上賀茂神社(かみがもじんじゃ)
上賀茂神社の摂社の大田神社の杜若が素晴らしいとのことで、
上賀茂神社に行った。本末転倒とは、このことを言う(笑)
楼門  重要文化財
正式名は、賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)という。「別雷」は「若雷」の意味で、若々しい力に満ちた雷(神鳴り)の神という意味である。
一番の社格の伊勢神宮に次ぐ神社である。下鴨神社とともに古代の賀茂氏の氏神を祀る神社であり、賀茂神社(賀茂社)と総称される。
賀茂神社の祭事が京都三大祭りの一つ「葵祭」である。

一の鳥居 二の鳥居
一の鳥居と二の鳥居の間は、この時期は素晴らしい芝生が続く。「御所桜」見事な枝垂桜だ。 神馬
細殿(拝殿)と「立砂」(たてずな)ポスターにも良く出る。ご神体の神山(こうやま)をかたちどったもの。盛り塩の起源かも。 立砂の後ろは、左側手前が「細殿」、右奥が「土屋」いずれも重要文化財。
楼門の前の「玉橋」重要文化財
この橋は通行禁止。結婚式を終えた二人が居ました。
楼門
この拝所の奥に「本殿」「権殿」がある。いずれも国宝 舞殿
この下の小川(ならの小川)は境内を北から南に流れ、境内を出ると、東の方角に流れをかえて、明神川となり社家町に流れる。
おみくじ 朱印
社家町
上賀茂神社を出て東へ向かうと社家町である。代々上賀茂神社の神官の屋敷が続く。
明神川沿いに石橋と土塀で囲まれた町並みは、京都市指定文化財(名勝)、国の「上賀茂伝統的建造物群保存地区」となっている。今は約20軒ほど。
町並み 西村家庭園
唯一、公開している。川の水を屋敷内に取り入れ、庭園を潤し、また明神川へ戻すのがルールとされている。
西村家庭園 西村家庭園 奥庭の池
有楽窓(うらくまど)

「虹窓」とも言われる。織田信長の弟、織田有楽斉が立てた茶室に多く見られることから彼の名前が付いている。
障子の向こうには竹が格子に組まれているだけで種も仕掛けもない。−覗いて確認しました−
お天気のいい時に、空や庭の光が微妙に反射して虹のようになるという不思議さ。
案内してくれた人は、みなさんに説明しょうと思いながら、説明出来てないのですと、残念そう。
見逃した人もあるかも。
大田神社
上賀茂神社の東にある境外摂社。
沢池を「大田の沢」といい、野生のかきつばたが美しい。このかきつばたの群落は、国の天然記念物に指定されている。 藤原俊成の古歌に、 神山や大田の沢のかきつばた ふかきたのみは色にみゆらむ。残念ながら少し遅かった。日本三大自生カキツバタ群生地は、ここと、愛知県刈谷市小堤西池と鳥取県岩美町の唐川。



   
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