引き釣り
友釣りの釣り方には、引き釣りと引き釣り泳がせ泳がせ釣りがあります。
その釣り方について簡単に説明します。
●引き釣り
この釣り方は、天然鮎の多い那珂川の瀬など比較的流れの速い場所で有効です。
①オトリをポイントの下流まで引張って誘導します。
②ポイントの下流で竿を寝かせオトリを沈めます。この時、水中糸を緩めすぎるとエビになりますから注意が必要です。
③オトリを沈めて落ち着いたら、竿の角度を水面から30度以内に保ちゆっくりと上流に引き上げます。
④もし、オトリが浮いたり、いやがったりして竿先が曲がり、オトリがついてこない時には、引くのを直ちに止め、糸を少し緩めてオトリが落ち着くのを待ちます。
⑤オトリが落ち着いたら竿の角度を前より小さくして(よりべた竿に近い角度)引いてみます。
⑥これでも、ついてこない時には、竿を更に寝かせて引いてみて下さい。
⑦引きについてくれれば、追いけのある鮎は掛かります。

引き釣り
引き釣りの写真
ポイント
あまり強く引くと鮎が弱りますから静かに引くようにします。オトリを引くスピードは、河川や釣り場の状況・時間帯・追い気の度合いにもよりますが、追いの強い時には早めの引き、追いの弱い時には遅めの引きをします。通常は「1mを20秒程度で引く」を基本に、状況により早め・遅めの引きと変化させます。くれぐれもオトリが浮かないように注意して下さい。