三菱電機製シーケンサーの紹介

(2000.04.02 CREATE)
(2003.10.27 MODIFY)

三菱のシーケンサーて大きく分けると3種類になるのかな。FXシリーズと、AシリーズとQシリーズ。簡単に説明すると・・・・

○FXシリーズ

ポン付けで使える簡単設置。小さいとは言い難いが直接配線できる、現場に優しい形。入出力点数は少ないが、ちょっとした、特殊用途(アナログ入出力、パルス入出力など)の制御もユニット追加でOK。が、ラダーの命令の充実度は低いねぇ。
現在のシリーズ構成は
・FX0N シリーズの真ん中に位置する普通の子
・FX0S 末っ子の一番小さいやつは、10点しか入出力がない。
・FX2N 最上位に位置するも、中途半端だね。点数の多さや、ユニットの拡張の多さをカタログでうたっているけど、それだったらAシリーズを使うよ?!

○Aシリーズ

三菱シーケンサーで一番、出回っているのがAシリーズですね。間違いなく。だって、カタログが一番多いから。さて、このシリーズはですね、あまりにも、構成が多すぎて簡単には説明できないんですよ。まぁ、細かく書かなければいいわけだから・・・、やっぱり簡単にいきます。
まず、大きく分けると、2つに分けられます。大型と小型。処理容量の大きさもそうだけど、形も でかいか、ちいさいか、だね。カタログも2種類になっているし。

(大型) nには1〜4までの数字が入るんだよ。

・AnN 一応、シリーズの ど真ん中に位置するスタンダードなタイプだけど、最近は使っている所を見たことがない。
・AnA AnNタイプの高速版。
・AnU シリーズの長兄です。この、シーケンサーの容量と機能をフルに使うなんて、果たしてあるのだろうか?

(小型)

・AnS たぶん一番売れているタイプだと思う。
・A2CJ 通信のみで入出力制御を行う、異端なシーケンサー。それ自体は小さくコンパクトなので、使い方次第では、非常に効率よく、使用できるんじゃないかな。
・A0J2H シリーズ内で一番下に位置する、シーケンサー。特殊ユニットを使わないので有れば、FXシリーズのように扱え、ラダーはAシリーズの命令を使えるから、以外と重宝する。

○Qシリーズ

まだ、発売されて間もないし、私も使ったこと無いから全て、受け売りなんだけど、とにかく処理が速いらしい。そんでもってプログラム容量がむっちゃくっちゃでかい。なにしろ、CPUの型番が容量の数字に当てているんだから、まるでベンツのようじゃありませんか。最低容量の型番で”Q02CPU” それで28kステップ、最上位機種はなんと、252kステップだとか。”Q25HCPU” いったいそんなラダーを組めるんかい。しかも、なまいきにUSBまで通信用に装備されているんだな。

(Qモード)

・Q02CPU から Q25HCPUまで 5機種

(Aモード) Aシリーズのラダーデータが使用できる。

・Q02CPU−A から Q06HCPU−A まで 3機種

以上がラインナップされているシリーズなんだけど 他にもモーションシーケンサーという、サーボ制御専用のシーケンサーがあるんだけど、こいつは特殊なんで別の項目で詳しく書きますね。

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