世間に代わって説教します

必殺!、説教人!

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*必殺!その8「自分のことしか考えない政治家を説教する」
「国民目線で政治を考える」
誰が言ったことでしたっけ?。っていうか、どの政治家も必ず言いますよね「国民目線」って。私は聞きたいですな。
あなたたちの言っている国民目線ってどんな目線?。具体的に言ってみてよ」
ってね。本当に国民の気持ち、わかっているのか甚だ疑問ですよね。っていうか、わかってねーだろ、お前ら!、ですよね。
「無駄遣いをやめる」
とも言ってましたよね。無駄遣いがなくなるまで消費税は上げない、とも・・・。あれは、いつの話だったんでしょうかねぇ。そんなに遠い昔の話じゃなかったように思うのですが。それとも、そう言った政治家の方にとっては、遠い昔ばなしなんでしょうかねぇ。あるいは、お得意の
記憶にございません
なんでしょうかねぇ。政治家は公然とウソをついていい職業なんでしょうね。もう驚きですな。今に始まったことではないけれど、なんだか、益々悪化しているような、ますます政治家の言動がマヒしているような、そんな気がするのは私だけでしょうかねぇ。

今や国の借金は1000兆円近く。いや、このままいけば、1000兆円突破するのも間違いはないでしょう。もう破産ですな。笑い話にもなりません。
会社が倒産すると、会社更生法とか民事再生法とかが適用されますよね。国が倒産した場合は、どうなるんでしょうかねぇ。なんて暢気なことを言っている場合じゃないんですよ。国が破産したら、皆さんが持っている資産も全部パー、らしいですよ。株なんて紙屑ですな。
国の借金が1000兆円もあったら、よその国だったらとっくの昔に破産しています。それが破産しないのは、民間企業が優秀だからです。民間の経済力が強いんですね。それでこの国は耐えられるのですよ。決して、政治家の力ではないのですな。むしろ、政治家は足ひっぱてますな。かえっていないほうがいいくらい。なんせ、ハトさんのあの発言ですから。あんなんで、よく政治家やってられますよねぇ。信じられません。

それにしても、いつも思うのですが、権力の座につくと、あんなにも目が見えなくなり、耳が聞こえなくなるものなんですかねぇ。私は、権力の座についたことがないので(つこうとも思いませんが)、よくわからないのですが、権力の座につくと、どの人も目が見えなくなり、耳が聞こえなくなるようですね。政治家に限ったことであはりません。会社社長もそうだし、N○Kの会長だか委員会だかもそうだし、相撲協会だってそうなんでしょう。みんな、権力を誇示できる立場になると、とたんに目が見えなくなって、耳が聞こえなくなるんですよ。だから、周囲のことが理解できなくなるんですね。人々の言葉が届かなくなるし、人々の姿が目に入らなくなるんです。権力の座についたものには、我々庶民の姿も見えなきゃ、声も聞こえないんですよ。彼らにあるのは、
いかにして長く権力の座にとどまれるか
だけなんですな。そのためには、居直りもすりゃあ、いい加減な言葉ではぐらかしたりもすりゃあ、必死になって身内の攻撃に対抗したりもするんですね。もう哀れというか、惨めというか、みっともないと言うか、愚かと言うか、バカバカしいですな。あんなくだらない姿を見せられている国民はバカみたいです。だから、政治離れを起こすんですよね。

ホント、この国の政治は最低ですね。
オザワのことなんでどうでもいいでしょう。さも大きな問題のように野党の愚かな人々は騒ぎたてますが、そんなことを騒いでも国民は豊かになれません。オザワなんてどうでもいいじゃないですか。あんなの無視してですね、もっと大事なことを進めてくださいな。
与党の皆さんも、オザワのことで分裂することなんてないじゃないですか。オザワなんて無視して、この際一致団結して、借金返済、官僚打破してくださいな。
借金が増えたのは、政治家と官僚の責任でしょ。官僚が管理する公益法人なんて、全部民間にすりゃあいいじゃいですか(もちろん、全部は無理でしょうけど)。それをすれば、予算もたっぷり削れるでしょ。
愚かな政治家どもよ、与党だの野党だの、そんなことはどっちだっていいから、この際協力し合って、官僚どもをギャフンと言わせてみてよ!。
もう与党だの野党だのという争いは辟易なんですよ。そんなことは、国民にとってどうでもいいことなんです。国民にとってみれば、どの党が権力を握ろうが、そんなことはどうでもいいことなんですよ。大事なことは、国民にとって大事なことは、国民の生活が安定すること、心配のない老後が迎えられること、子供を安心して産める国であること、なんですよ。それができる政党ならば、民主党だろうが、自民党だろうが、新しい党だろうが、なんだっていいんですよ。
ところが、政治家どもは、
「我が党じゃなきゃできない」
とおっしゃる。とんでもない、
あんたの党でもできやしないだろうが
と言いたいですな。当然です。権力闘争ばかりに明け暮れている政治家どもに、大きな仕事はできません。そんなことは、当たり前のことですな。
いいですか、耳の穴かっぽじってよ〜くお聞き。ただでさえ、見えない目、聞こえない耳をもっているんだから、ちゃんと見聞きしなさいよ!。
国民は党が何であれ、住みやすい国を造ってくれればいいんです。権力にしがみついて、バカな争いばかりやっている政治にうんざりなんです。
そんなにも与党の立場、総理の立場がいいんでしょうかねぇ。あんなに叩かれてもしがみつきたいものなんでしょうかねぇ。よほど、ウマミがあるんでしょうねぇ。
政治家の皆さん、あんたたちだけ、ウマミを得るなんて、それは許されないですよね。ウマミはみんなで分けあわなきゃ。そうじゃないですか?。で、苦しみも国民だけに押し付けるのはよくないですよね。
で、提案です。
*オザワは無視して、とっとと野党も与党も協力して経済を立て直すこと。権力闘争はどうでもいい
*政治家も官僚もリストラを行え。公益法人は民間へ!
少なくとも、この二つのことをまずやってほしいですな。
こんなことすらやらずして、権力の座にしがみついている愚かな政治家には、死が染みついているに違いないでしょう。やがて、この国とともに沈没ですな。国が滅んだら、権力もヘッタクレもないのにねぇ。
愚かな政治家よ、今すぐ権力争いをやめて、真剣に協力し合うことを考えよ。どの党だっていいじゃないか。選挙で自分が落ちることばかり心配していないで、心から国のことを心配してよ!
それができないなら、政治家なんかやめてしまえ!
合掌。


*必殺!その9「震災に関し理不尽な人々に説教する」
今回は予定を変更して、東北地方太平洋沖大地震に関連したことで、私が「おかしいだろ、それ!」と思ったことに関し、説教することにしました。予定しておりました
「騙された!、国技だと思っていたのに八百長だったなんて・・・・。あいつらに説教をしてやってください」
は次回に、
「食料品が高いと人々は嘆く。だけど、贅沢品にはお金を使うじゃないか。農家の人々のことも考えたらどうか。湯水のように食料品を無駄にしているのに文句ばかり言うこの国の人々に説教をしてやって欲しい」
は、その次に説教するつもりです。どうぞご了承ください。

また、説教の前に震災の被害に遭われました皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。各宗派の本山も義援金活動を始めております。私もわずかではありますが、協力させていただきました。大変な状況ではありますが、気をしっかりと思っていただきたいと思います。あの震災で失うことがなかった命です。それは強運と言えましょう。その運の強さを生かして、復興に頑張って欲しいと思います。私たちは部外者です。本当の辛さはわかりません。しかし、協力することはできます。わずかな力しかありませんが、できることは力を惜しまず協力していきたいと思います。
合掌。

さて、説教です。3月11日大震災が起きて以来、TVなどを通じて様々な情報が入ってきました。その中で、私が「おかしいだろ、それ」と思ったことに関し、説教いたします。多少、言葉が過ぎる点があるかもしれません。どうかご容赦ください。

あの日、私は午後から時間が空いておりましたので自分の行法(ぎょうぼう、お参りする作法です)をしておりました。そのあと、部屋で着替えておりましたら、地震が・・・。普通の地震とは違うように感じたのですぐにTVをつけました。すると・・・・。あとは、皆さんよくご存じの状況です。
ニュースにはただただ驚くばかりでした。自然の力はなんと恐ろしいものか・・・それが率直な感想でした。
予想はしていたのですが、その日のうちに
「この地震は仏様の啓示でしょうか?」
「神や仏が何かを教えようとして起こしたのでしょうか?」
「バチが当たったのでしょうか」
などというメールがいくつか来ました。まあ、予想はしていたのですが、正直、少々がっかりもしました。日頃から私は仏様はバチを当てない、と言っていますし、神が罰をあてるときは、個人的にです。神の怒りにふれたものに直接罰は下ります。
そもそも地震は自然災害です。地球上に人間がいようといまいと関係なく地震は起きます。地球は生きています。地震があって当たり前なのです。それは地球の活動によるものなのですから。それをどこかの知事は
「天罰だ」
と言いました。まあ、すぐに訂正はしましたが、しかし、本音ではそう思っているのでしょう。いい加減にして欲しいです。自然災害を天罰なんて言う者は、思い上がりもはなはだしい人間です。
何故、被害にあった人たちが天罰を受けなければいけないのでしょうか?。彼らが何をしたというのでしょうか?。
「自然の強さをなめていたから、こういう目に遭うんだ。だから罰なのだ」
と言うのなら、全人類に罰が下るべきでしょう。自然をナメテいるのは、私を含め、ほとんどの人間です。
ここまでは来ないだろう、こんなことにはならないだろう、どんな震災や災害にも耐えらるさ・・・・。
そう高をくくっていたのは、ほとんどすべての人間でしょう。ならば、罰が下るべきは、ほとんどの人間に、でなければなりません。何故、東北の人たちが選ばれて罰を受けなければいけないのでしょうか?。
自然災害を天罰だという者は、自分が神になったつもりなのでしょうか?。思い上がりもはなはだしいですね。何様のつもりなのでしょうか?。たかが人間の分際で、です。地球にしてみれば、人間なんて関係ないのですよ。地球は地球の活動をしているだけなのですからね。本末転倒もいいところです。
こうした天災が起きると、胡散臭い宗教関係の連中が出てくることを私は懸念しております。恐怖を煽り、
「我が宗教に入っていないと助からない」
「我が宗の神を信じていれば助かるのだ」
「我が宗の信仰をしていなかったから救われなかったのだ」
などと愚かなことを言い出す胡散臭い連中が現れることが心配です。どうか皆さん、そうした胡散臭いニセ宗教者などは信じないようにしてください。
自然災害は、神の天罰でも仏の啓示でもありません。単なる地球の活動です。自然災害はあくまでも自然災害なのです。それ以外何もありません。

連日TVは災害のニュースを流していました。1週間ほど経過してからは、一般の番組も復活してきましたが、多くは災害のニュースです。それは当然のことで、なにも問題はないと思います。被害状況を全国に知らせ、全国の人が力になれることはないか、と考えるきっかけにもなりますから。また、被災地に知り合いのある方は、安否が心配でしょう。頼りになるのはTVのニュースですからね。
それはいいのですが、報道の仕方にちょっと疑問がありました。それは、
「かえって恐怖を煽ってないかい?」
と言うことです。特に原発事故に関しては、そう思えて仕方がないのです。
詳しい説明をするのは、まあいいでしょう。でもね、なんだかケツくくりが悪いんですよ。中途半端な状態で放りだされたような、座りの悪い状態で番組が終わったり、切り変ったりするものだから、かえって不安になったりするのです。
「現場には物資がたりません」
それ自体は重要な報道です。でもね、
「ですが、直接送らないでください」
を付け加えておかないと、困ったことになるでしょう。報道を見ている人たちは、なんとか力になりたい、と思っている人が多いんです。そういう人は、「物資が足りない」と聞けば、すぐに送ろうとします。道路の状況とかは考えないで・・・・。
送ろうとする人に悪気はありません。善意の塊です。しかし、現状は送るのは難しいのです。
物資が足りない、薬が足りない、避難所は大変だ・・・・。
そうした報道は大切です。現状を把握すること、状況を全国に知らせることは重要でしょう。しかし、そこで終わるから混乱してしまうんですよ。
「行政がここまでしています。支援物資がこのように届いています」
「救援物資を運ぶため、ガソリンが必要です。みなさん協力しましょう」
そういう話をしなきゃいけないんじゃないでしょうか?。まあ、最近(3月21日現在)はそのような報道が増えてきましたが。

原発事故に関しても同じですね。
詳しい説明はいいのです。でも大事なのは、
「こんな状況ですが、安心です。大丈夫です。指定範囲内の人々以外は避難する必要はありません」
ということを伝えることでしょう。でなければ、不安になるだけです。
びっくりしたのは、名古屋地方の某TVです。
「名古屋にも放射性物質がやってくる可能性はあるのでしょうか?」
などと真剣にキャスターが質問しているんですね。この質問自体、ものすごくくだらないのですが、解説者が
「風の向きによっては、その可能性はあります」
なんてバカなことを言っているわけですよ。確かに、それは事実かもしれません。風向きによっては飛来するかもしれません。しかし、そんなものに危険性など皆無でしょう。名古屋まで人体に影響のある放射性物質が飛んできたなら、日本は終わってますな。あまりにもバカバカしい質問にあきれ返りました。名古屋など関係ないんです。アホらしくて話になりません。こんなくだらない質問をする番組は終わってしまえ、と思いましたよ。

こうした愚かな報道が、どれだけ人々に影響を与えることか。それを報道側はわかっているんでしょうかねぇ。
今、報道側が行うことは、事実を伝え、なおかつ
「安心を与える」
ことではないかと思うのですよ。
「原発事故の処理に必死にあたっています。彼らはきっとやり遂げてくれるでしょう。みなさん応援しましょう。祈りましょう。彼らが人々の命を守ってくれているのです」
と、どうして言えないのか。
言葉一つで、皆が安心できるんです。それをわけのわからない単位を繰り出して、危険じゃないですけど、こういう状況は危ないんですよ、みたいな不安を煽るような報道ばかりしている。現状把握は大事ですが、現場の人たちを応援する、信じることも大事でしょう。そっちを大きく声高に報道したほうがいいと思うのです。
そういえば、某雑誌の表紙が批判を浴びました。放射能がやってくるようなエキセントリックな表紙だったのです。当たり前です。この状況で、そんな恐怖を煽るようなことまでして、雑誌を売りたいのか?。あまりにもあさましい、としか言いようがありません。そんなに恐怖を煽って何が面白いのか?。震災被害や原発事故を利用してまで売らなければいけないのか?。いい加減にして欲しいです。そんな雑誌は二度と買いたくはありませんね。
報道関係、マスコミ関係の皆さま、恐怖を煽るようなことは止めて欲しいものです。それよりも、
「大丈夫だ、みんなんで応援しよう。信じて見守ろう」
と言うことが大切なのではないかと思います。

また、報道の影響なのでしょう。あれが足りないこれが足りない、大変だ大変だ・・・などと言っているからなのでしょう、いつの間にかわけのわからないデマが流れ、あるいはチェーンメールなどが流れました。ひどいデマには、
「東京にも放射性物質が飛んできて、危ない」
と言うのもあったそうですし、
「東京にも大きな地震が来るから食料を買っておかないと」
というのもあったそうです。私のところにはチェーンメールは来ていないので、よくわかりませんが、聞いた話ではそういう内容のものもあったそうです。
そのほかには、
「うがい薬を飲めば助かる」
「ガソリンが足りなくなる」
などと言うのものあったそうです。デマです。こういうデマが流れるから、買いだめに走る人が出てくるんです。最近になってやっと買いだめはしないでください、ガソリンも大丈夫です、という報道がなされるようになりましたが、ちょっと遅いように思いますね。
デマやチェーンメールの原因になるのも、恐怖を煽るマスコミ報道に原因の一端があると、私は思います。

しかし、それにしても、こうしたデマに惑わされて、東京を脱出する人がいるというのもわかりません。私も岐阜から東京に行く前に、
「東京へ行って大丈夫なんですか?」
と聞かれました。私は何のことかわからなくて
「何が?」
と聞いてしまいました。すると、「放射能」なんですね。
「大丈夫に決まっているでしょ、ちゃんとニュースみなさい」
とやんわりと言いましたが、人間ってこんなものです。正しく話を聞けないところがあるんですよ。うちでも言ってました。
「なんとかシーベルトとか言われたって、よくわからない。聞いている途中でわけわからなくなるから聞く気が起きない。大丈夫かどうかを言って欲しい
これが現実なのですよ。いくら専門的な話をしたって、安心感は伝わらないのです。専門的な話をされると、多くの人は眠たくなって聞けなくなるんです。話の途中から理解できなくなるんですよ。自分たちが理解できたからと言って、TVを見ている人がみんな理解できると思ったら大間違いなんです。専門的なことはどうでもいいんです。今必要なのは専門的知識よりも、大丈夫です、という言葉なのです。マスコミ各社はこのことを十分踏まえて報道して欲しいですね。
「誰もが正しく話を聞くわけではない。伝えたいことが確実に伝わるわけではない」
いつの時代も、どのようなコミュニケーションも、これは言えることです。このことを忘れてしまえば、デマが流れ、不安に煽られるのも仕方がないでしょう。トイレットペーパー買いだめの、あの頃の報道から、何の進歩もしてないTV報道にあきれ返りますな。
自己本位の一方的報道の垂れ流しは、害悪です。聞く側の気持ちを理解して番組を作って欲しいですね。

まあ、マスコミの気持ちもわからないわけではありません。初めのころのあの東電の説明には、そりゃ腹が立つでしょう。マスコミの人たちが突っ込みたくなる気持ちもよくわかります。まったくなに言ってるんだか、さっぱりわかりませんでしたからね。
「ホント、つかえないなぁ、あの連中」
そう思った方は多いんじゃないでしょうか。
「官僚的答弁ばかりしてさ。何が言いたいんだ?。この期に及んで自分の保身か?
そう思った方も多いんじゃないでしょうか。現場の作業にあたっている人たちは、それこそ命がけで行っているのに、その上に立つ者があんなのじゃあ・・・。かわいそうですね。あんなできの悪い連中の下にいたのか、とショックを受ける方もいたのではないかと思います。
きっと、後々の責任問題とかを気にしているのでしょうが、そんな場合じゃないということがわからないのでしょうかねぇ。まあ、途中から態度が変わってきましたが・・・・。
まあ、けど、あんなものなのでしょうねぇ。カンさんもエダノさんも、なんだかねぇ、頼りないし。懸命さが見えて来ないんですよ。絵空事のようにしかみえない。緊迫感が全くない。これが今の日本の統治者の姿なのでしょうねぇ。もっと、テキパキ指示できないのかと思ってしまいます。

さらには、今後をどうするのか、でしょうかねぇ。停電はどうなるのでしょうか?。いつまで計画停電をするのでしょうか?。
電力不足はこのまま続くことになります。原発が壊れてしまったのですから、その分の電力は自ずと足りなくなります。政府は、今後その対応をどうするつもりなのでしょうか?。そこのところをはっきりさせないと、何か対策を緊急にたてないと、景気は最悪に冷え込んでいくでしょう。
東京に来て思ったことは「暗い」です。
みんな暗いんです。活気がないんですね。もちろん、状況が状況です。浮かれてなんかいられないでしょう。しかし、この暗さが長引けば、それは深刻な不景気につながります。不景気が長引けば、どうなるでしょうか?。当然、税収が落ちます。税収が落ちればどうなるでしょうか?。これも当然ながら復興資金が足りなくなります。そのことを考えているのでしょうか?。
自粛ムードは仕方がないことだとは思います。しかし、過度な自粛はどうなんでしょうか?。景気の冷え込みをこれ以上深刻にしていいのでしょうか?。
私は、いまそれが最も恐ろしいと思っています。むしろ、イベント事は中止しないで、募金をしながら実行したほうがいいと思うのですが・・・。活気づけではないですが、過度な自粛ムードもどうかと思います。尤も、野球のナイターはどうかと思いますけどね。さすがに電力が不足しているのに、ナイターはないでしょう。、デーゲームでなんとかするとか、関西方面を中心に行うとか、方法を考えたほうがいいとは思います。そうじゃないでしょうか、ナベツネさん。野球のこととなると、周囲が見えなくなる、悪い癖ですよねぇ。

電力が不足、経済活動が十分できない、自粛ムード、活気がない・・・・・
こうしたことは、即税収不足につながるんですね。ということは、資金不足にもなるのです。
なぜ、あんなにたくさん政治家がいるのに、カンさんは担当を振り分けないのか、ものすごく疑問に思います。
「お前、停電の電力不足を補う方法を取りまとめよ」
「お前、原発に代わる発電方法を考えよ」
「お前、景気の冷え込みにはどう対処すればいいか考えよ」
って、振り分けているんでしょうか?。もしやっているなら、ちゃんと発表して欲しいですね。なぜなら、それが安心につながるからです。

思うに、電力不足と言うのならば、なぜ民放各局は協力して、放送を輪番制にしないのでしょうか?。こんなとき、民放もあんなに局数はいらないでしょう。NHKは毎日放送しなきゃいけないでしょうが、民放は休んだっていいじゃないですか。たとえば、月曜日は日テレ、火曜日はTBS、水曜日はフジTV、木曜日はテレ朝、金曜日はTV東京・・・・などと輪番制にすれば、電力不足解消の役に立つじゃないですか。あるいは、時間帯によって各局が放送を休むようにすればいいじゃないですか。どうせ、面白くもない番組の垂れ流しが多いんですから、たまには休んでみるのもいいでしょう。TV局もみんなに協力しようなんて偉そうなことばかり言ってないで、自ら電力不足に協力することを実行したらどうかと思うんですが、そう思うのは私だけでしょうか?。電力供給にめどがつくまで、TV局も「NHK+民放1局」でいいんじゃないかと思いますよ。TVを見なくても生きていけるんですからね。TV局を守るよりも、国民の生活を守ったほうがいいと思うんですけどねぇ。しかも、ずーっとと言うわけじゃないし。暫定的なんですからね。たまには、TV局も休めばいいんですよ、働き過ぎなんですから。

国もマスコミも、今人々が一番欲しているものは何か、わかっていないんじゃないでしょうか?。今、人々が求めているのは
「安心」
なのです。現状への不安、今後への不安、物資不足はどうなる、停電はどうなる、景気はどうなる・・・。
こうした将来への不安を
「こんな対策をしようとしています。こういう対策により、景気をささえます。電力不足はこうします」
という方針を示すべきでしょう。そして
「みんさんの協力をお願いします」
と言えばいいのです。国もマスコミも、あまりにも視野が狭くなっている、そうとしか思えません。もっと目を見開いて、見たほうがいいでしょうね。

最後に、もっとも腹ただしいことを書いておきます。それは義援金詐欺です。こんなことをするヤツこそ、天罰が下るべきでしょう。こんなことをするヤツは、クズとしか言いようがありません。いったい何を考えているのか。義援金サギ、義援金振り込め詐欺、こんなことをする人間は最低です。いや、人間じゃありませんね。人間の顔をした悪魔でしょう。こういう連中は、逮捕されたなら現地に行かせてボランティア活動をさせるべきですね。強制的に。
そう言えば、被災地に放置してある車からガソリンを盗む者がいるとか。同じ被災者がやったこととは思いたくはありませんが、なんとまあ浅ましいことで・・・・。
自分さえよければいい・・・。
こういう時に自分のことしか考えられない、自分さえよければ他の者がどうなろうと関係ない、としか思えないような人間が存在することが残念でなりません。こういう時こそ、協力し合う、助け合うことが大切なのに、義援金詐欺をする、放置してある車からガソリンを盗む・・・・信じられませんね。あまりにも心が貧し過ぎます。
自分さえよければいい・・・・、この考えを捨てなさい、日本人よ!。今こそ、助け合うべきです。いま、助け合わなくて、いつ助け合うことができるのでしょうか?。
マスコミも、国も、被災地以外の人たちも、自己本位を捨てて、助け合うべきでしょう。そして、今何ができるのか、今後どうすれば日本のためになるのか、よく考えて欲しいですね。
なお、この文章は3月21日に書きました。皆さんがこれを読まれるころは、今後の対策がなされているかもしれません。ある程度の落ち着きを見せているかも知れません。しかし、復興までにはまだまだ時間と費用が必要でしょう。一人ひとりの力は小さなものです。しかし、それがたくさん集まれば大きなものとなります。私たちは頑張れます。お互いに助け合って、いい国にしていきたいですね。
合掌。


*必殺!その10「八百長相撲の結末に説教する」
今回は予告通り
「騙された!、国技だと思っていたのに八百長だったなんて・・・・。あいつらに説教をしてやってください」
という説教希望メールにお応えいたしまして、過激に説教いたします。
なお、初めにお断りをいたします。前回もそうだったのですが、言葉が過ぎる点があると思います。どうかご容赦ください。ですので「ちょっと言い方がひどいんじゃないかい」と批判は、受け付けませんのでよろしくお願いいたします(完全、開き直り!)。
もう一つ、お断りがあります。それは、私は相撲に詳しくはありません。ハッキリ言ってド素人です。素人考えの説教ですので、的外れがあるかもしれません。それに関しては、どうぞご注意ください。相撲界では、ルール上そういうことはできないんですよ、ということがあれば、御教示お願い申し上げます。
では、さっそく、相撲界に説教いたします!

大震災の報道にまぎれてしまって、すーっかり忘れ去られてしまった感がある相撲の八百長問題ですが、いつのまにやら処分がされてしまいましたね。何だか知らない間に、大量に解雇になってしまったようで・・・・。実際はどうだったのか、結局は闇の中なんでしょうかねぇ。
そもそも私はよくは知らないのですが、相撲の八百長問題は昔からありましたよね。私が覚えている範囲では、確かウルフとかいうアダナがあった元横綱の方も、八百長で横綱になった、という噂は流れていましたよね。御存知の方も多いと思います。まあ、まことしやかに流れた噂ですが、あくまでも噂。当時は、証拠もなく、週刊誌が騒いでいただけ・・・・だったようです。そのほかにも、週刊誌は結構前から相撲の八百長問題を追及していたようです。で、相撲協会だか何だかが、週刊誌を相手取って訴訟を起こす問題にまで発展しました。確か、週刊誌側が敗訴したんじゃなかったでしたか?。
でも、それって、今になってどうなのかしらん、週刊誌側が名誉棄損で慰謝料を払うように命じられたようだけど、今になってみると、それってどうなの?、と思ってましたら、週刊誌側が慰謝料返還請求の訴訟を起こしたようですね。まあ、詳しい内容は知りませんが、週刊誌側にしてみれば、自分たちの取材の信ぴょう性に関わる問題ですし(ただでさえ、根拠のない記事を書くといわれている週刊誌ですからねぇ)、実際に八百長があったことを相撲協会が認めているんですから、またまたややこしいことになってしまいましたよねぇ。いったいどうなることなのか(まあ、私としてはどうでもいいのですが)。
それにしても、国技だ、伝統だ、といっていた相撲が、なんとガチンコじゃなかったなんて・・・・。本当にこれで問題解決!でいいのでしょうか?。

相撲と言えば、伝統の世界です。由緒正しき世界、規律が厳しい世界ですよね。戦う力士は、真剣勝負。ストーリーのある(ような)プロレスとは、全く違う世界です。いや、そうでなくてはならない世界ですよね。ウソは持ち込めない世界・・・・だったはずです。ショーじゃないんですからね。イミジクモ、あの都知事などは、「そんなの当たり前だろ、ショーなんだから」みたいな発言をしていらしたようですが、そういう割り切りはしてはいけない世界のはずですよね、相撲は。なんせ国技なんですから。しかも、神の御前で奉納試合をやるような、格式高い競技です。神聖な競技・・・のはずですよね。ただ、強いものを決めるだけの格闘技とは異なる競技のはず、です。そうではなかったかな、と思うのですが。
そんな格式高い、神聖な競技の中で、八百長はいただけませんよね。それは、相撲の歴史に傷をつけることになりますし、国技として恥ずかしい話でしょう。八百長なんてやってる連中は、排除するのが当たり前ですよね。
ところが、相撲協会のお偉いさん方、八百長力士の名前を挙げたところまではよかったと思うのですが・・・・いや、よくない面もありますが・・・・八百長を認めて辞めるなら退職金を出す、な〜んて妙な解決方法をとっちゃいましたよね。あれって、おかしくないですか?。ンチキして、さらに国技の相撲に泥を塗っておいて、大きな損害を与えておいてですよ、その当事者に対し、それは甘いんじゃないの?、と素人の私は思ってしまいます。
なにそれ、初めから話ができてたの?、みたいな、変な不信感を抱かせますよね。しかも、震災の報道にまぎれて、しれっと終わっちゃった感がぬぐえないですよね。本気で取り組んだのかしらん、あのお偉いさんの皆さん。どさくさにまぎれて終わっちゃえ、なーんて考えたんじゃないのでしょうかねぇ。

どんな時でも、どんな組織でも、どうしてお偉いさんというのは、何か問題が起きると、隠そうとしたり、秘密裏の内に処理しようとしたり、臭いものにはフタ的な終わり方をしようとするのでしょうかねぇ。なんでうやむやみたいな形を取ろうとするのでしょうか?。なんで、しっかり追求をして、最後はお偉いさん方が責任を取る、という形で決着をつけようとしないのでしょうか?。今回の八百長事件でも、八百長をしていたと認定された力士の皆さん、ほとんどが知らないうちに退職金を受け取って辞めてしまったようですが、本当にそれでいいのですか?。お偉いさん方も、これで幕引きで本当にそれでいいのでしょうか?。八百長認定された力士の方、本当はやってないけどお金がもらえるならまあいいか、っていう人もひょっとしたらいるんじゃないですか?。
なんだか、ちっとも明らかないなっていないように思うんですが。

結局、腐ったミカンと腐りかけたミカンと腐ってるかもと思われるミカンを排除したから、もういいじゃないか、なのでしょうか?。それでいいのでしょうか、本当に。問題は、ミカンが腐ってしまうことにあるんじゃないのでしょうか?。
この「腐ったミカンを排除する」形式の解決方法って、昔からどこの世界でもあるのでしょうが、いい加減見直した方がいいんじゃないでしょうかねぇ。まあ、会社ならば、辞めさせて終わり、でいいのでしょうが、会社とはちょっと違うでしょ、公益法人(だったですよね?相撲協会は?)。伝統の競技ですし。国技ですし。排除すればいい、でいいのでしょうか?。
しかも、本当に腐っているのかどうか、一般には公開されていないし、追及もされてないし、八百長認定された力士の本音も聞こえて来ないし、結局うやむやだし。なんだか、猫だましですよね、相撲だけに。
しかも、防止策のようなことは言ってましたが、どうもピンとこないんですよねぇ。本当にこれで八百長は行われないんでしょうかねぇ。なんだか、ヌルイというか、組織と俺たちの地位は守ったぞ、みたいな感じがプンプン匂ってくるんですよね。官僚的といいますか、臭いものを処分して、はい幕引き〜、みたいな。どうも、ケツフキが悪いような気がしてなりません。

「相撲だって八百長があるさ、当たり前だろ」
みたいなことを言われないようにしないといけない競技じゃないのでしょうか、相撲は。そういうプライドって持ってないんでしょうかねぇ。なんだか、厳しさが感じられないのは、私だけでしょうかねぇ。このままじゃ、また八百長力士が生まれてくるんじゃないかと、そんな気がしてしまいます。もっと、根本から変えていかないといけないように思うんですよねぇ。
では、どうすればいいのか。
まず第一に、なぜ八百長が起きるのか、が問題ですよね。十両以下の力士が無給だから・・・という理由があげられていましたが、びっくりです。この時代に無給って・・・。さらに驚いたのは、力士ってあんなにたくさんいるんですねぇ。いやはや驚きです。幕下には何人いるんでしょうか?。で、その力士たちは無給なんでしょ?。それじゃあ、腐りますわな。人間、御褒美がないと働きません。嫌になってしまいます。いくら
「夢は自分で勝ち取るんだ!」
なんて言っても、それはそれ。理想論でしょ。最低限の御褒美がなければ、そりゃあやる気は出ないですよ。練習ばかりしていたって、強くはなりません。たまには息抜きもしないとね。しかも、関取の世話もしなきゃいけないんでしょ?。付き合いもしなきゃいけない。じゃあ、自分の時間はあるのかい、ってことになりますよね。聞いた話だけの知識しかないので、詳しいことは知りませんが、どうみても下っ端の皆さん、人間扱いされていないように思うのですが・・・。それじゃあ、腐っても仕方がないかな、なんて思ってしまいます。もう少し、扱いをよくしてあげないと、いい選手も育たないんじゃないかと、そう思うんですけどねぇ。

豊臣秀吉の軍団が強かった理由に、訓練し過ぎない、ということがあったそうです。特に合戦前は、緩やかにしか訓練しなかたそうです。先に飲めや歌えやの御褒美を少し与え、合戦が終わったら大いに騒ぐ。多少の失敗は大目に見る。あまり厳しくすると、かえって萎縮してしまうから、ということらしいのですが、スポーツ選手も同じようなことが言えるんじゃないでしょうか?。あまり厳しくするとかえって本番に弱い選手になってしまうように思うんですけどねぇ。メンタル面が育たないというか・・・・。
若い伸び盛りの選手など、たまには御褒美をあげて、喜びを教えてあげないと、やる気が出ないんじゃないでしょうか?。
野球などは、2軍選手でも最低給与が保証されてますよね。で、もっと欲しければもっと練習して頑張れ、ということになってますよね。反面、頑張れなければ契約解除で終わりという厳しさもあります。プロなんですから、素人くさい試合など見せたくはないですからね。
相撲だって同じでしょう。プロなんですから。客は本物のガチンコ相撲を期待しているのでしょうからね。ならば、若い力士を育てることも大事でしょう。
昨今、日本人の強い力士が育ってきません。強い力士は、海外の選手ばかりです。そりゃそうだと思います。あの待遇じゃあ、本気でやる気なくします。差がありすぎなんですよ。
そうした、根本原因を解決しないで、これで幕引きならば、いずれまた八百長力士は生まれてくるでしょうし、日本人の強い選手は育たないでしょう。時代が変わったんですから、いくら伝統だといっても、時代に即して変えるべきところは変えていくべきでしょう。伝統にしがみついているだけでは、世の中についてはいけませんし、発展は望めません。

伝統かもしれませんが、腐った伝統ならば改善すべきでしょう。時代に合わせて変えていかねばならないこともあるはずです。昔からの決まりだから、と固執するのは、変える勇気がないからと、変えてしまって問題が起きた時、責任を取るのが嫌だからでしょう。そういう態度だからこそ、人々に伝わってこないのです。あぁ、ダメだな相撲協会、と思われるんですよ。
お釈迦様だって、涅槃にはいるとき
「時代にそぐわない戒律や不具合が生じた戒律は、無くしたり変えたりしてよい」
と言っているんです。いや、さすがにお釈迦様ですよね。時代ともに決まり事などは変えていかねばならない、ということを見通していたのです。組織というものは、時代とともに変化していくのだ、ということを伝えているのです。
伝統・伝統とこだわるのも大事なことでしょう。しかし、時代とともに内容を変化させていくことも大事なことなのです。でないと、古臭い競技として、人々の心も離れていってしまいます。どうせまた八百長だろうと思われてしまいます。そうならないためには、
*なぜ八百長問題がおきたか
*今後、どうすべきか
*責任の所在をハッキリさせよう
という点を踏まえて、中身を公開するようにして欲しいですよね。何だか知らないうちに処分が終わってしまった、というような、今回の幕引きは・・・・問題解決の先延ばしのように思いますよ。
相撲協会のお偉いさん、もっとしっかりしてください!。あなたたち、本当に解決する気があるの?、と思われても仕方がないでしょうねぇ。

ところで、相撲っていつから再開するんでしたっけ?。NHKの中継なしだったのかな?。
どうでもいいですが(私は相撲を見ないので)、せめて被災地を巡業するくらいはした方がいいんじゃないでしょうか?。全部自費で大きなテントを持って、炊き出しをして、各避難所を廻ってくる、くらいはしてもいいように思うんですけどねぇ。相撲協会、お金いっぱい持っているみたいだし
あるいは、チャリティー試合をするとかね。そういうところからスタートしたほうが、いいんじゃないかなと思います。まあ、売名行為だの、人気取りだのと叩かれるかもしれませんが、そんなことは無視してですね、反省と出直しの行脚のつもりで避難所興行を行うといいんじゃないかと思うんですが。如何でしょうか、相撲協会のみなさん?
合掌。


*必殺!その11「食を食い散らかすヤカラに説教する」
今回も予告通りの内容で説教をいたします。私の元に届いたメールは、このようなものでした。
「日本人は、食べきれないほど食料を売って、食べきれないほど食料を買って生活している。さらには、食料品の価格が高いと文句を言う。農家や漁業の皆さんのおかげで食生活が充実しているのに、売り散らかし、食い散らかし、不平不満ばかり。あまりにも浅ましいんじゃないでしょうか。説教してやってください!」
と、言うような内容でした。もう少し過激でしたが、誤解を生じるといけないので、直しておきました。ご了承ください。
では、さっそく、説教いたしましょうか!

グルメブームと言われて以来、いったいどれくらい年数が経ったのでしょうか?。その都度ブームは変りますが、こと食に関してはブームは尽きないようですな。
焼き肉が今熱い!
ラーメン戦争!
築地の刺身は絶品!
流行りのスウィーツはこれだ!
まあ、相変わらずTV番組は、煽りますなぁ。片方で、
「世界には飢えた人々が何万人もいる!」
という報道をしながらね。片手で食ブームを煽り、片手で可哀そうとアピールする。よくわかりませんな。こうした煽りの裏で、どれだけの食が無駄になっていることか。そこは考えないのですかねぇ・・・。ま、そうしたTVに乗せられて右往左往している日本人はもっとわかりませんけどねぇ・・・。

確かに、消費は必要です。消費が冷え込めば、世の中益々不景気になってしまいます。ですので、TVの煽りも必要と言えば必要でしょう。消費を促すという点ではね。しかし、それも限度があるでしょう。安いぞ、量が多いぞ、それ行け、やれ行け・・・・では、どこかで破たんが生じてくるのではないかと思うのですが、入らぬ心配なのでしょうか・・・。
と思っていたら、食中毒事件です。まあ、マスコミが煽ったわけではないですが、一種の食ブームの落とし穴、だったのではないかと思うような事件がありましたよね。そう、生肉による食中毒で死者まで出てしまったのですよ。恐ろしいことです。
事件があったのは、安売りで有名だった焼き肉チェーン店でした。ユッケですか?、それを食べて食中毒を起こし、亡くなってしまった方が何名かおりました。御冥福をお祈りいたします。
この焼き肉チェーン店も、安売りを謳っておりまして、その中で「手を抜いた」がために食中毒を出してしまったようですね。安く売るために、コストダウンしなければならない、そこに大きな落とし穴があったわけですな。

世の中不景気が長く続くおかげで、デフレが蔓延しておりますな。安売りブームです。殊に、食品に関しましては、安くないと売れない、安くないとお店には入ってくれない、安くないと誰も買わない・・・といった状態のようです。街の飲食店を覗きましても、お客で混雑しているのは安売り店のみ。ちょっと値が高いお店はお客もまばら。まあ、某ハンバーガーチェーン店も某牛丼店も、今は超安値を売りモノにしていますな。その影響か、食品の価格は下がる一方です。食品って、結構手間暇かかっているのにねぇ。
こんな価格、無理があるんじゃないの?、と思えるほど安く売っている店もありますよね。理由は簡単、安くしないと客が来ないから、というものです。しかし、いくら安くてもね、信頼がなければねぇ・・・・。そう思いませんか?。

食品は、案外テマヒマがかかるものです。農家の方だって、結構、手間をかけて農作物を作っています。曲がったキュウリはダメ、泥のついたままじゃダメ、綺麗に包装されていないとダメ、見た目が美しくないとダメ、などと余計に手間をかけさせています。だからと言って、その農作物を高く買ってくれるわけではありません。値段は変わらない。いや、むしろ安くなっている。農家の皆さんも大変です。単価が安いからたくさん作らなきゃいけない。たくさん作れば、さらに価格が下がる。そして、さらに大量に作る・・・・。悪循環ですな。
買う方はいいですよ。勝手なこと言ってればいいのですから。まがっている、高い、去年はもっと安かった、いたんでる・・・・文句を言うなら買うな、食うな、といいたくなる気持ちをぐっと抑えて、一生懸命に価格ダウンをしているわけです。世知辛いですなぁ・・・。
他の食料品も同じでしょうな。消費者は、高い高いの連呼。食品業界の皆さんは、大変なんですよ。大量に生産したり、獲ったりして生産量を上げ、価格をダウンさせる。ダウンさせるのはいいが、生産側の収入は減る。またまたデフレになる。これも悪循環ですな。そして、その裏では、大量のゴミ、です。
あまった食料品は、捨てられてしまうんですねぇ。ものすごい無駄があるそうですよ、我が国は。一日の余った食、捨ててしまう食品だけで、よその国の飢えた人々を何人救えることか・・・とうくらい、捨てられているそうです。コンビニなどの弁当なんて、期限切れは捨ててしまいますからね。そりゃ、すごい量のゴミがあることでしょう。これは、豊かなのか、それとも不幸なことなのか、よくわかりませんな。豊かだけど、不幸なこと、なのでしょうねぇ。

確かに、毎日の食生活を考えてみれば、出来るだけ安く食品を購入したいのが人間の心でしょう。収入の中の食品の占める割合、エンゲル係数ですか?、それが低いほど文化的な生活などと言われますが、まあ、これも基準がよくわかりませんな。いったい誰が決めたのでしょうか?。勝手なことを言って、他人の生活を決めつけるな、と言いたいくらいですな。食品が占める割合が多くても、気持ちが豊かなれば、文化的な生活だと言えるでしょう。勝手な取り決めで振り回されたくはないですな。
しかし、日本人は、食べること以外にも楽しみを知ってしまったし、食べること以外にお金がかかることが増えてきましたから、食べることだけにお金を割くわけにはいかなくなったことは事実です。食費を削って、学費を増やす、な〜んてことは、一般家庭では当たり前のことですからね。そうした人々のニーズに応え、大量生産によるコストダウン、無駄を省き、安く仕入れて、手間暇を抜いてのコストダウン。そうやって、食料品の価格を落としてきたわけです。
そりゃ、いつか食料品によるしっぺ返しがくるよね、と思う人は多いんじゃないでしょうか?。

日本人はいったいいつから、こんな贅沢を言うようになってしまったのでしょうか?。バブルの後遺症でしょうか?。私が子供のころなどは、とんかつでも御馳走だったように思うのですが・・・。すき焼きなんて超豪華だったように思うのですが・・・。いったいいつから、より安くよりいいものを食べられるように求め出したのでしょうかねぇ?。まるで、一億総餓鬼のように、食に群がっていますな。ナントカって食が有名だ、売れているぞ、という報道があると、いっせいに群がっていきますよね。バカバカしいったらありゃしない。ちょっとTVで、どこそこのナントカという食べ物が今流行っています、なんていうと、翌日から満員御礼。が、一週間もするとその列はもうないんですな。あっちへ群がり、こっちへ群がり・・・・。で、日々の生活の食料品は高いと文句を言う。矛盾してませんかねぇ、そういう生活。

食料品、食生活、そういうことに関し、日本人は今一度考え直したほうがいいんじゃないでしょうか?。生産者の努力があって、より安くよりいいものが食べられる。当たり前のように受け止めているけど、それってすごく重要なことですよね。こんなに食品が豊かで、ありとあらゆる食料品がそろっているのは日本だけでしょう。食べることに関し、最も豊かで最も貪欲な国なのではないかと、思いますよ。それを当たり前のように受け止めている日本人は、食に関し、贅沢過ぎるのでしょうし、鈍感過ぎるように思いますな。

ある新聞に、「食品が安くなれば、それだけリスクも増えると考えたほうがいいのではないか」というようなことが書いてありました。それは言えてるなぁ、と思いますよ。なにせ、限界があります。コストを下げるということは、どこか手を抜くということでもありましょう。あの焼き肉チェーン店じゃありませんが、あまりにも安いと、いったい何の肉なのか疑いたくもなりますよね。実際、いい肉はあれほどの価格は無理、なんだそうです。考えてみれば、それも当然でしょう。いいものは、それなりに手間暇かかっていますから、また、安全も保障されていましょうから、高くて当然なのでしょう。手を惜しんじゃあ、いい仕事はできませんな、何事も。安く高級品が食えるわけがないのです。

いい加減に、人々は気がついたほうがいいですな。無理な要求はしない、ということに。過度な安売りは、危険だということに。そして、我々は、日々食料品を無駄にしている、ということに。そしてそして、食生活が安定しているのは、生産者の努力のおかげだということに。当たり前ではなく、感謝が必要だということに。
そこに気がつかないでいると、本当に大きなしっぺ返しがくるでしょう。気をつけたいですな。
そこで提案。
こう言うことには、子供の内からの教育が重要です。ですので、
学校給食で生産者の努力を教える。生産者に感謝をする。また、ついでに給食費を払ってくれる親に感謝をする、ということを教えるべきでしょうな。
さらに、小学校高学年には、流通ということも教えるといですね。食品の流れはどうなっているか、どこでどうお金がかかっているか、なぜ、手に入るときにその価格なのか、という仕組みを教えるべきでしょうね。
そうすれば、食料品の価値も理解できるでしょうし、感謝の気持ちも植えつけられるでしょう。子供のうちにそれをしないと、教育はできないでしょう。食育は大切なことです。
おまけに、給食費を払ってくれる親に感謝することを教え込めば、給食費を払わないバカ親も少なくなるのではないでしょうか?。ちょっと甘いかな?。
ま、いずれにせよ、あまり食に関し、贅沢過ぎる要求はしないことですな。食べていけることに、少しくらいは感謝しなさいよ、日本人!
合掌。


*必殺!その12「安易な増税を提唱する政治家に説教する」
今回も過激な怒りのメールが届きましたよ。今回のメールは、私たち宗教家にも痛いメールでしたが、だからといってスルーするわけにはいかないですからね。どんなメールかといいますと、
「財源がないのはわかる。消費税もいずれはあげなければいけなくなることもわかる。でも、それは今か?。消費税を上げる議論をする前に、やることがあるだろう!。議員削減はどうなった!、徹底した無駄遣いの削除はどうなった?、宗教法人からだって税金を取ればいいじゃないか!。安易な方法ばかり取らないで、真剣に財源のことを考えたらどうだ!」
と、まあ、このような感じでして・・・。そうですよね、これは全国民が怒っていることじゃないでしょうか。特に宗教法人の優遇税制はねぇ・・・。
ま、特別視しないで、平等に説教いたします。今回も、過激に説教しましょう!。

財源がない、借金で大変だ・・・・。
今の日本の大問題ですね。借金は900兆円を超えています。どうやって返すんでしょうねぇ。借金大国ですよ、これ。さらに追い打ちをかけるように社会保障費がありません。年金が満額払えません、という状況になって来ています。金がないんだから払えないのは仕方がない・・・・では済まされません。年金をもらえるものだと思って、国を信じて年金を払い続けてきたののですから、それ相応に頂かないと、誰も納得はしないでしょう。
そこへさらに追い打ちをかけるように大地震です。復興費がありません。被害に遭われた方々の生活保障費もありません。十分なケアをしようにもお金がありません。
今の日本は、貧乏神にとり憑かれたかのように、貧乏なんです。国を司っているリーダーが貧乏神なのか、政党が貧乏神なのかは知りませんけどね。ま、そのわりには、国民は意外に豊かな生活をしているように見えますけど・・・・(ということは、国民が貧乏神ということではないですな。やはり、政治家が貧乏神化しているんですかねぇ。さらには、厄病神化している可能性もありますな。彼の政党はやることなすこと混乱を招きますからねぇ)。

だからなんでしょうか。国民は、なぜか国ほど逼迫していないぞ、と思われているからなのでしょうか。財源がないなら、国民からとればいい、という発想につながっているようです。そう、金がないなら消費税で賄えばいい、ということですね。
そりゃ、もう仕方がないことです。国にお金がないなら、国民が協力しなければいけません。そりゃそうです。しかも、消費税なら取りっぱぐれはありませんや。確実に国に入ってきます。いい税金です。欧米諸国でも消費税はとっています。税率も日本より高いですな。
国民だってわかっています。いずれ消費税はあげなければいけないだろう、とね。今のままでは、国は倒産。借金地獄に陥るだろう・・・・そんなことは、よ〜っくわかっています。だから、消費税だって、頭から反対しているわけではありません。
ですが・・・・・。なんで今なの?。なんでこの不景気な時に?。おいおい、経団連の皆さんまで賛成かい?。そりゃ、わかるよ、消費税もあげなきゃいけないよね。でも、なんで消費税から?。なんでそこ?。その前に、他にやることあるんじゃないの?・・・・と思いませんか?。

国会議員削減の話はどこへ行ったんでしょうか。消費税を上げる前に、国会議員を減らすって話だったように思うのですが、あれはいつものようにペテン?なんですかねぇ。
まあ、最近では、ペテン師が仲間をペテン師とよんで憚らない時代ですから、きっと国民をだますことには何の罪の意識もないのでしょうけど、だからといって、なんでもかんでも国民に押し付けるのはどうかと思いますけどねぇ。
だいたい、日本は、国会議員が多すぎじゃないでしょうか?。衆議院+参議院でいったい何人の国会議員がいるんですか?。で、彼らは、仕事してるの?。仕事しないで、カン降ろしばかりに躍起になってません?。もっと他にやることあるでしょう。あんなに人数がいて、ち〜っともこの国はよくならないって、それは人数が多すぎて話がまとまらないからじゃないですか?。
消費税をあげるのもいいですが、まずは約束の国会議員削減が先じゃないでしょうかねぇ。
実際のところ、国会議員なんて、半分くらいで十分じゃないんでしょうか?。さぼるヤツはいる、寝てるヤツはいる、ヤジばかり飛ばしているヤツはいる、ぼけ〜っとしているヤツもいりゃあ、銀座のホステスと遊んでるヤツもいる・・・・。こんなヤツらが国をいい方向に導けるのかい?。もっと真面目にやってもらいたいですよねぇ。
いいんですよ、別にね。自分のお給料で、銀座のホステスを連れて遊ぼうが、かまいませんよ。でもね、やることちゃんとやってからにして欲しいですよね。
「消費税をあげるよりも、私のようなくだらない国会議員を削るのが先でしょう!」
と、彼の議員さんが声を出して叫べば、この人好感度上がるでしょうなぁ。否、むしろ、その通り!と拍手喝采でしょうな。
そう、ちゃんとやることをしっかりやっていれば、国会議員の私生活などどうでもいいんですよ。言うべきこと、通すべき筋・・・・をちゃんとしていれば、多少の悪さは、許されるってもんです。
やることもやらないで、時と場合をわきまえず、遊び呆けているから叩かれるんですよ。
こんなのが、国会議員だなんて・・・・。

話がそれました。
そう、消費税を上げる前にやることをやってください、ということなのですよ。
国会議員削減だけじゃないですな。国家予算の無駄を徹底的に無くす、はずだったですよね。そのために、仕分けなる作業を随分とやってましたよね。今から思えば、あれは国民向けパフォーマンスだったのでしょうなぁ。人気取りですな。「2位じゃダメなんですか」なんて有名な言葉も生まれましたが、結局はあれってどうなったんですかねぇ。どれくらい国家予算は減らすことができたんでしょうかねぇ。
って、今年の国家予算、御存知?。去年より増えているんですよ。減っていないんです。無駄を減らすどころか、増えているんですよ。いわゆる、焼け太り?ですか?、官僚の皆さん。
で、金がない金がないって・・・・そりゃ、金は使えばなくなるでしょう。そんなこともわからないんでしょうかねぇ、官僚の皆さんは。

たとえば、これが家庭の家計だったとします。借金だらけだし、旦那の給料は増えない、子供たちには金がかかる、さぁ、どうしよう・・・・という家庭だったら、その場合皆さんはどうしますか?。
まずは、旦那の給料でできる範囲で生活を考えますよね。借金だって、否応なしに返さなければなりませんよね。借金に借金を重ねていけば、いずれ破産しますよね。で、そうならないために、収入の範囲内で生活をするように辛抱し、我慢しますよね。欲しがりません勝つまでは、ですよね。
そんなことは、誰だってわかることです。でも、官僚の皆さんは、予算のぶんどりを遠慮しませんな。欲しがります、何が何でも、ですな。借金がどうなろうが、贅沢を止めない・・・というような生活破綻者的考え方ですよね、今の国家予算は。
で、金がないなら国民からとれ・・・・それはないでしょ。まずは、無駄遣いからなくせよ、って話ですよね。
公益法人を少なくする話はどこへ行ったんでしょうか?。公益法人が、官僚の天下り先になっているので、それを無くせば無駄が減るって話はどこへ行ったんでしょうか?。あれは、間違いだったんでしょうか?。
公益法人があり過ぎで、国家予算を食いつぶしているって話はどこへ消えたんでしょうか。公益法人を減らす、あるいは、民営化すれば、予算の無駄が省けるはずだったんじゃないでしょうか?。
言うは易し・・・で終わったんじゃあ、話になりませんな。消費税を上げる前に、無駄な公益法人や民営化できる公益法人を徹底的に洗い出すのが先決じゃないですか。

それともう一つ。メールにもありましたが、そんなに国に金がないなら、巨大宗教法人から税金をとればいいじゃないですか。
日本のほとんどのお寺や神社は、宗教法人となっています。昔からの宗派の属しているお寺さんも宗教法人ですね。また、新興宗教と呼ばれる宗教も宗教法人となっています。キリスト教の各派も宗教法人となっていることでしょう。
で、この宗教法人、税務上、かなり優遇処置を得ています。
まずは、固定資産税を免除されています。そりゃ、そうです。由緒あるお寺や神社は、広大な土地を持っています。そこに固定資産税がかけられば、払いきれませんな。それだけで破産です。
なぜ、固定資産税がかけられていないか。それは、宗教法人の土地は、個人の所有物ではなく、利益追求のために使われる場所でもないからです。つまり、宗教法人は、宗教法人の土地や建物で、金儲けをしていないから、固定資産税が免除されているんですね。
そんなことはないだろう、お寺だって神社だって、儲けているじゃないか、と反論される方も多々あると思います。確かに大きなお寺さんや神社では、その境内地で色々と活動し、利益をあげています。まあ、そうでなきゃいけないんですけどね。しかし、それは利益ではないんですよ。運営費を得ているにすぎないんですな。あとは、維持費ですね。
宗教法人は、一般の会社のように利益をあげることを目的としていません。でも、お金を取っています。祈祷料だの、供養代だの、葬式の導師料だの、戒名料だの、お守り代だの、御札代だの、いろいろと儲けていますな。
でもね、その費用のほとんどは、人件費であり、寺や神社を維持するための費用であり、修繕のための費用になっていくんですよ。なぜなら、一般の会社のように、利益をたくさんとれないからなんです。それが宗教法人なんですよ。
お寺や神社って、維持するのに結構費用がかさむんですよ。年間の収入のほとんどは、人件費と維持費に消えてしまいます。大きく利益を残しているような寺や神社はごく一部ですな。そんなのは、観光客が多くやってくるところだけでしょう。あとは、新興宗教だけですな。一般のお寺さんや神社は、ギリギリだと思いますよ。
なので、宗教法人から税金を・・・というのは、ちょっと無理があるでしょうねぇ。もし、そうなれば、葬式の導師料は、税金分跳ね上がるでしょうし、供養代も祈祷料も、税金分アップしなければいけなくなります。そんな必要のないほど利益をあげている宗教法人は別だと思いますけどね。
なので、もし、宗教法人から税金を取るなら、大きな寺院や神社で、年収数億あるとか、預貯金が何億もあるとか、というところからしかとれないでしょうな。でも、そういうところからは取ったほうがいいかと思いますけどね。けど、そうなると、収入をごまかす寺や神社が増えるでしょうねぇ。悪徳宗教者が増えるでしょうなぁ。ま、自然淘汰できていいかもしれませんが。

宗教法人でも、収益をあげる事業を行っていることに関しては税金がかかります。たとえば、お寺さんで参拝者用ではなく、一般向けに貸し駐車場をしていた場合、これは収益事業ですので、固定資産税は払わねばなりません。また、収益に対し、事業税も払わねばなりません。ただし、一般の企業よりも10%ほど安い事業税ですが・・・。
新興宗教の多くが、出版業を営んでいます。なぜなら、収益率がいいからですね。信者が買うからです。売れない本はないわけですな。何万人という信者を抱えている新興宗教の出版社が出す本は、確実にその信者数分だけは売れるんですよ。否、それ以上に売れますな。布教用に買う人がいますからね。
で、出版業は収益事業ですので、税金がかかります。事業税もかかります。が、一般の出版業よりも税率は低いですな。ここが間違いだと私は思います。
宗教法人だって、収益事業を行うならば、一般の企業並みの税率でないと不平等でしょう。貸し駐車場をして、事業税が他の貸し駐車場業者よりも安いって、おかしいと思いませんか?。
もし、宗教法人から税金を取れ、というのなら、まずは収益事業を行っている宗教法人の税率を一般企業並みにすることから始めるべきでしょう。純粋に宗教活動のみを行っている宗教法人から税金を取るのは、ちょっと筋が通らないと思います。純粋な宗教活動は、事業ではないのですから。

メールにもありましたように、宗教法人から税金を取ることも、私は悪くはないと思います。ただし、それには条件が付いてくるでしょう。何でもかんでも税金を徴収すればいい、というものではないと思います。でないと、純粋な宗教活動ができなくなってしまいますからね。それは、かえって人々の不利益になるのではないではないでしょうか。
だいたい、新興宗教が金を集め過ぎなのですな。多いところだと年間数百億円の収益があるそうです。大きな新興宗教・・・だいたいどこだか皆さんわかりますよね・・・は、それくらい収入があるんですね。だから、土地を買いあさることもできるし、オークションで高価な仏像を落札することもできるんですな。貴重な文化財を金で得ているわけです。うちらのような貧乏寺には、決してできないことですな(ひがんでいるわけじゃないですよ)。
そういうわけのわからない金の集め方をする新興宗教なんぞからは、おおいに税金を取ってもいいんじゃないですか。宗教法人は、金儲けを目的としていない、という条件に外れる宗教法人には、税金をかけても当然だと思いますよ。
ま、消費税をあげるという議論の前に、宗教法人にも税金を!という議論はあってしかるべきでしょう。

さて、税金のことに関して議論をしている国会議員の皆さま。国民から絞り取ることばかり考えていないで、自分たちの身を削ることも考えたらどうですか?。政治家の数だって削減するはずだったんだし、官僚の無駄遣いだって見直すはずだったんですから。
また、宗教法人を母体としている政教分離に違反している政党の皆さんも、ここは母体の宗教法人から税金を出しましょう、と提案したらいいじゃないですか。真の政党ならば、それくらいはやってもいいと思いますよ。
選挙の時に言ったことをちーっとも実行しないで、結局は、消費税アップかよ!という国民の嘆きが聞こえないのか、あんたらは!、そんな奴らには「喝!」と大声で言ってやりたいですな。
合掌。


*必殺!その13「詐欺を働くヤカラに説教する」
今回も怒りのメールが届きました。早速、そのメールを御紹介いたしましょう。
「いい加減にしろよ、詐欺集団!。お年寄りからお金を奪って、本当にそれでいいと思っているのか!。お前らには良心というものがないのか!。あぁ、ここまで落ちぶれてしまったのか、日本人は・・・・。本当に嘆かわしいですねぇ。お年寄りのお金を狙っている詐欺集団やひったくりの連中に説教してやってください。そんなやつら、この説教人は見ないでしょうけど、むかっ腹が立ちます!」
というメールでした。
「オレオレ詐欺」に始まり、投資詐欺、劇場型詐欺なんてものまで・・・。最近では、原発事故がらみで、放射能詐欺まで現れました。って驚いていたら、なんと高野山のあるお寺さんが名前を利用されて、永代供養詐欺まで登場です。このメールのかたではありませんが、そこまでしてお金を得たいのですか。ホント、こんな奴らには説教人の説教が必要ですな。

「オレオレ詐欺」が話題になったのは、いつからのことでしょうか?。親やお年寄りの心理を巧みについて、お金を振り込むようにさせる、巧妙な詐欺です。未だにその被害者がいるのには、ちょっとビックリですが、これが犯人の連中もなかなか巧妙でして・・・・。引っかかるのも無理はないかと、思うこともあります。特にお年寄りは慌てますし、相手の話をちゃんと聞かないし、冷静さを失いますし、携帯電話にも慣れていませんからね。仕方がない面もあると思います。
が、昔の詐欺師は、あまりお年寄りは狙わなかったのではないでしょうか。どちらかというと、こうした詐欺の場合は、投資話が主流だったと思います。有名な豊田商事事件もそうですよね。金の投資話による詐欺事件です。庶民の「少しでも貯金を殖やしたい!」という思いに付け込んだ詐欺ですな。
今でも、投資話の詐欺は結構あるようです。そういえば、ちょっと前に「エンテン」とかいう、変な宗教団体マガイのような詐欺集団が捕まりましたよね。「エンテン」とかいう商品券?で買い物をすれば、安くなるのだ・・・とか。でも、ちゃんと話を聞いていると、損をしているんですよね。欲しくもないものを買わされて、結局はお金をつぎ込んでいる。得した気分にさせられるだけで、本当は損をしているんです。これも人間の心理をついた巧妙な手だったようですな。
最近では、原発事故がらみで、水の利権詐欺なんてものがあるそうです。これからは、水が高く売れるから、その採掘権を買うのだそうです。やがて、値が上がって、その時に売ればいい・・・というものだそうです。水の利権なんて、高く売れることはないし、もう大手のメーカーが抑えていますからね、今さらそんな権利で儲けられません。ですが、これに引っかかる人もいるんですよ。まあ、たいていはお年寄りですね・・・・。
こうした投資詐欺は、「もっと儲けたい」という人間の欲望に付け込む詐欺ですね。なので、どちらかといえば、その詐欺に引っ掛かってしまう方も、問題はあると思います。なぜなら、それは自分の欲から出たことだからです。そんなに欲を出して、儲けなくてもいいじゃないですか。生活できるのに十分なお金を持っているなら、さらに増やそうなんて考えなくてもいいじゃないですか。そういう余分な欲が、禍を招くのです。
だいたい、そう簡単に儲かる話などありません。そんなに簡単に儲かる話なら、独り占めにして他人には秘密にしておきます。で、大儲けしてから話します。でも、まねしようとしてもダメなんです。よほどの才能がないとね。そういうものなんですよ、世の中。簡単には儲けられない仕組みになっているんです。犯罪でもしない限り。
なので、投資詐欺の場合は、あまり同情できませんなぁ。本音を言うとね。むしろ、バカだねぇ、見え見えの手に引っかかるなんて・・・と思ってしまいます。マルチ商法詐欺も同じですね。ネズミ講まがいが見え見えです。そんなのに乗る方が悪いんですよ。欲もほどほどにしておかないと痛い目に遭いますよ、といういい例ですな。

ところが、オレオレ詐欺や劇場型詐欺は、ちょっとタイプが異なりますよね。親やお年寄りの、子供や孫を心配する心に付け込むものですよね。ここが汚い手口だと言われるところです。
それは、決して自分の欲張りから引っかかるわけではないのです。子供や孫を心配する「親心」から、騙されてしまうんです。お子さんやお孫さんを持っている方ならわかると思いますが、お子さんやお孫さんが事件や事故に関わって、公にできないから何とかして、といわれれば、そりゃあ慌てますわな。もうびっくりです。その時点で、騙されています。でもね、騙される、というのは無理なからぬところなんですよ。先にも書きましたが、特にお年寄りは冷静さを失ってしまいます。相手が、警察だの弁護士だの、被害者だの、と言われるとあたふたするのが当たり前ですな。それを冷静に受け止めるお年寄りがいたら、かえって怖いかも、と思うくらいです。正常なおじいちゃん・おばあちゃんなら、引っかかっても仕方がないかな、と思いますよ。
もっとも、これだけ世間で騒がれていますから、自分も危ないぞ、注意しなきゃ、という意識だけは常に持っていて欲しいですね。電話の前に注意書きなどを張っておくとかしてね、自己防衛はしたいものです。
が、それにしても、許せないのは、そのお年寄りや親の心情に付け込むやり方です。お前ら親になったことはないのか、と言いたいですな。また、そんなことをして、親に顔をあわせられるのか、と言いたいですな。自分の親が、同じような詐欺に引っかかったら、どう思う?、と聞いてみたいですな。さらに、「そうまでしてお金が欲しいのか?」とも聞きたいですな。人間が周囲のものを心配するという、人間らしい良心を踏みにじるような詐欺は、絶対に許せません。こういうことが起きると、他人の心配や子供や孫の心配すらできないような世の中になりそうで、ホント怖いですな。子供や孫から電話で何か頼まれても、いちいち確認しなければいけないなんて、ちょっと淋しいですよね。そんな社会ってどうよ、と思いませんか?。殺伐として嫌じゃありませんか?
親子の間や、祖父祖母と孫の間で、いろいろと疑わねばならない世の中なんて、あまりにも淋しいと思います。そんな社会にしてしまった、オレオレ詐欺集団や劇場型詐欺集団の連中など、地獄に堕ちてウジ虫になったほうがいいですな。
あ〜、ひょっとしたら、そういう詐欺をする連中は、親の愛情が薄い連中なのかも知れませんねぇ。親や祖父祖母から可愛がられなくて、寂しい人生を送ってきて、他人の心の痛みなどわからないような連中なのでしょうな。こういう連中を育てた者も同罪ですねぇ。

それにしても、お年寄りを狙うのは、いけません。ひったくりでも、お年寄りが持っている鞄を狙うのは、ひど過ぎですな。抵抗できない者にひどい仕打ちをするというのは、最低の行為ですよね。お年寄りを狙う者は、本当に気が小さくて、弱っちくて、情けないヤツなんでしょうねぇ。どうせ狙うなら、いかついお兄ちゃんとか、いかにもお金を持ってそうなヤクザさんとかを狙えばいいのに、情けないですなぁ。そんな度胸がないのなら、コツコツ働けばいいんです。お年寄りの少ない年金など狙わないで、高級車を乗り回している、お金を一杯持っていそうな人の鞄を狙えばいいじゃないですか。そんな度胸もない、お年寄りしか狙えない情けない人間で、惨めに思わないんですかねぇ。しかし、本当に良心が痛まないのか、と思いますよ。っていうか、良心などないんでしょうねぇ。まあ、こういう連中は、地獄に堕ちて抵抗できない状態にされ、こっぴどくいじめられるのでしょうねぇ。

最近では、放射能詐欺なんてのも出てきているそうで。放射の除去装置を売りつけるんですな。おもちゃみたいな機械で、そんな能力などないのに、さも素晴らしい機械のような話をして、売りつけるんだそうです。
「水道水は放射能に汚染されています。しかし、この装置を使えば簡単に放射能を除去できます」
な〜んて謳い文句でわけのわからない機会を高額で売りつけるんですよ。その対象は、ほとんどが一人くらいのお年寄り。
お年寄りになると、新聞を読むのもおっくうになりますし、TVのニュースでも、ワイドショーでも、衝撃的な言葉しか頭に残らないですからね。だからこそ、こうした詐欺に簡単にひっかっかってしまうわけです。まあ、いわばマスコミも詐欺の片棒を担いでいるわけですな。
TVも、もっとお年寄りの立場になって解説をしてあげればいいのに、と思いますよ。これから日本はもっと高齢社会になります。TVのニュースやワイドショーの早口な言葉についていけないお年寄りもたくさん出てくると思います。もう少し口調をゆっくりにしてもいいんじゃないかと思うし、あまり衝撃的な言葉を多用しないほうがいいんでしょうな。お年寄りの立場になった番組作りも大事でしょうねぇ。
話が横にそれました。どうもマスコミ嫌いのくせが出てきてしまいますなぁ。いけませんねぇ・・・・。

そうそう、高野山のお寺さんを利用した詐欺事件です。なんと、永代供養の権利が高く売れるようになるから、今のうちに買っておかないか、というものだったそうです。高野山という超一流ブランドですからね。そりゃ、引っかかるかもしれません。
高野山内にあるお寺さんで永代供養がしてもらえる・・・・と言われれば、お年寄りなら、それだけで永代供養権を買っておこうかどうしようか迷うこともあるでしょう。そこに、さらに付け込むように
「今らなこの金額で権利を買えますが、すぐにこれだけアップした金額で買い戻しますよ。で、またいずれ下がることもあるでしょうから、その時に新たに権利を買えばいいでしょう」
「今ならこの金額で高野山での永代供養権が買えます。もし、必要なければ、売りに出れば、私どもが倍の金額で買い戻しますよ。もし、そのまま持っているならば、数倍にも跳ね上がります。必要なければその時に売ればいいでしょう」
などと言われれば、買ってしまうお年寄りもいるでしょう。まさか、高野山のお寺さんが、お年寄りを騙すなんて思ってもいないでしょうから、これは乗ってしまいますよね。
これは、ちょっとひどすぎますな。高野山のイメージもダウンしてしまいます。お年寄りの死後の心配まで付け込むなんて、ひどすぎですな。この詐欺集団の連中は、地獄よりもひどいところへ行くべきですな。宇宙の果てまで飛ばしてやって、グチョグチョにしてやりたいくらいですな。そう簡単には死なせないぞ、みたいな刑罰が必要ですな。お大師さんも怒り心頭でしょう。

人の弱みに付け込む詐欺っていうのは、本当に許せないですね。特にお年寄りを狙うのは、詐欺師の中においても外道でしょう。詐欺師には詐欺師のルールってものがあるでしょうから、それから大きく外れているんじゃないかと思いますな。変な言い方ですが・・・・。この先、あまり長くない、お金だけが頼りのお年寄りから、その頼りを奪ってしまうなんて、あまりにもひど過ぎです。こういう連中には、他の詐欺と同じような刑じゃダメですな。もっと特殊な刑罰をしないとね。
たとえば、老人介護をさせるとかね。お年寄りに付き添うボランティアをさせるとかね。お年寄りに対し、罪を犯したのだから、お年寄りが喜ぶようなことをする刑罰を受けさせた方がいいでしょう。そのほうが改心するんじゃないですかねぇ。そのほうが罪滅ぼしになるってぇもんですよ。そうすれば、少しは自分たちがやってしまった罪の重さに気付くんじゃないですかねぇ。そう思います。

お年寄りも、自己防衛をするべきですな。電話の前に注意書きを大きな字で書いて張っておくべきですな。
「オレオレと言ったら、ダレダレ?と聞き返せ」
「事件や事故に巻き込まれた、という話が出たら、『自分で処理しなさい』と言え。孫を甘やかすな」
「投資話に本当の話はない。今さら儲けて何になる」
「世の中、ウソ八百だ。簡単に信用するな。自分は年寄りで判断力が鈍っているぞ」
などと、このような標語を張っておくのもいいと思いますよ。何よりも、自分は年寄りだ、という自覚が必要でしょう。それと、孫や子供を甘やかすのもほどほどにしないと、詐欺にひっかかるのもそうですが、孫や子供をダメにしてしまう場合もありますからね。成人している孫や子供ならば、自分で解決しなさい、と言ってあげるほうが、本当の親切っていうもんです。それを心掛けていれば、詐欺にはひっかかりません。そうなれば、オレオレ詐欺なんていうのも、なくなってしまいますよ。

それにしても、今の日本は、なんと欲の深い者がいることでしょう。日本人って、落ちぶれたなぁ・・・・とつくづく思います。
合掌。


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