道成寺
第五十三番
寺名 道成寺
山号 天音山(てんのんざん)
宗派 天台宗
所在地 和歌山県日高郡川辺町
SPOT
仁王門

安珍清姫の物語で有名な道成寺は、熊野古道沿いにある(日高町から山側に延びてきた熊野古道は、ここから海側に向い日高川を渡る)。

大宝元年(701年)に文武天皇の勅願時として創建された和歌山県最古の寺。

仁王門への階段は62段ある。1481年の再建。

とんとんお寺の道成寺
六十二段のきざはしを
上りつめたら仁王さん  (手鞠歌)


Snap shot
仁王さん 仁王さん
参拝受付
縁起堂
縁起堂内の名物「絵解き説法」
肝心の絵解き部分はハショッテ。ウケ狙いのジョ−ク.物品のPRが多すぎ。以前に聞いた時は、そうでもなかったのに残念。
大宝殿(宝物館)
縁起堂と繋がっている。
国宝3体が見応えがある。
千手観音立像、伝日光.月光菩薩立像。
日光と月光はどこが違うの?
まず持ってる物が違う、お顔も少し違う。
安珍塚
安珍と焼けた鐘を埋めた場所。
この3本の「むろの木」は3代目。みんな長寿だった。
本堂(重要文化財)
3体の千手観音がある。
一つは、大宝殿(宝物館)で拝観出来る。
もう一つは、右の写真、この本堂にある。
最後の一つは、秘仏で、この本堂にある。
33年に一度、33日間だけ公開される。
2005年3月26日〜4月27日。
楽しみである。
本堂
今回、狙って行ったのはこの鐘見たさ。千手観音の前に鎮座している。
420年振りに戻ってきた道成寺の2代目の鐘。
高さ約110センチ、重さ約300キロ。この鐘にも多くの物語がある。鐘にもはっきり道成寺と書いてあるが、今は、京都の妙満寺の所有物。
2004.10.3〜2004.11.27の間だけ、ここで拝める。
日頃は、道成寺に鐘はない。
「なき鐘ひびく道成寺」なのである。どんな音色なのだろう?説明
再興鐘楼の後
2代目の鐘があった所。鐘を見た後で再び撮った写真。なんとなく思いが籠もってませんか...
護摩堂
床下を見てください。すごい装飾です。
書院
本堂の裏手から書院を
三重塔
1762年の再建
枯れた感じが何とも言えない。
堀河屋野村
道成寺から車では、少しの距離。
約320年の老舗、元禄年間に回船問屋として創業。副業だった醤油や徑山寺味噌が今なお続いている
酒物語 
至福の210円で島田商店さんで買った、ここの徑山寺味噌の味が忘れられずに訪れました。店内も実に質素。老舗の誇りでしょうか。「どっちの料理シヨ−」で紹介されたという三ツ星醤油も買いました。
日曜日はお休みです。
紀州なれずし八ツ房
国道42号沿いにある。
紀州を代表する郷土料理、なれずしを販売する店。すし飯を使って一晩寝かせた早なれずしは、1250円。今日は、なれずしの日(?)なのか、店の前のテントで、飛ぶように売れていた。店内を覗くと、客の相手などしているヒマがないという位に、製造真っ最中。相手してもらえませんでした。買って帰って夕食にしました。誰でもクセなく食べられるような仕上げ。個人的には、海南駅前の「おまめ寿司部」とか祇園の「いづう」の方がおいしい。
紀州鉄道
営業距離2.7kmは日本一短い私鉄。
JR御坊駅から西御坊駅まで。
車両は大分の私鉄の中古。
五木さんは乗ったようだが、見るだけ...。
花ご坊
JR御坊駅に近い国道42号沿いにある。いい雰囲気のお店。和・洋食のレストランとラウンジがある。たまたま団体客が入ってたので、ラウンジでのランチになったが、これが1,000円は満足感ありです。
フタが空いてないのは、茶碗蒸し。

朱印
朱印にも鐘が..うれしさがにじみ出ています。

五木寛之の一言
物語は物語として受けとめればいいと思う。むしろある時代において人びとに信じられ、後世まで語り継がれてきたことの意味を考えればいいのではないか。
kazu_sanの一言
終着駅
紀州鉄道の終着駅。西御坊。単線の先は、車両留めで上に上がっている。その先にも実は線路が残っている。途中小川で途切れるが、その先にも線路が..どこまでも続く−−ように見える。
駅舎も古く、終着駅の雰囲気。

終着駅は始発駅
そんな歌があった。
物は考えよう...。
オマケ 道成寺の鐘が何故妙満寺にあるのか?
鐘に怨みは、かずかず、ござる

歌舞伎「京鹿子娘道成寺」の名文句
本当の所は、良く分からないが、分からないでは済まない問題ですね。
1.道成寺の絵解きで説明していた内容
  秀吉が戦利品として、京都に持って帰った。
2.妙満寺の説明
  「清姫の恨みで音がこもる」と竹林に埋められていたが、根来攻めの際、掘り起こした秀吉の家来が京に持ち帰った。その後、妙満寺に納められた。(京都新聞)
余程の事が起こらない限り、道成寺に鐘が戻ることはなさそうですね。その後、妙満寺に行きました


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