ストラスブール(Strasbourg)


 午後は列車に乗り、ドイツから再びフランス入り。あまり本数の多くないケールからの国境越えユーロシティで、到着したのはストラスブール。ドイツの影響も受けて独特の文化を築いているだけでなく、路面電車の最先端都市でもある、その街並みを散策です。


オム・ド・フェール駅

 ストラスブールといえば、LRT(ライトレールトランジット)を中心とした街づくりを成功させた代表都市。

 市電の全2路線4系統が交差する、オム・ド・フェール駅にやってきました。輪っかみたいな屋根のかかった、人も電車もたくさん行き交う大動脈の中心駅です。

クルマのいない道を走る市電

 そのオム・ド・フェール駅の辺りは、市電と歩行者・自転車だけの空間になっています。クルマは入ってこられません。

 ストラスブールの市電は、このようにすっかり街の風景にとけこんでいます。運行本数もかなり多く、市民の便利な足としてかなり定着している感じでした。

ノートルダム大聖堂

 もちろん、ストラスブールは街そのものも魅力的。中心地はイル川に囲まれた中洲にあり、グラン・ディルという世界遺産になっています。

 その中でもやはり一際目立つのが、この、建物の間からそびえ立つノートルダム大聖堂。装飾はとても美しく、高さもピカ一です。

プチ・フランス

 16世紀〜17世紀の街並みが残る、プチ・フランスです。

 イル川に沿った細い路地にたくさんの建物が並んでいます。遊覧船もここを通るのですが、高さが異なる地点も、水門で囲って水位を上げて進んでいってました。

ポン・クヴェールとノートルダム大聖堂

 中洲の入口にある水門、ヴォーバン・ダムの展望テラスに上がり、グラン・ディル方面を眺めました。

 手前にあるのは、塔と橋が一体となったポン・クヴェールで、根元が突き出ているのも特徴的です。そしてその奥がプチ・フランス。あちらから歩いてきました。

サン・ポール教会

 日も暮れかけてきた頃、中洲の先にあるサン・ポール教会にきました。ちょうど川の分岐点に建っています。

 この日まわった二都市は、ともに半日ずつでは観きれない魅力をもった場所でした。それでも、時間を最大限有効に使い、とても内容の濃い一日となりました。




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