草花を求めて(4)


町田ダリア園
(ダリア)

 町田ダリア園は町田市が障害者の働く場として設置した福祉作業所によって運営されています。設立は昭和60年で、約15,000uの園内に500品種、4,000株のダリアが栽培されています。

 同園は可成り複雑な地形に位置しており、カーナビに誘導され、やっとたどり着くことができました。園内に入ると色とりどりのダリアが一面に植えられています。

 ダリアは花の色、大きさや花弁の形状によって種類が異なります。それぞれの花には名前が付けられており、日本的名前からカタカナ文字まで付いていますが、これらの名前はどのようにして付けられたのか気になりました。種類が多いためか、花番号のみで名前の付いてないものも多数ありました。種類が多すぎて紹介できるのはほんの一部のみです。(平成20年10月16日)
樹氷 港囃子
ケーニッヒズデットケリー ビッキー
祇園 上総満月 ゆかた姿 月世界
レッドスター キャップロッツジュリーガルシア アルデンフェスティバル リド

浜離宮
(菜の花)

 春を呼ぶ花”菜の花”を見に出掛けました。不安定な天候でしたが、訪れた時は晴れ渡り、のどかな風景でした。しかし、汐留方向を眺めると背景に大きなビル群が建ち並び異様な風景で、アンバランスを感じました。園内の花々の開花はこれからですが、ユキヤナギだけが、満開に咲き誇っていました。櫻はここ数日の寒さでまだ殆ど開花には至っていませんが、一生懸命咲く努力をしている木もありました。(平成21年3月26日)
寒さの中、一生懸命咲く櫻 ユキヤナギ

河口湖
(ラベンダー)

 河口湖周辺には2つの公園、八木崎公園(南岸)及び大石公園(北岸)を中心に10万本のラベンダーが植えられており、富士河口湖の初夏を告げる風物詩となっています。今年の梅雨は雨が多く、昨日も可成りの雨が降り、また今朝も早朝可成りの豪雨の雨音で目が覚める程で、天候が危ぶまれましたが、訪れた昼頃には天候は回復し、ゆっくりとラベンダーを見て廻ることができました。大石公園はラベンダーが中心で、その株のはり方も貫禄がありました。一方、八木崎公園は一部には色々な花も植えられており、ラベンダー畑は広いですが、ラベンダー自身若いと見えて、整然と植えられてはいますが、植えられた株の間の土肌が見えるのが、気になりました。
 富士山には重く雲がかかっていましたが、雲間が切れ一瞬ではありますが、山頂が顔を出し、挨拶してくれました。(平成21年7月7日)
大石公園(北岸)
八木崎公園(南岸)

上野東照宮ぼたん苑
(冬ぼたん)

 上野東照宮のぼたん苑は1980年(昭和55年)に日中友好を記念して開苑しています。当初は寄贈された中国牡丹を中心に70品種でしたが、現在では日中洋の「ぼたん」約250品種3200株が植えられているそうです。ぼたんには”冬ぼたん”と”春ぼたん”があり、訪れた時は冬ぼたんが丁度満開時期でした。

 ”冬ぼたん”とはその年の気象に左右され着花率の悪い寒牡丹を栽培技術の改良によって開花させたものを言うそうです。現在苑内には約40品種600株の冬ぼたんが植えられています。花それぞれにはワラ囲いが施されていますが、ヤンチャ者もいて、囲いから飛び出して咲いているのもありました。(平成22年1月15日)

龍眼寺(萩寺)
(萩)
 天台宗龍眼寺は亀戸天神社(天満宮)に程近い亀戸3丁目に位置し、江戸時代より萩の名所として知られており、古くから萩寺と称されています。今年は猛暑のため開花時期が若干遅れているとのことで、出掛けましたが、峠は過ぎていました。門前よりやや斜め右方向にスカイタワーが聳え立っている筈なのですが、丁度マンションがあり隠れていましたが、境内に入ると白萩の枝越しに眺めることができました。(平成22年10月11日)


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