書寫山 圓教寺(円教寺、えんぎょうじ) |
番外 寺名 圓教寺 山号 書寫山(しょしゃざん) 宗派 天台宗 別格本山 所在地 兵庫県姫路市 西の比叡山 西国三十三箇所27番
SPOT 摩尼殿(本殿) 懸崖作り
「西の比叡山」とよばれるほど寺格は高く、西国三十三箇所中最大規模の寺院で、比叡山、大山とともに天台の三大道場と並び称される巨刹である
伽藍がある書写山(標高371m)にはロープウェーに乗る方法もある。(正しくは参道があるので-笑)
966年(康保3年)、性空上人の創建、花山法皇が御幸した時に、円教寺の寺号が与られた。
Snap shot
ロープウェー
往復で900円です。
もちろん、これに乗って参拝です。ロープウェーからの景色
姫路市内。運が良ければ、遠く瀬戸内海が見えるはず。「一隅を照らす」
比叡山 延暦寺にもありましたね。もっと大きいけれど。
最澄の言葉「一隅を照らすこれすなわち国宝なり」「言葉の いのちは 愛である」
椎名麟三の文学碑
碑面の文字は、親交のあった岡本太郎 作。
最初見たときに、ひょっとしたら・・・裏面を読むとやっぱり岡本太郎でした。慈悲(こころ)の鐘
手前には、石のオブジェもありました。ヤマボウシ 参道には西国三十三箇所の本尊が祀られている。
これは、西国三十三箇所第5番 紫雲山 葛井寺。
十一面千手千眼観世音菩薩像が印象的です。参道 参道から下が見えます。
珍しいことに、田が四角形(!)です。
姫路の人は真四角な人ばかり(笑)だと思っていましたが・・・。後で知ったのですが、この田には文字が描かれるようです。ひめじ田宴(でんえん)アートと言うようです。ようやく山門です。 山門を裏側から。 塔頭 寿量院 塔頭 十妙院
手前の松は、昭和天皇 お手蒔きの松塔頭 十妙院
唐門かな?石造傘塔婆 鎌倉時代の作 弁慶のお手玉石。弁慶は、この地で修行した時もあるという説がある。
さすが弁慶。大きい。三十三所堂 いよいよ本堂です 本堂 懸崖造りです 本堂 摩尼殿(まにでん)
マニとは梵語の如意のこと。天禄元年(970)創建本堂内陣 本堂から見た、この木。すごいな。 本堂の周り 庇、扉 迫力ある立派さ。 本堂の裏。 すぐそこに山肌が迫っている 本堂では、秘仏六臂如意輪観世音菩薩と四天王(持国天、増長天、広目天、多聞天)像が6/30まで公開中であった。【6/28に往訪】 本多家廟所(姫路藩主)
本多忠勝、忠政、政朝、政長、忠国の5棟本多家廟所
日曜、祝日のみ開扉されている本多家廟所 樹齢700年のスギ
樹高35m 幹周り 8.4mそのスギの上部
「三之堂」(みつのどう)
圓教寺の境内で最も印象に残るのは、堂々とした大きな三つの堂がコの字形に並ぶ、この場所。
何ともいえぬ静寂感が支配している。後方に、前記の本多家廟所がある。
右から、大講堂、食堂、常行堂。
大講堂
本来は開山堂に鎮座する「性空上人坐像」が特別公開されていた。雰囲気のある像である。大講堂の本尊 釈迦三尊像
写真は、中央の釈迦如来坐像
像高 138cmだが、両脇の菩薩像とあわせ迫力がある(重要文化財)通常非公開食堂(じきどう)
現在は2階が宝物館になっている。食堂本尊
僧形文殊菩薩坐像 間近で見ることが出来る縁起絵巻 特別公開中
全長22.4m 初公開 6/30までの予定だったが延期されるようだ。姫路城天守の三代目の鯱
何故、ここにあるのかは不明らしい
他に弁慶の机なんかもある。常行堂
本尊は、阿弥陀如来坐像。通常非公開。
本日は、扉が閉まっていた。弁慶鏡井戸
昼寝の時に顔にいたずら書きをされ、顔を映したという池。この後怒った弁慶が諸堂を焼き払ったという伝説がある。京都で義経と出会う前のお話。奥之院
食堂の裏手にある。開山堂は残念ながら工事中だが、周辺はいくつか見ることが出来る。奥之院 不動堂 奥之院 護法堂拝殿 一部だけ見ることが出来る 奥之院 護法堂 乙天社
左側の 護法堂 若天社は工事の囲いで見えない石垣の苔 芸術的ですね。 金剛堂
三間四方の小堂展望公園 瀬戸内海が見えることになってますが。 ヌルデの木 法華堂 鐘楼 瑞光院
古びた土塀がいい雰囲気。紅葉の時は絶好の撮影場所なんだろうな。水子地蔵の丘
後方にずらっと並ぶ。圧巻です。妙光院 伝教大師教訓碑
自利 利他 円満
他人への思いやりは、自分自身の心を成長させる。
朱印
kazu_sanの一言 風ノ歌ガキコヘマスカ
見るところの多い、お寺である。
帰ってきてチェックすると、これでもいくつか洩れている。
お寺の雰囲気に酔ってると、まあ、いいかという気持ちになる。
心が無心になったとき、風の歌が聞こえる。
風ノ歌ガキコヘマスカ