戻る

九州 -3-

2日目 崇福寺

路面電車でゴトゴト揺られながら思案橋に来ました。長崎随一のネオン街。飲食店がひしめき並んでいます。

やや!見つけました、こんな看板。
中華街でなくてもさすがに中華料理店や餃子店が多いようです。

かと思えばこちらは…おそるべし思案橋界隈。
あの〜デンキついてないんですど…

ガイドブックで見た九州初の喫茶店というのがここ「ツル茶ん」。
オリジナルのトルコライスをいただきました。大きなエビが乗っていて旨かったです。

店から歩いてもほど遠くないところに崇福寺(そうふくじ)というお寺があります。ランタンフェスティバルの最終日はここのライトアップで楽しみます。地図リンク

崇福寺は黄檗宗のお寺。黄檗宗といえば京都の宇治にある黄檗山萬福寺と同じなんですね。

境内に吊されたランタン。
じっと見つめると錯覚しそう。
火のついた赤い蝋燭がびっしりと並んでいます。
幻想的に揺らめく炎の眺めにしばし時を忘れ、どこか異世界に招かれた気分です。

本堂もびっしりと紅い世界。露出不足で失敗でした。
ちなみに本堂は国宝です。
崇福寺は長崎に来るまでは知らなかったお寺ですが国宝が二つもあり、素晴らしいお寺であることを後で知りました。
地図を見ると近くには八坂神社、清水寺があります。おそるべし、長崎の寺院。
お寺を出ると蝋燭の灯のぬくもりで忘れていた寒さが戻ってきました。
宿に帰ってから予定をあれこれ考えました。結局一気に指宿まで行こうと決心しました。

3日目 指宿へ

翌日は「かもめ8号」に乗り、鳥栖で駅弁(一番安かったそぼろ弁当)を買い「つばめ7号」に乗換えました。鳥栖から鹿児島まで約3時間半。3月13日から九州新幹線の新八代・鹿児島中央(西鹿児島)間が開通されると乗換の手間が増えるものの約2時間で済むのだから便利なものです。しばらくは博多・新八代間を「リレーつばめ」という名称で走り新幹線の「つばめ」と連絡するそうです。在来線の「つばめ」としての役割が終わる前の乗車なのでいい記念です。
それにしても1930年から東海道本線で開業を始めた「つばめ」は新幹線になって5代目となり、その遍歴を見ると鉄道の歴史を見るみたいです。

八代海の向こうは天草諸島です。さっきまで天気良かったのに曇ってきました。

海岸の砂浜沿いをひた走るビューポイントです。

2時頃鹿児島に到着。鹿児島は路面がぬれていました。

取りあえず駅構内の旅行センターで今夜の宿を予約しなくてはなりません。
センターのお姉さんはこちらの要望に丁寧に応じ、てきぱきと宿に連絡してくれました。1泊2食13000円以上が多い温泉宿の中やっと13000円の宿を取ることができました。にっこりして「良かったですね。いい旅をして下さい」そう言われて思わずうれしくなりました。JR枕崎線の指宿に行く電車は1時間に1本。出た後でやや待ってから乗ることになりました。ところが乗った列車、動力が入っている間、車体のどこからか甲高い雑音が聞こえる欠陥車ぶりを発揮してくれました。無事指宿駅に到着しましたが思ったより駅前は質素で店など少ないようでした。
駅からタクシーでホテルへ。やや古いリゾートホテルという感じです。部屋は明るくきれいなのに部屋風呂は古くて暗い感じのビジネスホテル並み、とチグハグ。

指宿の港

月夜の灯り
部屋はオーシャンビューで大隅半島や指宿の港も一部見えるいい眺めでした。(左の写真)
指宿といえば砂むし風呂ですが1000円の有料では入る気はなく普通の大浴場で済ましました。。夕食は当然海の幸を使った会席料理を食堂(レストラン?)でよばれます。久し振りのご馳走でした。でも一番のご馳走は3,4歳のかわいい女の子の踊りが見られたことでしょうか。まさにホテルの看板娘です。
明日は定期観光バスで指宿観光です。

九州 -4-へ行く