もしかすると、近年一番の発見(4/9)
川本喜八郎と辻村ジュサブロー(現・辻村寿三郎)は別の人。
恥ずかしながら、このお二方を、長年(たぶん、20年以上)混同しておりましたことを、ここに告白いたします。
遅ればせながら気づいたきっかけは、昨日の土曜日、花見に行った目黒川で、たまたまフライヤーを見かけた目黒雅叙園での「人形師 辻村寿三郎×平清盛」を覗いたこと。
てっきりNHKの人形劇の「平家物語」の人形かと思っていたら、なにか雰囲気が違うし……それでも、あちらの作品はほとんど観たことがなかったので、「『三国志』や『死者の書』とはずいぶん作風変えてるのね〜」なんて思ってました(^^;;)。
で、ようやく妙だなと思ったのは、展示終盤、ご本人のトークビデオの中で、「今年(2012年)は〜」と語っていらっしゃるところではじめて、「あれ?」と思い(川本喜八郎さんは、2010年の夏にお亡くなりになっていらっしゃいます)、最後の間にパネル展示されていた「略歴」を観て、「あ〜っ!」とようやく気付いた次第……
辻村さんもNHK人形劇(『新・八犬伝』)なさっているから、よけいに混乱しやすかった……ってのは言い訳ですね(^^;;)。
ちなみに、展覧会は非常に面白かったので、展示内容が入れ替わる後期も行く予定。なんたって、展示場所の「百段階段」自体がまたすごい! 横溝正史の世界から抜け出してきたような造りで、壁の絵も、ふつうならどこぞの美術展でガラスケース越しでなきゃ拝めないようなものが、普通に「インテリア」として存在してるのです……
元の職場は、雅叙園から歩いて15分ほどのところでしたが、こんな面白いスポットがあったとは、ついぞ知りませんでしたよ……なんというか、「世の中には、ごくごく身近に、まだまだ自分が知らないことがたくさんあるのだな」と思い知らされた週末でございました(^^;;)。
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