紅葉を求めて(6)


八 芳 園
 コロナ渦の下、人混みの多い場所には中々出掛けられず、都心ではあるが、静かに散策できそうな港区白金台にある、八芳園の庭園を訪ねてきました。建物の地下に降りると目の前に大きな池があり、池を囲んで庭園が造られています。『八芳園』とは「四方・八方どこから眺めても美しい庭園」と言うことから名付けられたようです。

 今秋は気温が何時までも高く、まだ青々としたもみじもあり、、紅葉の最盛期には少々早かったようですが、散策している人も少なく、ゆっくりと観賞することがで来ました。(令和2年11月24日)

n園

三 渓 園
 GOTOキャンペーンの横浜を巡るバスツアーで中華街、豪華客船による横浜港クルージングの途中に三渓園に立ち寄ったもので、紅葉時期の三渓園を訪れるのは平成16年以来です。

 生憎の小雨に見舞われましたが、丁度、普段では見られない原家の私庭と利用されていた、内苑が、特別公開されていましたので、内苑を中心に紅葉を楽しんできました。(令和2年12月2日)

 *この後、コロナ第3波問題が発生し、年末年始の「GOTOキャンペーン」が中止と決定されました。

有栖川宮記念公園
 有栖川宮ご用地に作られた公園で、現在は港区が管理しています。記念公園は地下鉄日比谷線広尾駅近くにある麻布台地の変化に富んだ地形を利用し、緑深い公園です。起伏を利用し丘があったり渓谷や池があったりと自然を活かして作られた日本庭園です。

 池周辺には赤い『もみじ』が点在して植えられており、また丘へ登ると黄色い『いちょう』が植えられています。都心にいることを忘れて、 ゆっくりと散策しながら、小さな秋を感じることができました。(令和3年12月2日)
でも


長 谷 寺
 長谷寺はあじさいが有名で、「あじさい寺」とも言われており、、過去に尋ねていますが、今回「もみじ」も有名なことを知り、尋ねて見ました。門を入ると左右に庭園が広がりますが、社殿のある山側に早速紅葉(もみじ)を見ることが出来ます。中央部にある池の鯉は背景のもみじとコラボして、独特の光景でした。

 池に掛かった橋を渡り、もみじに囲まれた坂道を登って社殿のある境内に出ます。境内には観音菩薩を祀る観音堂を始め、大黒堂、経蔵、かきがら稲荷などお堂が並んでいますが、その合間合間にも紅葉が植えられています。

 長谷寺のもう一つの特徴は見晴台のあることです。見晴台からは街並み越しに由比ヶ浜海岸、その奥に三浦半島、そして晴れた日には大島も見ることが出来るようです。(令和4年12月2日)

   
 

鶴岡八幡宮
 鎌倉の紅葉場所の1つとして鶴岡八幡宮が掲載されていましたので、行ってきました。境内入り口の源氏池周辺には色付いた木が2,3本程度、境内を奥に進み、下拝殿手前を右に入り、鎌倉国宝間、白旗神社、柳原神池周辺で紅葉を楽しむことが出来ました。また白旗神社の手前に「実朝櫻」(実朝を祀る秦野より2011年に移植された八重櫻)が植えられているのを発見しました。

 社殿右手より上り鶴岡八幡宮を参拝。石段上より見下ろすと黄色く色づいた銀杏が見えます。石段を降りて改めて、社殿に向かって銀杏を見直しました。階段左下には大銀杏(かくれ銀杏:鎌倉三代将軍源実朝が暗殺され際、甥の公暁が隠れていた銀杏)が植わっていましたが、2010年3月10日に台風で倒れ、枝を移植した元と根から自然に生えて来た2本の少銀杏があるようです。(令和5年12月T日)
実朝櫻


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