2000年8月の日記

日々思うことに戻る

表紙に戻る


8月31日(木) 公休日を利用して、東京へコンベンション出張。ユニヴァーサル・ビクターのイチオシ新人、庄司紗矢香(ヴァイオリニスト)の出光賞受賞記念コンサートである。(^^)コンベンションそのものは夕方からなのだが、その前にくるりと東京見物ができる。ビジネス・ホテルでの宿泊費用は業者が持ってくれることとなった。(^^)
 出発前の腹ごしらえは、JR名古屋駅の”ANY TIME”で。モーニング・セットは¥350、¥450、¥550の3タイプあって、それぞれホット・コーヒーかダージリン・ティーが選べる。私は、トーストにサラダ、フライド・チキンとフライド・ポテトのついた¥450のセットに紅茶の組合せ。結構お腹がふくれてしまう。(^^)11時05分発のひかり228号で東京へ!
 まずは、大井町の
300円カレーの店を尋ねてみよう。店の名前は”牛八”と変えられていたし、値段も¥380に値上がりしてはいたけれど、懐かしい味は健在だった。店内は椅子が取り払われて、立ち食い形式と化していた。それでも年中無休、商売は繁盛しているようだ。(^^)私は”スタミナ・カレー”(豚肉トッピング)の中盛(¥620)を食べたんだけど、すっかり量のことを忘れていた。(^^;中盛といえど、”ココイチ”の600g相当の量があるのだ。お腹パンパン。(^^)
 ”びっくりカメラのキシ・フォート”に寄って、レンズ付きフィルムを買う。コダック社の27枚撮りが¥580なり!その後、お茶の水の”DISC UNION”で中古レコード漁り。相変わらず安い。(^^)一番の収穫は、ジョヴァンニ・プント作曲のホルン協奏曲のLPだろう。プントって誰?モーツァルトにホルン協奏曲を書かせたという名人。まさか自分でも協奏曲を書いていたとは知らなかった。タックウェルの演奏、EMIの輸入盤だ。(^^)

   

 有楽町の阪急百貨店へお土産を調達に・・・。ちょうど階上で”NHK「どーもくん」展”が開催されていたので見にいった。等身大”どーもくん”(ぬいぐるみ)は¥120,000なり。買わないけれど、思わず写真を撮ってしまった。周囲にはロープが張られているが、手を触れると転倒するためだそうな。(^^;お土産は”どーもくん”シャープペンに決定。ノブをクリックすると、”どーもくん”の腕が上下するのだぞ。こんなもん東京でなくても買えるかな?まあいいや、いつもお土産を貰う同僚へのお返しだ。(^^)
 初台のオペラ・シティにて、出光賞受賞記念コンサート。紗矢香嬢は17歳といえど、背も小さく、15歳くらいにしか見えない。しかしながら、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は舞台度胸もあり、かなり荒削りではあるが、熱っぽい演奏だった。粗っぽさは、いずれ経験を積んで、洗練されていくであろう。将来が楽しみなヴァイオリニストである。
 肝心の懇親会は、紗矢香嬢が出光のパーティーにも出席しなければならないので、10分程度のスピーチで終わってしまった。ステージの上とは違い、人前で喋るのは苦手なようだ。雰囲気が良くないので写真は撮れなかった。(無神経な人は撮っていた。)実は彼女、しわがれ声なのである。本人はそれを気にしているのに、レコード会社のお偉いさん方は、とんでもないタヌキ親父だ。特に制作部長!ご本人が去った後で、「風邪を引いているのではありません。アレは地声です。どうぞ今度会ったときには、”紗矢香チャン、素敵な低音だね”とでも言ってあげてください。」だあ?寒すぎる。(^^;こんなノリでアーティストを育てていけるのだろうか?甚だ疑問!(^^;


8月30日(水) 早朝出勤しなければならないので、5時30分に起きた。6時30分の電車に飛び乗って、名駅に着いたのが7時30分。夏の朝ってこんなに快適だったのかと思うくらい、気持ちのいい天気。涼しいのはいいけれど、本人は睡眠不足と過労でゲロゲロ。(^^;IBMさんはきっかり8時にやってきた。修理を行っている間、自分は溜まっていたオーダーを片付けよう。結局、1時間ほどで修理できたので、開店に間に合って万々歳。(^^)
 しかし、辛い思いをして1人だけ早朝出勤したのに、同僚からは何のねぎらいの言葉もない。(^^;皆、忙しくて自分のことで精一杯なのだ。(脱力)頭がガンガン痛いけど、結局ラストまでサービス残業。(^^;ひとつだけ嬉しかったのは、音楽出版社が雑誌”CLASSIC PRESS”2000年秋号を、私宛で送ってくれたこと。今まで購読してきたので、思いがけず儲けてしまった。(^^)へろへろになって家に帰ったら、東京時代(商品情報部)の後輩からメールが届いていた。取引のある業者から、引き抜きのお誘いが来ていて、現在、迷っているところだという。今の月給は安いからなあ。かなり深刻に悩んでいるようだ。(^^;


8月29日(火) 仕事は怒涛のように忙しかった。ホッとしたのは、先日不良品CDを良品CDと交換するために郵送した、O分県のお客様から、丁寧な感謝状が届いたことだ。電話番号が分らず、何とも連絡が取れなくて困っていたのである。(^^;
 4台あるレジのうち、親レジともいえる1台のハード・ディスクが痛んでいるらしい。システム管理部よりリカバリー用のフロッピーが届いた。さっそくIBMに連絡して、ハード・ディスク交換を依頼する。営業時間を外して作業を行わなければならないので、明朝8時からの作業となる。(^^;ということは、私も8時に出勤して、鍵を開けておかなければならないということか。(^^;寝坊できないので、さっさと寝ることにしよう。(^^)


8月28日(月) 会社の帰りに、JR名古屋駅の書店で文庫本を購入した。「ネコは何を思って顔を洗うのか」(沼田朗/PHP文庫)である。まさしくこれは”猫の気持ちが手にとるようにわかる本”である。(^^)長年にわたる飼い猫との付き合いから、猫の所作、鳴き声、行動には何かしらの理由があるものと観察した本で、「ああ、やっぱりそうだったのか!」と納得させられるところが大きい。(^^)
 かくいう私も大の猫好きなのだが、今は飼っていない。(^^;仕事の帰りが10時過ぎという状況では、十分に世話をしてやれないからだ。(^^;猫というものは、子猫のうち、トイレを躾るまでの世話が大変なのである。成猫になれば、外で用を足すようになるのだが・・・。(^^;
 小牧市のような田舎であれば、半ノラ状態で、好き勝手に遊ばせることもできる。(^^;狭いマンションに閉じ込めて、部屋飼いするのは好まない。野生を残した姿こそ、猫であると考えるからだ。(^^;喧嘩をして深手を負ったり、自動車に轢かれて死ぬこともあるだろう。だけど、去勢された人生(もとい猫生)などまっぴらだ。猫も人間と同等に扱ってやりたいのだ。(^^;
 それでは犬はどうだろう?犬は鎖に繋がれて、人間が連れ出してやらなければ運動することもできない。(^^;朝が辛くて、遅刻ぎりぎりまで寝てしまったとき、天気が悪くて散歩に行けなかったとき、時間はあったのに、他事にとられてしまったとき、悲しそうな目で訴えかけられると本当に辛い。(^^;だから犬は欲しくないのだ。人間の都合やひとりよがりな愛情を注いだところで、動物にとって本当に幸せなんだろうか?(^^;


8月27日(日) 東京でフリー・ライターをしている弟が、8月の頭から中国へ取材に行っている。史跡巡りをしているらしいのだが、未だ連絡なし。(^^;普段はマメに電話してくるクセに、コレクト・コールも知らないんだろうか?予定ではそろそろ日本に戻るはずだと思うのだが、どうなっているのやら?(^^;
 私は31日から2日間、東京に出張(コンベンション)に行くのだが、連絡さえとれれば世話やきに行ってやれるのに。パソコンの大掃除もしてやらないといかんのだがなあ。(^^;”Windows Media Player 7”は大幅グレード・アップ。CDをトレイに入れると、CDプレーヤーとして起動する。ダウンロードするよう教えてやらなければ。(^^;海の向こうで何しているのやら・・・大冒険でもしてるのかな・・・中国のインスタント・ラーメン、お土産に買ってきてくれないかな?呑気な兄貴だな。(ちょっと心配。)


8月26日(土) 以前よく日記に登場していた会社の同僚S君。彼は太っちょである。アメリカ映画に登場する悪ガキ3人組には、必ず1人、キャンデーをくわえた太っちょがいる。逃げ足が遅いために、いつも大人に捕まってしまい、さんざんお仕置きをされるキャラクターなのだ。(^^;仲間内でもめごとが起こったときにも貧乏クジ。いつも悪者にされてしまうのだが、それでいて淋しがり屋。いいわけ下手で憎めないヤツ。(^^;あなたの近くにもこんな人、いるんじゃないかな?(^^;
 今日も今日とて、弱々しいオーラを発しながら窮状を訴えている。彼は、お局さまであるS女史の餌食なのだ。S女史は容姿だけ取り上げれば、なかなかの美人なのだが、いかんせん性格がキツイ。(^^;ヒステリー性でもある。(^^;ことあるごとに、S君の仕事上のミスを取り上げては、お説教をするのである。(^^;(S君にも相当、問題があるのだが・・・。)ところが今では、すっかり馴れ合いになってしまったため、ミスがあろうとなかろうと、常にストレスのはけ口とされてしまうのだ。(^^;ばかばかしい話だが、まあ、聞いてやってくだされ。(^^;
 今日も今日とて、S君は休憩室で、愛する奥方の作ってくれた弁当を、ひとり美味そうに食べていた。そこへS女史がやってきた。「お前はそんな栄養バランスの悪い弁当ばっかり食っとるから、デブデブデブデブ太るんだわあ!」(名古屋弁)いくら美人でも、この一言で百年の恋も冷めるだろうな。(^^+S君にしてみれば、嫁さんが朝も早よからせっせとこしらえてくれた弁当。外食ばかりだと、脂っこいものに偏りがちだし、手軽なハンバーガー・セットで済ませてしまうこともしばしばだ。見かけは悪くとも、ちゃんと栄養バランスは整っているはずだよ。こんな言いがかりを付けられたら誰だって怒るよなあ。(^^+案の定、S君はキレた。目を涙で潤ませながら、女史に食って掛かった。(^^;喧嘩両成敗。(^^;どっちもどっちなんだけど、みんな、もう少し大人になろうぜ。(^^;両方から愚痴を聞かされる私は、もう疲れ果てた。(^^;


8月25日(金) 今日はホルン・アンサンブルの練習が予定されていたのだが、急遽、中止となってしまった。(^^;こうして集まる機会がないと、家で個人練習するにも、何だか身が入らない。(自分への甘えだけれど・・・)まあ、腐っていてもしょうがないので、小牧のコロナへ「パーフェクト・ストーム」を観に行った。上映開始時刻ぎりぎりに入ったので、何と最前列。(^^;(夏休みだしね・・・)スクリーンの左右を見渡すのが大変なのだ。
 SFXも凄いのだが、この臨場感はどうだ。完璧なるヴァーチャル映像。館内が海水で水浸しになったような感覚。私のちょうど頭上から、冷房の冷たい風が吹きさらしているのは偶然だろうけど、何だか自分まで波に打たれて冷たくなっていくようだ。映画にはこういう表現方法もあるのだな。(^^)家庭の小さなテレビでは楽しめないだろうけど・・・。
 高校時代の友人から暑中見舞いが来ていた。手紙を書くのが面倒くさがりな私は、早速電話をしてみる。何やらかんやら、積もる話もたくさんあって、2時間近く話し込んでしまった。こんな長電話をしたのは実に久しぶりだ。(^^)さあ明日からまた出勤だ。きばっていこう!(脱力)


8月24日(木) NHKのBSで、映画「青い鳥」が放送されていた。懐かしかったので録画しながら観てしまった。(^^)中学生の頃は本好きで、毎週、何かしらの文庫本を買っては読んでいたのだが、その中にメーテルリンクの「青い鳥」があった。新潮文庫では、この映画の写真をカバーに使用していたのである。その頃、ちょうどテレビでも放映される機会があったので、食い入るようにして観ていた。色彩豊かな美しい映像が印象的だった。(^^)
 さて、この作品は1976年、冷戦下の米ソ共同製作である。監督は「マイ・フェア・レディ」で知られるジョージ・キューカー。アメリカがエリザベス・テーラー、ジェーン・フォンダといったスター俳優を揃え、ソ連は世界最高のロシア・バレエの名手たちを配した。今観ても、たいへん美しい映像である。(^^)
 ひとつ気になったのは、今回の放送が、ロシア語版であったことだ。オープニングでは、20世紀フォックスとモス・フィルムの2つの商標が現れるが、タイトルバックはロシア語。キリル文字で表記されているので、俳優の名前は一切読み取れない。(^^;映画では、エリザベス・テーラーがロシア語を喋っている。そんなことはあるまい。(^^;たぶん吹き替えられているのだろう。以前、観たときは、英語版の日本語吹き替えだったと記憶する。言葉が違うだけなのに、華麗なるアメリカ映画が、深みのあるロシア映画に変わってしまう。(^^;ところが、ミュージカル仕立ての歌の部分だけは英語なのだ。歌に被せて、歌詞をロシア語でナレーションしているあたり、かなりうざったくはある。(^^;画面もスタンダード・サイズだったが、この時代ならシネスコ版が存在するはずだ。当時のソ連では、シネスコ・サイズに対応できる映画館が少なかったのかもしれない。(^^;まとめてみると、下記のようになる。

(1)英語版 セリフ=英語、歌=英語、文字表記=英語、シネスコ版、20世紀フォックス配給
(2)ロシア語版 セリフ=ロシア語(吹き替え)、歌=英語(ロシア語ナレーション付き)、文字表記=ロシア語、スタンダード版、モス・フィルム配給

 米ソ共同製作が大前提なのだから、2種類のフィルムが存在するのも当然といえる。今回、ロシア語版を録画できたのは貴重なのかもしれない。(^^)「もののけ姫」に英語版があるように、「海の上のピアニスト」にもイタリア語版が存在し、しかも上映時間が長い(ノーカット版)という話だ。観てみたいなあ。(^^)


8月23日(水) 今、読んでいるのが、「クラシック、笑撃の事件簿」(トム・イーストウッド著/ON BOOKS)である。クラシックのアーティストたちが、各地の演奏旅行で出くわした、信じられないようなハプニングを綴ったものだ。(^^;この手のエピソードに詳しかったのは、三浦敦史氏と藁科雅美氏であるが、両氏とも故人となってしまったので、最近では、過去の巨匠のエピソードを捏造するけしからん輩が現われた。(Y.K.氏の書かれるエピソードなど眉唾ものである。)(^^;その点、本書は作者周辺の人物に限定されてしまうが、すべて本人から聞いた事実なので安心できる。(^^)
 神様のように勘違いしている人もいるようだが、クラシックのアーティストといえど、やはり人間なのである。衣装を忘れたり、間違えたり、交通渋滞で開始時刻に間に合わなかったり。辺境諸国への楽旅で、悪徳マネージャーに騙されたり。舞台の上で陶酔したように演奏しているのは、人生の数%にしか過ぎないってこと。(^^)惜しむらくはこの本。英国人独特のジョークや言い回しが多く、どこがオチなのか全然判らないところも数ヶ所。年月を隔てて、同じ土地で起きた2つの事件を並行して進めていくエピソードなどは、相当繰り返して読まないと理解できない。(^^;名著といえる本には、なかなか巡り合えないものだ。


8月22日(火) 新聞記事には、”ロシアの原潜浮上せず。乗組員全員死亡。”とある。哀しい。(^^;そもそも何のために作られた潜水艦で、どんな人たちが乗っていたんだろう。鉄板の1枚向こうは海水なのだから、真空の宇宙を飛ぶロケットと何ら変わりはない。(^^;
 原子力から話題は跳躍するけれど、以前から気になっていたことを思い出したので、インターネットで検索してみた。「ウルトラセブン」の第12話が、社会的に触れてはならない内容を含んでいるため永久欠番となり、それ以後は放映禁止、ビデオ化されたこともない・・・というものだ。(^^;この事実を初めて知ったのは、10数年前の”幼女連続殺人事件”においてである。日本の”ヴァーチャル犯罪”における最初の事件だった。犯人は、自室に夥しい数のビデオ・テープを所有しており、検察官は取り調べのため、大変な手間をかけ、すべてのビデオ・テープをチェックしたのだという。(^^;その中にあったのが、”幻の第12話”。初回放映時には、5歳だった私も観ていたはずだが、記憶には残っていない。家庭用ビデオ・デッキなどあるはずもない時代だから、放送関係者が無断でダビング、持ち出したものだろう。その内容について、マスコミは触れていなかったが、後に情報通の友達からおぼろげな情報を得た。「顔にケロイドのある宇宙人が出てくるらしいぜ!」・・・と!(^^;
 今やインターネット全盛の世の中である。当時はお蔵入りだった事実も、多くの人たちが同じように興味を抱いていたことだろう。検索してみたら出るわ出るわ。(^^;もはや海賊版ビデオすら、数千円の良心価格?で販売されている。(買わないけど・・・)ホームページ上には宇宙人の姿や、あらすじ、訴訟の起きた経緯などが載せられていた。
 サブタイトルは「遊星より愛をこめて」。登場するのは”スペル星人”である。テレビ放映時には何のクレームもなかったが、放送終了後、小学館の学習雑誌の付録に”怪獣カード”と呼ばれるものが登場した。円谷プロ特撮の怪獣たちの中に、その”スペル星人”もあったが、カード裏には”ひばくせい人”(被爆星人)という説明が書かれていた。これを見つけた子供が、原爆被害者団体協議会の委員を務めていた父親に尋ねたため、「被爆者を怪獣にするなんてけしからん!」ということになった。円谷プロも仕方なく、第12話を削除しますということで折れたようだ。(^^;
 ところが実際のストーリーは、はるかに社会的な示唆に富む内容だった。核爆弾の実験に明け暮れたスペル星は、すっかり放射能に汚染されてしまい、星人たちは被爆症にかかって苦しんでいる。それで人間の健康な”生き血”を求めて地球へやってきた。彼らは独自に開発した”腕時計”を地球人に配り、血液を採取していたのだ。最初は若い女性を狙っていたが、やがて子供の血液が最高であることを発見する。「ロケットの絵を描いて、宇宙時計をもらおう!」そんな広告をばらまいて、子供たちをそそのかし、生き血を啜ろうと企んだ。そこで、ウルトラセブン登場。地球人を守るため、他星のことはおかまいなし、スペル星人を撲滅するというものだ。
 当時は世界中の国々で、核実験が行われていた。「このままじゃ地球だって、スペル星のようになってしまうぞ!」そういう警告を発していたのだ。
 問題になったのは”スペル星人”の容姿である。全身白タイツ。のっぺりした顔に、申しわけ程度の小さな黒い目、横に大きく裂けた口。病んだ風貌に、ケロイドを思わせる焦げ跡が、顔半分と全身数ヶ所にあったのだ。(^^;文章だと、いかにもものものしく想像されてしまうが、宇宙人のデザインとしてはむしろ平凡だし、ストーリーからしてこんな風貌になってしまったのはやむを得ないだろう。(^^;
 私たちが子供の頃読んだ「ちびくろサンボ」の絵本は、”差別”のクレームを冠せられ絶版となった。可愛らしいサンボの物語に”差別”を感じる子供などいるのだろうか?すべて大人の曲解によるものだ。(^^;カルピスのラベル”涼しげな黒んぼ”もいなくなった。”スペル星人”もその中のひとつだろう。(^^;同じような疑問を感じた多くの人たちが、個人のサイトで意見を発している。(^^)


8月21日(月) 朝刊を見ていて発見したのだけれど、月曜の夜8時。三重テレビでは「ザ・シネマ館」という番組がある。今日の映画は1938年の白黒映画「ピグマリオン」。家に帰るのは10時過ぎだけど、録画をセットしておいたのだよ。(^^)
 「ピグマリオン」というのは、イギリスの文豪バーナード・ショウが書いた戯曲で、後に「マイ・フェア・レディ」として映画化される。私としては、「マイ・フェア・レディ」のルーツを探ってみたかったわけ。(^^)まあ、白黒時代の映画だから、あまり期待もしていなかったんだけどね。(^^;
 どうしてどうして、これが「マイ・フェア・レディ」とそっくりさん映画だったので驚いた。(^^;「マイ・フェア・レディ」から、色彩と、ミュージカルを取ったらこんな感じになるでしょう。セリフもほとんど同じ。アスコット競馬場はないけれど、場面もストーリーもほとんど同じ。この映画なくして、「マイ・フェア・レディ」は誕生しなかったと断言してもいい。(^^)
 ヒギンズ教授役は、レスリー・ハワード。「風と共に去りぬ」でアシュレー役を演じた人だ。イライザ役はウェンディ・ヒラーという女優さん。ヘップバーンのような華やかさはないし、さほど美人でもないけれど、なかなかの好演だった。ラストで、ヒギンズ教授が帽子を深く被り、イライザに向かって「ぼくのスリッパはどこなんだ?」と訊くシーン。優しく微笑むところなど、なかなか可愛らしかったなあ。(^^)
 アンソニー・アスキスとレスリー・ハワードの2人が共同監督。ミュージカルではないが、美しい音楽を書いているのは、何とアルテュール・オネゲル。クラシックの作曲家がこんなところに出てくるとは・・・。(^^;この映画。レンタルで借りることもできないだろうから、映画コーナーには載せられないけれど、記憶の片隅に留めておいてね。(^^;「マイ・フェア・レディ」が好きな人、一度は観ておくべきでしょう。偉大なる傑作にも、れっきとした元ネタがあったことを証明するもの。(^^)


8月20日(日) お盆も終わって、ほんのちょっとだけ涼しくなったかな?(^^;このまま涼しくなっていけばいいのにな。(^^)今日は豊田ビル地下街”味タウン”のとんかつ屋さんで、昼食。ロースカツ定食が¥580とはうれしいねえ。(^^)会社帰りには、上飯田の”ココ壱番屋”で牛もつカレーを食べてしまった。(^^)
 何だかへろへろに疲れていて、帰って風呂入ったら、バタンキュー。食べ物のことしか記憶にないや。(^^;さ、明日もガンバロー!(^^)


8月19日(土) 閉店間際、DVD売場に外国人のお客さん。「アニメの”チータン”はないですか?」うっ!何じゃそりゃ?(^^;そんなアニメ見たことも聞いたこともないぞ!まあ落ちつけ!詳しく聞いてみよう。「それは日本のアニメですか?それとも外国のアニメですか?」と問えば、「アメリカのアニメ、サントラの売場にはCDがあったけど、DVDは出てないの?」とのたまう。はたしてサントラ・コーナーにはそれは・・・あった!今、公開中の「タイタンAE」だ。通常、ビデオ、DVDの発売は興行が終了してからだと説明したものの、”チータン”はないでしょう。いちおう英語の辞書でも発音記号を確認したけれど、やはり”タイタン”が正しい。(^^;
 アジア系外国人の英語には、恐ろしいなまりがある。いつだったか、いきなり「”ラセール”はありますか?」と聞かれたこともある。”ラセール”=”LASER”。レーザー・ディスクのことだった。(^^;もう、こんなになってくると英語とはいえない。スペルをそのままローマ字読みしただけだ。(^^;おそらく彼らは、母国語とカタコトの日本語、ローマ字読みしか話せないのではないかしらん。(^^;
 日本人のカン違いというものもある。先日、DVDが発売されたロボット・アニメ、「アイアン・ジャイアント」。たぶん、英語では”IRON GIANT”と書くのだろう。”IRON”(鉄)は、”アイアン”とは読めない。洋服の皺を伸ばす”アイロン”なのである。家庭で用いられるのは”電気アイロン”。クリーニング屋さんで用いられるのが、”ガス・アイロン”だが、もともとは、コテを火であぶって皺を伸ばしたものだ。文字どおり”焼けた鉄の塊”で、迂闊に置きっ放しにすれば、洋服に穴が開く。映画「ドクトル・ジバコ」を観たことあるかな?(^^)


8月18日(金) 映画「シャンハイ・ヌーン」を観に行った。しばらく見てなかったんだけど、ジャッキー・チェンももう46歳かあ。(^^;顔には年齢を感じさせる皺もあるし、筋肉隆々とはいえ、すっかりボリュームの付いてしまった身体。もはや若い頃の身軽さはない。(^^;
 もともと美形とはいえない容姿も、すでにオジサンの域に達してしまった。それでもなお、果敢にチャレンジすることを厭わない。その精神がすばらしい。だからアクションには恐るべき重量感がある。カッコ悪さにも説得力があり、自信と愛情に満ち溢れている。新しい魅力を感じさせる”イイ男”になった。(^^;製作費用も、宣伝費用も、「M:I-2」に比べたら、何10分の1だろうけど、何だかとても気持ちのいい、元気の出る映画だった。(^^)
 夜はテレビで、「フリントストーン」を観た。明日から新作の「フリントストーン2」が公開されることだし。(^^)ハナ&バーベラのテレビ・アニメ「原始家族」(原題は恐妻天国)を、実写にしたものだが、ぎこちなさには相当のものがある。敢えてそのまま処理しているのだろうか?無理矢理さ加減がたまらなくおかしい。家族の愛情を大切にしたストーリーのテイストはそのまま。なかなか楽しめた。
 CMでは、新作の映像も垣間見えるが、ここ数年のCG技術の進歩はめざましい。着ぐるみに頼っていた部分はすべてCG化され、細かいディティールまで精密に再現されるだろう。期待できそうだ。(^^)


8月17日(木) 夏バテ!建物が古いため、猛暑に冷房が追い付かないというデパート(どこやっ!)では、体力も消耗する。(^^;足には、何やら発疹が出てしまって痒いし、身体もまったく動かない。今日はお休みだったのだが、昼まで寝てしまい、昼食を採った後さらに睡魔が襲ってきて、目覚めたらもう夜だった。(^^;う〜む、まさに過労死寸前。目覚めて良かったと言うべきか。(爆)
 日記の更新も1日遅れてしまった。昨日、会社帰りにスーパーで買ったものがもうひとつ。ヨコイのスパゲティ・ソースとパスタだ。(^^)今夜はこれを食べることにしようってんで、パスタを茹ではじめたけれど、キッチンは灼熱地獄と化した。(^^;ヨコイの極太パスタは茹で時間がかかる。苦労して作ったあんかけパスタだが、外食嫌いの父親は味音痴で、「麺が硬い!」と一喝された。(^^;スパゲティといえば、即席ソフト麺のケチャップ味しか食べたことない人たちにとって、この腰のある歯応えは理解できないでしょう。仕方ないなあ。(^^;
 次回はもう少し柔らかめに茹でるとしよう。水を切ってから、オイルで炒める手間を考えると、少し硬めの茹で上がりでも、普通は腰が抜けてしまうものだが、ヨコイの極太パスタに限って、そうはいかないことを実感した。


8月16日(水) 仕事帰りにあんかけパスタを食べて、本屋で立ち読みして、上飯田の駅まで辿り着いたが、そのまま帰るのももったいないような気がして、”名鉄パレ”の食料品売場に立ち寄った。(^^)夏場は11時まで営業しているのだ。こんな風にスーパーを覗いていると、東京で独り暮らしをしていた頃が懐かしい。冷え切ったコロッケの惣菜パックなど、いかにも不味そうだ。(^^;1割引きのシールが貼ってあるけど、誰が買うのかしらん?(^^;サラリーマン風の中年男性(人のことは言えない)が、買い物カゴにインスタント焼きそばを大量に買いこんでいるのが見えた。口には出せないけれど、そんなんばっかり食べてたら、いかにも身体に悪そう。(^^;
 さて、私はといえば最近読んだ文庫本、
「世界のインスタント食品」が気になっていたので、アジアもののインスタントでも無いかな?と探したのだが、ま、こんな田舎のスーパーにそんなものが置いてあるはずがない。それでも、いいもの見つけた!(^^)"寿がきやラーメン"(名古屋の味)。お店で食べる味をそのままインスタントにした、和風とんこつラーメン。ノンフライ麺の茹で上がりはインスタント麺とは思えないし、スープはまさにそのまま!100円ちょっとで食べられるとは嬉しい。(^^)
 話は脱線するが、”寿がきやラーメン”を初めて食べたのは、小学校2年生くらいだったかな?お正月明けに岩倉の従兄の家に遊びに行って、3日ほどお泊りさせてもらった。岩倉駅前の”タマコシ”にも連れていってもらい、私はお年玉で怪獣のプラモデルを買った。その後で昼食となったのだが、頭のいいおばさんは、子供は好き嫌いが多いので、普通の食堂に連れていっても喜ばないことを知っていたのだろう。「あんたらはラーメンでも食べてきゃあ。」と、100円玉を渡された。従兄と2人で、駅前の”寿がきや”で食べたラーメンは美味しかった。店を出るとき、本当に100円でいいのかどうか?従兄に確かめたほどだった。私の家は外食を好まないので、ラーメンといえば、家で食べるインスタント麺しか食べたことがなかったし、小牧には”寿がきや”など無かったのである。これはまだ”カップ・ヌードル”が登場する以前のお話。(^^)


8月15日(火) 今日も独りで店番。それでもお盆休みだから、お客さんはいーぱい。ただ、普段の常連客ではないので、問合せや、質問は比較的少なかった。流通がストップしているので、入荷もゼロ。カタログをチェックしながら、抜け落ちたアイテムをせっせとオーダーしていた。(^^;
 夜はまたもや天狗で送別会。といっても退職ではなく、今度開店する岡崎店へ移動する人たちのものだ。わたし的には、「何で岡崎なの?」と言いたいところだが、実際、岡崎に足を運んだことが一度もないので、どんな街なのか想像できない。(^^;にしても、ここのところ、天狗ばかりで飲み食いしている。リーズナブルで味もそこそこだけど、今日のビールは生ぬるかった。(^^;明日も早番なので深酒できない。宴もたけなわなのに、抹茶アイスを食べてさっさと退散。電車が無くなってしまうからだ。(^^;


8月14日(月) お盆半ば、名古屋はやはり日本の中心なのだ。この期間、東京はもちろん、どこの都市でも、デパートでは閑古鳥が鳴いているものだが、名古屋だけは別である。帰省中の家族連れが、買い物にやってくるのだ。(^^)つまり、田舎でありながら、ほどよい都会のテイストを持ち合わせているところが良い。(^^)
 世のお父さん、お母さんは、実家のお爺さん、お婆さんに何か気のきいた贈り物を、と思っているし、お爺さん、お婆さんは、孫に玩具か、洋服なんぞ。子供たちは思いがけない臨時収入に心躍らせる。さあさあ、財布の紐を緩めて、どんどんお金を落としていっておくんなさいまし。(^^)
 実際のところ、現代の経済を動かしているのは、10代〜20歳くらいまでの被扶養家族どもである。(山姥ギャルを含む)世の中、お金がないわけではない。ただ、消費者は利口になったので、本当に必要なもの以外は買わなくなったのである。それじゃなぜ、被扶養家族なのか?彼ら(彼女ら)は、大して必要でもないものに、ジャンジャンお金をつぎ込むからだ。(^^;(笑)


8月13日(日) お盆かあ・・・。今日は独りでフロア番。旧い友達が訪ねてきてくれた。子供が大きくなったなあ。(^^;ちょっと見ない間にずいぶんと変わるものだ。光陰矢の如し。(^^;何だか仕事も大変そう。景気のいい時期もあれば、悪い時期も巡ってくるものだ。とりあえず、時間の自由がきくようにはなったとか。(^^;また、一緒に遊びましょう。(^^)
 下に「うる星やつら」の画像が貼ってあるけど、雑誌掲載時は2色カラー。単行本収録時に1色となったもので、顔全体に濃いアミがかかっている。スキャナで取り込んだ後、ペイントで開き、アミを削って加工したのだけれど、悲しきJペグファイル。(^^;せっかく加工したのに、保存すると著しく画質が粗くなる。何か上手い方法はないかな?(^^;


8月12日(土) 冷房は切れていたんだけど、扇風機を回したまま寝ていたので、朝起きたら身体がだるい。イヤ〜な夢を見ていた。(^^;
 私はお笑い芸人。(^^;シチュエーションは、オールスター紅白水泳大会である。競技はこんな具合だ。身体にオモリを付けて50mのプールを泳ぎ切る。向こう岸には水着美女たちが待っていて、勝者には熱いキスが贈られるというもの。(^^;我ながら呆れてしまうほど安直な筋書きだった。(^^;
 スタート!しかし夢の中のできごとだから、このオモリがやたらと重いのだ。(^^;死に物狂いで泳がないと土座衛門になってしまう。くく、苦しいっ!そうこうしているうちに、ライバルたちは次々と沈没していく。何度も水を飲みながら必死に泳ぐ!生き残ったのは私1人になってしまった。やったっ!優勝だっ!(^^)
 まばゆいばかりの水着美女たちが、クスクス笑いながら駆け寄ってきて、水から上がろうとする私に手を差し延べた。勝者のレイを首に掛けてくれる。いや違う、それは鉛でできたオモリだったのだ。(^^;美女たちは、これでもかとオモリを投げ込む。石まで降ってきた。(^^;私は自力で浮かぶこともできず、みるみるうちに水没する。くく、苦しいっ!っていうか、私はお呼びじゃなかったのね。(^^;引き立て役に徹しなければならなかったのだ。身のほど知らず・・・ブクブクブク。(^^;
 夢は深層心理を物語る。っていうか、これはマンガだ。(^^;そのまんまやないけ!オレは諸星あたる君かいっ!(^^;「オレという男はなあ、バカにされればされるほど燃えてくるのだ。」
高橋留美子著「うる星やつら」より、諸星あたる君の名セリフである。(^^;

   


8月11日(金) 昼間は少しばかりの更新をしてから、夜は友達の家に遊びにいった。小学校2年生になるお子さん(T君)は、夏休みなのですっかり宵っ張り。マウスをくるくると扱って、パソコンから様々なソフトを引き出しては、見せてくれる。まさに新人類やな〜。(^^;子供というのは興味さえ覚えれば、どんどん吸収してしまうものなのだ。この先の時代、パソコンは生活になくてはならないツールだけど、子供の手の届くところにそれがあること自体すばらしい。(^^)パソコンの置いていない家庭だってあるだろう。(^^;
 受験勉強、高学歴といった金太郎飴式教育(切っても切っても同じ顔)の狭間で、子供たちは自らの個性を発揮する機会を失っている。勉強のできるヤツ、スポーツのできるヤツといったって、本当に日の当たる場所で活躍できるのは、ごく一部の人に過ぎない。インターネットだけが、個人を世界にアピールできる唯一の手段なのだ。
 ネット・サーフィンをしていると、すばらしいホームページに出会うことがある。今、がんばっているのは10代、20代の若い人たちだ。パソコンさえあれば、それ以上の資本はいらないし、本当の意味で、平等の機会を持つことができる社会といえるだろう。(^^)今日はちょっと哲学。


8月10日(木) 家の電話機が、かなり調子悪くなってきたので、FAX付電話を新しく買うことにした。先週、春日井の”サティ”で”PANASONIC”の子機2台付が¥31800で売られているのを見つけたからだ。電器専門店なら、もっと安く買えるでしょうということで、”コジマ”、”ヤマダ電気”、”ジョーシン電気”、”マツヤ電気”と、電器店をハシゴしたが、子機2台付の機種は在庫が少ない。かろうじて見つけたのは”SHARP”だが、子機に液晶表示がなかった!(電話番号登録機能がない。)結局、”サティ”まで足を運んで、”PANASONIC”の機種をげっとした。展示品限りだったけど、良い買物ができた。(^^)
 NHKのBSで、ローレンス・オリヴィエ、マリリン・モンロー主演の「王子と踊子」を観た。ストーリー自体は他愛もないものだけれど、モンローはやはりキュートだった。こんなグラマーな女性がいたら、普通はケバくて嫌みなのに、この人だけは許されてしまう。まさに天性のものだよなあ。(^^)
 春日井”サティ”の中の本屋さんで、面白そうな本を見つけた。
「世界のインスタント食品」 森枝卓士 著(徳間文庫)。写真も豊富で楽しめそうだ。”タイのインスタント・ラーメンは超劇辛”から端を発した、世界のインスタント食品あれこれ。あちらのインスタントっちゅうのは、パッケージの印刷が悪く、写真もグロいため、食欲をそがれるものだが、意外と美味いものもあり、お国独特の味が楽しめる。好き嫌いも分かれるので、ハズレも多いけど・・・。(^^;


8月9日(水) 夕方、S=イッセルシュテット指揮の”ベートーヴェン:第9”をお求めのお客様がいたので、CDを探してあげた。これは仕事として当たり前のこと。(^^)ところが、閉店間際に私あての電話がかかってきた。何だろうと思いきや、先程のお客様。お話によると、この演奏は昔、19センチのオープン・リール・テープで発売されていて、お客様はずっとそれを聴いて楽しんでおられたそうな。やがてオープン・リールのテープ・レコーダーは壊れてしまい、そのまま聴けなくなってしまった。そして最近、雑誌を読んでいて、CDで発売されているのを知ったらしい。さっき買ったばかりのCDを、家に帰って聴いてみたら、昔の想い出がこみあげてきて、嬉しくなってしまったので、まずはお礼までと電話をかけてきてくださったそうだ。(^^)
 オープン・リールを収めた紙箱には、ミケランジェロの絵画がデザインされていたそうで、今回発売されたCDにも、同じデザインが施されている。キング・レコードも今年いよいよ、DECCAとの契約が切れるため、このCDもいずれ廃盤になるんだろうけれど・・・。(^^;実績の長いメーカーだけに、昔、レコードで発売されていたときのデザインを、きちんと保存してあるのが立派だ。他のメーカーは、昔のデザインを使用したくても残されていないのが現状だから。(^^;
 話は脱線するけれど、1973〜75年にわたって放送されていたNHKの人形劇、「新八犬伝」をご存知だろうか?大変人気のあった番組である。何年か前、NHKBSで子供番組特集が行われたときにも、昔の映像が観られると思ったのに・・・。(^^;実はフィルムが残されていないのだ。お〜い責任者出てこい!(^^+その番組の中では、たまたま視聴者が録音した1話分のカセット・テープをもとに、人形製作者の辻村ジュサブロー氏が、残された人形を操演して場面を再現していた。(涙)後に分かったのは、現存する映像は3話分だけということ。これじゃビデオ発売もできないよ。NHKがいかにズサンな管理を行ってきたのかが分かる。(^^;


8月8日(火) 仕事が終わってから、”いためん亭”であんかけスパゲティを食べた。う〜んやはり美味い。(^^)ところが、市バスが上飯田に着くやいなや、雷が鳴りだした。土砂降りである。(^^;名鉄上飯田駅に向かう途中、雨を避けて公団住宅の下に入ったら、しっぽをピンと立てた1匹の猫に出くわした。(=^・^=)むかし飼っていた”めちゃ”と、ガラが似ている。「ニャーオ」と猫語で呼びかけたら、すり寄ってきた。人なつっこい猫である。(^^)そのまま電車に乗っても、下車する駅からの道程で濡れてしまうし、何となく家に帰っても面白くなかったので、そのまま30分ほど猫と遊んでいた。(^^)
 こいつは半ノラかな?毛並みもいいし、お腹が減っているのでもなさそうだ。私は疲れていたので、コンクリートの上に腰を降ろし、猫を抱いたり、戯れたりしていた。たまたま、猫も遊び相手が欲しかったのだろう。私と波長が一致したのかな?喉をさすってやると、ゴロゴロ唸り、コンクリートの上を気持ち良さそうに、寝転んでいた。(^^)


8月7日(月) 週末から始まるクリアランス・セール用の商品を抜き終えたと思ったら、書類上の留意点を見落としていた。”売り上げランキング8と9の商品のみ”。他ジャンルの担当者に確認してみると、やはり全員が見落としていた。(^^;誰も気が付かんのかい。最初からやり直しだっ!何と〆切は明日ではないかっ!明日は早出して仕事にとりかからねば・・・。

 O分県のお客様から、不良品CDが郵便で送られてきた。交換用の商品を確認しながら日記を書いている。手紙には電話番号が書いてなかったのね。(^^;確実に良品を発送できないとクレームに繋がってしまう。店頭では忙しすぎて、CDに雑音が入っているかどうかなんて確認できないから、特別に持ち出し許可をもらって家で聴いているという次第。(^^;
 もうひとつのクレームは、シューベルトのピアノソナタをお求めのお客様。輸入盤のCDには、通し番号ではなく、D(ドイチュ)番号で表記されていることがほとんどだ。お客様は5番のソナタをお探しだというので、D.557のCDを購入して頂いた。後で電話がかかってきて、楽譜を見ながらCDを聴いてみたら、全然違う曲だという。楽譜はどこの版を見ておられますか?と聞いてみると、悪名高き春秋社版の楽譜だという!作品番号を確認したところ、Op.143だというので、それならば、14番(D.784)のソナタではないか!商品の交換をお約束した。(^^)シューベルト自身が付けた作品番号は、飛び飛びである。Op.1は有名な「魔王」だが、もちろんこれが最初の作品ではない。思い入れの強い作品にしか番号を付けなかったのだ。ピアノソナタは21曲あるが、そのうち半分は未完成のまま残されたので、彼自身が付けた通し番号と、現在の作品目録に並ぶ、通し番号にはズレがある。最も信頼できるのが、D(ドイチュ)番号である。
 そして春秋社版とは何ぞや?それは大昔、日本がクラシック音楽を教育に取り入れた黎明期。海外留学など珍しかった頃である。高名なピアニスト、イーヴ・ナットに師事した最初の日本人がいた。彼の名を井口基成という。彼は帰国して、音楽学校で教鞭を取るかたわら、ピアノの楽譜を出版した。楽譜といえば輸入版しかなかった時代だし、彼は手の小さな日本人向けに、指使いやアーティキュレーションに工夫を施したのである。そして自分の愛弟子たちに、この楽譜を購入するよう働きかけた。弟子はまた、その弟子たちに働きかけて、いつのまにか音楽大学の教師&生徒たちは必ず購入しなければならない?ようになってしまった。昔はそれでも良かったのかも知れない。”お山の大将”だったのだから。しかし現代の洗練された音楽観に照らし合わせたとき、???目を(耳を)疑うような音楽性が散見されるのである。(^^;
 現在ぷー活動中のTさんがお店に遊びにきた。ちょうど休憩時間に入るところだったので、一緒にお茶を飲みにいった。私は昼食を摂らねばならぬので、焼きそばを注文。そして、それぞれにアイスコーヒーを注文したのだが、ぷーの身分に払わせるわけにもいかないので、私が奢ることにした。(^^)店を出てからふと、気がついた。焼きそばとアイスコーヒー2杯で¥950???あ、ウェイターはお勘定を間違えたようだ。コーヒー1杯分得してしまった。(^^;


8月6日(日) 今日は遅番だったけれど、電話をしなければならなかったので、ダッシュで帰る。とはいえ最速でも10時の帰宅。(^^;こういうときに携帯があれば便利だと思うけれど、必要に迫られるのは、年に数回しかない。(^^;昨日、贈り物をいただいたOさんにお礼を言わなければ・・・。実際には別のことを考えている。(^^;とりあえずはお礼まで。そして、ぽっかり穴の開いてしまった自分の気持ちをぶつけてみた。彼女は笑いながら、気持ちは嬉しいけど、自分はもう結論を出したのだからと答えた。それがお見合いなんだからと・・・。何だか、マイルドにごまかされてしまっているような感じ。(^^;10分ほど話をして、最後に彼女が言ったのは、「もう少し早く、出会っていれば良かったね。」というものだった。
 恋人のいない人だって、誰かしら好きな人というものはあるものだ。例えそれが、自分の心の中だけで終わっていても。それ以上のことは分からないけれど、何かしら彼女の中には決断を迫られるものがあったのだろう。決心は堅い。(^^;


8月5日(土) 祭休を取っていたので、今日はお休み。昨日、届けられるはずだった小包を郵便局まで取りに行った。先日のお見合いでお付き合いしたものの、お断りを貰ったOさんが、写真と身上書を返却するのと一緒に、お菓子を送ってくれたのだ。不可解なり。(^^;礼儀として、お礼の電話の1本も入れるべきであろう?それって、また電話してもいいってこと?(^^;確か彼女は今週末、旅行に出掛けているはず。明日の夜電話してみよう。(^^;
 小牧のコロナへ「リプリー」を観に行った。アラン・ドロンの名作「太陽がいっぱい」のリメイク版である。あらすじを判って観ているわけだが、「ははあ、なるほどね」と納得したり、首をひねったり。イマ風のシュールな味付けがなされている。旧作が斬新なニュー・シネマであったのと比較すると、今回は古典的なミステリー。こちらのほうが原作に近いのかも知れない。(未確認だけど・・・。)不思議なことに、旧い作品の方が現代に通じる新しさを感じるよな。(^^)これについてはまた、映画の部屋でじっくり書くことにしよう。(^^)
 今夜のカレー当番(そんなのあり?)は私である。煮込みに時間がかかるので、下ごしらえをしてから、美容院に行って散髪。また戻ってきて続きにかかるといった按配だったが、首尾よくカレーはできあがった。夏の暑いときこそカレーである。(^^;食べていたら、何だか少し元気がでてきた。(^^)
 昨夜から、自分のURLに掲示板を設置しようと、本を読みながら、フリー・ソフトをダウンロードして、試してみたが失敗。(^^;何度読み返してやり直しても、トラブル時の対処例にならっても、起動できなかった。BIGLOBEのホームページを見に行っても、「UNIXとCGIについて深く勉強してからご利用ください。」と書かれているだけで、何のヒントも得られなかった。(^^;結局のところ、無料レンタル掲示板で妥協した。これなら何も難しいことはなかったのだ。カスタム掲示板にこだわらず、もっと早く掲示板を設置すればよかったのに・・・。(反省)


8月4日(金) 私の日記は、例えそれが恥さらしであろうとも、ありのままを書く方針だから、読んでいて不快に感じることもあるだろう。(^^;逆もまた真なり。後になって読み返すと恥ずかしくなることもある。自分の”甘え”を反省させられることもしばしば。パーフェクトな人間などあり得ないのだから、仕方あるまいよ・・・。ふう!(^^;
 今日は両親と一緒に、稲沢の”見合相談所”なるところへ出掛けてみた。こう書くと、がむしゃらに結婚を望んでいるように思われるだろうが、実際にはもうウンザリである。仕方なく親の顔を立てているだけのこと。(^^;年齢的に条件が厳しくなってくると、ときには家畜のような言われ方をされることもあるのだよ・・・。はなはだ面白くない!(^^+
 一介のサラリーマンである自分は、高給取りではないし、家柄だって誇れるようなものではない。現在の会社だって、いつまでも働けると決まったものでもない。そもそもお見合いで、好条件をアピールできる身分ではないのだ。(^^;だから無駄だと思うんだけどな〜。お見合い写真や、個人情報カードでは、何も伝わらないのだから。(^^;
 紹介料を払ってしまったので、「この写真の中から5枚を選べ!」と言われたら、容姿を見て選ぶしかない。むしろ性格を重視したいのだけれど、個人情報カードには、”趣味:読書、音楽観賞”くらいのことしか書いてないんだもの。(^^;だけど私の方が、先方の書類審査で落ちるだろう。理由:カッコよくないから。あははは・・・。(^^;
 面倒くさいことは1日で片付けようってんで、春日井の”見合相談所”(こちらは無料)にもハシゴしたけれど収穫ナシ。(^^;まあ腐っていても仕方ない。今日はカタチだけでもお付き合いだ。それでもお昼は、”しなき”で”Aらーめん”(厚切りチャーシューメン)を食べさせてもらったし、春日井の”サティ”(アピタやジャスコみたいなもの)にも初めて行った。安物だけど綿100%、仕事着にもってこいのポロシャツが¥1,600で買えたので、まとめて4枚も買ってしまった。久しぶりの親子3人ドライブだった。(^^)


8月3日(木) 今年も我が家の庭に、関の”砥ぎ屋さん”がやってきた。クルマで各地を廻っているのだが、毎年、8月になるとやってくる。我が家では、すっかり夏の風物詩となってしまった。庭の一部をお貸しする代わりに、新しい包丁を頂いたり、農機具を手入れしてもらったりするのだ。ご近所でも、そろそろ砥ぎ屋さんの来る頃だと分かっていて、あっという間に注文が殺到する。こういうのんびりした田舎の風景は、都会では味わえないものだよなあ。(^^)
 夜の7時から、CBCテレビでは、「そこが知りたい。坂東リサーチ!」という番組を放映していた。今回は名古屋のカレー特集。ドラゴンズ御用達のカレーうどんに始まって、名古屋の名店をぞくぞく紹介。へえ〜、こんなにたくさんの名店があったんだ。名古屋人のカレーにかける情熱に圧倒された。(^^)
 名古屋は、ラーメンにとって悲惨な街だが、カレーの方はいいお店がたくさんあると聞く。もちろん、これは東京と比較しての話で、人口からいっても比較にならないことを念頭に置いて欲しい。実際、東京には美味いラーメン屋がたくさんあって、互いにしのぎを削っているが、いかんせん名古屋においては、絶対数が少ないため、”東海ウォーカー”などで紹介されるラーメン屋などは、ありきたりの店であっても、ページを埋めるために、無理して載せているようなところがある。(^^;
 しかし、カレーにおいては、名古屋の実力侮るべからず。店の数や、規模は小さいが、平均点は非常に高い。かの”ココ壱番屋”だって、一宮がルーツなのだから。そして、そば屋の立ち並ぶ東京と比較すると、圧倒的にうどん屋の多い名古屋だが、どの店にもカレーうどんのメニューがあって、それがまた美味いのだ。(^^)暑い夏こそ、カレーがいいのかも知れない。吹き出す汗で、夏バテを逆療法!(^^)


8月2日(水) 早朝、出勤するなり従業員から1本の電話が・・・。「ペットが死んだので、ものすごいショックなんです。今日1日、お休みさせてください・・・。」あのな〜、お前は仕事をナメとんのか!(^^+いや、私とてその気持ちは痛いほどよく解るが、こういうときには、”体調不良”とか何とか、差障りのない嘘をついたほうがいい。ウチの従業員は常識をわきまえないお子様ばかりなのだ。(^^+いや、何も言うまい。気をつけないと”ヒドイやつ”呼ばわりされかねないし・・・。お子様社会の中では、非常識が常識として逆転する。日頃、私がストレスとして感じるているのはこれなのだ。(^^;
 仕事が終わってから、”エキワン”ショッピング街の”タマゴ・キッチン「TWINKLE」”で、チキン・オムライスを食べた。卵のトロトロ加減が絶妙で美味しかった。¥750也。この店、平日の16時〜18時まで、生ビール(ただし1杯だけ)¥100というサービスがある。う〜む、この時間帯では、利用できないぞ。(^^;
 家に帰ったら、愛車スプリンターが車検を終えて戻ってきていた。¥112,000也。9年目になるが、走行距離は未だ24,823km。購入して間もなく、東京に転勤になったので、途中3年はまったく乗っていないのだ。もっとも、休日しか乗らないんだけど、田舎ってクルマが無いと、どこにも行けないからね。(^^;


8月1日(火) 火曜日は新譜入荷の日。荷物がどひゃ〜と入ってきて大忙し。夏休みも最中なだけに、平日といえど昼間から来るお客さんも大勢。電話の問い合わせも多くて、すっかり疲れてしまった。(^^;でも、社員食堂のランチは海老天丼だったし、仕事帰りには、JR名古屋駅の立ち食い蕎麦”みたて”で、かけそば(¥350)も食べたし・・・。2分ほどかかるんだけど、茹でたての蕎麦を食べさせてくれるのだよ。ちなみに、蕎麦殻を剥いてから挽いた白い蕎麦だった。美味しかったな。(^^)
 ホームページを開設してから、早いものでもう3ヶ月。日記を付けることによって、1日1日を無駄に過ごさないよう?ケジメをつけることができる。スキャナも購入したことだし、自分で絵を描いてみようかな?まだまだいろんな可能性にチャレンジできるぞっ!(^^)


日々思うことに戻る

表紙に戻る