2003年3月分(3/2〜3/27)

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3/2 風邪ひいた……

 久しぶりに、本放送の時間に見ました。>『武蔵』
 昨日の再放送で見た先週分に続き、又八さんの出番がちょっとしかなくって淋しかった(笑)。 けど、その少ない出番の中でも、トホホで愛らしい堤又八の魅力はバッチリ振りまいていたから、まぁよしといたしましょう。
 単に堤さんが目当てならば、その後のTBSの『グッドラック』を見ればよろしいのかもしれませんが、ちょっとCMを見た感じだと、あちらはえらくクールでカッコイイ系の役みたいですね〜。顔つきが又八さんのときと全然ちがう……っつーか、正直、別人に見える(爆)。クール系の堤さんは、ホントにとことん冷たいというか、とっつきが悪そうで、見ててコワイんだもん(^^;;)。
 もっとも、わたしが見ている堤さんは、和久井映見の相手役の『ピュア』(確かこれがTV初出演作で、当時既に舞台の方では確固たる評価を得ていたもので、演劇好きの間では「あの堤がTVに出る!?」って結構話題になったというウワサを聞いた記憶が……)で、次が舞台の方で『マクベス』のマクダフ役……と、「見ててコワイ」イメージの方が長らく強かったんですけどね(^^;;)。NHKで中継してた『パンドラの鐘』(野田秀樹演出の方)の主役(?)で、ちょっとイメージ変わりましたが、松嶋菜々子の相手役のドラマは観てなかったし……。

 で、思うのは……「堤さんに『ジキル&ハイド』のアターソン役やってほしいなあ…」と、またしても東宝ミュージカルキャスティング妄想だったりして(爆)。
 あ、でもでも、今回のはちゃんと実在する舞台です! タイトル通り『ジキル博士とハイド氏』のブロードウェー産ミュージカルで、日本では、一昨年の秋から、鹿賀丈史主演で上演され、好評(特にWヒロインの片方マルシアの歌唱がすんばらしい!)のうちに昨年再演、ライブ版CDの発売も決定、再度の上演が期待されている……というヒット作なのです。
 で、わたしが堤さんに演じていただきたいのは、主人公ヘンリー・ジキルの親友、ジョン・アターソン役。数奇な運命(^^;;)に次第に追いつめられていく主人公を心から案じ、ある意味ではWヒロインよりも主人公の運命の傍近くにいる*存在……という役ドコロ。この役は、初演時は段田安則さん、再演では池田成志さん(そういや、堤さんがマクダフだった『マクベス』でバンクォー役だったな、この方)……と、なぜか「舞台役者としてはベテランだけど、ミュージカル畑じゃない人」がキャスティングされているのですよ。

*Wヒロイン(主人公の婚約者ともう一人深い関わりを持つ女)よりも……:
これって、 「男同士の友情や交際」を妻や恋人とのそれよりも重んじる(らしい)ビクトリア朝イギリスの紳士階級の感覚なのかな? アメリカの作品だったら、先に主人公の異変に気づいたり、最後のああいう行動に出たりするのも、奥さん(婚約者)の方のような気がするのですが。

 わたしが見たのは残念ながら再演の池田ジョンのみなのですが、歌唱力に難アリだった(という話)の段田さんに比べたら、歌は危なげなく聞けたのですが、どうもこう「親友」というよりは「悪友」という雰囲気でして……(^^;;)。もうちょっとこう、世慣れなくて人との衝突が多い主人公をフワッと受け止めてフォローする……って感じが欲しかったなぁ……と思ってしまったんですね。
 # 段田ジョンは、その辺がすごく良かった…という評判だったので、改めて初演に行き損ねたことを後悔。
 で、話は堤又八に戻りまして……吉岡清十郎に負けた直後の武蔵に斬りつけられた時や、朱実ちゃんを川に連れ出した時、はたまた武蔵を追うお通との別れに、「これよっ! ワタシの求めていたものわっ!」と……(^^;;;)。
 というわけで、又八モードの堤さんに是非、ジョン・アターソン役をっ!!と願うものであります。歌は……歌は、堤さん、どうなんでしょうね?(^^;;;;;;) <知りもしないのに希望するなってーの。

 まぁ、所詮は妄想に過ぎませんが(^^;;)、「願うことが叶うことのはじまり」とも申しますしね。観劇サイトなんかを回っていると「あの人にこの役を(でも所属や権利とかのモンダイで不可能だろうな)……と思ってたら、ホントに実現しちゃった」という話は良く聞きますので、おまじないの意味もこめて書いておきます(^^;;)。


3/3 なんとか間に合うかな

 え〜、雛祭り恒例?2ショット……今回は、ジェダイなおふたりさんです。
 このネタならば、アナキンとアミダラで行くのがフツーかと思いますが、ついウケを狙って……というのは冗談で(^^;;)、単純にアミダラ姫の衣装が手に入らなかっただけのことなんですが。ジェダイなおふたりの方は、ハズブロー社のフィギュアがアッサリ見つかったんで、速攻追い剥ぎしたんですけどね(^^;;)。

 ……ジツを言うと、SWはエピ1もエピ2も未見だったりするのはナイショです(爆)。


3/7 演劇づけな週末 その1

 金曜夜:『ペリクリーズ』2度目観劇。
 シゴトは立て込む、雨は降る……と、まるで天が「行くな」と言わんばかりの状況下でしたが、「前々から予告しておきましたので、行きます!」と漢らしく(^^;;)早退。あ、勿論、シゴトの目鼻は一応つけてから出てきましたよ。>言い訳(^^;;)
 だって〜、今のところに再就職する前、「3月は芝居のチケット取りまくってるから休んだり早退したりしますよ」って、初めから話つけてたし〜〜(^^;;)。 だから、劇場駅前のハンバーガー屋で10分も待たされて結局注文キャンセルするハメになったことや、帰りの埼京線で前の電車が人身事故って、30分止まっちゃった挙げ句、乗り継ぎ電車も遅れまくって、結局帰宅できたのは午前1時だった……とかは、「シゴトさぼった天罰」というわけではないと思う(^^;;;)。

 と、余談はさておき。芝居の方は、内野さんはちょっとセリフかんでましたが(^^;;)、田中裕子さんの美しさ愛らしさも、白石加代子さんの存在感も変わらず安心して観られましたし、市村さんは更にノリノリ(特に2幕のライシマカスの「改心前」が♪)で、「若童虎様には、ちと落ち着きが足りないかも…」と一瞬心配になってしまったくらい(^^;;)。
#いや「改心後」は、ちゃーんとご身分にふさわしい貴公子ぶりでいらっしゃいましたが。
 中日も過ぎて舞台も客席もいい具合にリラックスしてきた感じ。笑いどころでは、ちゃんと客席全体が湧くし。事前情報ゼロだったわたしは、初見時は、結構衝撃的なイントロに「重い話なのかな〜」って身構えちゃって、しばらく息詰めて観ちゃっていたけど、ジツは中盤(ペリクリーズの遭難)以降、かなり笑えるところが多いんですよね。今回はマスコミやネットで既にある程度情報が出回っているのか、あるいはリピーターが多いのか(^^;;)、マイ初見(2日目)よりも客席の反応がずっと良かったです。
 原作本のあとがきによると、この作品、発表当時はかなり人気があって、繰り返し上演されて、「ノベライズ」まで出ていたらしいです。わかりやすい「勧善懲悪」「生き別れの親子・夫婦の再会」「誠実で高潔な主人公が苦難の果てに幸せを掴む物語」という、見るからに荒唐無稽な「おとぎ話」な筋立てではあるんだけれど、物語全体の「語り手」を置き、時に下世話なネタや楽屋オチや自己ツッコミまで交えて飄々と語らせる……というスタイルって、もしかしたら、現代人が『水戸黄門』や『暴れん坊将軍』とかを、「んなわけねーだろ!」ってのは重々承知の上で「お約束」を楽しむ……ってのと同じ感覚だったのかな? そういや、新橋演舞場や新宿コマ劇場あたりの演歌歌手のショーは、大抵、芝居とコンサートの2部構成らしいですが、「芝居」の内容はやっぱりベタベタの「勧善懲悪」だったり「お涙ちょうだい」な時代物が多いようですから……。

 ……が、ほのぼのとした余韻に水を引っかけるように、ラスト、イントロと同じ「戦場」に引き戻されるのは、未だにどう解釈してよいのか困惑しているのですが。この「戦場」は、おそらく一昨年のアフガンをイメージしてのことでしょうが、ここへ来て、またいっそうシャレにならない状態になってるからなぁ……。
 「銃声」の響く中で、手足や片目を喪った傷だらけの旅芸人達が演じる「正しい者が報われ、悪者が罰せられるおとぎ話」って……この後のロンドン公演を踏まえてのことなのかどうか。折しも、波瀾万丈の道のりを経て帰宅して、TVつけたら国連安保理の中継(?)真っ最中。
 「演劇」はしばしば時代の鏡となるけれど、こ、こういうシンクロはかなりイヤ……。ヘタレと言われてもいいから、わたしは逃げたい(^^;;)。
  #通訳のねーちゃんの声がまた、破壊的に耳障りだったし。


3/8 「演劇」づけな週末 その2

 土曜夜:更新作業にかかろう……とするも、イマイチ気分が乗らず、年末に買ったままだった劇場版『ウテナ』を観る。
 かれこれ二年前、レンタルで観たとき、終盤の「行くわ、外の世界へ!」で不覚にも涙腺が決壊してしまったのですが(^^;;)、今回も同じところで泣いてしまった……。
 今回は、そこだけじゃなくって、直前の生徒会の面々が助けにくるところでもジワッと来たし、その後の暁生王子の「ずっとお姫様でいて……簡単なことだ。生きながら死んでいればいい」って誘惑のセリフに(既に全部爆発させて無くなったつもりでいた)自分の中の地雷原の存在を思い出したり……と、やっぱりこの作品はイタイです〜〜。
 なんでって、この話観てると、

 もう、ホント、フィアナとテイタニアも、ロクデナシの「王子様」なんて捨てちゃって、ウテナとアンシーみたいにふたりで手を取り合って「外の世界」へ出ていければいいのに……

 ……って、思っちゃうから(^^;;)。<イタ過ぎ
 このサイトの名前をつけたときは、まだ『ウテナ』は観ていなかった(当時既にTVシリーズは完結して劇場版も公開済みでしたが)から、フィアナに捧げる花に「薔薇」を選んだのは単なる偶然なんですけどね。
#お登紀さんの歌はイメージしましたが。


3/9 演劇づけな週末 その3

 日曜午後:近所の劇場で松本修演出「アメリカ」(カフカ原作)を観る。上演時間三時間半+ポストトーク50分(たぶん)
 ……面白かったけど……疲れた。

 カフカはちゃんと読んだことがないけど、「こういう話」が「ああいう芝居」に出来るのなら、神林長平の短編や、『ボトムズ』も、「そういう芝居」にできるんじゃないか……なんてことを、思った。


3/22 サーバメンテのお知らせ

 えーと、既に別コーナーでは数日前から告知してありますが(ジツは今、あちらの方が日々の閲覧数が多いもので)、こちらでもご報告(^^;;)。上に書いたように、来週水曜の未明から夜にかけて、当サイトの閲覧ができなくなりますので、ご了承ください。
 あとはこっそり、ゴールデンウィークのイベント予定を更新しています。去年までは「GWは10連休」という職場にいたもので、土壇場で原稿のカミサマが降臨して新刊発行できましたが、今年はカレンダー通り(いや、4/26は出勤日だよ)にしか休めないから、多分無理だろうなあ……『ボトムズ』は無理でも、昨秋から焼けぼっくいに火がついてる某マンガのチャイナなカップルとか、2年前から温めてる某パイロットとその主治医とか、書きたいネタはあるのだけれど……いかんせん、近頃体力の衰えが激しくて、まとまった文章が書けなくなっているもので(^^;;)。
 今日も、一応朝九時に目覚ましかけてたのに、目が覚めたのは昼過ぎで、しかも妙に目覚めが悪くて、目が覚めた時点で疲れ切っていたからもう一度寝てしまって(爆)、結局起床時間は夕方6時……というテイタラクだし〜〜〜。今週はそんなに忙しくなかったはずなのに、なんでこんなに疲れてるんだろう。
 明日……っつーか、既に今日は出勤日なのですが、あんまり忙しくないといいなぁ……ところどころで空き時間(更新のタネをまとめられる程度の)があって、定時に上がれるくらいに(^^;;)。


3/27 春眠、暁を覚えず

 ……というわけで、今日(水曜)は寝過ごしてカイシャをさぼってしまいました(爆)。いや、頭痛がひどくて、そのまま一日中臥せっていたから、あながち「仮病」ではないんですけどね(^^;;)。でも、連絡を入れたのは定時を1時間以上過ぎてから、しかも、その時は会議中だったもので、頃合いをみてかけ直そうとしているうちに、向こうから「どうした?」と電話がかかってきてしまった(冷汗)。しかも、先々週にも、体調悪くて、2日連続して遅刻したばかりだしなぁ……転職したてとは言え、3年前までは4年間勤めていたカイシャで、上司も当時からの長いつきあいの人だから多少のワガママはきくのですが、これはいくらなんでもマズイのではなかろうか……(冷汗三斗)。
 明日から真面目に働こう(気合い)。

 話変わって、今週末には『ガリアン』のDVDが出ますね〜。でも、わたしゃ、4年前の夏に出たLDボックス(パッケージイラストは末弥純)持ってるしなぁ。未だに観ていないけど(爆)。
 まぁ、DVDには、LDボックスには入ってなかった総集編の2本も含まれてるし、パソコンでも見られるという利点があるから、お金に余裕があったら、そっちも買ってもいいんだけどね。少なくとも、今はダメです(^^;;)。 同日発売の某アニメの新作OVA3巻とか、旧シリーズのDRAGON BOX(DRAGON BALLではない)とか、既に出てる『敵は海賊』のボックスとか、この月末は欲しいDVDラッシュなんですもの〜〜。

 ああ、だから、ちゃんと頑張って働こうね。6月の芝居のチケットも取りまくったことだしね。>自分

 

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