2016 年度「計算数学」

後期金曜4限(14 時 45 分から 16 時 15 分まで), 対象は数物科学類の2年生です。

場所は,金沢大学総合メディア基盤センター第一演習室です。 前の3限もセンターのご厚意で使えることになりましたので, 早くきて自習することが可能です。

(0.0.1) 提出されたレポートは,古いものから順に見ています。 そのため,一通めが「やり直し!」で二通目が「OK」の場合, 「やり直し!」の返信が先に着くと思いますが, そのうち「OK」が届きますので,しばらくお待ちください。

(0.0.2) 提出されたプログラムは,すべて目を通し, 『「ソート後,配列に 0 が混入していないか,また,逆転している箇所はないか」 をチェックし,チェックが完了したらその旨を画面に出力する』ルーチン (=プログラムの一部)を付け加えてコンパイルし, 私が書いた解答例と続けて動かして, 乱数の種が同じならば同じ比較・交換回数となることを確かめています。 (完了した旨を出力させるのは, 私のカン違いでこのルーチンが実行されない場合に備えてです。 また,続けて動かすのは,そうすれば乱数の種はほぼ確実に同じになるためです。 解答例が複数ある場合は,解答を複数用意して確かめています。)

(0.0.3) よくあるプログラミング実習の形態としては,授業中に課題の説明だけをして, あとはレポートを出してもらう,というのがあります。 これには,不備のあるレポートを写し合って提出する可能性があり, その場合,十分な教育効果がないと思うのと,部分点の与え方が難しいのとで, 採用していません。

私が理想としている計算機の授業の一つのやり方は, 授業時間中に全員と十分な議論を行ない, 完全なプログラムを仕上げて提出してもらうものです。 しかし,これには学生数が多すぎます。 もう一つの理想は,学期の最後にプログラムを書く試験をする, というものです。ほかの人の画面を見たり, メールで教えあったりすると試験になりません。 総合メディア基盤センターに頼めば, 試験用に設定を変えてもらえるようですが, やや無理なお願いになるので,やっていません。

そのため,このような(= (1.1.4) に述べたような)授業形態になっています。

最初の回に各自コピーしてもらったファイル

0.html

掲示物

Word のファイルです。


岩瀬順一