このコーナーは筆者がほそぼそと飲んだポムロールワインを紹介するコーナーです。
最近飲んだポムロールワイン(74)
Chateau Bel-Air 2007
Chateau la Fleur Petrus 2009
Chateau l'Enclos 2006
Chateau la Bible 1973
シャトー・ベレール 2007 2012年7月29日 |
1914年から歴史のあるSudrat-Melet(シュドラ・メレ)家が所有するシャトーです。
ポムロールでは比較的な広大なシャトーで面積は13haもあります。
このワインのラベルのデザインは何故かたくさんの種類があります。
こちらを参照ください。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~m-m-c/pomerol-a-b.htm#chbelair
ネゴシアン・ラベルも多数存在します。
当時の情勢が良く解りますね。
ここの生産者のホームページなど無さそうですので簡単なプロフィールを記します。
メルロ95%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%
マセラシオン21日間 熟成バリック100%(新樽33%)18ヵ月間
赤みのあるルビー色。濃度は中位。
フレッシュな果実味。オーソドックスな味。
人工的な味は感じられず、自然な昔ながらの風貌。
ma note : --
シャトー・ラフルール・ペトリュス 2009 2012年8月12日 |
あまりにも有名なシャトーですので説明不要ですね。
ラ・フルール・ペトリュスはポムロールの中では最もエレガントで美しいワインだと評しています。
尊敬するポムロールの一つです。
宝石のような輝き。ルビーの指輪のような。
なんとも言えない容姿端麗なポムロール。
強すぎることなく、無謀な抽出もされる事なく仕上がった感じがします。
品のあるポムロール。女性的なポムロール。
ma note : 96+
シャトー・ランクロ 2006 2012年8月19日 |
このワインも何度も登場しておりますので説明は省略させていただきます。
強く感じる酸。
閉じてますね〜。
ミディアム・ボディ。
アルコールがツンツンと来てしまいます。
何故か国産のカマンベールと良く合います。
ma note : 86
シャトー・ラ・ビブル 1973 2012年8月26日 |
英語読みするとシャトー・バイブル。そうです聖書という名のワインです。
現在はこの名前のポムロールは存在しておりません。
ラベルによるとTaireという人物でタイユフェール(ポムロールの南部)に構えていたようです。
デストリビューターはサンテミリオンのネゴシアン、J.R.FEYTITという事も書かれております。
さて、このシャトーに関する文献はほとんどありません。
第13版(1982年)のBordeaux et Ses Vinsのポムロールの最後のページで1行のみに、
所有者Cubillier、生産量5トノー(1トノー=4樽(225L)、1樽=3,000本 つまり生産量15,000本) としか記されておりません。
The Winws of Saint-Emilion and Pomerol / Jeffrey Benson & Alastair Mackenzieという文献から拝借すると、
面積0.19ヘクタール 所有者:Bernard Cubillierと記されています。
しかし、面積0.19haで生産量5トノー(15,000本)はありえないですね。
どちらかが間違いでしょう。
エッジにオレンジがかったガーネット。
ドライハーブ、アプリコット、鉄分、きのこ、エリンギ、複雑な香りが満載です。
中盤はカフェオーレのようなクリーミーでマイルドな香りも。
さらに時間が経つと、ずっと雨にさらされた切り株の香りが強くなってきます。
終盤はだんだんカビっぽい香りに。
ma note : --
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