8月10日(木) 林道に鹿
 朝一番に向かったのは、昨年も行った昆布刈石へ向かう。高台のダートを目指したが、その前に、海岸に降りるダートがあったので、そちらに行ってみる。砂浜に降りて走ってみるが、元々苦手な砂地走行を荷物満載状態で行ったので、パワーを食われ上手く走れない。それでも波打ち際は走りやすく、カモメに先導されながら、ビーチ・ランを楽しむ。
ここでトラブル発生。タケ隊員が転倒して、ブレーキレバーを折ってしまった。折れた部分は見つかったが、曲がってしまっており、添え木をしても補修しても無駄な様子だったので、短いまま修理できそうなところまで行くことにする。
昨年は霧で何も見えなかった昆布刈石展望台であったが、今年は見晴らしが良かった。見ると展望台のところで工事が行われていた。何もない展望台であったが、何か施設でも作って売り出すつもりだろうか?
道道1038号線から国道38号線を東進する。途中「道の駅しらぬか恋問」に立ち寄る。ここで先ほどのビーチランで被った塩水を洗う。一応まだ新車、錆が浮いては大変である。
さらに国道38号線を東進し、釧路市に入る。すると「YSP釧路」が見つかったので、先ほど折ってしまったタケ隊員のブロンコのブレーキレバーの修理を行う。こんなに早く修理が完了できるとは思わなかった。
さて、時間も昼になり、昼飯はどうするかと探っていると、釧路駅近くの和商市場の「勝手丼」が目に飛び込んでくる。はじめにご飯を買って、市場内の店を回ってその上に海産物を買って乗せていく一種のバイキング方式である。食材が新鮮なので、非常に美味しかった。
その後は国道391号線を北上、釧路湿原を目指す。地図上では岩保木山からの展望が360゜あって良いような雰囲気だったので、行ってみるが、どこがその場所なのかよくわからない。確かに湿原とそこを蛇行しながら流れる釧路川の眺望は素晴らしかったが、360゜の展望がある場所には行きあたらない。まあ、いいかと言うことで先へ進む。
釧路湿原を見物した後は、また国道391号線に戻り、これを北上する。そして道道1060号線に入り、さらに北上する。この道にはまだ未舗装区間があり、これを疾走する。道幅,状態とも非常に良く、一気に走り抜ける。湿原の中を行く道なのだが、それを見られる場所はほとんどなかった。
道道1060号線を北上後、今度は道道243号線をひたすら西進する。途中、また雨が降り出す。また今日も合羽の登場となる。
 阿寒町から道道222号線に入り、道東2期林道に入る。ここもまたしまったダートで走りやすい。いつものごとく疾走していると、目の前を茶色い物体が横切る。「鹿」であった。今年もまた鹿と遭遇する事ができた。
道東2期林道は途中道道242号線で分断されている。なので道道242号線をしばらく北上した後、再び道東2期林道に入る。こちらの区間もしまったダートで走りやすい。またまた疾走していると、今度は鹿の群に遭遇する。5頭はいたであろうか、一斉にこちらを振り返り、一瞬にらみ合いとなる。一瞬の事の筈だが、非常に長く感じられた。その後一斉に山の方へ駆け上っていった。これだけの数の野生の鹿を見たのは初めてであった。
道東2期林道を抜けた後は、国道392号線を南下、国道38号線を西進、そして国道336号線を南下する。国道336号線走行中に陽が沈み、その後は虫の大攻勢に合う。ゴーグルにびしばし虫が当たって来て視界が悪くなる。これにはさすがに閉口した。
この日のキャンプ地は「ホロカヤントー砂浜キャンプ場」。一度くらい海沿いでのキャンプがあってもいいかと言うことで、ここを選択する。波の音を聞きながら眠る。
[本日の走行距離:338.7km]
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