池上本門寺は日蓮聖人のご入滅地に建立された大本山で、日蓮聖人の生誕の地(房州小湊)の誕生寺、及びご神骨を安置してある身延山久遠寺と共に三要素の一つです。
大堂

昭和20年3月15日の空襲で灰燼とかしました。
昭和34年4月復興奉賛会が結成され、再建に着手しました。
昭和38年2月16日に起工式、同年10月6日に上棟式を行い、昭和41年11月落成しました。

大堂天井には川端龍子の絶筆となった「龍の図」の壁画が描かれています。
大堂
梵 鐘(大田区文化財)

正保四年(1647)加藤清正の息女で後に紀伊頼宣室(夫人)となった瑤林院(1601〜66)の寄進した梵鐘です。
戦災による鐘楼の焼失で一部に亀裂と歪みを生じましたが、なお資料的価値は高いです。
戦災にあった梵鐘 現在の梵鐘
戦災にあった梵 鐘 現在の梵鐘
石段(大田区文化財) 五重塔(国の重要文化財)
石段 五重塔
この石段は加藤清正(1562〜1611)の寄進によって造営されたと伝えられ、「法華経」宝塔品(ほうとうほん)の偈文(げぶん)96文字にちなみ、96段に構築され、別称を「此経難持坂(しきょうなんじざか)」と言います。 国の重要文化財である五重塔はかなり腐蝕や加重による潰れなどによって全体に北西に1度傾き危険な状態になっていました。平成9年より5年の歳月をかけて解体修理を行い、平成14年3月31日に工事を完了し,この度、塔の初層(1階)を開扉し、公開されました。(平成14年5月11・12日)

池上本門寺の目次へ