あじさいの季節になると良くライトアップされた箱根登山鉄道添いのあじさいがテレビなどで紹介されます。箱根には最近は毎年行きますが、今回も車ですが、強羅に車を置き、登山鉄道に40年以上振りに乗り、強羅ー湯本間を往復してみました。時期としては丁度見頃で、電車は下りは右側の方が花が多いと聞き右窓側の席に座って、シャッターチャンスを狙っていましたが、見事失敗しました。
登山鉄道は「天下の険」箱根の山を切り拓いて造られた急勾配の鉄道であり、線路の両側は切り立った山裾です。従ってあじさいも線路に沿って殆ど電車に接するように植えられています。また電車も山道で遅いと言っても時速20km程度で走っていますので、2〜3m先の移動物体を撮影することとなり、シャッターは押したものの殆どが失敗に終わりました。今回は掲載を止めようかとも思いましたが、何とか雰囲気だけは分かって貰えそうですので、掲載しました。
往き(下り)は右、帰り(上り))は左と、単純に左側に座れば「あじさい側」と考えて座ったのですが、登山鉄道は途中3回スイッチバックしますので、全く反対側に座ったこととなり、写真はあきらめ、反対側の車窓越しに移り変わるあじさいの景色を観賞していました。
鉄道沿線のあじさいは季節には夜間ライトアップされ、あじさい見学専用電車が出ます。車窓越しにライトアップされたあじさいを観賞しながら旅をするには適していますが、写真撮影には不向きなようです。(平成17年6月27日) |