このコーナーは筆者がMMCのワイン会以外で飲んだポムロールワインを紹介するコーナーです。

最近飲んだポムロールワイン(45)
Chateau Tour Maillet 2005
Chateau Petit Village 2005
Romulus 2003
Chateau Monregard la Croix 2001
Chateau le Gay 2006
le Portail de Mazeyres 2004


シャトー・トゥール・マイエ 2005 2008年10月11日

所有者のLAGARDERE(ラガルデル)は優れたモンターニュ・サンテミリオンの栽培家です。
このポムロールのシャトー・トゥール・マイエを取得したのは1985年になります。

テクニカルは以下です。
面積:2.22ha。  植付密度:5,500本/ha  土壌:表土は小石、地下層は鉄分を含んだ砂
収穫:手作業  醸造:プレ・マセラシオン14℃の低温醗酵  マセラシオン:28日間
熟成:新樽50% 12ヶ月間  畑の位置はル・ボン・パストゥールの隣



過去に2000年を飲んでみましたが、素晴らしいワインでした。
さて、2005年はどうでしょうか?

紫がかったダーク・ルビーです。
黒過ぎず、赤過ぎず理想的な色です。

香りはミネラル、ブルーベリージャムが感じられますが・・・・
少しブショネです。

時間を置いてみたのですが、ブショネは消えません。
残念でした。

ma note : 79?


シャトー・プティ・ヴィラージュ 2005 2008年10月19日

シャトー・プティ・ヴィラージュのラベルがまた変わりました。
2004年からこのラベルに変更です。
最近の流行のスタイルとでも言うべきでしょうか、表と裏のセパレート型になっており、
表ラベルには品名と年号と生産地だけの最小限の情報が書かれ、
裏ラベルに所有者名と住所、AOC表記、瓶詰め形態、アルコール度数、容量などの情報が書かれています。

ラベルをすっきりさせる為なんでしょうか。
私は1枚のラベルのままでいいと思うのですが。
(剥がすのも2枚剥がさなくてはならないので非常に手間です。)

プティ・ヴィラージュの新しいラベルは以前より小さい(Petit)ラベルになりました。
サイズは74mmx88mmですが、オザンナ(43mmx63mm)ほどではありません。

赤みがかった濃い色。紅紫色。
コルクにはべっとりと紅紫色が付着しています。
かなりエキス分が多いのではと期待できます。
これはなかなかいい出来です。
ブルー・ベリー満載。赤い花や少しハーブ(バジル)の香りも感じられます。
程よい樽香。
非常にバランスも取れた旨いポムロールです。

ma note : 91


ロミュリュス 2003 2008年10月26日

2001年がファースト・ヴィンテージとなるロミュリュスは
シャトー・ラ・クロワ・タイユフェールに一部の畑から造られます。

1994年にマリー・クロードとクロード・リヴィエールがこのラ・クロワ・タイユフェールを取得し、
2001年に末っ子のであるロマン・リヴィエールがこの内1haを譲り受け、
この特別キュヴェを造ることになりました。

長期熟成タイプのワインを目指しており瓶詰めの際、非常に長いコルクを使用しています。
詳しいテクニカルはコチラを参照してください。



非常に濃い色です。ダーク・ルビー色です。
香りはかなり強く、ブルック・ベリーなど黒い果実を煮詰めた感じです。
そしてまだ樽の中に浸かっているような強い樽香もあります。
強いタンニンでまだざらざらした感じがあります。
くせのあるチーズと合わせてみても、ワインの味が変化しません。
強いワインです。
これはマジでいいワインです。将来性もあります。
しばらくセラーの中で忘れ去られてしまいたいワインです。

ma note : 93

シャトー・モンルガール・ラ・クロワ 2001 2008年10月29日 

柔らかいタッチ。少し甘みを感じる果実味。
ミネラル、甘いハーブ。熟成香あり。
ミディアム・ボディ。
普段着のポムロール

ma note : 80

シャトー・ル・ゲイ 2006 2008年12月13日 

忘年会で持参したワイン。

恐るべし果実味。濃厚。

初めて生まれ変わったシャトー・ル・ゲイのティスティング。
(2005年もチャレンジしてみたかったが、あまりにも他に飲むワインが多すぎたために買えなかった・・・。)

ma note : 96


ル・ポルタイユ・ド・マゼイル 2004 2008年12月20日

ポムロールでマゼイルと名前の付くワインはたくさんあります。
クロ・ブラン・マゼイル
クロズリー・マゼイル
シャトー・ラ・コマンドリー・ド・マゼイル
シャトー・ランクロ・オー・マゼイル
シャトー・エルミタージュ・マゼイル
シャトー・マゼイル
クロ・マゼール
スイユ・ド・マゼール

これだけあると何がなんだか訳がわからなくなってしまいます。
このル・ポルタイユ・ド・マゼールはその3番目のシャトー・ラ・コマンドリー・ド・マゼールの
セカンド・ワインのようです。
何故、「・・のようです。」と曖昧な表現をしているのかと思うしますと、
シャトー・ラ・コマンドリー・ド・マゼールのセカンド・ワインは
クロズリー・マゼールであると公式サイトに書かれています。

ところがこのワインを販売している海外のショップではル・ポルタイユ・ド・マゼイルがセカンド・ワインとなっていました。

たぶん、2004年からこの名前になったのでしょうね。
変更したのなら公式サイトで注釈すべきなんでしょうが、そこまで深く考えていないのでしょう。きっと。



セカンド・ワインとしては意外と黒に近い暗い色。
バニラとミネラル。   ・・・・・少しブショネっぽい・・・・
ミディアム・ボディ。
まあまあバランスが良い。
少々雑なところが感じられますが、この価格(3,000円未満)では問題なし。
ユーロが120円で続き、酒販店が直輸入すれば2,000円を切るポムロールワインになりそう。

ma note : 84


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