流れ星が雨のように降り注ぐ「流星雨」。ついにそれを見ることができました。
2001年11月18日から19日へと日付が変わる頃から少しずつ姿を見せ始めたしし座流星群。1時47分頃、天頂を東から西に大火球が夜空を切り裂きました。ストロボが光ったように辺りが一瞬明るくなったように感じるほどです。そして流星痕がいつまでも妖しくたなびいていました。この大火球が世紀の大天体ショーの始まりを告げる合図たったように流星の数がどんどん増えて行きました。最初は流れるたびに歓声をあげていましたが、そのうち歓声をあげるのが間に合わないほどです。
東の空に昇ったしし座から放射状に飛ぶ流星はまるで花火のようです。西を見ると長く尾を引く流星が雨だれのように次から次に落ちて行きます。
3時20分頃がピークだったように思います。
辺りが明るくなっても、白くなった空を流れ続ける流星群。一夜の興奮の余韻にひたりながら眺めていると、おそらくはこれだけの流星雨を二度と見ることはできないだろうと思い寂しさを感じました。
気温マイナス6度の八ヶ岳山麓で見た流星雨は一生忘れません。
なお、1998年、1999年と期待外れに終わり、今回も半信半疑でしたが、アッシャ博士の予測に期待して一人で八ヶ岳山麓に出かけました。見事に的中させたアッシャ博士に感謝しています。