8月11日(金) 最終日も雨
 
 海岸の砂浜にキャンプしたので、海から登る太陽が拝めるかと思ったが、あいにくの曇天であった。海から吹き付ける強風に悩まされながらテントを片づける。
 走り出すと雨が降り始め、まもなく大降りになる。「道の駅・なかさつない」にてしばらく雨宿りするが、いっこうにやむ気配が無いので、また走り出す。
 帯広市内の走行を避けるため、道道55号線をトレースしながら走るが、途中で道を間違え、国道236号線に出てしまう。雨も大降りで、この先道を探りながらごちゃごちゃ走るのも面倒だったので、そのまま236号線を北上し、国道38号線を西進する。即ち帯広市内の真ん真ん中を走行したわけである。
 大降りだった雨も、帯広市内を抜ける頃には上がり、狩勝峠につく頃には晴れ間も出てくる。なので狩勝峠からの眺めは素晴らしかった。
                  
 「道の駅・南ふらの」にて休憩後、林道走行を目指す。まずは道道1030号線のダートを抜け、双珠別林道を目指す。しかし、トマム側から入って4kmほど行ったところのゲートが閉められており、通行止めになっていた。なぜ通行止めになっていたかについては不明。
 仕方がないので、道道136号線に戻り、これを西進。道道610号線と繋いでそのダート区間を走るが、一般道であることもあり、一般車両の数も多くてなかなか走りづらい物があった。
 その後は国道274号線を西進、炭鉱厚真川林道へ進入する。この林道も、今まで走ってきた林道同様、入り口付近は固くしまったダートで、一気に走り抜けられるかなと思ったが、4,5kmほど行った先あたりから轍が見られるようになり始め、徐々に荒れ気味になってくる。その轍にタイヤを取られ、転倒してしまう。その際に左側ミラーを半損してしまう。新車になって初ゴケである。
 その先の崖崩れ跡などをえっちらおっちら進む。すると目前に茶色い物体があるのを見つける。何かなと思って近づいていくと、その茶色い物体がスクッと立ち上がった。‘鹿’であった。すぐに逃げる様子もなく、しばらくにらみ合いになる。なので、写真に納めることができた。しばらくすると飽きたのか、山の方へ逃げていった。その跳躍力に驚く。
 その先も、キタキツネに驚くなどしながら進むが、大きな崖崩れ箇所に遭遇する。無理すれば通り抜けられなくもない物であったが、時間が遅くなり始めていた事もあり、ここで引き返すことにする。帰りの道もスリリングであった。が、もっとも印象に残った林道のような気がする。
 国道に戻った後は、国道274号線,道道462号線を西進、国道234号線を南下し、早来町にある早来町営ときわキャンプ場に到着する。ここは昨年もキャンプを張った場所であり、何となく落ち着く。その夜は、これまた昨年も入浴した鶴の湯温泉に入浴する。長いと思っていた休みももう終わりである。明日はまたフェリーの人となる。
 
[本日の走行距離:358.6km]
 
 
8月10日(木)へ戻る     8月12日(土)へ進む