊が沢山ありますが、京橋の「くぼた」という素敵なギャラリーでした。
東京銀座・ギャラリー街 | 画廊「くぼた」前の神尾先生 | 神尾先生(書)と小林先生(絵画) |
この展示会は書の神尾紫楊先生と絵画の小林昌子先生の二人の作品を展示するとうことから「ふたり展」と名づけたとのこと。このように書と絵画を一堂に展示するという試みは初めてと思いますが大変よい感じて展示されていました。
今回も神尾紫楊(浄水)先生と私の出会いの契機となった「あん」の作品の第二号と言うべき作品が展示されていました。
「あん」の展示場 | 作品「あん」第二号 | 神尾紫楊先生と私 |
神尾先生の先生、即ち大先生の番場松香先生が視察に来られて今回の成功を祝福されました。
大先生番場松香先生が下見鑑賞に | 小作品コーナー(正面小部屋) |
小作品は台紙、額、表装などが本当に洒落ていて作品を盛り上げていました。
絵画は力強い作品が多く鑑賞客を魅了します。
今回も素晴らしい展覧会を鑑賞させて頂き、素敵な先生方にお会いできた心に残る一日となりました。
【註】あうん「阿吽」
梵語 a-hum「阿」は口を開いて発する音声で字音の初め。「吽」は口を閉じるときの音声で字音の終わり。万物の初めと終わりを象徴。
@最初と最後。密教では、「阿」を万物の根源、「吽」を一切が帰着する知徳とする。
A寺院山門の仁王や狛犬などの相。一つは口を開き、他は口を閉じる。
B呼気と吸気。
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