8月7日(月) 最北端、そして林道へ
 
 本日の目的地は、まずは日本最北端の宗谷岬。最北端の碑があるだけで、何があるというわけでもないのだが、まあ定番と言うところである。とりあえず最北端のトイレで大便をする。
 最北端の碑のすぐ横に、生活排水が流れ出ている場所があり、よく見ると、そこへ魚が群れている。いったん餌となる物が流れてくると、もう大騒ぎであった。小魚ばかりであるが、あれだけ数がいると驚異である。
 最北端のガソリンスタンドで給油した後、国道238号を南下する。オホーツク海沿いの快適な道の筈なのだが、どういう訳か工事箇所が多く、少々興ざめであった。
 出発の際、現金を引き出してくるのを忘れてしまったため、北海道二日目にして懐具合が寂しくなって来た。なので、枝幸町に寄って金融機関を探す。しかし、大手銀行は見当たらない。やはり地方に行って頼りになるのは‘郵便局’である。何年かぶりに郵便局の口座にアクセスし、現金を引き出す。
 道の駅・マリーンアイランド岡島で休憩を取った後、いよいよお楽しみの“林道走行”に行く。まずは「風烈布林道」を走行する。道幅はそんなにないものの、路面は締まっており非常に走りやすい。これが何kmも続くのだから、オフロードライダーにはたまらない。思わずアクセル・ワイドオープンで疾走する。
 風烈布林道の次は、‘道北スーパー林道’とも言われる「美深歌登大規模林道」に進入する。歌登町側から進入したのだが、ダートになってから6kmほどは道幅十分の非常に快適な道。ロシアンラリーで走る‘メインルート’に似ているなと感じる。その後は乗用車1台分強ぐらいの道幅になるが、やはり道は締まっており、快適に疾走する。嬉しいところはなんと言ってもその距離。35kmもこのダートが続くのだからたまらない。走りごたえ十分であった。
         道北スーパー林道
 林道を抜けた後、初野駅と言う非常に小さな駅を見つけ、しばらく遊ぶ。JR宗谷本線上にある駅なのだが、時刻表を見る限り、日に3本しか列車が止まらないようだ。でも利用者はあるようで、自転車が1台止まっていた。
 国道40号線を南下し、名寄市に入る手前で、「60万本のひまわりが咲く」と銘打たれたひまわり畑があるのを見つける。これは見物とばかり行ってみるが、時期が早かったのか、まだほとんど咲いていなかった。ウ〜ン残念。
 名寄市に入る頃から雨がポツポツ降り出す。ここからは合羽を着込んでの走行になる。
 本日の宿泊予定地である丸瀬布町を目指し、名寄市から国道239号線を東進。西興部村からは道道 137号線を南下する。滝上町にてこの先の進路を確認するが、丸瀬布町への最適ルートと思われる、道道306号線,道道305号線とも、地図上で「通行止」と記されている。行ってみると、やはり「通行止」の掲示がなされていた。遠回りをせざるを得ないが、やむなしと走り出す。が、ここでミスコース。通行止めと記されていた道道305号線に入り込んでしまう。しかし行ってみると、通行止めではなく、「工事中のため通行注意」となっていた。なので通り抜ける。少し時間短縮ができた。
 日が暮れると、虫の襲撃を受けながらの走行になる。これまた大自然豊富な北海道ならではのことと我慢しつつ走る。
 本日の宿泊地である‘まるせっぷいこいの森キャンプ場’に着いたのはPM8:00過ぎになっていた。4輪部隊が買ってきた、1個70円と言うホタテ貝を食す。これが非常に美味しかった。北海道、ここは食の宝庫でもある。
 
 
[本日の走行距離:407.9km]
 
 
8月6日(日)へ戻る     8月8日(火)へ進む