石上神宮(いそのかみじんぐう) 天理市布留町
国宝 拝殿 入母屋造、檜皮葺き。鎌倉時代 日本最古とも言われる古い神社。 参道はどことなく神々しい 神域は意外と狭い。しかし,その狭い中に,二つの国宝建造物がある。 式内社(名神大社)で、旧社格は官幣大社。日本書紀に記された神宮は、伊勢神宮と石上神宮だけであった。布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)を主祭神とする。布都御魂大神は神体である布都御魂剣(ふつのみたまのつるぎ)に宿る神霊である。創建は 崇神天皇7年 。物部氏の氏神であった。 拝殿の奥の聖地(禁足地)を「御本地」と称して祀り、そこには2つの神宝が埋斎されていると伝えられていた。 このような拝殿だけの神社としては,他に大神神社がある。 1874年の発掘を期に、出土した剣(布都御魂剣)や曲玉などの神宝を奉斎するため本殿を建造。 鳥居 参道は、いい雰囲気です。 柿本人麻呂の歌碑 「未通女等之 袖振山乃 水垣之 久時従 憶寸吾者」(おとめらが そでふるやまの みずがきの ひさしきときゆ おもいきわれは) 意味は、『石上神宮境内に瑞垣(拝殿背後の禁足地の垣)が出来た昔から あなたのことを思っていました。』 楼門(重要文化財) 拝殿の中 拝殿 本殿 拝殿の後方にある。禁足地を囲う瑞垣(みずがき)の隙間から撮影。 朱印 摂社の出雲建雄神社 元は石上神宮の神宮寺であった。下が、拝殿 国宝・摂社出雲建雄神社(いずもたけおじんじゃ)拝殿 内山永久寺(明治の廃仏稀釈の際に消滅した天理市杣之内町にあった寺)から1914年に移築したもの。正安2年(1300年)頃の建立。建物の中央部分を土間の通路とした「割拝殿」と呼ばれる形式。 割拝殿の国宝は、他に、大阪の桜井神社のみ。 戻る