May 30. 2007 職場の送別会とプレゼント            
この日は職場のオフィシャルな送別会が開催された。静岡市葵区紺屋町の「串特急」がその会場だった。最近アルコールの回るのが早くなり、転出者に発言を求められたときにはもう出来上がっていた。それで話のついでに、得意のアカペラで一曲やったのだが何の曲をやったのか良く覚えていない。恐らく静岡ゆかりの唄だと思うのだが・・・困ったものである。
2次回は「串特急」から道路を挟んだ反対側にある居酒屋に突入。同じ会社で他の職場のグループと合流して再び盛り上がってしまった。そしてここでもアカペラをやったようだが、このときは何と歌唱指導までやってしまった。
写真は1次会でプレゼントされたハイモンド社の電鍵MK-706。入社2年目の幹事殿が、事前に転出者に当たり希望物件を用意してくれた。私は無線をPRする意味もありこの電鍵を選んだ。そして赴任先に持ち込こんで電信によるDX通信を行なうのだと豪語。
ところが無線通信のスタートに電信がある事を知っている若いエンジニアは殆どいなかった。電信は今やアマチュア無線にしか通用しない古典芸能なのだろうか。関係の皆様大変お世話になりました。

May 29. 2007 人間ドックの日            
異動内示後の慌しいときに何故人間ドック?と思われる向きもあるかも知れない。ここ数年受診していないし、最近の体調やカミサンの体調も心配になるし、異動があっても大丈夫な様にと1ヶ月近く前、一緒に予約を申し込んでいた。それで予約の空きで一番早いのが今日29日だった。前日の21時以降の飲食はダメなので、勤務が明ける21時より前の19時半に職場近くで夕食を採り翌日に備えた。検便や検尿があり、特に検便は大腸がんのチェックを主目的にするものらしいが2回採る事になっていた。1回目は昨日済ませ、2回目は今朝取る予定だったが、食事をしていないためか粘っても"OutPut"が無く断念、1回分で診て貰う事にした。脳ドックなどのオプションを付け、8時半〜13時の時間に納まった。最後に昼食券が渡されクリニックB1にある和風料亭で食事を済ませた。その後はカミサンと引越し荷物の整理に追われた。 写真は今朝HanaとPiggの散歩のときに発見した完熟のグミの実。実家のポンカン畑の南端に子供の頃から植わっていた。昔は兄弟で争うようにして採り口にしたため完熟は殆ど見る事がなかった。あの甘くトロッとした食感は他に例えるモノが無い位だ。今の子供達はこのような果実は殆ど知らないのだろ うか・・・。

May 26. 2007 所要で福井を日帰り往復            
実は昨日異動内示があり福井に赴任することになった。今日は住宅の確保と業務引継ぎのために福井を往復した。ところが休みの朝は平日の様にはバスが動いていない。直前に気付く始末で出発が遅れ、静岡駅を発ったのは8時14分のひかりだった。またそれも名古屋で別のひかりに乗り換える事など全く意識しておらず、社内アナウンスの「次は京都!」で「ヤバイ米原に止まらない!」と気付くお粗末さ。乗車するお客さんをかき分け下車し米原停車のひかりに乗り換えセーフ。米原からは特急しらさぎに乗り換え11時2分福井に到着。既にお願いしてあった不動産屋の案内で職場近くの物件を下見。なんと3LDKでLは10畳もあり卓球が出来るほど。広すぎると思ったが、通勤に便利で、4階建の最上階で一番端と言う無線に適した物件はそうざらには無いと判断、契約することにした。それにしても1K住まいが3LDKになるとは・・・。職場で業務打ち合わせを済ませた帰路、確認のために住宅まで歩くと約5分、さらに福井駅までは12分。まずまずの条件だが・・・でもやっぱり単身にはもったいないと本心。
写真は帰路で乗車した福井駅に入る特急しらさぎ。オンマウスは鯖江付近の車窓で、既に田植えの終わった田園風景が見える。

May 19-20. 2007 名古屋往復と516-F2到着・・・ハチミツ瓶詰めと側溝の土さらい            
今週末も慌しかった。19日は3男の学校で寮祭があり甘夏やお茶を携え豊田市を訪ねた。実はその前に、名古屋市守山区に住む長男のアパートと、名古屋時代にお世話になったカミサンの友人宅も回った。8時半頃出て17時半頃に戻ったが、最近の睡眠不足も手伝ってか睡魔が襲い、帰路の運転は途中からカミサンに変わった。帰宅すると516-F2が届いていた。写真(左)はKWM-2Aとのツーショット。白布を背景に、室内蛍光灯と薄く洩れ入る外光を当てて撮影。
20日は前日までに家族が採取したハチミツをろ過器に入れ瓶詰め作業を行う。今年初めての瓶詰めは2.4Kg入りを12本作成。ミツはミカン蜜で、今年は出来がよく糖度計は79%を示した。一種の花から採れる蜜は単結晶で、気温が下がる冬季に白く固まる。これを変質と勘違いされる方が未だに多く苦笑する。結晶する蜜は高級品。雑多な花の蜜や、混合した蜜は結晶しないのでご理解をお願いしたい。
その作業の合間、側溝の土さらいに汗を流す。随分土が積もっていたが、そこはイモリ・サワガニ(オンマウス)などの楽園だった。自然に水が流れ出る所もあり、年中程よい湿り気があるためだ。土をさらうと、何所に消えてしまったの?と驚く位い上手に姿を消して行く。

May 16. 2007 50W移動局の設備共用による変更申請提出            
昨年7月固定局の変更検査を済ませ一段楽していたら、移動局の設備状況も変わっている事に気が付いた。法改正により3級(電信級)アマチュアの操作範囲が出力50Wまで増力され、これ幸いと電信級のカミサンと設備共有して移動局の変更申請をすることになった。移動局の最大出力は今もって50Wであるが、これは1・2・3級アマチュアであれば出力電力においては同等である。
トランシーバはIC-756(HF〜50MHz)とIC-910D(144〜1200MHz)で申請をするのだが、IC-756は100W機の技適機でありそのままでは50W申請には使えない。そこで技適を諦めメーカーの案内による50W改修を自前で行い、TSSの「変更の保証」を受けることにした。50W化はチップ抵抗を追加して出力可変範囲を抑え込む方法であるが、申請にはその方法や改修部分の写真を貼り付けた文書とメーカー技術資料を添付した。また事のついでに付属装置としてパケットコントローラーを含めた設備として送信機系統図を作成し添付した。設備共用の場合の保証費用は1件分(\2000)で済みリーズナブルである。
コンプライアンスの時代、免許状記載内容と無線設備は一致させておきたいものである。写真は申請書類群でオンマウスは固定局。

May 15. 2007 憧れのトランシーバー・コリンズ"KWM-2A"            
少年時代からの憧れだったKWM-2。先月KWM-2に使用されている複合管6AZ8を入手すると、急にKWM-2が欲しくなった。昔の半導体式トランシーバーを下取りに出し購入資金に当てた。6AZ8の5極部はセミリモートカットオフでAGCアンプには必須。KWM-2ではこれを受信の2ndIFアンプに2段増幅で使用している(3極部はAF増幅)。限られたスペースでは真空管を増やすことは出来ず、6AZ8はこの目的を果たせる唯一の複合管だったと推測する。四半世紀前、オーナーは真空管トランシーバーの小型化に挑戦していた時期があるが、田舎では6AZ8相当の球を入手する事が出来ず苦渋を飲んだ。6BA6を2本と12AU7を1本、都合3本並べるしかなかったのである。それ以外にもCW発生に独特のアイデアがある。RFキャリアを漏洩させる手法が一般的だったが、低歪みのCR発振器を高抵抗結合でAFアンプに導きAFキャリアとしている。AFアンプはカットオフバイアスをKeyingすることでAF-CWとなり、同時にサイドトーンモニターへ分配される。CR発振器のハーモニックスが懸念されるところだが、周波数を1.5KHzと高く設定する事とSSBフィルタの切れでそれを払拭していた。半世紀を過ぎても設計者の心意気が伝わってくる。オンマウスは6AZ8。

May 11-12. 2007 所用で上京・・・そしてアキバ散策            
11日上京の朝は興奮して4時半に目が覚める。アキバはここ数年で随分と様変わりしたと個人的には感じているが皆様は如何だろう。かつては多くの店で電子立国を感じさせてくれたものだが、今はソフト系と文科系の匂いが漂い将来に一抹の不安を抱く。そんな事も頭のすみに置きながらアキバ散策を楽しむ。アキバは衝動買いを誘う街。もしそれが無くなったらアキバの魅力は半減すると自問自答。
簡単にGet物件を紹介する。写真中央はKWM-2メインテナンス、その左下から右回りに・・・松下のパワーリレーAR1021とヘッドフォンJack&マイクロSW、MiniCircuitsのVCO/POS-535と12V/1A及び5V/4A電源、30万画素Webカメラ(\980)、マルチカードリーダー(\500)、IDE3.5/2.5インチ変換(\100)、30Aヒューズホルダ、AC200Vプラグ、マイカコン、11Pソケット&プラグ、金属製DC-Jack、L型フォンプラグ、デジカメFinePixF401(\1000)。更に後送でタカチのケースMS-225-43-45BS。高いモノは買わず、地方で入手困難なモノをひたすら歩いて探す。最後にGetしたF401はJUNK箱からの拾い上げでダメモトだったが、美品完動品で今回最大の収穫だった。12日は神田明神の祭でアキバは多くの人で溢れた(オンマウス)。

May 10. 2007 ローカルのOMとアイボール            
いつか一杯やりましょうと言い続けているのだが、中々実現しないことが多い。1stQSOが50MHzで昨年秋。2ndと3rdは430MHzでこの連休中と、僅か3回しか交信していないのに、何故か何年も前からお付き合いがある様な気がしてならなかった存在にJA2FGL生熊氏がいる。連休明け後、このタイミングを逃したら「ひょっとしたら御逢いすることが出来なくなるかも知れない」と言う予感が脳裏をかすめた。意を決し、同僚を通じ「飲み会」の打診をしたところ氏は快く応じてくれ、この日念願の1stアイボールが実現することになった。
約束の19時半よりやや早く着き、内心どきどきしながら氏を迎えた。私以外の同僚陣3名は皆面識があり初対面は私のみであったが、開宴後一番騒いでいたのは私自身ではなかったかと反省している。
写真はJR静岡駅南にある居酒屋賤機はん兵衛での「赤い顔」のツーショット。アルコールが回り、時間の過ぎるのを忘れていたら既に22時を大きく回っていた。話はアマチュア無線に留まらず、弱い技術系の立場・何も知らない文化系・電子立国が泣いている等と世相を反映する内容となり大いに盛り上がった。あっという間の3時間だった。居酒屋前で解散し、皆フラフラしながら其々の家路に就いた。

May 6. 2007 HanaとPiggの予防接種・・・思いがけないST管の依頼            
今日は未明か終日雨模様。HanaとPiggの予防接種で行き付けの井出動物病院を訪ねた。田舎者の2匹は、他の動物や人を発見すると騒ぎ出し大変・・・飼い主も田舎者だからしゃぁねぇか。
思いがけない依頼が西条市の友人K氏から届いた。知人からST管式5球スーパーの修理を頼まれST管が必要になったらしい。一昨年、私が友人から多量の真空管を預かったことをHPで紹介したが、それが記憶にあったらしい。あの時も何件か問い合わせがあり相応の真空管をお届けした。依頼内容は、6WC5・UZ-6D6・6Z-DH3A・UZ-42・UX-80・UY-807。UY-807はK氏がご入用の様子で何やらTX-88Aに使うのだそうだ。それにしてもST管の名前がすらすらと出てくるなんて、我ながらスゴイと自己満足。中学生当時、田舎の民家には大抵5球スーパーがあり、殆どST管仕様だった。本当はMT管が欲しかったが、廃品回収で出てくるのはST管ばかりだった。おかげで管名は勿論のこと、内部配線まで記憶に焼付いてしまった。
写真は動物病院で落ち着かない様子で窓外を見つめるPiggとHana。オンマウスは梱包前のST管・・・左がUY-807、その上が6WC5で右回りに前述の順で並ぶ・・・何とも懐かしい光景だ。

May 5. 2007 ミカン畑に除草剤散布            
朝飯のとき親父が「天気も良いし、除草剤でもかけるか・・・」で一日が決まってしまった。色々と片付けたいこともあるし、せっかくの休日なのにと思ったりもするが、自然相手の農業の前ではお天気が最優先されて段取りが決まってしまう。休むのは台風の日くらいで何時も大変だなぁと子供の頃から親父の背中を見てきた。年を追うごとに周りへの配慮が薄くなりマイペースになっていく親父を見ていると黙って見ておれなくなる。それで田んぼと伊野(写真)のミカン畑で朝から除草剤散布が始まった。除草剤は500ccのポリ容器入りで200倍に薄める。200リットルのポリタンク一杯に水を入れ除草剤2本を流し込む。トラックでこれを運ぶが、タンクに蓋が無いので動くと薬剤が飛び出すため麻袋を丸めて蓋にする。田んぼは平地で問題はないが、伊野は急坂を上るので暴れが大きく注意する。ポンプは発動機に連結され、ノズル側の状態が変わっても設定した圧力で薬剤を送り出す。オーバーフローする薬剤は再びタンクに戻されるスグレモノ。親父の指導のもと、とカミサンと私で手分けして散布を行なった。何しろ除草剤、作物にかけると枯れるので作業は慎重になる。午前は田んぼ、午後は伊野に回ったが、親父は午前で打ち止めにして貰った。

May 4. 2007 川崎往復と不要無線機処分            
帰省していた次男を川崎まで荷物と一緒に送り届けるドライブに出た。カミサンも一緒だ。8時半過ぎに東名清水ICに入ろうとすると袖師トンネルで事故があり上り線は入り口から大渋滞。慌てて引き返し旧R1を東走、富士ICから東名高速に乗った。その後は順調だったが、IKEA港北店に立ち寄るため、港北ICで下りたら大変。10分程度の道程が1時間半も掛かる大渋滞。予定時間を大幅にオーバーして目的地に着いた。写真はIKEAの倉庫で目的の品を探している様子。
物持ちの良さも分かるが程ほどが大切と自問自答、古い無線機の一部を処分した。IC-750AやFT-840等、そんなに昔の機械じゃないと思っていたが、IC-750Aは既に20年、FT-840は10年以上経っている。実は処分には理由があり、少年時代からの憧れだったKWM-2Aを入手するための資金確保が目的。写真は「元箱」探しに上った実家2Fの物置の様子。懐かしいTL-922や、一昨年友人から譲り受けたIC-PW1の箱が見える。20年も前にTL-922を購入したときは、その大きさに驚いたものだった。珍しいところでは左にIC-720Aの箱がある。中身はIC-756を購入するときに下取りとして今は亡き熊本のYamagaさんちにQSYした。箱にも色々と思い出があって面白い。

May 3. 2007 連休後半スタート            
連休後半が始まった。昨日は22時過ぎに帰宅し床に就いたのは24時を回っていたが、今朝は6時半には起床し朝食を済ませた。犬たちの散歩の後は今年最後と思われるタケノコ堀りにカミサンと出掛けた。大嶺とヒヤミズを回り50Kg程度掘り出し、持ち帰ってからは皮むきと茹で上げの作業が続く。随分伸びてしまったと思われるタケノコでも、十分に茹で込むとそれなりの味で食べられるのが面白い。
写真中央は先週子孫繁栄用に残したヒヤミズのタケノコだが、このようにあっという間に成長してしまい驚く。
オンマウスは元々ミカン山だったヒヤミズの上部からの西方の眺望。第2東名に連絡する山切高架橋の様子が良く分かる。ヒヤミズの竹薮の上は、現在雑木や笹竹が茂りミカンの木は殆ど枯れてしまったが、一部甘夏は今も実を付けている。実は1個もぎ取って試食したが、小振りにも関わらずまずまずの味だった。
この日はタケノコ茹での「火の番」をしながら、R-390A(軍用ラジオ)から流れるJOPKの天城湯ヶ島からの中継「井上靖の特集」に耳を傾けた。R390Aから流れる湯ヶ島の大地や緑に空と水の状況は、ここ山切のことの様で何故か目が潤んでくる。