ハチ的日記・2007年

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12月31日


 今年も『八兵衛の部屋』をご贔屓いただきまして、ありがとうございました。

 いやいやいやいや、この前の伊集院じゃないけど、今年は何をやったのか、なかなか思い出せない。今年を振りかえろと言われても、直には思い出せない。ここの日記や、本当の日記帳を読んで、辛うじて思い出せた程。

 んで、一言で表すなら、突っ走ってたか飲んだくれてたかのどちらかで終始した一年だったな。来年も、似たような1年になりそうだ。ま、何にしても、少しでも実りのあるものにしたいわな。

 では、皆様、良いお年を。


12月25日


 年末の仕事で、ヘロヘロかつボロボロに死にかけ、家に帰るや、ヤケ酒半分に飲んでは寝る日々を送っている、今日この頃。

 今日も今日とて、昨日録っておいた「伊集院光・深夜の馬鹿力」を聞きながら飲んだくれてると、伊集院が番組開始早々「勝ち組様がたは、今頃ホテルで交尾でもなさってるんだろ?」と、伊集院節を爆発させていた。

 そりゃあ、彼女持ちとかいう特権階級様が、クリスマス・イブの夜中に、こんな番組聞いてるわけないもんなぁ。

 「負け組でも、ラジオ好きの良い人は、チャリティーミュージックソンで寄付でもして」……ゑっ……チャリティ…ミュージック……あああああああああ!!忘れてたっっ!!!

 いかん。これは不覚!毎年、チャリティミュージックソンに寄付してた筈なんだが、仕事が余りにも忙しかったのか、今日の今まで、キレイさっぱり忘れてた。しかも、思い出したのが、よりによって、ウラ局の番組という体たらく。今度、寄付を振り込んでおこう。ふぅ…(ため息)

 それはそうと、番組中に伊集院が言ってたんだが、年始の「Qさま!!」特番にて、伊集院が楽太郎師匠と共演するんだと。このラジオで、散々毒を垂れ流しまくっている伊集院が、こと師匠の事となると、別人の如く恐れ震えて、完全に畏怖しちゃってるもんな。古典芸能での師弟関係は絶対ってのは、本当にマジらしい。

 すでに収録は終わってるそうだが、笑いを取るとか師匠の顔を立てるの様々な要素を天秤にかけつつ、緊張しっぱなしだったとか。恐らく、0.13トンの巨体が、別人の如く縮こまったんだろうな。

 っていうか、聖書には蒼ざめた馬って言葉があるが、番組中では馬ならぬ、蒼ざめた豚が見られるって事になるのだろう。これは今から楽しみだ♪


12月24日


 今日は家の連中が、ハチ以外全員休みなので、クリスマスって事だし、夕食にピザをとる事にした。帰宅直後、タイミングよく届いた。

 さて、クリスマスだし、とっておきの酒を開けようじゃないか。今回は、なんちゃってドンペリこと「ロジャー・グラート・カヴァ・ロゼ・ブリュット」をば。カードのポイントで貰ったのが2本あるので、まずは1本開ける。

日・西の紅の至福が、夢の共演

 見た目、甘いかな?と思ったら、ブリュットの辛味もあるかな。カヴァ独特のシャープな辛口と、ロゼワインの柔らかさが、互いをジャマしてなく、口の中で良い感じに共存共栄しているのが好感触。

 もう1本残ってるので、正月用にとっておこう。


12月23日


 「博多のギャンブラーなら、今年は有馬よりも賞金王だろ?」 芹沢マコト(クイズ地獄副管理人・765プロ福岡プロデューサー)

 そんなワケで、競艇の年末ビッグレースであるところの賞金王決定戦競争が、何と今年は、福岡競艇で開催されている。公営レースはライブが一番と考えているハチ。その上、この大レースときたら、居ても立ってもいられない。

 とはいえ、残念ながら優勝戦は25日で仕事。なワケで、優勝戦は前売りで買うことにして、今日、見に行くことにした。

 昼過ぎに起き、原稿で荒れ果てた部屋を、最低限生活できるレベルにまで回復させた後で出発。12レースの〆切間近に到着。

 舟券買って、場内をウロウロ回ったが、3年前の全日本選手権以来、久々のSG開催に、相当気合入ってるらしく、会場のデコレーションがかなり凝りまくってたな。特筆に価するのは、会場に置いているスコアペン。普段は、競艇の色に合わせ、白・黒・赤・青・黄・緑の6色。が、今回は賞金王のシンボルであるゴールドヘルメットにかけたのか、会場のスコアペンが、全部金色。記念に、1本持って帰った。

 全レース終了後、1時間もすれば、翌日の番組(レース内容)が決まり、前売り発売が始まるので、レースが終わって、ちょっと待つ。人々が徐々に引いていく中、しばし祭の静けさを楽しむ。

 準備が出来たようなので、入り口側の前売り発売所に向かう。さて、何を買おうか?出走表を見ると、今日の12Rであっと驚かせた吉川が、1号艇に入ってる。優勝戦の1号艇といえば、モーターレースで言うところのポールポジションなので、外すわけにはいかない。よって、1号艇を軸に。

 あと、ハチのジンクスとして、同人イベントが間近の時は、自身のサークル番号も買うことにしてる。1月のトレジャーはI-07aなんだが、競艇は6までなんで不可。ガタケットが44なんで――トレジャーの青ブーともひっかけて――4号艇と、さらに気になる2選手の3点流し。

 ……とはいうものの、吉川のフロック(まぐれ)臭さが拭えないので、拡連複(競馬・競輪のワイドど同じ)で、バットを短く持つ戦法で挑んだ。

 先に結果を言うと、1号艇・吉川が見事に優勝。2着には5号艇松井、3着には4号艇魚谷が滑り込んだ。ハチの買い目は1−3・4・5だったんだけど、拡連複にて1−5の370円&1−4の270円とダブル的中。勇気出して2連複買ったのなら1220円だったんだが、ハチにはその勇気は無かった。

チキン舟券でも、的中は的中。先の金色スコアペンも一緒に載せとく

11月13日


 買って来たよ。そう、例の赤い本。

チャイニーズ・バイブル

 …間違えた。こっちの方だ。

白か赤かのどっちかだろう、と予想してたが

 この時期恒例の、鈴玉レンリ単行本「red carolla」限定版でござい。

 いつもなら、冬原稿完成のご褒美として取っておくんだけど、今年は執筆モチベーションを上げる為に、さっさと封を切って読むかな?と考えた。特典の一つ、壁紙ダウンロードの期限が気になるし。

 ――いや、今回も取っておこう。写真を撮った後、本を再び袋に入れたハチであったとさ。

 ちなみに先の毛語録は、昔、Kから土産で貰った代物。神保町の古本屋にて、100円で買ったという。1969年刊で、当時の価格が150円。って事は、今なら文庫本ぐらいの値段かな?

 で、内容は、そりゃあもぉ、珍言妄言のオンパレード。何ページもダラダラと書いてあったが、一言で表現すると「人民は一切の思考を停止し、毛沢東を崇拝せよ」って事。どっかの本で、文革を「自ら建設した国家を否定した」と評したが、当にその通りの内容だったな。たま〜にパラパラと開いてみると、妙に笑えて良い。


11月9日


 母上がお土産を持ち帰ってこられた。職場の人の、宮崎土産らしい。

最近、何かってーと、宮崎特産品だな。別にいいけど

 『きなこ漬』とかいう漬物。ほぉ、これは珍しい。…あれ?よく見ると、ちょっと変だ。

漬物に、冷やすもヘッタクレもないと思うんだが

 ほら、上のラベル。『着色料は一切使用してません』の間に、何やら消した後があるじゃない?

この感じは修正テープか

 写真じゃ分からないけど、かすかに「保存料は」って書いてあるのが確認できた。

 これは一体、何なのやら。あちこちで偽装疑惑が流行ったんで、こりゃヤバい、と誇大広告を抹消したのか。としたら、宮崎ブームに水を差す一大スキャンダルじゃないのか!?ち、知事ーーーーーィィィィィ!!これはどういう事よ!

 ――とは言ってみたものの、案外、単なる印刷ミスで、刷り直すのが勿体無かっただけ、ってオチで落ち着くんだろうが。それにしても、紛らわしい。それに時期が悪すぎ。


10月28日


 そろそろ冬の原稿……のコンテ(ネーム)ぐらいはやっておきたいので、今夜は呑みだめしておく事にした。

激しく同意ですが、何か?

 ハチは、同人原稿を早朝にやる人なんだけど、コンテまでの頭脳労働は、どうしても夜じゃないと駄目で、深夜まで頭を抱えて、あーでもないこーでもないと、無い知恵を何とかひねり出してる状況。なんで、飲む必要が無い。

 ってか、寝る時間が遅いんで、飲みたくても飲めないのが実情なんだけどね。

 だけど、一旦作画が始まれば、0900時寝で0300時起きぐらいの、超早寝早起きが効く体になっちゃう。なんで今度は、睡眠薬代わりに毎晩ガンガン飲む事になるんだわな。

 ついでに、今夜初めて飲んだ物件の感想でも。

 スパークリングホップキリン…良く言うと、ホップって、こんな味がするんだぁ…と、再確認させられた。悪く言うと、ホップの風味で醸造アルコール臭さを消した、そんな感じ。第3のビールではなく、全く別の酒だと認識できれば、悪くない。

 あじわいアサヒ…使用スピリッツまで全て、麦由来と銘打っているところから、なーんか×リスを発泡酒で割ったような感じかな?と思ったんだが、そのまんまだった(笑)あと、アサヒなのに、何となくサッポロっぽい味。

 「ちょっと」はい?母上、何でしょうか。「あんた、料理用に買ってきた白ワインを『不味い不味い』言いながら、何だかんだで、半分ぐらい空けたでしょう」ん〜何のことでしょうか?母上。フフフ…


10月14日


 今日は博多プリンセスフェスタの日。

 前日、職場の飲み会でかなり呑んだのだが、朝は何とか起きた。とはいえ、やっぱ、酒が残ってた上に、博多に行くは久し振りなんで、時間のタイミングを誤ったのが重なり、出発が大幅に遅れ、結局着いたのは、開場10分後。それでも、行列は無かったのか、すんなり入れた。

 が、一歩会場に入った途端、ムワワワワ〜〜〜〜っと押し寄せてくる異様な熱気に、思わず後ずさりするハチ。このイベント、ボーリング場をメインとする多目的施設の1ホールを借りて行われているんだが、中は意外と人が詰まってる。そんなワケで暑い。それに元々、冷房が効き難い部屋なんで、更に暑い

 その上、パンフを見てみると、規模の割には、サークルのレベルが高い。イベントの趣向上、男向きのサークルばっかり。となれば、自然と場の熱気が増し、これまた暑い。行きは長袖着てきたけど、かなりしんどい。

 さて、会場がボーリング場で、入り口ホールすぐ側の部屋で行われるだけあって、チラチラと覗き見する人々が居たのはご愛嬌――と言いたかったんだが、そうとも言ってられない事態が発生。

 いかにも、ここの参加者の大多数とは真逆のベクトルであろう男性数名が、突如乱入――って言っても、ちゃんとパンフを買って入ったんだが――し、会場を周回し始めた。

 ほら、即売会で明らかに場違いな、イケメンオシャレ様に遭遇したとしても、我々と似たような、そういう『ニオイ』のする人って、分かるじゃない?でも彼等は、ハチとかと明らかに住む場所が違う人間の気配を漂わせていた。

 ――いや、分かってるよ。彼等は彼等なりに同人を理解しようとしてるんだろうし、同人界としても、このような異文化交流は、決して悪く無い。それに別に会員制でも何でもない千客万来なんだし、彼等をとやかく言うのはお門違い。でもさぁ…でもさぁ…モテモテ様に免疫の無い、ハチのような非モテの同人野郎にとっては、「セブン・イヤーズ・イン・チベット」での、曼陀羅を蹴飛ばす紅軍兵と同じように思えてしょうがないんだよぉぉ…――すまん、被害妄想誇大妄想が過ぎた。

 実際は、トラブルは全く無かったし、ハチのような伊集院思想にどっぷりと漬かった被害妄想誇大妄想の徒以外の、殆ど全ての人にとっては、彼等は、一介のいち一般参加者に過ぎなかった。ハチも、最初は、もしかして荒らしに来たのか!?と、内心恐れたが、彼等に悪意は無く、本当に遊びに来ただけなのが分かって以後は、カルチャーショックに対し無邪気に喜ぶ彼等を、微笑ましく観察する余裕ができた。

 ふぅ…場所が場所だけに、こういう事も起きるのか。とはいえ、一つの恐ろしい事実に気がついた。ハチは――ってか、『こちら側』陣営の人々――はよく、外見や趣味嗜好で、他人から悪く言われている。現に、帰りのバスで「学校の誰それは、オタクでキモい最低」という会話を耳にした。

 でも、でもだよ?今日の一件で、ハチも結局は何だかんだで、他人を外見だけで判断しちゃってるんだわな、これが。…んな事やってたんじゃあ、被害者ぶる資格はないな。

 なーんか、色々と反省させられたし、言い方を変えれば、勉強にもなった一日だった。

 さて、この後は冬の新刊に取り掛からねば!と言いたいところだが、コミケが委託コーナーを止めちゃったんで、どうしようかと考えてる。――いや、厳密に言うなら、コミケに参加できないんでモチベーションが上がらない、かな?――とはいえ、上手くなりたければ描かなきゃいけないので、できるだけ早く、次の新刊の用意をしないとな。ふぅ……


10月7日


 とある本にて、「酒をストローで飲むと少量で酔える」とあった。んで、モノは試しにと、ストローを調達し、試してみた。

 え絵ゑっ!?ま、マジか!!?いやいや、これは凄い。350ml缶を半分ぐらい飲んだ時点で、いきなり、酒が腹の底にズドン!とクるじゃないか。

 半信半疑でやってただけに、この恐るべき効果は、ちょっと怖くなった。1本半で、早くもフラフラになったハチ。残り半分を飲み干すのが辛い。

いやいや、驚いた。本当に、酔いが早くなるんでやんの

 これは使える!金無い時――厳密には常時無いんだが――急場しのぎの呑みには、良い感じ。


10月6日


 久々に本格的な呑みを――いや、酒自体は、ほぼ毎日飲んでるんだが――やりたくなって、ビック酒販に。コルドンネグロが目当てだったんだが、残念ながら売り切れ。ならば、まだ飲んだ事の無いカヴァに挑んでみるか、と選んだのが、コドーニュ・オリジナル・ブリュット(※)

 カヴァの生みの親であり、スペイン王室御用達だという、このメーカーが作ったカヴァ。さて、その味や如何に?

高貴な香り漂う酒と、ハチの所信表明…じゃなくて比較対照の図

 ラベルで銘打ってる通り、辛口。でも、コルドンのようにシャープな飲み口一辺倒じゃなくて、多少の柔らかさを残している。そんな辛口。後にちょっと酸味が残るけど、アクセントになってて、悪くない。色んな料理に合うんだろうが、どちらかといえば『料理の引き立て役』ってよりは『呑んで』楽しむ方に、向いてそうだ。

 結局、そんなこんなで、飲みきりのワインとか日本酒とか冷蔵庫のビールとか、ズカズカと空けまくり、何だかんだで、夜明け前の5時まで飲んでた。そして、昼前に起きて、更にビール数本を呑みましたとさ。めでたし、めでたし。


 (※)リンク先では「コドニュー」と書いてたけど、ラベル及び輸入元のサイトでは「コドーニュ」と記されてたので、ここでは、CODORNIUを「コドーニュ」で通しておく。


八兵衛さん、大阪の地で二の舞ダンシング!の巻

8月26日

 今日は、夏の大攻勢第2弾、こみっくトレジャー。前の日から大阪入りしていたハチは、まずはホテルで腹ごしらえ。この為に、ビュッフェのあるホテルを選んだので、可能な限り腹に詰め込んで、いざ出陣。

 地下鉄に揺られ、インテックス大阪に到着。そこでハチは、恐るべきものを目にした。

 彼の中国人民解放軍には、核戦争下での運用を想定した核騎兵(『兵器生活』より)が存在するのだが、我が日本国には、それに匹敵する奇想騎兵部隊たる、CIRCUS(サーカス)騎兵が存在したのだ!!

証拠写真。インテックスの入り口付近で撮影

 携帯カメラなので分かり難いが、彼等は、聖地・初音島で聖別されたというD.CUを描いた大軍旗を、南港の潮風になびかせ、インテックスに駐留していた。本来ならば彼等は、サーカス商法を護る楯として、サーベルを片手に秋葉原あたりを疾走している筈なのだが、何の理由で大阪に居たのかは不明。


 入場後、すぐにチラシを片付け…たりはしない。その前に、打ち上げの申し込みを済ませてしまい、その後にゆっくりと設営。そして1100時、いつものように開場。

 今日の売り上げ自体は、やっぱ例の如くだったが、コミケの時同様、出るたびに買って下さる方が、少数ながら確実に存在するのには、驚いた。本出すたびに、在庫が積もるのに凹みそうになるけど、時々こんな事が起きるんで、同人活動は止められないわな♪

 1500時。予定通り、イベント終了。飲み会までの2時間、どうやって時間を潰すのかが問題となる。この2時間ってのが、厄介でね。大阪中心部へ行って帰ってくるには時間がかかりすぎ、現地(インテックス)で待つには過ぎる。そこでハチが採った手はというと――風呂入りに行こう

 先のイベントで、汗をかいたことだし、汗を流して美味いビールを頂こうという魂胆だが、そんな都合よい場所があるのかというと、案外あったりする。地下鉄大阪港駅近くの築地温泉って銭湯。リンク先に書いてる住所で、地図検索するまでもないかな?4番か6番乗り場から降りて、お寺を目印に歩いていけば、すぐ分かるかと。

 風呂に入ると言っても、体洗って湯船で百数えるぐらいの事しか出来ないが、汗ダクの身には、ありがたい事この上なし。

 ここでちょっと注意をば。銭湯にもロッカーはあるけど、地元の人々の利用を前提としてるので、いかんせん小さい。現に、ハチが持ってきた旅行カバンが、ギリギリ入った程度だった。ましてやカートなど言語道断。なので、もし利用するなら、着替え及び風呂用具以外の荷物は、事前に駅のロッカーに預けておいた方が無難。

 さてさて、汗を流し、気分良く南港に舞い戻り、飲み会開場へ。1700時を少々過ぎたところで、飲み会の始まり。ハチの座った席では、妙にノリの良い人々が多かったものだから、始めからハイペースでトバしまくった。

 まずは挨拶代わりに、コップでビール大瓶を3本程度。エンジンがかかったところで、なぁ、ビールの一番美味い飲み方知ってるか?と、今度はダイレクトにラッパで3本空ける。

 ここらで、武田さんの所へ向かう。――以下、こみトレスタッフの方々により、公表の了承を得ていますが、情報の信憑性は、酒の席であることを考慮の上、各自で判断して下さい。

 例によって飲んでる武田さんの所に突貫したハチは、開口一番、秋のドームはやるんですか?と聞いた。「やらへん。ってか、ヤフードームが貸してくれへんのや!」だそうだ。これは無念。「せやどな、今度は期待しといてな」ほぉ「今度は、来年の年始めにやる予定なんや」えっ、あの時期はネットワークじゃあ…「それで、そのまま開催時期が入れ替わるかも」えええええええええええ!!!!

 ちょ…ちょっと、そこまで喋っていいんですか?聞いたからには、洩らしたりしますけど?とか言ったら、周囲のスタッフさんから「かまわん」との声が。ついに武田さんが直々にOKを……って、知らんよ、もぉ

 既に、幾つかの箇所で洩らしたけど、言って良いって言ったのは、武田さんですからね?しかし、これを書いてる時点(10月上旬)で、シティから、な〜んにも公表が無いのは気になる。来年、本当にシティのドームが行われることを、祈るのみだ。

 その後、ジントニックにワイン、日本酒ときて、ウィスキーのショットだかロックだかを飲ん―――

 あれ?ここは何処だろう?居酒屋に居たはずだが、全然知らない場所で崩れ落ちてるじゃないか。……ああ、またヤったのか。

 こみトレ打ち上げ飲み会に初参加の時と同様、見事に撃沈してのけた様子のハチ。が、流石に2回目となると慣れたのか、妙に醒めた様子で、次善策を行っていく。まずは家に電話して、今夜は帰れないと報告。続いて、職場の深夜シフトの人に、明日は半休する、と伝言を頼んでおいた。

 その後、こんな時の定宿と決めている、梅田の大東洋へ。泥酔してる上に夜なんで、全然地形が分からなくて、梅田駅からタクシーで行くんだが、初乗り料金でも乗せてくれるタクシーには感謝。これが東京なら、泥酔してることを良い事に、グルグル回って料金稼ぎされても不思議じゃないのに。

 ここら辺で、そろそろ酔いが冷めてくる。すると、後悔の念が一気に押し寄せてくるワケだ。かくして、カプセル内にてシーツを涙で濡らしつつ、一夜を明かしたのでありましたとさ。


8月27日

 0600時頃、カプセルを出る。午後に職場へ着くには、早めに新幹線に乗る必要が有るから。ってか、一刻も早く福岡に帰りたい。0700時ジャスト、みどりの窓口が開くと同時に、キップの手配を。窓口にて、何時の時間にするのか、端末の画面を指しつつ尋ねられたが……見えねぇ!

 いや、アルコールで目をヤられたワケではなく、泥酔した際にメガネを無くしたんよ。これがまた、不便この上ない。0.01未満で、乱視もちょっと入ってるんで、裸眼では、手を伸ばした距離を越えてしまうと、もぉ、何も見えなくなる。

 仕方ないんで読んでもらい、電光掲示板とかも駅員さんに読んでもらって、何とか新幹線に乗り込む。福岡に到着後、メガネ無しの不便な状態で、辛うじて仕事を終わらせ、そのままメガネ屋へ直行。6万円也。新幹線代が14000円強だったので、カプセル代とか合わせて、臨時出費は占めて8マンエ〜ン♪…ため息も出やしねぇ。

 今回幸いだったのは、メガネだけ無くしたのに、財布とか携帯とか、他の貴重品は、何故か無事だったこと。当然、カードも無事だったので、福岡に生還できたし、メガネを買って、辛うじて、従来の生活を取り戻すことが出来た。

 何にしても、2度もやらかして、いい加減懲りたハチ。よし、次はこんな事にならないように……翌日は事前に半休だけでも取っておくぞ!

 ほら、それなら、万が一撃沈したとしても、翌日の朝に帰れば何とかなるじゃない?


ハチ的コミケット72従軍記
徒労と旅する


あ〜ら奥さん。もう秋だってのに、今更、夏コミのレポートですってよ?
…なワケで、いつものように別枠です。
いつも以上に長いですが、それでよかったら、こちらからどうぞ。


8月21日


 夏コミ終わって帰ってきたのが一昨日の夜。そのまま放置した荷物を、ようやく片付けたのが、昨日の夜。そして今日。仕事行って――昨日も仕事はあったけどな――バッグを開けると、何故か、バスタオルと靴下(片方)が入っていた。

 どうやら、昨日が昨日だっただけに、少々寝坊し、慌てて近隣にあった物件を、バッグに放り込んだ結果らしい。ハチは未だ、疲れが抜けきってないようだ…って、大丈夫かよ。あと五つ寝たら、もうトレジャーよ?


ハチ的tenjin.be#2レポート
打ち上げ宴会観察日記

書いてる内に長くなったので、別枠にしました。
こちらからどうぞ。


6月7日


 三十路越えて今更、誕生日といわれてもねぇ…とは言え、夏コミの当選の祝杯でも挙げようかと、酒を調達してきた。今回はシャンパンですよ?シャンパン。前にビックカメラでスキャナ買った時のポイントを流用して買ったってワケだが。

世界一有名とかの銘柄

 ところで、先に計画していた韓国旅行(結局中止になったが)の貯金をすべく、4月15日夕食の際にワインを飲んだのを最後に、ず〜〜〜〜っと酒断ちをし続けていた。禁断症状起こして苦しんだのなら、読んでる人々も面白いところだが…まぁ…無ければ無いでも、意外と平気なものだね。

 そんな感じで53日振りの酒の味、ってか世界一メジャーなシャンパンの味はどうだろう。いやいや、凄い(こればっか)!何より味のパターンが複雑。コルドン・ネグロあたりだと、ひたすらに斬れ味鋭い辛口なんだが(いや、それはそれで良いんだよ?)この場合は、辛口だけでなく、フルーティーで重厚な風味やらが、口の中でオーケストラを奏でが如し。そしてそれらが、後々まで口の中に余韻として残るんよ。

 いやいや、流石にシャンパンよのぉ。


6月5日


 本来なら、前に書いた韓国旅行の準備で大忙し――の筈だが、諸般の事情で中止。秋に行くことになりそうだ。

 残念ではあるが、旅行貯金の一部を、前々から欲しかったスキャナの購入費用に転用。これで、デジタル同人環境が一通り整った。ってか、今日の今まで、スキャナが無かったワケじゃないんだけど、余りにも古すぎてXPに対応して無くてね。それで今使ってるマシンでは使えなくなっちゃったんよ。

 じゃあ、今までのカラー表紙の、線画取り込みはどうやったか?と言うと、今や居間兼母上の部屋の置物と化している旧マシンに、スキャナ繋げて取り込んで、USBメモリで今のマシンに持ち運ぶやり方と、キンコーズまで持って行ってスキャンするやり方の2種類。最近は後者が多かったが。

 ま、どちらにしても、すごく面倒だったのが、今や好き放題取り込めるので、非常に重宝している。特にエロ漫画から資料のコピーを取る時な。


5月6日


 これで何度目になるだろうか?数日前、また天外2をクリアする。PS2版な。

 いや、DVD-ROMの力を活かた美麗な画面がいいし、ヌルい遊びやすくなってるし、これはこれで良いんだけど…やればやるほど、PCE版が恋しくなる。そこで昨日、妹の部屋にあったPCエンジンを引っ張り出してもらった。

これぞ正真正銘オリジナルの天外2!

 女ニート家事手伝いの身を持て余しつつ、遊んでて嫌がるんじゃないかと思って、レンタル料代わりにデパ地下プリンを買って来たんだが、スーパーの袋に入って埃まみれの姿で出てきた所を見ると、支出はムダだったようだ。いや、プリンは美味だったが。

 ちょっと起動テスト…おお、ちゃんと動く。半年前から放置してたらしいが、妹のデータもちゃんと残ってた。後でウエットティッシュを調達して、掃除してからプレイすることにしよう。

 ま、リプレイ版が悪いわけじゃない。今のご時世、PCEに完全忠実となると、どうしても年齢制限をかけないといけない。となると、シェアが減りますわな。ハドソンだって客商売だし、1本でも多く売らないといけない。古いファンのためだけに年齢制限版を出すのと、新しい顧客のために全年齢で敷居を低くするのとでは、どっちの方が大事か?ってのは、マトモな社会人なら誰でも理解できることだろう。

 そこら辺で情状酌量の余地がある。これを鑑みると、リメイク版は充分に及第点を取れるんじゃなかろうか。ハドソンだって、一度は考えたと思うよ?「これが、昔からのファンを裏切ることになるんじゃなかろうか」ってね。でも、商売である以上、少しでも多く売れる道を取らざるを得ない。これは仕方ないことだと、ハチは充分に理解してるし、支持もしてる。

 只、それを高橋名人に言わせるのは、凄くズルい事だと思う。


4月13日


 春のイベント攻勢も終わり、数日ががりで一息ついたハチは、ようやく重い腰を上げ、原稿製作ですっかり荒廃しきった部屋の掃除に入った。

 まずは机周りを片付けてると、キリンのキャンペーンハガキが出てきた。原稿で完全に忘れてたけど、そういえば、そういうのを集めてたな。

去年の「勝ちTキャンペーン」の時は、応募ハガキ4枚分集めたが

 後で出してくることにしよう。で、締め切りは…

今日は何日だっけ?

 (八兵衛さんは無言で、ハガキをゴミ箱に放り込んだようです)


4月8日


 今日はtenjin.beの日。

 新刊の原稿は、ギリギリまでもつれ込んだんだが、何とか前日の朝に完成。その日の晩にコピー&製本を済ませ、朝一番にシャッシャっと、本にカッターの刃を当てて、仕上げの化粧断ち。

 途中、投票所に寄って、会場へ。さて、九州では知る人ぞ知る、通好みな即売会主催者『あるばれすと』が、何とNPO法人資格を取得し、『ProjectArbalest』として再出発。その第一弾が、このtenjin.be。文字通り、天神での即売会である。

 会場に入り、設営…といってもコピー本3種類なんで、早々と済ませてしまい、開場の時を待つ。果たして、シティとネットワークに寡占された感のある九州同人界に、新風を巻き起こすことが出来るか!?期待を胸に秘め、さぁ、tenjin.be#1の始まりだ!

 結論から言うと、良い意味でコンパクトにまとまってた。サークル数の割には、ジャンルもレベルも凄く多種多様で、会場自体が狭く、周るのに全く体力を要さない。非常に居心地がよかった即売会で、これはこれで良かったんじゃない?ハチはそう思う。

 只、イベントの評価と売り上げは、全っっっっ然比例しないがな。

 1500時、閉会の拍手で、のんびりまったりと、イベントは終了。さて、どっかで聞いた事がある流れだが、この後、主催者による打ち上げ飲み会が行われるという。開始時間は、2時間後の1700時。まだ時間があるんで、一旦帰宅し荷物を置いて、再び天神に舞い戻ったハチ。

 時間は過ぎ、1700時をちょっと回ったところ。天神某所の居酒屋に居るハチなんだが…何とまぁ、よくもこんなに集まったもんだ。座敷1つでは足りず、3つまで拡張してのこの大所帯。ハチの見当では、60人は下らなかった筈。主催の公式発表では、総参加者合計が約190名だというから、ついさっき会場に居た人々の3人に1人が、今こうやって、酒を飲み交わしている(一部、ハンドルキーパー等で飲まない者もいたが)事になるワケである。

 博多華丸が、ネタで「福岡では『打ち上げ』という行為に異常な執着心がある」とか言ってたりするが、非福岡人の諸兄には、それが真実である事が理解いただけたであろう。

 さて、この打ち上げ。始まる前は、これってトレジャー打ち上げのパクり(エピゴーネン)じゃん?と、高を括っていたハチだったが、この動員数で、早くも前言撤回ムード。第一、参加者比からして、トレジャー飲み会とは比べ物にならない!そして乾杯が始まるや、次々とビールやら酒やらがドコドコと投入されてくる。その勢いは、トレジャー飲み会に引けを取らない。いや、途中から余興に熱くなるトレジャーと比べ、最後まで飲みペースが落ちないので、ある意味、トレジャー以上だ。

 確かに福岡の同人界には、武田圭史は存在しない。が、小武田圭史レベルならば無数に存在する。彼らが大量に集まれば、宴は激しく狂乱に向かうのは、当然の帰結だろう。

 それはいいんだが、酒が来るスピードは速いんだが、料理のペースが遅い。そういえば、料理よりも酒の方が単価が安いんで、飲み放題などでは、出来るだけ酒を飲ませて利益を上げてる、というのを聞いたことがある。もしかして、そのクチか?!

 …と思ったが、なんてことは無い。日曜日の夜に、こんな大人数で、しかも予約無しで押しかけるなんて、普通ではまずありえない。そんなワケで、店の機能が完全にパンクしてしまっただけの事。

 そんなこんなで、途中にポツポツと退席する人が出てきて、1930時頃、宴会はお開きとなった。さて、代金は3千円を目安にした割カン制になってて、清算が始まったが…おお、ちゃんと3千円で収まった。あれだけ大人数だと、結構飲み食いしても、3千円で収まるのか。とはいえ、途中退席者とかの兼ね合いもあるんで、次以降は、飲み放題とかのコースメニュー設定になるのだろう。

 病み上がり故に程好く押えたのが良かったのか、ほろ酔い上機嫌で帰りつつ、今後が楽しみなイベントが誕生した事を確信したハチであった。次回のtenjin.beは7月の開催で、流石に参加は難しいだろうが、その次以降は極力参加したいものだ。当然、打ち上げもな。


3月21日


 韓国に行くことになった。

 ここで時折書いてる、ヨースルの人の誘いに乗っての、この遠征。6月上旬になるんだが、現地の即売会に行くのが、主目的だそうだ。

 今から貯金しておく必要があるので、5月のシティは泣く泣く回避。次のトレジャーの飲み会で、どの面下げて武田さんの前に出ればいいのやら…


3月19日


 『ローゼンメイデン・トロイメント』OPマキシのC/Wは、同EDの『S嬢の秘めやかなる悔恨』なんだが、この場合はさしずめ、Y氏のさらしものなる悔恨って所だろうか。

それいけ!オタリーマン

 そんなワケで、ついに買ったよ、オタリーマン。本当は16日に出てたんだけど、7&Y通販の店舗受け取りで買ったんで、今日まで遅れての入手。本来なら、新刊原稿が上がるまでの封印にしておくべき所なんだが、休憩中の息抜きに、ちょっと読むのに向いているっぽいので、即開封したハチ。

 一通り読んだのだが、最高!コミックでここまで笑ったのは、久しぶりではなかろうか。そんなワケで、今年上半期のへヴィー・ローテーションは、昼間はオタリーマン&夜はパープル・アゲート(※18禁注意)でほぼ内定だな。

いや、別に隠す必要はないんだが

 余談だけど、帯は本の後ろの方に、片付けてしまってる。とあるところで見聞して以来、カバーかけない本は、いつもこうやってる。

ってか、誰でもやってるよね?

3月3日


 ここ最近ハチが、ビック酒販の中で、ちょっと気になっているのが、ダインハート・キャビネット

 これはドイツのスパークリングワインなんだが、ドイツといえば以前、シュヴァルツ・カッツェ・ゼクトが、ど〜してもハチの口に合わず、最後まで飲みきれずに捨ててしまった事があって、ヴァイン(独逸製葡萄酒)と聞くだけで、ついつい身構えてしまうハチ。

 とはいえ、調べてみると評価は悪くないようだし、試しに買ってみることにした。

後ろの酸素水は、二日酔いの予防&回復に飲んでる
ま、同じアサヒから出てるって事で

 ――おお!飲める、飲める。一口含んで、安心したハチ。辛口だそうだが、実際は、やや辛〜辛口の間って所か。飲み口は割とソフト。あと、かすかに蜜のような風味を感じる。


3月3日


 ビック酒販の中で、内心頭を抱え込むハチ。スパークリングワインを飲みたいところなんだが、定番のグレイマン・ブラン・ド・ブラン・ブリュットが無くなったんで、何を買ったら良いかが分からない。あんまり高いのは勘弁して欲しいし、何より肝心な値札がついてないモノも多い。

 そんな中、あれこれ迷って、グラン・フローロン・ブラン・ド・ブランを買ってきた。瓶のデザインが華やかだが、味の方はどうか。

つまみがALLスーパーの安売り品ってのはご愛嬌

 瓶の見かけによらず、かなり辛口。強烈と言ってもいいぐらい。他のスパークリングワインでは、辛口甘口問わず、何だかんだでフルーティーな風味があるものだが、それがあんまり感じられない。その代わり感じる、香りっていうか風味っていうかのが…何だろ?他で例えるなら……おお、そうだ。仏壇の菊の花(笑)

 総合的には過不足無く、って所。いや、同じ金額出すなら、ビールを多めに飲んだ方が良い……かな?

 (追記)3月10日現在、またグレイマン〜が入荷されてた。すぐに売り切れそうだが。


2月27日


 酒の話を延々としてきたが、tenjin.be合わせ新刊の執筆を、今朝、始める予定だったが、前夜に大酒やらかして、寝過ごした。仕方ないんで、この中途半端な時間を利用して、更新作業をやってるワケだ。

 今回の執筆、酒との付き合い方が勝負を左右するだろうな。同人執筆は、早朝にやるハチ。夏コミ合わせの時は、熱帯夜の中を強引に寝る為に、多少の深酒も、時には有効だった。しかし、今の良い気候では、そうとはいかない。

 夜はまだ、布団の魔力が有効なんで、酒無しでも何とか寝られるだろう。しかし、ストレスも溜まるワケで、適当に飲まないとやってられない。その『適当』を巧くやれるか否か?まぁ、やってみるよ。


2月24日


 前回、天神ビック酒販から消えてたと言ってた、グレイマン・ブラン・ド・ブラン・ブリュットが、再び入荷してあったんで、買ったハチ。さて、つまみはチーズが良かろう…と、思ってたら、ショッパーズダイエーでいつも買ってたチーズ盛り合わせが、いつのまにか姿を消していた。

 仕方ないんで代替として、欧グルマン(福岡のチーズ専門店)のパーティアソート1200円強也を買ってきた。先の盛り合わせが680円だったんで、正直、割高感はあるんだが、分量自体が多いんでまぁ、これはこれでいいか。

世界のチーズ7種類が楽しめる

 ではでは、一杯飲りつつ、さっそく食らってみよう。ほぉ…これは凄い。チーズの味が、凄く濃厚。スーパーで売ってる国産チーズとは、全然違う。いや、アレが悪いワケじゃない。アレはアレで、日本人の味覚に合わせて作ってるからな。

 とはいえ、このチーズにおける、乳製品としての味の深みには驚いた。欧米との乳製品の歴史の差を思い知らされた。1200円の価値はある。

 が、手放しで賛美出来ないことが一つ。これって、妙にしょっぱいんよね。ま、ツマミにはこれぐらいのほうが良いんだろうが。どれぐらいしょっぱいかというと、「ワインよりは、ビールや日本酒の方が合うんじゃねーの?」って思ったぐらい。裏の説明書きを見ると全部輸入物だし、あちらではこれぐらいの物を食べてるんだろう。

 いや待てよ…確か今の梅干は塩分を極端に落としてるんで、常温保存が出来なくなって、保存食として成立しなくなってると聞いた事がある。チーズは保存食だし、これの逆のクチかな?でも、説明書きには「要冷蔵」とあるしねぇ…謎だ。

 参考までに、内容を紹介しておこう。(カッコ内は原産国)――ブリー・ピエダングロワ(フランス)、レッドチェダー(イギリス)、コンテEX・カメンベール(フランス)、スモークプレーン(オランダ)、クリームラム(オーストラリア)、ミモレット(フランス)、ブルードベルニュ(フランス)

 (追記)グレイマン〜が、また消えた。これ買う為に通うハチをウザがった店員が外したのか安いだけに、人気があるんだろうな。


2月17日


 いつのまにか、天神ビッグ酒販の内装が変わってた。…って、いつも飲んでるグレイマン・ブラン・ド・ブラン・ブリュットが無くなってる?!スパークリングワインの中でも、破格的に安かっただけに、残念無念。

 それはそれとして、今回は別のを探そう。で、今回選んだのは、イタリアのサンテロ・ピノ・シャルドネ・スプマンテ。イタリアのスパークリングといえば、ガンチア・アスティ・スプマンテのように、妙に甘いってイメージがあって、ちょっと敬遠してたハチ。が、裏のラベルを見る限りでは辛口らしいので、試してみることに。

珍しいデザインが目に留まって買った


 それよりナニより、インパクトのあるデザインが目に留まってねぇ。投げやり気味なラベルに、瓶の口は、ビニールで巻いただけと、至ってシンプル。妙な所でデザインに凝るイタリアらしくない。

 ――いや、これはこれでインパクトのあるデザインなのかもしれない。このラベルの色は黄色なんだが、スパークリングワインに、こんな明るい原色をドカン!とラベルに持ってきた例は、ハチが覚えてる範囲では、他に例が無い。

 ゴタクはここら辺にして、さっそく飲んでみよう。なーんか、凄い軽いんだよね。後味が全然、口に残らない。良い意味でね。これは明らかに、食事と一緒に飲むモノだね。聞くところによると「イタリアにおけるワインは、食事の一部」らしいが、それを肌(舌)で実感した一杯だった。

 余談だが、飲みの後、つまみのスモークサーモンの残りを、仕上げのお茶漬けにブチ込んで、鮭茶漬けを捏造してみた。サーモン自体にボリュームがあるんで、結構食べごたえがあったり。サーモンに味があるので、元のお茶漬けを薄味にすると良い感じ。

紫さん専用豪華酒茶漬け


 あと、モノがモノだけに、結構脂が浮く。これで好みが分かれるだろう。ハチは好きだが。


2月8日


 近所の100円ショップにて、リスカの『さくさくしっとりきなこ』があったので、思わず買ったハチ。リスカは、うまい棒の製造元の割には、福岡では全然見かけないんで、現物を見たのは意外だった。

ちなみに夏の申し込みは、既に済んでる


 伊集院ラジオのリスナーで無い人には、何ゆえに『さくさく〜』を取り上げるのか、説明が必要だろう。伊集院光は正月旅行に小笠原の父島へ行っていたとか。が、年末のギリギリに予約を入れたので、現地の宿の予約が取れず、島への滞在中は、乗ってきた船に素泊まりしてたんだと。で、宿が無ければ、小笠原の海の幸を味わうことは出来ない。それどころが、時期が時期だけに、その日の食を得ることもままならないという、悲惨な状況。

 そんな悲劇(喜劇?)的な状況で手に入った食料ってのが、件のリスカのさくさくしっとりきなこってワケ。その状況を後日、伊集院光はラジオで散々に愚痴る合間に、「リスカのさくさく〜が美味かった」を連呼し続けたって事だ。まぁ、何も無い状況じゃ、『さくさく〜』だろうが、うまい棒だろうが、美味いに決まってるが。

 さっそく試食。見た目は、チョトスを一回り小さくしたような感じ。しかし、食感はチョトスとは全然違い、軽いサクサク感が良い感じ。味は、きなこっていうか、どちらかと言えば、きなこ風味のチョコって感じだよな。

 ま、話以上の美味だったな。ただ、伊集院がこれを食べた状況を思い浮かべながら口にすると、微かに涙の味がしたような…


1月27日


 近所のダイエーに置いてあった、バロン・ド・マルモン・ブリュットのマグナム瓶を、衝動的に買ったハチ。マグナムといえば、1500mlと、並サイズの2倍。まずは、その巨大さを確認すべく、たまたま冷蔵庫にあったワインと並べて置いてみた。

この前のシャンパンの瓶を処分してしまったのが
惜しまれる

 さて、飲んでみよう。ラベルの言うとおり辛口なんだけど、フルーティーで、何と言うか…無難な味。去年のクリスマスのときからずっと置いてたんだが、これはパーティー向けだな。量が量だけに、一人で飲むモノじゃないかな。尤も、ハチは一人で空けたが。


1月21日


 今日はトレジャーの日。冬コミからの冬攻勢、そして2006年度ラストのイベントって事で、ちょっと感慨深く挑む。

 先日から大阪入りしていたので、宿で朝を迎え、さてのんびりと朝の準備を…って所で、闖入者の入寇。Kだ。

 実は今回、Kも来ていて、先日既に大阪で狼藉を働いていたという。Kは部屋に入るや、遠慮会釈なく、ニュースにチャンネルを変えた。自宅の部屋でマイテレビを所有するハチには、このテのストレスには免疫がなく、、内心ムッとする。が、後で朝飯おごってもらう事になってるので、ここは歯を食いしばって我慢しておく。

 さて、腹ごしらえをしないと戦えない。ホテルに隣接しているフレッシュネスバーガーへ。ここはモスと同じように、注文してから作るタイプの店。出されたバーガーを食らって驚く。特にハンバーグが凄くてねぇ、外はカリカリしてて、中はジューシー。ハンバーガーでここまでやるか?!って完成度。

 余談。もし複数人数でいくなら、ポテトフライとオニオンリングを各個でたのんで、シェアし合うのが吉。どっちも捨てがたいぐらい美味。あと、惜しむらくは、店に備え付けの特製ソルト(本来はサラダ用らしい)の存在を、すっかり忘れていた事。あれをポテトフライやらにかけると、相当美味らしい。

 いつものように、地下鉄とニュートラムを乗り換え、何度も見た南港の風景を眺めつつ、インテックスへ。週の初めは雨って予報があったんだが、本番には何とか持ち直したので、よかったよかった。

 1000時ちょっと前、チラシを片付けて設営も終わり、ぼちぼちカタログを眺める。さて、今回はオウガのエロサークルとして参加したんだが、何とお隣さんがFEで、大いにビビるハチ。そんなこんなで1100時が近づき、ショータイムは間近。

 11時の時報が鳴るという、スタート演出の後、会場サークルが一斉に拍手。それを号砲として、一般の突撃が始まる。特に変わった事もなく、いつも通りの光景。

 あっという間に1500時。トレジャー名物打ち上げに参加する事にしているので、特に急ぐ必要はなし。のんびりと片付けてインテックスを出る。

 只今の時間は、1530時。打ち上げ開始が1700時なんで、もうちょっと時間がある。去年の冬に参加した折は、インテックス敷地内広場のベンチに座って、じっと寒風に耐えていた。その時の教訓があるので、周囲にどこか寒さをしのげる場所はないか、予め下調べした所、近くのWTCビルにマックがあることが判明。

 行ってみると、同じ事を考える人がいるもので、ついさっき会場に居た御仁が、チラホラと。ハチは、100円メニューを数回に分けて頼んで、時間まで待ってた。

 1650時ごろから、打ち上げ会場たる居酒屋周辺に群がる。1700時を少し回ったところで、我等が武田のおじさんこと武田圭史が会場入り。ここで会費を徴収するんだが、今回は釣銭を流用する人々――かく言うハチもそうだが――が異常に多く「札で払え!ってか万札歓迎」と悲鳴を上げていたとか。

 「120分1本勝負!お前ら元取りやがれ!!」てな感じで、例によって何も変わらない武田さんの挨拶。挨拶の後、一斉に飲み始める。

 ここまで『いつも通り』を連呼しているんで、ここらで、今回始めて言う事をば。この宴会、飲み放題で色んな酒やらを頼めるんだが、まず最初に出される酒が、瓶ビール。しかも恐ろしい数の瓶が林立する。

 これが恐ろしい曲者で、他の酒を頼もうとするのならば、まずはこの瓶ビールの密林を切り開かなければならない。――いや、そういうシステムは存在しないんだが、勿体無いという感情が、そうさせるのだろう。当然の事ながら、他の飲み物を頼む時間が遅れる。恐らく、これでコストを抑えている故に、店サイドでも、充分に利益を出しているのだろう。

 ハチが座っている席では、各々が宴会直後から、ビールに果敢に挑んでいる。当然、ハチも参戦。すると、厄介者払いをしたい他の席から、ガンガンと瓶ビールがやって来る。

 1時間ぐらい経過して、瓶3本半程度飲んだ所で、急激にペースが落ちるハチ。いかん!こんなハズでは?!いや、大瓶なんで2リットル強は飲んだ算段なのだが、前夜もよく寝てドーピングもバッチリで挑んでの、この失速はハチ自身信じられなかった。

 ここに来て、体が危機感を訴え始めた。とは言え、下手にコップのビールを空けようものならば、誰かがドコドコと追加を注ぎやがる。即ち、わんこビール地獄が繰り広げられる。なので、残り1時間を、出来るだけ目立たないように、存在感を殺しつつ過ごした。でも、何だかんだで結局、5本弱は飲む羽目になったかな。よって、他の酒を頼むのは侭(まま)ならず、ビール以外で唯一飲んだのは、ラストオーダーで辛うじて頼めたジントニックのみ。

 会場を出たのは、1920時頃。ここで厄介な問題が浮上した。ハチとKが乗るところの帰りの新幹線は、2029時発のぞみ。今から新大阪の新幹線ホームまでは、ギリギリの時間。いや、厳密には、自由席でいいのなら、2129時まで便はある。でも、この時間に乗れば、福岡で終わりの方の地下鉄に乗って、タクシー代を節約できる。何便か遅らすのも考えたが、急ぐKに同行することにした。

 地下鉄を乗り換え、まもなく新大阪。到着予定時間は、2024時。本当にギリギリ。しかし、お土産は買っておきたい。そこでKに「構わずに先に行け。ハチは土産を買って後から行く」と告げて、地下鉄の扉が開くや、共にダッシュ!ここから別行動に。Kは真っ直ぐ新幹線ホームへ、ハチは土産物売り場へ。

 2029時、新幹線車内にて、動き出した風景を眺めるK。そんなKの肩を叩く手。Kが振り向くと、土産を手に「どーだ!」と言わんばかりに得意満面な、ハチの姿があった。

 2255時に博多駅へ到着。この後、地下鉄で途中まで乗ることにより、1千円近くの節約に成功。これは良いや♪否、やっぱいい。いやね、帰りの大阪で、バッグを肩がけで持ってダッシュしてたら、バッグの止め具が壊れちゃって、使い物にならなくなってね。今度は、もうちょっと時間に余裕持つ事にするよ。


八兵衛さん年越し飲酒乱舞の巻

1月1日


 あけましておめでとうございます。今年も『八兵衛の部屋』をよろしくお願いします。年始の日記は恒例の、年末年始酒飲み音頭レポといきます。

 まず大晦日。この日は、連日の仕事地獄から開放されての休み。まだ寝ていたいと抗議する体を強引に起こしての、大掃除。大掃除を何とか終わらせたのは夕方。これまた恒例の、年末年始物資調達デパ地下巡りの旅に。とはいえ、近年は初売りが早いのが影響してるのか、天神のデパ地下どの店を回っても、あんまり極端な値下げはしてなかった。

 この事態を予測し、必要なものは予め少しずつ買い足したので、その日はあんまり買わなかった。それでも、1パック180円のカニ剥き身やら、半額のイクラ醤油漬けをゲットする等、それなりに良い買い物は出来た。

 夜は、ソバを食らった後、ガキ使特番をメインに見てた。早めにじまさん所のチャットに入ったら、既にガキ使特番実況スレ化してた。

 そんなこんなで、年明け。チャットの住人は、既に飲んでた人々も居たが、ハチはここで祝杯を上げる。年末に言ってたポメリー・ブリュット・ロワイヤルを開けた。

 流石にシャンパンは違うね。一口含んで、スパークリング・ワインとあんまり変わりないかなーと思ってたら、重厚な後味が、かなり後々まで残るんよ。今まで飲んだスパークリングワインとは全然違う。「これは凄い!」を連呼しつつ、杯を傾け続けたハチであった。

始めは小奇麗に始まった酒盛りだったが…


 続いては、冷蔵庫に残ってたワインにシフトしたハチだったが……って所で、一旦意識がデリート。時計を見たら、丁度0830時。テレビをつけて、『大笑点』を見る。そして、再び飲む

 コンビニでツマミの追加を調達した後、再び本格的な飲みに入ったハチ。ここで取り出しましたるは、Kから貰った菊正宗の金粉入り。

内容はいつもと同じだけど、一応撮影


 テレビを見つつ、飲み続けるハチ。さて、ハチの予定では、昼過ぎ頃に一風呂浴びた後、初詣に出かけるつもり。一風呂浴びるところまでは、何とか順調に進んだ。

 ……が、またも意識がフッ飛んで、再び気付いた時には、日が傾いていた。今日の初詣は諦め、とことん飲むことにした。いや、それまでにもかなり飲んでたが。

 以後、大笑点を最後まで見て、『お笑いウルトラクイズ』からラジオにシフトし、年初めの『伊集院光・深夜の馬鹿力』へ。録音だった…って事は、本当におバカ旅行に行ったらしい。来週の愚痴話が楽しみだ。


1月2日

 ……朝だ。

 思えば、年越しから飲んではゴロ寝で意識消失し、起きてはまた飲み、再びゴロ寝で意識消失しては、また飲んで…を無限に繰り返し、何だかんだで30時間飲みまくってた。――いや、肝臓に言われるまでもなく、もう当分、酒は見たくない。

昼過ぎに撮影。いやいや、かなり派手に飲みまくった


 心身ともに相当弱ってるので、速やかに初詣を済ませよう。天候が良くなかった事もあり、あんまり混んでなかったかな。お参りを済ませ、梅ヶ枝餅食べ歩きもそこそこに、早々と家に帰った。で、夕飯も速やかに食らって、明日は仕事だし、速やかにベッドに潜り込んだハチだった。


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