稚内・利尻・礼文(2004)
9月3日(金)
6時頃起床。昨夜もあまりよく眠れなかったなぁ。
窓の外は一応晴れみたいだけど、雲が多い。
部屋から見た限りでは、風はおさまっているようにも見える。
目の前にあるフェリー乗り場から、朝一番の便がボ〜と汽笛を鳴らして出航していった。
7時頃、朝食を食べに行く。これも洋食と和食を選べたんだけど、今回は洋食にしてみた。
普通のバイキング形式です。
メニューは大体どこにでもあるようなカンジだったけど、鮭のタルタルフライというのがあって、
これがすごくおいしかったなぁ。
鮭の切り身にタルタルソースを塗って揚げてあるものでした。
コンソメスープもすごくおいしくて、おかわりしちゃった。(これって、飛行機で出たのと同じもの?)
バイキングは、つい食べ過ぎちゃうので気をつけなくちゃ、と言いつつ、かなり食べちゃった。
食事の後、売店でフィルムを購入。
今回は36枚撮りを2本しか持ってこなかったんだけど、やっぱり足りなかった。
27枚撮りで680円。高いよ〜。しかもフジフィルムしかないし。(@コダック愛用者)
やっぱり、フィルムは多めに持ってこないとダメだね。
8:20頃部屋を出て、チェックアウトを済ませてドライバーさんと合流。
ホテルの外に出ると、空はどんよりと曇っているし、風もけっこうある。
ドライバーさんの話だと、さっきちょっと雨がぱらついたらしい。今日が最後なんだから
なんとかお天気もってほしいなぁ。
今日はまず、稚内北市場へ。といっても、泊まった全日空ホテルの斜め向かいにあるので
車で1分くらい。
要するに、海産物や北海道の銘菓などを売っているおみやげ屋さんですね。
思っていたほど広くはなかったかな。
でも、カニとかイクラとか、たくさん並んでいて、カニなんて試食が出ているので食べまくっちゃった。
さっき、朝食をたらふく食べたばかりなのに(^^;)。だって、おいしいんだも〜ん。
あとは、珍味ですね。とてもたくさんの種類のおつまみが並んでいて、これまた片っ端から
試食しまくっちゃった。どれもおいしいです〜。買わなかったけど。
20分くらい試食しまくってから外に出ると、なんと雨が降ってます。
それも、ものすごい大粒の雨が、バシャバシャと。空は真っ暗だし。
もう〜、雨なんて全然予想していなかったから、カサ持ってきてませんよ。
ま、移動は車なのでなんとかなるけどね。それにしても、すごい雨なのだった。
土砂降りの雨の中、今度は日本海側を目指します。
浜勇地海岸という場所からは、利尻島が見え、利尻富士の全景が一番きれいに見える
らしいんだけど、なにしろこの雨なのだ。ドライバーさんもちょっと心配そう。
でも、日本海側に出たら、空が明るくなってきて
雨も小降りになり、いつの間にか、お日様が
出てきた。ラッキー。
日本海を右手に見ながら走っていると、だんだん
おぼろげに島影が見え始め、空が晴れるにつれ、
島の形がきれいに見えるようになった。
すごくきれいです〜。
残念ながら、やっぱり山頂だけは雲に隠れて
最後まで見えなかったんだけどね。
でも、波荒い日本海の向こうに見える利尻島は
すごくきれいでした。
道路には深い轍ができている。
それは、スパイクタイヤのせいだそうです。
稚内地方は禁止になるのが遅かったので、どんどん道路が削れちゃったんだって。
土砂降りの後、そんな深い轍に水が溜まって、車がすれ違うときはとても気を遣うみたい。
大型ダンプとすれ違ったときには、一瞬前が見えないくらいのしぶきを浴びせかけられたし。
ということで、どの車も、轍を避けながらの蛇行運転(^^;)。
先程の土砂降りがウソのように晴れ上がった空の下、今度はサロベツ原野へ。
も〜、ここは、広い! それ以外に出てくる言葉はありません。
日本て、広かったんだ〜。
見渡す限りの大湿原。う〜〜〜んと遠くまで見通せちゃうのだ。
近眼治っちゃいそう〜! ・・・ってよくわかんないけど(^^;)。
6、7月にはエゾカンゾウの黄色い花が咲き乱れて、それは美しいそうです。
残念ながら、今はところどころにリンドウがぽつんと咲いているだけですが。
湿原の中には一部木道が作ってあるので、お散歩したよ。
ホントにほんの一部だけだけど、湿原の中を歩けて、小さな花や実などを見つけたりして
すごく楽しいです。時間を忘れてしまうね。
空には、刻々と形を変える雲。雄大な大自然、と言う言葉がぴったり。
時々立ち止まって花を見たりしながら、約1時間大自然を満喫した。
ただ、この湿原にはクマザサの魔の手が忍び寄っているそうです。
クマザサは繁殖力が強いので、湿原に元々あった植物たちを押しのけてはびこりつつあるんだって。
そのため、対策を考えようと、試験的に草を刈ってみたり、いろいろやっているそうです。
売店で、牛乳を飲みながら一休み。この牛乳、なんだか甘みがあるね。
ここでまた、北海道限定版キティちゃんの根付けを発見してしまった。
今回は、農産物シリーズで、アスパラ・ジャガイモ・メロン。もう即購入。
トウモロコシもあったんだけど、これはあんまりツボにはまらなかったのでパスしちゃった。
う〜ん、これは、なんだかコレクターの道を歩き始めているかも・・・。
今回の旅の観光スポットは、これでおしまい。
あとは、稚内空港へ向かいます。
途中、道の両側には広大な牧場が。ここらへんの牛は白黒ブチの乳牛のようです。
広〜〜い牧草地に、白や黒のビニールに包まれた牧草ロールが点々と置いてあって、なんだか
オブジェのようです。
稚内市内に近づくにつれて、空がまた真っ暗になり、またしても土砂降りの雨が。
でも、空が広くて視界を遮るものがないので、もう少し先の方は雲が切れて日がさしているのが
見えたりする。
ほんとに、これは北海道じゃないと見られない景色かも。
空港へは11:30過ぎに到着。
羽田からの便がもうすぐ到着するので、そのお迎えのバスやタクシーで、入り口付近は車を
駐める場所がない。仕方なく、二重駐車。
ホントは最後にドライバーさんと一緒に写真を撮りたかったんだけど、結構雨が強く降っているし
車も長く駐められない雰囲気だったので、あわただしくトランクから荷物を取り出し、
お礼を言ってお別れした。
ところが、ここで大変なことに気付く。
帰りの航空券をドライバーさんから受け取ってないよ〜!
これは大変!
でも、幸いなことに、ドライバーさんも車の中でなにやら作業中だったので、まだ出発していなかった。
妹が大急ぎで車へかけより、チケットを受け取った。やれやれ。
ということで、バタバタしながらもなんとか空港の建物の中へ。
結構大勢の人でごった返している。
とても小さな空港ではあるんだけど。
団体カウンターでチェックインして
2Fのレストランへ。
ちょうどお昼だし、みんなでラーメンを
食べることにした。
ふと外を見ると、ひぇ〜、ものすご〜く
激しい雨が降ってます。いつの間に。
そして、到着便が上空で雷と雨による
視界不良のため着陸できないので
到着が遅れ、それによりワタシ達の
便も遅れる、というアナウンスが
あった。
まぁ、お天気の問題だから仕方ない。
ラーメンを食べ終えるころには、雲の切れ間から日が差し込んできた。
売店を見たり、トイレに行ったりしているうちに、到着便がようやく着陸できたらしい。
12:40頃から搭乗開始。ワタシ達はなんと1列目だったので、最後の方に乗った。
ほぼ満席の状態。
12:25発の予定が、13:05頃離陸した。
やっぱり気流が乱れているらしく、初めのうち、かなり揺れた。
でも、疲れていたせいもあって、揺れはあまり気にならないくらいの爆睡状態でした(^^;)。
ドリンクサービスの時には、ちゃっかり目が覚めたけどね。
行きの便で飲んだコンソメスープがすごくおいしかったんだけど、期間限定沖縄の
タンカンドリンクにした。期間限定だしね。
オレンジジュースを少し薄くしたカンジなんだけど、酸味が効いていて、おいしかった。
羽田には、14:50頃到着。
今回もまた、飛行機からゲートまではバスで移動。
外に出たとたん、むぁっと押し寄せる湿気。やっぱり、北海道はさわやかだったのね〜。
まだ、通勤ラッシュには早い時間だから、モノレールも電車も、すいていて助かったよ。
なにしろ、荷物が大きいからね。
結局、家に着いたのは17時過ぎ。
疲れたけど、なかなか充実した旅でした。
出発の前日まで、台風の影響で飛行機もフェリーも欠航。
一時はどうなることかと思ったけれど、なんとか行かれてよかったです。
なんといっても、今回はお食事に大満足。期待以上だったかも。
観光時期としては、ベストは6、7月みたいですね。お花もほとんど終わりかけていたし。
でも、民家のお庭には紫陽花が咲き、その横でヒマワリが咲き、さらにその横では
コスモスが揺れ。
短い夏を大急ぎで楽しんでいるみたいでした。