稚内・利尻・礼文(2004)
「利尻・礼文さいはて旅情」というタイトルのパックツアー。
団体旅行だったんだけど、なんと申し込んだのは我が家だけ。
ということで、内容はほとんど個人旅行のようなカンジで、ラッキーでした。
日程:2004年9月1日〜9月3日
利用航空会社:全日空
利用ホテル:ホテル利尻・稚内全日空ホテル
今回は、今年の春に仕事を引退した両親への「お疲れ様でした」旅行。
候補地は九州と北海道だったんだけど、秋は九州は台風があるし、
ということで、北海道に決定。
ところが、出発直前に台風が北海道にまでやってきてしまって、
「なんたる皮肉!」と思ってしまいましたよ・・・。
なんとか、無事に行ってくることができました。
9/1 9/2 9/3
*緑の枠のある写真は、クリックするともうちょっと大きな写真が別窓で出ます*
(少し重いかもしれません・・・)
9月1日(金)
昨日まで台風の影響が残ってたので、飛行機やフェリーがちゃんと運行されるのかが、
非常に心配だった。
朝起きて、一番にネットで運行状況を確認。ANAもフェリーも平常通りの運行らしい。
とりあえずは、よかったよ〜。
手早く朝食をとり、6時半頃出発。
浜松町には8時頃到着。ここで妹と合流。今日はちゃんんと時間通りに来てました。
モノレールに乗り、羽田空港へ。
何を隠そう、モノレールに乗るのも、国内線の飛行機に乗るのも、ワタシは初めてなのだ。
フジテレビだ〜とか、お台場の観覧車だ〜、とか言って、すっかりおのぼりさん状態になる。
羽田空港には8時半頃到着。
ANAの団体受付カウンターでチケットなどを受け取り、搭乗ゲートへ向かった。
今回は、ゲートからバスで搭乗機まで行くんだって。
売店などをのぞいて時間をつぶす。万世の万カツサンドがあって、ちょっと迷ったけど
買わなかった。
でも、バスが来る頃になったら、すごくオナカがすいて来ちゃって、やっぱり買えばよかったと
非常に後悔。仕方ない・・・。
9:25頃、万カツサンドに未練を残しつつ、バスに乗って飛行機へ。
エアバスでした。ちっこ〜い。
ま、稚内まで行く人って、この時期は少ないみたいね。
タラップを昇って飛行機に乗るのって、初めてだ〜。
9:45発だったんだけど、滑走路が混雑していて、離陸したのは10:05頃。
稚内空港までは約1時間半のフライト。
いつも国際線で10時間くらい乗ってるから、1時間半なんてあっという間だね。
予定通り、稚内空港には11:30に到着。
今回、運転を担当して頂くドライバーさんと合流した。
ちょっと熊倉一郎氏風の、気さくなおじさんでした。
出発前、もしかしたら車は8人乗りのジャンボタクシーになるかもと言われていたので、ちょっと
期待していたんだけど、普通のタクシーでした。ま、貸し切りだからいいけどね。
外に出ると、とてもよいお天気です。ただ、ものすご〜〜く風が強い。
車のドアなんて、吹っ飛ばされてしまいそうです。台風の影響がまだ残っているらしい。
もともと、この辺は風が強いので、丘の上には風力発電用の風車がたくさん立っているんだけど、
それでも、この風の強さは異常だそうです。電気はたくさんできていいね。
まずは宗谷岬へ向かいます。
道がね〜、まっすぐなのよ。もちろんカーブはしているんだけど、ず〜っと先まで見渡せて
しまうのだ。
そして、信号がない。走っている車も少ない。
これなら、ワタシでも運転できそう(^^)。
空港から15分くらいでしょうか。日本最北端の地、宗谷岬に到着。
何組かの観光客や、バイカーのお兄さんが来てました。自衛隊の人もいた。
車から降りると、また風がいっそう強いのだった。
髪はぼさぼさで、潮風のため、早くもべたべたしてきました。
波も当然の事ながら、荒いです。せっかくのきれいなブルーの海なのに、荒波のせいでちょっと
濁り気味。沖の方はすごくきれいなブルー。
「宗谷岬」の歌碑があって、近くへ行くとセンサーで歌が流れるようになってました。
もちろん、一緒に歌ってきましたとも。夕空晴れて〜♪。
岬からちょっと丘の上に上がると、そこには日露戦争戦没者の慰霊碑や、大韓航空撃墜事件の
犠牲者の慰霊碑などがあった。
ここには、日露戦争前に作られた旧海軍の望楼があって、今は展望台のようになっているんだけど、
上に登ると、風に吹き飛ばされそうになって、非常に怖かった。
映画「トイストーリー」の最後の方で、ウッディとバズがロケットに点火して車に追いつこうとする
シーンがあるんだけど、そのときのウッディの顔。まさにあんなカンジになっちゃうんですよ。
私達の顔が。(映画を見ていない人にはさっぱり、わからない説明・・・)
ほっぺたがぶるぶる震えちゃうんですね。この風圧で、少しほっぺたのお肉がそげてくれないかなぁ
なんて考えちゃいました。
いかにも「最果ての地」なんだなぁ、と実感してしまう風の強さなのでした。
この後、車で宗谷丘陵へ。
ここは、なんとも広大な牧場になってます。その広さといったらもう〜、全然よくわかんないくらい広い。
ここにいる牛は、肉牛。みんな真っ黒の、これがホントの黒毛和牛? 黒光りしていてとても美しい。
仔牛もたくさんいました。
丘陵をおりて、空港方面へ戻り、空港を通り過ぎて、今度は稚内港方面へ。
今日のお昼は、稚内港のすぐそばにある、稚内全日空ホテルでたこしゃぶ〜。
このホテルは、明日泊まります。
ホテルの和食レストランで食べるのかと思いきや、案内されたのは洋食レストラン。しかも13時頃
だったので、昼食というよりは、どのお客さんも食後のデザート中っていうカンジ。
そんな店内の片隅で、4人分のたこしゃぶがセットされたテーブルが異彩を放ってました(^^;)。
でも、お味は最高。
何を隠そう、これが我が家の「初しゃぶ」なのだ。 お肉のしゃぶしゃぶを含めて。
最初に野菜を入れて、たこは2、3回しゃぶしゃぶして下さい、と教えられた。
たこは、一度冷凍して薄くスライスするんだって。
そうだよね〜。あんなにくにゃくにゃしたものを、生のままスライスするなんてムリだよね。
結構大きなたこのスライスが10枚くらいはあったかなぁ。予想したよりも、かなりのボリュームでした。
もちもちしたカンジなんだけど、柔らかくておいしかった。
それから、一緒に出された蟹ご飯が、これまたすごくおいしいの。
周りの雰囲気とはちょっとミスマッチだけど、大満足のお昼ご飯でした。
食事の後は、稚内公園へ。
「氷雪の門」という有名なモニュメントがあるそうです。恥ずかしながら、知らなかったんですけど。
眺めもすごくいいですよ〜。宗谷岬まで、きれいに見えました。
風は相変わらず強くて、まっすぐ歩くのも困難なくらい。歩こうと思って足を上げると、その足が
風にもってかれちゃうのだ。
写真を撮ろうと思っても、風で、カメラを持つ手がぶれてしまう。ホント、すごいです。
郵便局が出張してきていたので、北海道の
動物たちの切手セットを買ってしまいました。
14:30頃、フェリー乗り場へ。
全日空ホテルのすぐ裏にあります。
利尻島は鴛泊(オシドマリ)港行きと、礼文島は
香深(カブカ)港行きが出てます。
今回ワタシ達が乗るのは15:30発の鴛泊港行き。
利尻島へは1時間40分くらいなんだけど、とにかく
海が荒れているので、船酔いが心配。
ドライバーさんは、デッキに出ていた方が酔わない
かも、とアドバイスしてくれたんだけど、風が冷たくて
寒くなりそうだったので、とりあえずは船室で
過ごすことにした。
ワタシはこういうフェリーに乗るのも初めてなので、
その雰囲気だけでもなんだかワクワク。
2等船室は、8個くらいにブロック分けされていて、
それぞれ床にはカーペットが敷いてあり、真ん中には
背もたれも設置されているので、靴を脱いで、
足を伸ばしてくつろげるようになっている。
中には、早々に横になっちゃってる人たちもいた。
ワタシ達も、デッキへの出入り口に一番近いブロックに陣取った。
最初は、そこにすわっていたんだけど、なんとなく酔いそうな気配がしてきたので、デッキに
出てみた。
ものすごく風が強くて、波も荒いし、しぶきがすごい。
船縁に立ったりしたひにゃ、ずぶぬれ。
でも、そのしぶきに日の光が当たって、虹が出てました。これはきれいだったね。
波のうねりをじっと見ていると、時間が経つのを忘れてしまいます。酔いも収まった。
16:55頃、車輌甲板へ降りた。最盛期にはきっと満車なのだろうけれど、今は観光バスを
含めても6台くらいしか入ってませんね。
着岸するまで車の中で待つ。ちょっと不思議な感覚。
17:10、無事に利尻島に到着しました。
風は相変わらず強い。利尻富士は、山頂付近に雲がかかっちゃってます。残念。
利尻島は、きれいな円錐形の利尻山が中心にある、円形に近い島なのね。
海沿いの道を走っていると、島をぐるっと一周できるようになってるらしい。
で、今日はとりあえず、沓形岬へ。
西に傾いた太陽が海を照らしていて、とてもきれいです。
波は岩に当たって、真っ白なしぶきを上げてます。ちょっと肌寒いカンジがしました。
しばらく海を眺めて、そばにあったおみやげ屋さんをのぞいてみた。
母は、ここでさっそく昆布を購入。この後も、どんどん荷物に昆布が増えていくのだった。
今夜の宿、ホテル利尻へ。割と新しいホテルなのでしょうか。
なんと利尻町営。
そういえば、いろいろと経費節減の工夫があちこちに
見られましたね。
団体さんは3組だけ。そのうちの一組が我が家(^^;)。
チェックインして、明日の出発時間などを確認し、
ドライバーさんとはここでお別れ。
といっても、ドライバーさんもここに泊まるんだけどね。
こぢんまりとしたホテルで、お部屋も新しくてきれい。
畳のいい香りもします。
お茶セットが用意されていたので、一服。
お茶菓子は「昆布飴」。さすが利尻です。
窓から顔を出すと、右手には利尻富士が見えました。
残念ながら、山頂付近の雲はねばり強いです。
正面に見えるのは、小さな漁港というカンジ。
一休みした後、17時頃お食事へ。
お食事会場は、なんだか、なんの飾りっ気もない社員食堂のようなところでした。
すでにいくつかのテーブルでは、お食事が始まっている模様です。
我が家のテーブルにも、お料理が並んでました。
や〜、も〜、びっくりしたよ。その豪華さ。
ウニ! カニ! ホタテ! なんだか、もう、狂喜乱舞の世界なのでした。
大体さ〜、ウニを自分でイガから出して食べる
なんて初めてよ〜。
これがなかなか難しいの。上手に取らないと、
中で崩れちゃうのだ。
でも、潮の味がして、すごくおいしかった。
それから、ほっけの煮物。
ほっけといったら、干物しか食べたこと
なかったんだけど、これがすごくおいしかった。
どれもこれも、すごくおいしかった。大満足!
食べた場所は社員食堂風でも、お食事の内容は
超豪華旅館ていうカンジでしたね。
食事の後はお風呂に行こうと思ったけど、
ちょっとお腹が落ち着くまで待たないと。
ということで、部屋でまったりする。
部屋の片隅に冷蔵庫があったんです。
来る途中で買った、飲みかけのペットボトル茶をいれておこうと思って、扉を開く。
なんか、冷気が出てきていない気がするんだけど。
気のせいかな。ということで、そのまま妹とふたり、ペットボトルを入れたわけです。
明日の朝、冷たいお茶が飲めるよねって。
妹は頭が痛くなっちゃったから、薬が効いてから行くというので、母とふたりで大浴場へ。
ワタシ達が入ったときには、2人ほど先客がいたんだけど、すぐにあがってしまって、
後は貸し切り状態。いいわ〜。
この温泉はトロン温泉というらしい。もともとはドイツで発見された温泉らしいよ。
ま、ワタシの場合、泉質にはあんまりこだわらないんだよね。
ただ、広いお風呂って気持ちいいから。普段は思いっきり足を伸ばしてお風呂に入るって
できないし。
のんびりと、今日の疲れを癒しました。
疲れっていってもね、移動はほとんどタクシーだから、すごくラクチン。
明日の朝は8:30に出発です。
礼文島を回って稚内に戻ります。
何とか、少しでも風がおさまってくれるといいんだけど。