2003年2月分(2/2〜2/28)

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2/2 もしや、これは……

 昨夜から、「胃がつる」感じが収まらなくって、ちょっとドキドキしています。熱も悪寒もないんだけれど、どうにも気持ち悪くて、横になってゴロゴロしていると、脳みそを後ろから引っ張るような睡魔に襲われて意識が遠のき、2時間ほどしたら目が覚めるけど、やっぱり起きあがれずにゴロゴロしていると、また睡魔が……の繰り返しで、日曜が終わってしまった(^^;;)。
 ウワサでは、今年の風邪は、消化器に来るという話ですが、ひょっとしてコレがそうなんだろうか。明日の朝になったらどっと悪化してたりして……(^^;;)。転職したてで、まだ有休がつかないから、休むわけにはいかないんだけどなぁ……。
 木曜日に入手した『クメン編』の感想とか、いただきもののイラスト(♪)とか、更新ネタはいくつもあるのに、結局この土日もなにもできないまま終わろうとしています……(T_T)。

 余談ですが、現在の大河の市川武蔵(布団に横になりながらしっかり見てた)はいいですね〜。あの、前方(目前の敵に限らず、「運命」を相手にするように虚空に向かってだったり)をぐっと睨んでいるんだけど、その下から泣き顔が透けて見える、微妙な表情がたまらん。先週の、「オレは……吉川清十郎に……」で、後は言葉にならずに、きびすを返してだーっと駆け出すところなんて、思わずあらぬ 妄想に走ってしまったくらい(爆)。役者さんの実年齢と「オトナになる直前」という社会的地位(24歳、もうじき海老蔵を襲名予定だそうな)が見事にシンクロしているキャスティングというか……。堤真一の又八とか、アベちゃんの飄々とした祇園藤次とか、パッと見、井上雄彦の『バガボンド』を意識してるのかな?って配役も、それぞれに俳優さんの味が出てて、『バガボンド』よりも気に入ってます。
 #堤又八は、ダメ男だけど、『バガボンド』の又八よりもかなり優しいし……。
 しかし、今気づいたけど、わたしが気に入った役者さんって、舞台やってる人ばかりだわ(^^;;)。ナマで見たことあるのは、堤さんだけ(デビット・ルヴォー演出・松本幸四郎主演の『マクベス』のマクダフ役)だけど……。 歌舞伎は一度も観たことがないのですが、新之助目当てに一度行ってみようか……あの足が板を踏み鳴らす音を、一度ナマで聞いてみたい。<チケット取れるかな?(^^;;)


2/5 ピンチです。

 週明けから夏コミの申し込み受付期間が始まりましたが、約1ヶ月半ぶりに申込書を開いてハッと気づく。

「前回(冬コミ)の受付番号がわからない!」

 え〜、説明いたしますと、盆暮れに有明で行われるオタクの大祭コミックマーケット(通 称「コミケ」。季節によって「夏コミ」「冬コミ」と称される)の申し込みに際しては、当落の結果に依らず「受付番号」というのが申し込みの都度、準備会(「コミックマーケット準備会」のこと。コミケの主催組織)から通知されまして、次回・次々回の申し込みの際にも必要となるので、該当のイベントが終了した後も、その番号はしっかり控えておかなくてはならないのです。参加希望サークルだけでも膨大な数に上るコミケだけに、申込書類の不備は、即刻落選につながる!(ただし、「前回受付番号」未記入が「書類不備」に該当するかどうかは未確認。一応、申込書記入マニュアルには「わからないなら空白でもOK」とある。) ……ということで、さしもの「片づけられない女」のわたしも、たとえコミケ後の魂の抜けきった状態であろうと、「受付番号の記入されたラベル付の当選通知の封筒を、次回申込書と一緒に保管しておく」という作業を、身体が自動的にできるようにセッティングしてある(どんなに寝不足の日々が続いていても、当日の朝は目覚ましなしで目が覚める、みたいなものですな)のですが、先の冬コミから、封筒のサイズがでかくなったので、オートマ機能が働かなかった模様(^^;;)。とりあえず、心当たりをあちこち漁ってはいるんだけど、出てこない〜〜〜〜〜(T_T)。
 締切は10日消印有効だから、諦めずに頑張って探して……それでもダメなら空白で出すしかないなぁ(^^;;)。まぁここのところ、当選続きだったから、そういう不備がなくてもそろそろ落ちそうな頃合いだったし、いざというときは、たぶんどこかのサークルさんに委託を頼めると思うし(毎回参加メンバーがほぼ固定しているマイナージャンルのありがたさである)……。そもそも、最近、ちゃんと『ボトムズ』本作れてないしね(爆)。


2/10 後がない

 結局、「前回受付番号」は見つからないまま、明日…っつーか、もう今日の朝イチで夏コミ申込書を投函することになりました(^^;;)。た、たぶん10日消印有効だから、大丈夫なはず……。更に、5日の時点では忘れていましたが(爆)、GWのSuper Comic Cityも受付締切が同時期だったんですよね〜〜。
 夏コミ参加費:7500円(今回から500円アップ)、SCC参加費:6800円と、先週はイキナリ大出費です。
 ただ、お金よりも深刻なのは、なんか「何が何でも『ボトムズ』本を作りたい!」という衝動が自分の中から薄れて来ちゃってることでして……。実はここ1年ばかり、毎回「次のイベントどうしよう」って迷うのですが、今回は特に深刻でした(^^;;)。「納得のいく本が作れるまで、いっそしばらく休んだら?」とも思ったけれど、なんか、ここで休んだらそれっきりになっちゃいそうで、それもまた怖くて……(^^;;;)。
 この数年間の間に「研究成果」というか、「見つけたこと」「気づいたこと」は、いくつもある。商業・非商業媒体を通じても、たぶんまだ誰も発表していない(というより、「気づいていない」というべきか?)ようなこと……。でも、それを世に出したからと言って、今更何になるのかなぁ……と。そんなこと考えると、心が重たくて、サイトの更新も止まっちゃいました(^^;;;)。
 まぁ、朝になれば、悩みの種はとりあえず手元を離れることですし、火曜日は休日ですから、気分も入れ替わることでしょう(笑)。日曜に観に行ったお芝居の話とかもちょっとしたいし〜〜。『クメン編』の小説も読んだし〜〜。

 あ、そだ。神林日記の方も更新止まってたな(^^;;)。あっちもネタはあるのよ、ネタは……。


2/13 寒い……

 頭痛い……と言っても、おそらく風邪ではなく、夕食の蕎麦屋で飲んだ桃サワーに悪酔いしてるのでしょう(^^;;)。そういや、あの店のサワー(やっぱり蕎麦焼酎使ってるのかな?)とは相性が悪かったことを、今頃になって思い出した(爆)。

 え〜、そうそう、延び延びになってた、「クメン編」ノベライズの話。

イプが可愛かった。

以上。  

 ……おい(^^;;)。
 いや、だって文句を言えばキリがないしさ〜、言えば言っただけこちらのココロが貧しくなりそうなんだもん。あ、念のためにお断りしておきますと、「フィアナ関連の描写が薄い」という文句だけは、ありません(キッパリ)。
 むしろ、逆。いっそのこと、総集編のクメン編のビデオのように、「フィアナなし」の話にしてくれた方がよかった……。だって、この作者が「フィアナ」の名を口にしたり書いたりすると思うだけで、腹の底からフツフツとこみ上げてくるモノが……。
 というわけで、不穏な話題は避けて(^^;;)、ノベライズのイプのこと。プロトワンに対する口調は本編よりも更に丁寧で、そのせいもあって、本編よりもいっそう愛らしく幼気<いたいけ>なイプシロンでございました。さすが、ここ数年あちこちで、ご自身の「マザコン」をカミングアウトなさっている作者さまだけあって、「マザコン坊や」の描写はお得意ということなのかしら? イプシロンのためと思われる新たな(?)「予告編ナレーション」も追加されていましたしね。(もしかしたら、当時ボツになったもののお蔵だしかもしれませんが)。

 でも、「クメン編」を読んで一番に思ったのは、内容についてではなく……

この機会に『ザ・ラストレッドショルダー』(吉川惣司作・塩山紀生絵)を
再刊してくれればよかったのに。

 でした(^^;;)。いや、わたし自身は既に持っていますけどね、神林作品でもそうですが「絶版 or 版元在庫切れになった作品が再び店頭に並ぶ」って、嬉しいじゃないですか。「長い冬の時代が終わって、ようやく春が来たぞ」って感じで。
 今だったら、元のアニメージュ文庫よりも、同じ徳間のデュアル文庫(ラインナップの中には80年代のSFの再刊もあり)あたりに収まってもよさそうだし、もし可能ならば、今の『ボトムズ』の角川のスニーカー文庫でクメン編と同時に出してくれればなお良かったのに……。吉川さんだってそんなに「小説の文章」が上手いわけではないけれど、今のコレよりはマシだよ〜〜。フィアナの性格がちょっと本編の印象と違うのも、それはそれで「小説版ならではのお楽しみ」って感じがしますし。なによりも、あの当時の塩山さんの絵でのフィアナやキリコが見たくって……。<あ、またモンダイ発言
 そういう企画も出ないくらい、『ボトムズ』って、出版サイドから見たら「売れない」ってことなんでしょうかねぇ……(ため息)。


2/14 眠い……

 なんで、うっかり夜更かしちゃって「今日は早めに帰ってゆっくり寝よう…」なんて思ってる日に限ってドッカンと残業が入るのでしょうか(T_T)。

 というわけで、こことかあそことかあっちとかの更新は今日もお休みして、今日は、ジツにひさ〜〜〜〜〜しぶりに人形部屋を更新いたしました。……といっても、自力で撮った写 真ではなく、いただきもののイラストなんですが(^^;;)。ついでに、過去日記の写真をちょこっと追加したり、サイト内のファイル整理をしたり、リンクチェックをしたり……と、目立たないところで細々と更新。
 しかし、久しぶりに昔の自分が作ったファイルを見ると、レイアウトセンスとか色使いの悪さに唖然呆然愕然といたします(^^;;)。サーバー内にも、リンクを切ったまま捨て置かれてるファイルが多数あるし……あうう、サイト内も大掃除&リフォームしたい〜〜〜。


2/17 「井上芳雄」で検索してくださった方へ

 該当の日記は、過去日記の1/4分ですが……スミマセン、メインはヅカ版『エリザベート』についてで、井上君について言及してるのはホンのちょっとです(^^;;)。せっかくお運びいただいたのに手ぶらでお返しするのも申し訳ないので、先週観た『ファンタスティックス』の話題など……。
 わたしが行ったのは追加公演の2/9(日)ソワレと、井上&山路“エロガヨエル・ガヨ”和弘さんのデュエットナンバーをもう一度聴きたさに当日券でとった2/10(月)。ちなみに、2/10の方は立ち見でしたが、後ろの方ではなく、1階席のサイドの壁際に入れてもらえたので、位置的には椅子席M列あたり、しかも、下手側だったので、しばしば井上君の立ち位置のほぼ真正面というめちゃ美味しい席でした。
 #仕事帰りだったのですっぴん&メガネだったことを激しく後悔……(^^;;)。

 わたしの井上君出演作観劇歴は、『エリザベート』『モーツァルト!』に続いてこれが3作目(「3回目」でないのがご愛敬(^^;;))ですが、意外に…と言っては失礼ながら、コメディもイケるんだぁ……と感心。オペラ的に歌いっぱなしウイーン・ミュージカルだけじゃなくって、セリフと歌のメリハリの効いたブロードウェータイプのミュージカルとの相性も良さそうだし。『マイ・フェア・レディ』のフレディや『ラ・カージュ・オ・フォール』の…あー、名前忘れた(爆)けど、あの息子さん役とか、主役なら『ビッグ』のジョッシュとか、今後もイロイロ演って欲しいですね。
 でも、『ファンタスティックス』で一番グッときたシーンは、大ラス(以下ネタバレにつき反転)「放蕩息子の帰還」でのルイザとの会話でした。やっぱり井上君の「素直すぎて一途すぎて、それ故にまともに傷ついちゃう若者」って絶品だなぁ……と。
 「逢いたかった」とか「心配していた」なんて素直に言えずに、「お酒飲んだ? ギャンブルは? 女の人にセレナーデを歌った?」って訊いちゃうルイザも可愛いけど、「冒険」のツケをさんざんな形で払わされたことを、正直に告白するマットがもうもう……(くーっ)。「…ぜんぶ説明しなきゃダメ?」のセリフは、初めて聞いたときは「い、いったい何をされたんだ、マット!?」とあらぬ妄想に走ってしまいました(^^;;;)。
 #いや、よくよくセリフを吟味すれば、「ヒサンだけとハタから聞けば滑稽な笑い話」の類だとは思うのですが……

 勿論、井上君だけじゃなくって、山路さんはじめ共演者の方々も、ストーリーも曲も楽しくって、できればもう2、3回は通いたかったくらい。自宅から歩いて20分、通勤コースの劇場での上演だったので、もし1ヶ月かかっていたら、確実に行ってましたね(^^;;)。


2/21 行って来ました『ペリクリーズ』!

 以前から一度は行ってみたいと思っていながら、劇場の遠さに二の足を踏んでいた、世界のニナガワ演出による「彩の国シェイクスピアシリーズ」。今回の『ペリクリーズ』は主演内野聖陽、共演は市村正親、白石加代子……と、これでもかの超豪華キャスト、しかも(これほどの顔合わせとなれば当然困難が予想される)チケット取りも、幸運にも手持ちのクレジットカードの会員向け枠がある……というわけで、ついに念願の(?)観劇となりました。

 ……が、やはり埼玉は遠かった(^^;;;)。19時に開演、終わったら22時半、家についたらちょうど日付が変わる頃……というのは、当日も翌日もシゴトがある社会人にはキツイ〜〜。学生時代やその後の失業者時代には、某バンドのライブのためにはせっせと大宮ソニックシティにも通ったものですが……めっきり年齢を感じる今日この頃(^^;;)。

 前置きが長くなりましたが、本題。
 まず、何よりも一番に言いたいのは……

(ヒロイン、タイーサ・マリーナの2役)田中裕子バケモン

 なに? なんなんだ!? あの可憐さは〜〜〜〜!!! 2幕のマリーナ、「14歳」って役がぜんっっっぜん違和感ないんだもん!!! そりゃ、ああいう小柄でつるんとした顔立ちの女優さん(大竹しのぶとか)は、舞台ではかなり若作りが可能だってことはわかってたけど、でもでも、限度というものがあるでしょうが〜〜〜。信じられない!! 後ろ手に野の花を持って、歌をささやくように口ずさみながらスキップするところなんて、「あー、この人の演るオフェーリア観たい!」って思っちゃいましたよ。

 で、最大のお目当てだった内野さんは、やっぱり……というか、予想以上にステキでした(*^-^*)。端正な立ち姿、繊細な長い指の美しく細やかな表情。「シェイクスピア」と言えば誰もが想像するような長ゼリフを抑揚豊かに語る声、遭難の場面ではセミヌードですんばらしい背筋や腹筋をみせてくださるし、ダンスシーン(アップテンポなのとヒロインとのスローダンスとの2種も!)もあり、2幕に入ってからは老け役も……と、もう、盛りだくさんでございました。
 なによりもイントロの野戦服(シェイクスピア劇でなんでそんな衣装なのかは今は秘す)! 今回の席はF列30番という、上手側の一番端っこだったのですが、内野さんの登場の際、すぐ脇を通り過ぎたんですよ〜〜〜。事前情報を一切入れていなかった為、予想外の導入に呆然として、その瞬間よそ見していた(中央の通路から登場するのかと思ってそっちを視ていた)のは一生の不覚〜〜〜(T_T)。ハッと気がついたときは、既に、前方の舞台へと上がる階段の上に踞っていたのですが、その背中! 腰!! ホント、この人の「肉体の存在感」っていうか、「そこに一個の鍛え上げた肉体がある」という感じは、モノスゴイ。特に大柄だとか筋骨逞しいというわけではない(まぁ、平均以上の長身で良く鍛えた身体ではあるけれど)のですが、漂う雰囲気は、俳優というよりも、スポーツ選手とか格闘家に近いものがある。

 ストーリー自体は、粗筋だけ話せば笑っちゃうような、「悪人は懲らしめられ、誠実で高潔な主人公は苦難の末に幸せになりました」というおとぎ話なのですが、(俗な言い方ですが)演出と役者さんの演技で全然飽きませんでした。ただ、導入とラストに挿入された「戦場」はどう解釈したらいいのか、未だに決めかねていますが……。

 とりあえず、3/7にもう一枚チケットを押さえてある(またカイシャ早退けしなくちゃ)のを後悔せずに済む舞台でありました。今度はかなり後ろの列だけど、センターブロックだから、全体が良く見渡せそうなのも楽しみ。今日は、近くて美味しいこともあった反面、死角になっちゃうところも多くて……(^^;;)。特に、1幕のタイーサとペリクリーズのスローダンスがセットの蓮の花に隠れてほとんど見えなかったんですよ〜〜。


2/23 引き続き『ペリクリーズ』話

 蜷川『ペリクリーズ』は、タイトルロールであるペリクリーズの内野さんと、もうお一方を除いて、すべての役者さんが複数の役を演じるのですが、中でも圧巻は市村正親さんでしょう。語り手であるガワー(白石加代子さんと二人で)、放浪のペリクリーズを一時匿い、後にはペリクリーズの娘マリーナを預かり育てるターサスの太守クリーオン(その奥方は白石さん)、ペリクリーズの妻となるタイーサの父にして、ペンタポリスの王サイモニディーズ、そしてなんと、2幕ではマリーナに求婚するミティリーニの太守ライシマカスまで!!
 えー、つまりですね、このお芝居には二組の「老父・娘・娘婿」の組み合わせが登場するのですが、それぞれを演じる役者さんは3人とも同じで、ただ、「老父」と「娘婿」役が1幕と2幕で入れ替わるという……(^^;;)。
 ちなみに、各役者さんの実年齢は、内野さんが34歳(たぶん)、市村さんが48〜50歳前後(詳しくは存じ上げないのです〜〜)、田中裕子さんは……にも描いたように、年齢不詳ということで(爆)。 市村さんの方が「老父」を演じる1幕はともかく、2幕はどうなっちゃうんだ!?と、内心不安だらけだったのですが……ハイ、わたくしが悪うございましたm(__)m。トップクラスの舞台俳優さん達の演技というものを侮っていたつもりはなかったのですが、でも、やっぱりわかっていなかったですね。反省。
 そういえば市村さんって、『クリスマス・キャロル』を一人芝居でなさった方でしたっけ(^^;;)。最近でこそ老け役が続いていますが、まだまだお声も身ごなしも若々しくていらっしゃいますもの。田中さんのオソロシイほどの化けっぷり(褒め言葉なんです!)に、内野さんの気合いの入った老け役(いつか内野さんで『リア王』を観てみたいですね〜)も相まって、市村さんの「若き貴公子」役にも、ま〜ったく違和感を感じませんでした。

 というわけで、イキナリですが、某さん、ご覧になっていらっしゃいますか〜!? 「脱皮後」もそのまんま市村さんでオッケーですよ〜〜〜!!(激爆)

 はい〜〜〜、ジツはここしばらく、「東宝ミュージカル版『聖闘士星矢』」なんて妄想ネタを脳内でこねまわしておりまして(^^;;)、老師役は市村さんがいいなぁ……と思っていたのです。昔SMAPが演ったときには、演出の三ツ矢さんが自ら務められた役ですし、アニメでも『シリウスの伝説』のモーラ役の故・宇野重吉とか、『もののけ姫』の美輪明宏や森繁とか、やはりこの手の「長老」役に大物をキャスティングすると作品の格調が上がってよろしいかと(^^;;)。
 ちなみに、上でのナゾの呼びかけ相手の某さんは、ネット知人にして観劇仲間でして、奇遇にも同じネタを考えていらしたことがひょんなことから先日判明いたしまして(笑)。お互いそんなネタは一度も話したことがなかったクセに、星矢ちゃん、沙織さん、老師のキャスティングは一緒だったのが大笑いです。 まぁ、観たミュージカルがかなり共通しているから、当然と言えばそうかもしれませんが……(^^;;)。


2/24 よく寝た…

 1週間分の睡眠不足を取り戻すべく、ひたすら眠り倒していたら、またしても『武蔵』を見のがしてしまった……。ここのところ、土日は出掛けたり、体調悪くて眠っていたり、シゴトに出ていたり(T_T)だったので、3話連続して見落としているのですが、今、話はどのあたりになっているのでしょうか? 『バガボンド』でさんざん引っ張っていた宝蔵院の話はアッサリと終わって、柳生に話は移っている模様(シャクヤクの茎の切り口がどーのこーのとか)ですが、それももう終わっちゃったのかな?  恥ずかしながら、ホントの原作の吉川英治の方は未読なもので、先行きの見当がまったくつかない(^^;;)。柳生編の後は山登りでいいのかな?

 で、21時過ぎにようやく布団から這いだし、晩飯のスパゲッティを茹で、食べ始めたところでちょうど始まった、22時からの『検察側の証人』…じゃなくって、映画版のタイトルは『情婦』(ビリー・ワイルダー監督)でしたか(^^;;)……を観てたら、日付が変わってしまった(^^;;)。
 それはともかく、ジツはマレーネ・ディートリッヒの映画を通しでちゃんと観たのはこれが初めてだったのですが、やっぱり、カッコイイ(なんて月並みな表現では申し訳ないくらい)ですね〜〜。最近、映画はまったく観なくなってしまったのですが、この時代の「映画女優」というのは、舞台女優に劣らぬ独特の存在感があったんだなぁ……と。
 でも、これほどカッコイイ女優さんなのに、マレーネの代表作の映画を観ると、ラブストーリーっぽいものばかりなんですよね。これも時代の限界なのかなぁ……。現在だって、「フィクションの中の女性」の描かれ方には未だに多くの(おそらく作り手・受け手ともに無意識の)制限があるけれど、それでも『雪風』のクーリィ准将とか、『からくりサーカス』のルシールのような「カッコイイしわくちゃ婆さん」だって少数ながら存在するのにね。
 うん、上記の二人の婆さんは、現在の映像の女優さんでは合う人が思い当たりませんが、晩年のディートリッヒなら多分バッチリだったのではないか……と、寝起きの頭でぼんやり妄想しておりました。


2/26 こちらからも、時空越え私信(^^;;)

 え〜っ!? 市村さんって、鹿賀丈史さんよりも(一つだけでも)年上なんですかっ!?>某さん
 鹿賀さんの四季時代には共演していらしたことも多かったから、「ほぼ」同世代くらいかな〜とは思っていたけれど、市村さんの方が5、6歳年下のような気がしていました。実際、先日推定した「48歳」にプラス5歳でちょうど実年齢だったわけですね(^^;;)。
 鹿賀さんよりは年下だと思った理由は、退団時期が市村さんの方がずっと後だったから……というのもありますが、全然体型にお変わりがなさそうな市村さんに比べますと、鹿賀さんの方は、先月観た『ジキル&ハイド』では、失礼ながらお腹回りにだいぶ貫禄が出ていらしたから……(^^;;)。
 #昨年入院なさって、病み上がりから間もなかったせいもあったのでしょうが…。>鹿賀さん

 で、先日の妄想ネタ「実現したらコワイ(^^;;)東宝ミュージカル版『聖闘士星矢』」の方に話を戻しますと、マジで若返り後も市村さんがイイと思いますよ〜。童虎様ってば、顔は黄金聖闘士で一番童顔だけど、中身はしっかり老師のまんまですし(^^;;)。そういうフクザツな役ドコロに、市村さんのちょっとしゃがれ気味だけど響きは抜群のお声がきっと合うと思います〜〜。市村さんなら、ライブラの聖衣も、案外着こなしてしまわれるような気がするし(爆)。いや、冗談ではなく、なまじ仕込み武器付で、いかつく見えがちなデザインだけに、かえって小柄な人が着た方がカッコ良いんじゃないかと……>ライブラ聖衣
 ちなみに、鹿賀さんだったら、映画第2作の、いかにもお貴族様らしい怠惰で物憂げな風情や、部下の名前を呼ぶアヤシゲな発音がステキなドルバル教主様役を是非……(ウットリ)<誰かコイツを止めろ(-_-;;)


2/28 ごめん、もうちょっとだけ。

 まだ続きます、妄想ネタ(^^;;)。
 老師が市村さんなら、やっぱり春麗は高橋由美子*でしょう(握り拳)。「なぜあのひとが…神様、どうかあのひとをおまもりください」って切々と歌いあげる清楚で可憐なソプラノに、市村老師のパートが「誰かがやらねばならぬことなのだ〜〜♪」とかなんとか、渋〜く入って(……ってことは、話はポセイドン編ですな)、そのまましっとりとしたデュエットナンバーになるのよっ!!

*高橋由美子:
最近ではもう、「元アイドル」というよりも、『ショムニ』とかの達者な女優さんと言った方が通りが良いでしょうかね? 舞台の方でも活躍されてまして、昨秋〜年末に上演された東宝ミュージカル『モーツァルト!』にて、主人公ヴォルフガングの姉・ナンネール役を好演。安定した綺麗な歌声で、ソロナンバーも、ヴォルフ役の中川君、井上君、父・レオポルト役の市村さん……といった超ベテランや新人ながら抜群の歌唱力の相手とのデュエットもまったくひけをとらずに堂々と歌っていらっしゃいました(^-^)。
この夏の『レ・ミゼラブル』にも薄倖の女性フォンテーヌ役に決まっています。

 ……スミマセン、今、「ハーデス十二宮編」DVD2巻観ています。ハイ、新キャストの声と演技に全国の春麗fan慟哭の第2話です(T_T)。ジツを言うと、事前にさんざんウワサは聞いて最悪の覚悟を決めていたせいか、登場時の老師との会話は「思ったほど(声質はアレだけど)酷くはなかったじゃん」とか思っちゃったのですが(^^;;)、でも、それも数秒後には無惨に……あああ〜〜〜(慟哭)。
 そりゃ、旧キャストの方だって、あの元祖「銀河声優伝説」な☆矢キャスト陣の中では新人だったし、80年代的なアイドル声(当時の言葉で言うと「ブリっ子」というか)が、今聞くと、果たして本当に春麗のキャラに合っているかどうか(原作の春麗は、後半すごくオトナっぽくなってますから)ちょっと疑問も残るのですが(^^;;)、それでも、「安心して聞けるレベル」というプロとしての平均点はクリアしていたし、原作はどうあれアニメ版の春麗はあの愛らしい声のイメージで固まっていたから……。あう、ど〜〜〜〜してもシロウトのアイドルを使わなきゃならないって言うなら、せめてもうちょっと合った声質の人にできなかったんでしょうか……(シクシクシクシク)。
 「どーしようもない現実」に直面したときってなぁ、しばしば脳が勝手に逃避行動を始めるものですが、わたしの場合の逃避技は、「脳内で旧キャストの声に変換(基本ですね)」に冒頭のような妄想が加わった模様です(^^;;)。

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