− 種族の検証 −





 現在(2002年2月)Ever Questには14のRaceがありますが、その内Rogueを選べるRaceは9つあります。

■GoodかEvilか
 これは主にfaction(派閥)の問題です。Ever Questに登場する各Raceは、決して仲良しばかりではありません。中にはその姿を見た瞬間、戦闘を始めてしまうような者たちもいます。主に彼らはGood / Evilの2派に分けることができます。
 ではどのRaceがGoodかというと、Dark Elf以外のRogueを選択できるRaceは原則としてすべてGoodです。Dark ElfだけがEvilなのです。つまり真の悪漢Rogueを遊びたいプレイヤーは、Dark Elf以外に選択の余地はありません。もっともこれはロールプレイ的な意味合いは含んでいないので、BarbarianやDwafを選び、悪漢を演じるのは当然「アリ」です。
 また真のEvilとまではいきませんが、半Evil的なRaceとしてHuman、Half Elf、Gnomeが上げられます。彼らは比較的EvilなRaceにもウケが良く、信仰の選択次第ではEvilの街の来訪を許される場合があります。

■LargeかSmallか
 体の大きさも重要な要素です。大きさ別に種族を分類すると以下のようになります。
< Small > Dwarf , Gnome , Halfling
< Medium > Dark Elf , Half Elf , Human , Wood Elf
< Large > Barbarian , Vah Shir
 小さいことにも、大きいことにもメリット・デメリットがあります。
 まず戦闘についてですが、これは普通小さい方が有利です。場所を食わないので他のプレイヤーの邪魔になりませんし、敵の背面を取る時も小さいスペースがあれば飛び込むことができるからです。
 一方移動に関して言えば、これは大きい方が有利です。大きな段差がある場合、体の大きいRaceはスイスイとこれを登ることができます。多少の障害も、ジャンプすればクリアできるでしょう。体が小さいとそうはいきません。Barbarianがジャンプなしで進める場所も、Halflingはジャンプしないと登れないなんてことはよくあります。

■特殊な視力を持っているか
 キャラクターは、選択したRaceによって特別な視力を持つ場合があります。特殊な視力とはつまり、夜目が利くかどうかです。Ultravisionがもっとも優秀で、次がInfravisionです。
 RogueになれるRaceの内、BarbarianとHumanだけが特別な視力を持っていません。暗がりでの行動は極めて不利と言わざるを得なく、その点に限って言えば、この2Raceは劣っていると言わざるを得ません。
 この点、もっとも優秀なのはDark Elfです。Dark Elfは、天然でUltravisionを持っている唯一のRaceだからです。
 その他のRaceは、一通りInfravisionを持っています。

■能力値はRogueに適しているか
 Ever Questには7つの能力値があります。Rogueは接近戦を得意とするキャラなので、重要なのはSTR、DEX、AGI、STAとなります。STRは攻撃の破壊力、DEXは攻撃の精度(命中率)、AGIは回避率、STAは耐久力に影響します。
 詳しい能力値の話はあとに回すとして、ここではそれぞれのRaceがどんな能力値に優れているかを考えましょう。
Ability Score SV
STR STA DEX AGI WIS INT CHR A Poison Magic Disease Heat Cold
Barbarian 103 95 92 80 70 60 55 370 23 25 15 25 35
Dark Elf 60 65 100 85 83 99 60 310 23 25 15 25 25
Dwarf 90 90 80 100 83 60 45 360 28 30 15 25 25
Gnome 60 70 95 95 67 98 60 320 23 25 15 25 25
Half Elf 70 70 100 95 60 75 75 335 23 25 15 25 25
Halfling 70 75 105 100 80 67 50 350 28 25 20 25 25
Human 75 75 85 85 75 75 75 320 23 25 15 25 25
Vah Shir 90 75 100 80 70 65 65 345 23 25 15 25 25
Wood Elf 65 65 105 90 80 75 75 325 23 25 15 25 25
 上の表の“A”はSTR〜AGIまでを合計した数値です。
 すべての能力値を同等と評価した場合、[1]Barbarian [2]Dwarf [3]Halfling という順にRogueに向いていることになります。しかしすべての能力値が同価値と見るのは乱暴な話で、実際にはそうはいかないでしょう。能力値からRaceを選ぶなら、自分がどの能力値をもっとも高く評価してるかを考え、また他の能力値とのバランスも考えた上でRaceを選択する必要があります。
 なお、参考までに各RaceのSV値(特殊な攻撃に対する耐性値)も載せておきました(1レベル時)。ほとんどのRaceは同じなのですが、Barbarian、Dwarf、Halflingが若干他のRaceより優れています。

■特殊なSkillを持っているか
 各Raceはボーナスとも言えるSkillを幾つか持っているのが普通です。Half ElfとHumanだけは残念ながら特別なボーナスSkillを持っていません。
Skill Language Culture
Barbarian Slum Barbarian Smith
Dark Elf Hide Teirdal , Dark Speach , Elvish(BAD) , Elder Elvish(BAD) Smith
Dwarf Sense Heading Dwarf , Gnome(VERY BAD) Smith
Gnome Tinkering Gnome , Dwarf(BAD) -
Half Elf - Elvish -
Halfling Hide , Sneak Halfling Tailoring
Human - - Smith
Vah Shir Safe Fall , Sneak Vah Shir , Combine , Erudian(VERY BAD) -
Wood Elf Forage , Hide Elvish Tailoring
 上記の中で太字で書かれているSkillは、Rogueならいずれは修得できるSkillです(Sneakに関しては1レベルから修得できます)。その為、ボーナスというには少し弱い感があります。そう考えると、真にボーナスSkillと言える物を持っているのはBarbarian、Gnome、Wood Elfだけとなります。もっともBackstabとSlumは共存できない(Backstabを撃った後しばらくはSlumが撃てないのです・・逆もまた同様)ので、使いづらいSkillと言えます。
 ボーナスSkillと言ってもほとんどないな・・と思った方がいると思いますが、多分それは正解です。Tinkering(機械細工、Gnome独自のSkill)をやりたい人はともかく、そうでなければSkillからRaceを選ぶ必要は特にないように思えます。
 また言語ですが、すべてのRogueはCommon(人間語)とThieves Chat(盗賊語・・隠語などの一種と思われます)を使えます。それ以外には、上記の各言語を最初から知っています。特に説明のない言語Skillは、MASTER状態で修得しています。
 一番右端に書いている"Culture"というのは、そのRaceが文化Skillを持っているかどうかを表しています。文化Skillを持っていると、そのRaceは特定のSkillを使って独特のアイテムを作ることができます。例えばHalflingの場合Vale Leather Armorシリーズを作れます。他のRaceもTailoringを修得することはできますが、Vale Leather Armorを作れるのはHalflingだけというわけです。




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Ability Score(能力値)
Deity(信仰)