このコーナーは筆者がほそぼそと飲んだポムロールワインを紹介するコーナーです。
最近飲んだポムロールワイン(63)
Chateau de Sales 2008
Clos des Litanies 2008
Chateau Trotanoy 2008
Chateau la Croix de Gay 2008
シャトー・ド・サール 2008 2011年4月10日 |
シャトー・ド・サールのポムロールで最も大きなエステートです。
敷地面積はなんと90haもあります。ポムロールの総面積が約800haですから、
いかにこのシャトーが広いのかが解ります。
・・・というよりいかにポムロールというアペラシオンが小さいんですよね。
ここには17世紀に立てられた美しいシャトーがあります。
ポムロールでは唯一シャトーと呼べるのはここぐらいです。
シャトー・ド・サールの所有者は500年以上も前から変わることもなくランベール・ファミリーが所有しています。
面積47.5ha
土壌:砂利と砂 地下は粘土とクラス・ド・フェール
樹齢:30年以上
品種:メルロ70%、カベルネ・フラン15%、カベルネ・ソーヴィニヨン15%
濃いルビー色。
スミレなどの華やかな香り。ヨード香を少し感じます。
ミディアムボディで上手にまとまっています。
久し振りのシャトー・ド・サールですが以前と比べ、レベルはUPしているように思えます
ma note : 85
クロ・デ・リタニ 2008 2011年4月17日 |
何度も登場しているクロ・デ・リタニです。
メルロ100%、新樽100%。そして非常に生産量の少ないことから、ポスト・ル・パンとして人気が急上昇したポムロールです。
ミッシェル・ロランがコンサルタントとして招かれた以降品質がぐんと向上しました。
暗いルビー色。黒に近い程。
ブラックチェリー、カシス、ミネラル、胡椒の香り。
酸もしっかりしてタンニンもしっかりで力強い。
男性的なクロ・デ・リタニで喜ばしいのですが、もう少し果実味のとろみが欲しいところ。
個人的にはしなやかな2007年の方が好きかな?
ma note : 88-89
シャトー・トロタノワ 2008 2011年5月7日 |
プリムール価格が発表される前から「トロタノワ2008年はすごくいいですよ。」と知り合いの方からご教授いただいておりました。
非常に興味を持ちつつ価格の高騰を心配しておりましたが、
インターネットで15,000円前後で購入する事ができました。
ポムロールNo.2でありますシャトー・ラフルールはもう手が届かなくなったのに対して、トロタノワの価格は非常に穏やかな価格が嬉しいですね。
尚、同じペトリュスでも醸造責任者だったジャン・クロード・ベルーエ氏は2007年に引退し、
トロタノワではエリック・ムリザスコ氏が引き継いでいるようです。
まるで宝石のようなルビー色。黒過ぎないです。
豊富な果実味と樽香が見事に融合しています。
絶妙なマリアージュです。
口に含むとフルーツ爆弾のようにぐぐっと来ます。
しかも、えぐみ、嫌味など全く感じられません。
100%ピュアな果実味が感じられます。
これはほぼ完璧のトロタノワのようです。
ma note : 98
シャトー・ラ・クロワ・ド・ゲ 2008 2011年5月8日 |
このワインはコスト・パフォーマンスの高いポムロールとして一目置いています。
1992年に初めてポムロールを訪問したときに訪れ、
あたたかい厚遇を受けた事もあって、贔屓にしていることもあります(笑)
面積:10.0ha
栽培新種割合:メルロ95%、カベルネ・フラン5%
少し暗めのルビー。
香ばしい樽の香り。コーヒーの香り。
ミディアムボディ。
重くなく、どちらかといえば軽い仕上がりですが上手にまとまって
バランスのよい出来です。
ma note : 86-87
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